2022/08/26 - 2022/08/27
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この旅行記のスケジュール
2022/08/26
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「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」の旅、いわゆる京都府民割を利用した旅のVer.2、その2です。
その1では、貴船神社と美味しい川床料理を頂きましたが、今回は京都らしく、寺社、仏閣等の観光編です。
丁度、夏の特別公開等も行われていて、真夏の京都は、35℃近い暑さでしたが、新しい発見が沢山ありました。
*貴船神社と右源太の川床料理編↓
https://4travel.jp/travelogue/11777129
自宅からはいつも、亀岡経由で京都に向かっています。
初日は、先ず石庭で有名な龍安寺を参拝し、翌日は期間限定公開されている、上賀茂神社と旧三井家下鴨別邸を見学してきました。
盛り込み過ぎと奥様からは言われましたが、夕方からは、3年振りのなにわ淀川花火大会に向かうという、結構ハードな京都旅となりました。
初めて訪れた場所が多く、今まで見た事のない情景や体験ができて、面白かったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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マンションを出て、亀岡経由でまず向かったのは龍安寺。
思い返してみると私、龍安寺は初めての訪問のような気がします。
実際、場所も良く解っていなかったのですが、右京区にあるんですね。
龍安寺は、臨済宗妙心寺派、大本山妙心寺の境外塔頭です。
山号は大雲山、本尊は釈迦如来です。
創建者は細川勝元、初代住職は義天玄承です。龍安寺 寺・神社・教会
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イチオシ
龍安寺は「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。
有名過ぎる石庭ですが、私が写真等から抱いていたイメージよりは、「こぢんまりとしているな。」というのが第一印象です。
ただ、駐車場から参道を歩いていると、静かで厳かな空気感が漂う禅寺という雰囲気をヒシヒシと感じます。
修復工事が行われ、石庭を囲む油土塀が綺麗になっています。 -
石庭はエリザベス女王が公式訪問され、絶賛したという事から世界的に知名度が高まったようです。
正式名称は「方丈庭園」という枯山水の庭で、龍安寺が創建された室町時代は、この世の一切の執着を捨てる禅の文化が大きく栄えた時代で、龍安寺以外にも枯山水庭園が多く作庭されていたようです。
白砂の砂紋で波の重なりを表す枯山水庭園。
幅25m、奥行10m程の空間に、東から5個、2個、3個、2個、3個、合わせて大小の15個の石が配置されています。
意志の種類は大きく3種あるようで、比較的大きな4石はチャートと呼ばれる、龍安寺裏山から西山一帯に多い山石の地石。
塀ぎわの細長い石他2石は、京都府丹波周辺の山石。
残りの9石は、三波川変成帯で見られる緑色片岩らしいです。 -
この庭は、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないよう、配置されているようです。
ある石に、別の石が重なるよう設計されているためで、日本庭園における「重なり志向」を表したもの、禅寺ならではの「侘び寂び」の精神を表している等と言われています。
東洋では、15という数字は完璧を表す数字らしいです。
どの角度から見ても、必ず一つの石が隠れているように作られた庭は、「不完全」な庭を表現しているとも言われ、自分自身を見つめ、足りないものを常に見つめ、今あるものに感謝する事を忘れないように、ゆっくり眺めて、自分と向き合う時間を取り戻す場所なのでしょうね。
https://youtu.be/J21eZRkmdF8 -
龍安寺本堂で、細川護熙元首相奉納の襖絵が特別公開されていました。
開基である細川勝元公の550年遠忌記念として、細川護熙氏より自作の襖絵「雲龍図」32面が奉納され、「玉龍」8面が公開されています。
細川護熙元首相は、戦国大名 細川忠興から数えて第18代目の細川家当主に当たる関係のようです。 -
