秋旅福井・・最終日は越前大仏・恐竜博物館・平泉寺白山神社そして北の庄へ。

2022/10/08 - 2022/10/10

１０月の３連休は福井へ。

仙台からＡＮＡで飛びまたまた大阪伊丹空港へ。
伊丹から２泊３日で今度はどこへ行こうかな～。
そうだ！びびママは訪れたこともなく
通過したことすらない（上空は通ったことあるかも）
福井県へ行こう！

びびママは初めての福井県。
まずは永平寺そして東尋坊だよね～。
そして越前ガニ（これは季節限定だった）
そうそう・・現存１２天守の丸岡城や天空の城大野城もある。
お城だけでなく戦国時代の歴史の遺構もいろいろ・・。
若狭湾の絶景もあるし最近は恐竜でも有名だよね。
う～～んあらためて調べると見たいところだらけ。
３日じゃあ足りない～～。

見どころいっぱいで迷いましたが
初めての福井は福井市からアクセスの良いエリアを中心に
あちこちめぐってきました。
新大阪からは前から乗ってみたかった特急サンダーバードで。
美味しいもの・絶景・信仰の地・・
口腹・眼福・心福・・福がいっぱいの素敵な旅になりました。


１０／８　仙台空港７：５０発ー大阪伊丹空港着９：１０着　
　　　　　ＡＮＡ　７３２便
　　　　　リムジンバスで新大阪駅
　　　　　新大阪１０：４３発ー福井１２：３３
　　　　　特急サンダーバード１７号
　　　　　福井駅前からレンタカー乗り出し
　　　　　東尋坊・三国湊方面へ

　　　　　休暇村越前三国　泊　　　　
　　　　　　
１０／９　丸岡城
　　　　　永平寺
　　　　　一乗谷朝倉遺跡
　　　　　越前大野城
　　　　　猫林
　　　　　　
　　　　　勝山ニューホテル　泊

１０／１０　越前大仏
　　　　　　恐竜博物館
　　　　　　平泉寺白山神社
　　　　　　福井駅へ戻りレンタカー返却
　　　　　　北の庄柴田神社
　　　　　　福井１５：４３発ー新大阪１７：３１着
　　　　　　特急サンダーバード３０号
　　　　　　新大阪からリムジンバスで大阪伊丹空港へ
　　　　　　大阪伊丹空港１９：４０発ー仙台空港２０：５５
　　　　　　ＡＮＡ７３９便　　　
　　　　　　
航空券：ＡＮＡ　ＨＰから予約
　　　　往復１人２３，７４０円
　　　　スカイコイン＋差額クレカでお支払い

ホテル：休暇村越前三国
和洋室【禁煙】視界いっぱいに広がる青い世界に感動する
　　　　秋のプレミアムビュッフェbr秋の燈
　　　　～若狭牛・松茸料理と暖菜ビュッフェ～
　　　　19,300円×2名　=　38,600円＋入湯税
　　　　休暇村ＨＰより5月予約

　　　　勝山ニューホテル
　　　　スタンダードツインルーム
　　　　【朝食付】勝山ニューホテルスタンダードプラン
　　　　　～広々ツインルームでゆったり♪
　　　　21,000円（諸込）
　　　　楽天トラベルより8月予約

レンタカー：トヨタレンタカー
　　　　　　3日間１６，５００円

ＪＲ：新大阪ー福井　　１２，２８０円／２名片道
　　　　
この旅行記は最終日。
越前大仏と五重の塔・恐竜博物館・平泉寺白山神社
勝山市から福井市へ移動して
「北のおやじ」で美味しい回転ずしのお昼
駅から徒歩で北の庄城址
その後サンダーバードで大阪へ。
伊丹空港経由で帰宅しました。

恐竜の時代から中世・戦国時代・そして現代
タイムトラベルのような１日でした。

備忘録としての旅行記です。
シツコクなるのをお許し下さい。

エリア 勝山(福井)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます！
勝山市の朝です。

朝食は朝６時半から１階レストランでビュッフェ形式です。
メニューは豊富で美味しかったです。
お野菜もたくさん。

勝山ニューホテル 宿・ホテル

フルーツやヨーグルトも。
美味しく頂きました。

お部屋へ戻る前にロビー周辺をぶらり。

恐竜博物館のオフィシャルホテル？
恐竜たっぷりのお部屋もあるみたい。
３連休のこの日もお子様連れの方が多数宿泊されていました。
ロビーにはテントスペースも！
これってくぐって遊んだりするんだよね～なんか楽しい。

