![9月に思い立って石見国を旅することにした。石州は昔から芸州どのつながりがとても深く、こんにちに至っても浜田と広島のつながりは深い。広島っ子の小さい頃といえば誰もが浜田の海水浴に入ったことがあるだろう。瀬戸内と違ったダイナミックな波に興奮したものだ。<br /><br />今回は子供の頃に訪れて以來、かれこれ40数年ぶりに石州に訪れた。旅した場所は益田市と浜田市郊外、そして有福温泉。翌日に台風が来るということで慌てて帰りのバスに乗って帰ったので、終わりが中途半端になってしまったが、それでも楽しい旅だった。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/78/80/650x_11788042.jpg?updated_at=1673781655)
2022/09/17 - 2022/09/18
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9月に思い立って石見国を旅することにした。石州は昔から芸州どのつながりがとても深く、こんにちに至っても浜田と広島のつながりは深い。広島っ子の小さい頃といえば誰もが浜田の海水浴に入ったことがあるだろう。瀬戸内と違ったダイナミックな波に興奮したものだ。
今回は子供の頃に訪れて以來、かれこれ40数年ぶりに石州に訪れた。旅した場所は益田市と浜田市郊外、そして有福温泉。翌日に台風が来るということで慌てて帰りのバスに乗って帰ったので、終わりが中途半端になってしまったが、それでも楽しい旅だった。
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浜田方面に旅するのは小学生以来実に40年ぶりだ。
出発は大塚駅前のバス停からだ。大塚駅 駅
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かつての広島・浜田路線は54号線を可部方面にむかい191号線を走っていたが、高速道路ができた後は路線が大きく変わり、54号線を通らない。広島バスセンター方面から中広トンネルを抜け、安佐南区の大塚駅まで下道を進む。
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大塚駅前のバス停に行くとこんなに行列ができていた。まさか浜田行きにこんな人が!?それとも他の高速バスの乗客?
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と思ったら、こころの工業エリアへの通勤客だった。じゃろうねーー、たまげたわ。
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このエリアは広島アジア大会のメイン会場になったエリアで90年代にひらかれたエリアだ。
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定刻通りバスが到着。行きは広電バスだ。7時すぎに大塚駅を出発するバスは、今回は、ガラガラだった。
広島電鉄 (バス) 乗り物
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バスは西風新都インターから広島自動車道に入り、中国道を通り、その後千代田ジャンクションから浜田自動車道に入って浜田に向かう。
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時折こうしてインターのバス停で停車しつつ向かっていく
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広島からわずか2時間弱、9:13には浜田に到着した。昔では考えられないスピードだ。
いさりび号 乗り物
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40年ぶりに浜田駅に訪れたが、随分立派な駅舎になっていた
浜田駅 駅
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高架の駅舎がとてもモダンだ。
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浜田駅前のロータリー。石見国の中心地だが、車が全くない
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駅の一階には浜田市観光協会JR浜田駅市民サロンがある。
浜田市観光協会特産品販売所 お土産屋・直売所・特産品
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中では浜田市の特産品が販売されている。これからレンタカーを運転するためおやつに地元で作られたクッキーを購入した
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浜田駅の外観はとても廃れた町の駅とは思えない
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駅前にはどんちっち神楽時計がある。神楽といえばひろしま神楽も有名だが石見神楽も本場の神楽だ。石見地方でも神楽団が多く存在し伝統を引き継いでいる。神楽殿をもして作られた時計台は象徴的と言える。
因みに島根県や広島県では神楽は老若男女からとても人気がある伝統芸能だ。どんちっち神楽時計 名所・史跡
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さて、レンタカーを取りに行こうと、無人レンタカーの駐車場まで歩く。
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40年前はもう少し活気があったような気がしたが、何せ人が歩いていない。
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泰雲院殿?と刻まれたの石碑があったが、これが何かまで調べてみても分からなかった。
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さて、駅前の駐車場に止められた無人レンタカー、でぴっくあっぷ。車はニッサンのマーチでかなり古かった。
この出っ張りの中に鍵が入っており、事前に送られた暗証番号に合わせて鍵を受領。簡単に車の受け取りができた
USBポートがないのでタバコに火をつけるやつを外して持参したUSBポートを装着して準備完了 -
まず訪れたのは浜田と益田の中間地点にある三隅町の三隅神社。その横には三隅町歴史民俗資料館がある。資料館では石州半紙の紙漉き道具、生活民具、漁具、その他三隅町で使われた農耕具などが幅広く展示されている。ただ土曜日だったが入口に行っても扉は固く閉ざされており、いつ開館しているのか不明だった。
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三隅町の顔とも言えるのがこの三隅神社だ。
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三隅や益田氏は藤原一族を祖とする。
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1193年に藤原氏から現在の益田の地に入り、その後益田氏から分家したのが三隅氏だ。
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三隅神社の祭神は三隅氏の祖となった三隅兼連だ。
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三隅神社の見どころは、石見随一と呼ばれるこのツツジだろう。
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三隅神社は歴史があるのかと思いきや昭和9年創建と意外にも歴史は浅かった
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レキシがありそうなのに。。
因みにこれは厄除け石 -
神社の横には庭園が造営されていたが朽ち果てていた。
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三隅神社の横には高城稲荷と呼ばれる稲荷がある。高城は「たかじょう」とよみ、三隅家の始祖、三隅兼連が高城に三隅城を築いて拠点をおいたことが所以になってるのではないだろうな
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こちらは照國社
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拝殿横に受所が設置されている
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拝殿内の様子
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整えられた参道がある
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ツツジの庭園はざんねんながらこの時期では見どころにはならないが、非常に整えられている。三隅神社を拝観した後、車を益田市へと進めた。
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その道の途中に一つの墓がある。
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大内新介弘直の墓だ。
大内弘直は、大内氏第22代直弘の子で、南北朝時代に新田義貞に付き従ったが(兄は北朝側)、山口の防府の戦いで足利尊氏から派遣された上野頼兼に敗北し、南朝方の三隅兼連のところに身を寄せていたが、益田兼世に攻められ討ち取られた -
墓付近の道は狭くこのような感じ。
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こんなところで合戦があったとは思えないほどのどかな田園風景が広がっている
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レンタカーを端に寄せて撮影。再び車を走らせた。
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走らせてすぐの場所に三劔神社があった。
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神社の歴史的なものは調べてもよくわからんかった
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石州瓦が立派だ
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いざ、益田市中心部へ
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