仏殿と西の庭が特別公開されていたので、見学いたしました。
仏殿は、総檜造で1981年に再建されたようです。
天井には墨と金泥で龍が描かれていて、本尊 釈迦如来像と、天皇家や歴代住職の位牌が安置されています。
「西の庭」は、室町時代の庭を復元した回遊式庭園で、龍安寺を創建した室町幕府管領 細川勝元公の木像を祀る細川廟が建っています。 -
有名な蹲踞です。
茶室に入る前に手を清めるための手水鉢のことで、龍安寺の蹲踞は、水戸黄門(徳川光圀)の寄進です。
仏遺教経の知足の教えで、中央の四角い水穴を「口」という字に見立て、周囲の文字と共用して「吾唯足知」と刻まれています。
「ワレタダコトヲシル」と読むようです。 -
こちらは、蹲踞に並んであった、龍安寺垣です。
「庫裡」への参道にある石段の両側にある竹垣で、大人の腰程度の高さの、龍安寺独特の竹垣です。 -
初日は、龍安寺から貴船神社を参拝し、一旦ホテルに戻り、貴船の川床料理を頂いてきました。
*きょうと魅力再発見旅プロジェクトの旅 Ver.2(貴船神社と右源太の川床料理 編)↓
https://4travel.jp/travelogue/11777129
貴船から戻り、爆睡し翌朝です。
ホテルで朝食を頂き、下鴨神社近くの駐車場に車を預け、周辺の散策に出かけます。コスパの良いホテルです by まつじゅんさんアーバンホテル京都二条プレミアム 宿・ホテル
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「京の夏の旅」文化財特別公開で、旧三井家下鴨別邸の主屋2階が公開されているとの事で、見学してきました。
2016年から一般公開されていますが、長らく非公開だったため、知る人ぞ知るスポットと言われています。
近代の名建築の建物で、2階は普段は登れないので、公開のタイミングが合って良かったです。旧三井家下鴨別邸 名所・史跡
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1925年に完成した三井家の旧別邸で、明治期の主屋を移築し、玄関棟を増築した建物です。
大正期までに整えられた、大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されているという事から、重要文化財に指定されています。 -
入場は玄関棟です。
建築時に主屋への入口として増築された場所で、格天井や襖は菊菱模様等、書院造を基調とし、天井は高く、照明は洋風、床は絨毯という和洋折衷の造りになっています。
椅子に座って庭が眺められるよう、窓の高さにも工夫がなされているとの事です。
復元修理時に絨毯の切れ端が見つかったことから、色は当時と同じ緑色になっています。
数量限定で喫茶が提供されていて、私達は残り数人という所でしたが、珈琲を頂きました。 -
この建物で、最も特徴的な部分が最上階 3階の望楼です。
今回、望楼には登れませんでしたが、2階から3階望楼への階段から見上げたり、照明や手摺等、
。初夏から夏にかけては青もみじや苔、紫陽花が美しく、秋は紅葉の名所としても注目され始めてい -
トイレや風呂の水廻りです。
大正期に作られた桧の浴室や、洗面所の壁には当時は珍しい、トネリコという本州産の良質なベニア板が張られています。
2階の大正期のトイレは、和式便器を用いて洋式の水洗トイレとして使われていたようです。 -
イチオシ
丁度、庭のサルスベリの花が見頃となっていました。
この家は、三井家十一家共有の別邸として、明治から大正期にかけて三井北家の三井高棟氏によって整備されたもので、一帯の土地も同家の祖霊社を祭る為に購入されました。
庭園には、ひょうたん型の池や築山があり、散策してきました。
この別邸は、元々は眺望を楽しむことを目的に建てられたもので、今は正面に庭園が広がっていますが、移築前は正面には鴨川が流れ、東山を一望することができたそうで、眺望を楽しめるように、1階と2階の障子にはガラスが用いられ、見通しの良い縁側、縁廊下になっているようです。 -
庭には、縁結び・夫婦和合の夫婦椋があります。
この椋木は、推定樹齢約250年で2本が寄り添い合うように立っていて、永遠の愛の象徴と言われています。
また転がっていた石柱は、1570~1590年の天正年間に行われた、五条大橋の橋脚の遺構と思われるものを仮置きされているようです。 -
旧三井家下鴨別邸を出ると、すぐ前に下鴨神社の一の鳥居が建っています。
この辺りは、糺の森の南に位置し、高野川と賀茂川が合流する鴨川デルタと呼ばれる一帯のすぐ北側になります。下鴨神社(賀茂御祖神社) 寺・神社・教会