福井県で発見された恐竜たち。

こんなに！

足跡が！
恐竜さんもチェックインしたりして（笑）
コロナ対策して下さいね～。

この日は朝から雨です。
チェックアウトして出発です。

敷地内駐車場から・・目的地越前大仏方面が見えます。

地元出身の実業家によって１９８７年に建てられた大師山清大寺。
広大な境内に大仏殿・五重塔など諸伽藍が整然と配置されています。
当初は観光目的の寺院として運営されていましたが
２００２年に宗教法人となり今に至っています。
そういえばバブル期にこういう施設結構出来ましたよね。
仙台の大きな観音様が出来たのもその頃だったな～。

大師山清大寺 越前大仏 名所・史跡

大型バスで訪れる観光客のために駐車場も広くとられ
門前町もこんなに広い。
今は閑散としています。
朝早いから？と思いましたが・・
現在営業しているのはほとんどないみたい。

千と千尋の世界みたい。雨のせいもあってちょっと怖い。

拝観料は当初３０００円だったとか・・（驚）
今は５００円でした。
大門手前にお支払いの窓口があります。

雨はかなり小降りになりましたがまだまだ雲が低い。
静まり返った境内へ。

主に中国から資材や技術を運び入れて贅沢に作られた仏様や伽藍などなど。
規模が大きく圧倒されます。
そしていたるところに仏様がいらっしゃいます。

そして正面に大仏殿！

大仏殿前からの五重塔、
良い雰囲気じゃないですか。

中国河南省洛陽市郊外の龍門石窟にある龍門奉先寺坐像をモデルに造られた大仏様。
奈良の大仏様を越え日本で一番大きいとか。

両脇に４体の仏様の立像。
周囲は何百もの仏様の座像が取り囲んでいます。
すごい！壮観です。

越前大仏 大仏殿 寺・神社・教会

階上へ登りお顔を正面から拝見出来るようになっています。
穏やかな良いお顔です。

静かな空間で仏様に包まれていると
とても穏やかな気持ちになりました。

故郷に多額の費用をかけて贅を尽くして建立したいろいろ。
私欲のためではなく
故郷に観光名所を作って人を呼び雇用を創出したいとの
志があったとか。
当初は宗教法人ではなく勝山市に納税もしていたそう。
結果は思うように運営は出来なかったようですが・・
将来への遺産になることでしょう。

九龍殿にある九龍壁。
周囲のガラスが劣化して残念ですがこれはとても美しかったです。

中国の瑠璃瓦を使っているそう。

越前大仏 九龍殿 名所・史跡

そして回廊を歩き五重塔へ。
ここも高さは日本一だとか。

越前大仏 五重塔 名所・史跡

内部へ入ることが出来ます。
エレベーターで最上階まで行けるのも嬉しいな。

五層の内部にはそれぞれ仏様がいらっしゃいます。

最上階の回廊から。
霊峰白山に続く森です。

大仏殿の向こうにはこちらも天守閣の高さが日本一という勝山城が。
こちらも同じ実業家の方が故郷のために建てたもので
今は博物館になっているそう。

江戸時代勝山藩のお城とは位置も形も違うみたい。
それでも姿は素敵ですね。

そしてやってきました！
恐竜博物館！
事前にネットでの入場予約が必要です。
時間通り到着しましたがそのチェックがあるので入場まで行列になってました。

予約の証明書のチェック・検温・消毒の後チケットを購入します。
大人７３０円。
クレジット・電子マネーなども使えました。

福井県立恐竜博物館 美術館・博物館

入場すると下りの長いエレベーターが！
エントランスのある３階から地下１階の展示室まで一気に下ります。
なんか時間を遡るみたいな感覚かも。

まずは地下１階から・・
ボーンヘッド
産状化石（恐竜一体が埋まったままのもの）
アメリカで発見されたもののレプリカ。

そして１階へ。
「恐竜の世界」展示室

まずお出迎えしてくれたのは・・
びびママも知っているティラノサウルス。
実物の４分の3の大きさとか。
大きいしこれ動くの！迫力です。
小さいお子ちゃん泣いてました。
（びび家のお子も小さいときはきっと苦手だったな～）

でも手（前足）小さい！

恐竜博物館・・とにかく展示物が多い！
スペースにたっぷりと展示されています。

恐竜の種類別に全身骨格標本が立ち並びます。壮観！

大きさ実感！

実際発見された実物の骨（１部）使って組み立てられているんですって！

お腹の下にも入れます。

巨大な恐竜もいればこんな小さな恐竜もいたの？

１階展示室から２階へ向かうスロープからは
恐竜の世界を再現したジオラマが。

実物大の大きさ。生きているみたい。

ダイノシアターと言われるスクリーンでは恐竜の映像も流れて
その迫力に驚きます。

発掘された骨たち。

福井県で発見された恐竜の展示もありました。
パンフレットによると５体の新種の恐竜が発見されています。
すごいね～。

その発掘現場の地層写真。

これも福井県で発見された恐竜の化石。
ほぼほぼ原形で発見されています。
小さい恐竜さんですね。

恐竜っていうと巨大なイメージですが
様々な大きさ種類の恐竜が地球上で暮らしていたんですね～。
あらためて実感します。

２階は生命の歴史ゾーンとなっていて
生命誕生から恐竜の時代を経て人類の出現までを様々展示されています。

美しいアンモナイトの種類の貝。

かなり鳥類に近くなった恐竜。

とにかく展示物が充実しています。
じっくり見たら１日でも足りないかも。
そんな印象でした。

そして再び３階のエントランスホールへ戻ってきました。
ここにはミュージアムショップやレストランもあります。
ミュージアムショップはかなり混雑していました。

この日の来館予約は夕方の時間までいっぱいでしたので
大人も子どもも楽しめる大人気施設ですね。
現在リニューアル工事が進められていて
１２月から来年の夏まで閉館するようです。

恐竜博物館の全景・
撮影スポットもあります。

この他に「野外恐竜博物館」というツアー形式のものもあるみたい。
先ほどの写真の発掘現場を見学したり発掘体験も出来て楽しそう。

まさに恐竜好きにはたまらないスポットです。

絶賛リニューアル工事中でした。

勝山市でもう一か所行きたかった場所。
「平泉寺白山神社」

人々に恵みの水をもたらす白山は、古くから信仰の対象でした。その白山信仰の越前での拠点として、養老元年（717）に泰澄によって開かれたと言われているのが白山平泉寺です。
一帯は、最盛期の戦国時代には8000人もの僧兵がいたと伝えられ、当時の日本では最大規模の宗教都市となり繁栄します。しかし、天正2年（1574）に越前一向一揆勢に攻められ、全山焼失しました。（平泉寺白山神社ＨＰより）

その後江戸時代には再興されたものの明治になって神仏分離令により
平泉寺の寺号を廃し白山神社となり今にいたっています。

平泉寺白山神社 寺・神社・教会

平成になり発掘調査が始まり発見が相次いで
中世宗教都市の姿を今に伝える場所になっています。
発掘されたのはわずか１％だけなんですって！

一の鳥居から続く石段は頼朝に追われた義経・弁慶が通ったとされ
その面影が今も残るような深閑とした雰囲気。

境内は高い杉木立に囲まれて岩の苔の緑もとても美しいです。
雨模様なので緑がいっそう映える。

石積みは建物の基礎だったのかな。
そういえば東尋坊の名前の僧侶はここ平泉寺の方だった。
比叡山をもしのぐ規模のお寺だったとも伝えられています。

もうひとつ鳥居をくぐり見えてくるのは拝殿。

その奥階段を登ったところにご本社がひっそりとあります。
１７９５年の造営。
ここに来られたことに感謝です。

時が止まったような・・。

さらなる発掘が待たれます。

参道脇の小さな社務所で書置きの御朱印を頂くことが出来ました。
駐車場もあります。（３００円）

勝山市を後に福井市へ戻ってきました。
レンタカーを返却して駅へ。
駅併設のショッピングセンター「プリズム」内で「焼き鯖すし」など購入。
そして少し遅めのお昼をここ「北のおやじ」で頂きます。

北のおやじ グルメ・レストラン

同じプリズム内。
回転ずしのお店です。１３時半ごろでしたが１０分ほど待って・・。

席へ。
流れてくるものも結構あります。
あとは希望に応じてオーダー票に記入して注文する形式。
本日のおすすめはここに。

生ビール！

地物甘えびと中トロ。
甘えび本当に美味しい！

白身魚食べ比べの最後の１個？
地魚みたいで名前の知らないものもあったけど
でもとっても美味しい。

ホタテと白えび。

生ウニ・・とろける。

写真撮り忘れも多数・・。
どれも本当に美味しかったです。
レベルが高い。さすが～って感じでした。

ごちそうさまでした～。

雨降りでしたが電車の時間まで駅に近い「北の庄城址」へ。
この碑文は柴田勝家の末裔平山郁夫氏が祖先への感謝の意を込めて揮耄したものなんですって。

北の庄城址 柴田公園 名所・史跡

城址には現在柴田勝家を主神としその妻お市の方を配祀する柴田神社と・・

柴田勝家に嫁いだお市の方の３人の娘たち・・茶々・初・江を祀る三姉妹神社もあります。

社務所で柴田神社・三姉妹神社の御朱印を頂けます。

織田信長が一乗谷の朝倉氏を滅ぼした後
ここ北の庄を与えられた柴田勝家。
一乗谷の職人や人々を移し住まわせ当時は日本最大の天守を持つ城を築き
大きな城下町を形成したそうです。
その後賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ勝家とお市の方は城に火を放ち自刃。
北の庄もその歴史を閉じました。
現在は石垣などの遺構がわずかに残るだけです。

城址隣に資料館があってガイドさんに詳しい説明を頂いてとっても勉強になりました。

柴田神社 寺・神社・教会

駅へ戻り電車を待ちます。

こんなベンチで待ってましたが・・
ここって本当は撮影スポット。

お子様が来たので譲りました（苦笑）

見えますか？
駅前広場には恐竜さんがいます。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

帰りも「サンダーバード」

新大阪からリムジンバスで伊丹へ。
最終便で帰宅しました。

初めての福井県。
行ってみないとわからない魅力がたくさん。
お天気は少し残念でしたが心満たされる素敵な旅でした。

この旅行記へのコメント （2）

• ねんきん老人さん 2022/11/28 10:31:40

  旅の姿勢に感銘しました。

  びびママさん、はじめまして。　千葉県在住のヨレヨレジジイです。
  　いつも拙稿をお読みいただき、ありがとうございます。
  　今回はタイトルにあった越前大仏・恐竜博物館という文字に目がとまり、拝読させていただきました。　私も５月に同じ場所を訪れていたからです。
  　そして、びびママさんの旅の姿勢に感銘し、多くを学びました。
  　実は私は越前大仏に少々がっかりしていたのです。　やたら大きさを喧伝し、建物も仏像もあちこちのものを模して造られていると宣伝していますが、私にはそれが「にわか金持ち」のハッタリのように思えたからです。
  　帰ってからいろいろな方のブログを読んでみると、どの方も異口同音に「パクリ」「はりぼて」といった感想を述べられ、肯定的な記事は皆無でした。
  　それなのに、びびママさんの文章ではそれらを踏まえながらも「圧倒される」「良い雰囲気」「すごい！壮観」「穏やかな良いお顔」「私欲のためではなく・・・将来への遺産」「美しかった」等々の言葉があふれていて、ものごとを良く解釈するお人柄と旅を楽しむ極意が伝わってきます。　五重塔のエレベーターなども、普通は悪く言われるものですが、びびママさんは「エレベーターで最上階まで行けるのも嬉しい」と書かれていますし、遠くに見えるインチキなお城も「それでも姿は素敵」と評されています。
  　同じものを見て、なんだこれはと不満を漏らすより、その中で良い点を見つけ出して「来て良かった」と思って帰るのとでは大違い。　まさに旅上手のびびママさんの勝ちですね。　私も反省を含めておおいに学びました。　ありがとうございました。
  
  　最後に余計なお世話ですが、仁王様の写真のところで「仏様がいらっしゃまする」とあるのは、キーボードの打ち間違いではないかと気になりました。
  　パソコンというのは便利な反面、指先の動きを機械的に文字化してしまうので、頭の中で考えていた文章と違う文字が並んでしまうことが多く、私もしょっちゅう打ち間違いをしています。　頭の中ではちゃんと考えているので、自分では気がつかないで、ずっとあとになってから読み返して驚くということにもなります。
  　もし、打ち間違いであったら直してはどうかと思ったもので、失礼を承知で書きましたが、びびママさんの地方の言い方でしたらごめんなさい。　お許しください。
  
  　これからもどうぞよろしくお願いいたします。
  
  ねんきん老人
  

  びびママさん からの返信 2022/11/28 23:10:24

  Re: 旅の姿勢に感銘しました。

  ねんきん老人様
  
  いつもご訪問そしていいね！ありがとうございます。
  まずは「打ち間違い」ありがとうございます。
  この部分・・読み直している時に少し違和感あったけどスルーしてしまいました。こそっと訂正しておきます。
  この類のミスは結構やっちゃっていて
  過去の旅行記でもよく見つけて「あらら・・」と思っています。
  過去の旅行記を今さら訂正するのも変かな～とそのままにしていますけど。
  こんな方言はありません（笑）
  
  越前大仏・・こういう施設は賛否両論・・というか否の意見が多いものですよね。実際地元の観音様は今でも違和感しか感じません。
  大型観光バスが乗りつけ大勢の観光客で賑わっていたら感じ方も違っていたかもしれません。
  訪れた時は本当に静かで「故郷に錦を飾る」的な郷土愛の逸話にも影響されてしまったかも。
  今歴史あるものも最初から古いわけではありませんものね。
  １０００年後は国宝になっているかも・・なんて。
  
  日本全国いろいろ素敵なものがたくさん！
  これからも楽しい旅を続けたいですね！
  
  びびママ