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賀茂御祖神社(通称 下鴨神社)は、平安時代以前から存在する京都で最も古い神社の一つです。
紀元前と同じ原生林の植生を残している、縄文土器も出土した「糺の森」にあり、国宝2棟、重要文化財53棟を含む社殿群が残されていて、1994年に世界文化遺産に登録されています。 -
糺の森の南入口近くに建つ、河合神社です。
祭神は玉依姫命、日本神話で神武天皇の母で、美人祈願や、安産・子育て祈願、縁結び等を叶えてくれる、女性の守護神としての信仰を集めています。
手鏡形の「鏡絵馬」が有名のようです。河合神社 寺・神社・教会
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末社の雑太社ですが、ラグビーの聖地として有名なようです。
糺の森の参道に並行して、流鏑馬神事に使われる馬場があり、途中に鎮座する形で「雑太社」があります。
遡ると、1910年に馬場で旧制第三高等学校と慶應義塾大学で、ラグビーの練習が行われ、これが日本ラグビー歴史の始まりといわれ、記念に1969年 ラグビーの聖地「第一蹴の地」として記念碑が建てられました。
また、2019年にラグビーワールドカップが開催されましたが、その抽選会が京都で行われることになっていたので、御遷宮記念事業の一環で社が再建されたようです。 -
賀茂御祖神社(通称 下鴨神社)は、「山城国風土記」に賀茂建角身命、玉依姫命の神話伝承、「続日本紀」に賀茂祭のこと、さらに「社記」に崇神天皇時代の記録等が記されており、古くからの大社であったようです。
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「京の夏の旅」文化財特別公開で、下鴨神社本殿・大炊殿も特別公開されており、神社の謂れ等の解説を聞き、上賀茂神社と下鴨神社の関係等、理解する事が出来ました。
要は、下鴨神社の祭神 賀茂建角身命と玉依媛命、賀茂別雷神社(通称 上賀茂神社)の祭神 賀茂別雷大神の関係性ですね。
玉依媛命の父が、賀茂別雷大神ということです。 -
特別公開では、祭神を祀る東西2棟の流造である国宝の本殿を、特別参拝所から間近で拝観できました。
こちらで、祭神の関係性等の解説がありました。
他にも神様のお台所 重要文化財建物の大炊殿の拝観等、普段は入れないエリアの参観が出来ました。 -
唐車、偽装馬車の展示がありました。
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こちらは、鴨の氷室です。
第34回の式年遷宮事業の一環として、復元されたものです。 -
浦の廻廊から見た本殿です。
古くから四方拝として、本殿を四方から拝礼するための廻廊でしたが、戦時中防火のため撤去されたものを、氷室と同様に第34回の式年遷宮事業の一環として、復元され巡る事が出来るようになっていました。 -
上賀茂神社を出て、叡山電鉄の出町柳の駅にまいりました。
昨日訪れた貴船や鞍馬に向かう路線の始発駅で、地下の京阪電車の出町柳駅と接しています。出町柳駅 駅
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近くには、妙音弁財天という神社がありました。
最近、頓に神社巡りの増えた私達夫婦、神社・仏閣があると、とりあえずお詣りするようにしています。
正式名称は「青龍妙音弁財天」と言うらしいです。
相国寺塔頭 大光明寺が管理するお堂の一つで、地域の人々には出町の弁天さんとして親しまれています。
京都七福神の一つで、技芸上達、福徳円満の勝益をもたらす神様という事です。妙音弁財天 寺・神社・教会
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お昼過ぎているので、遅めのランチの場所を探します。
出町柳駅の周辺を歩いていると、ひっそりとした路地の奥に大山そばのお店があるようです。
エェ~、大山そばって私が長年米子で食べていた、大山そばの事かなと思いながら、お店に入ります。響 グルメ・レストラン
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店主の親近者が、大山近くでお店をやっていて、その流れでこちらにお店を出されたようです。
私はかまあげ(かけそば)、この出汁の色は大山そばですね。
奥様は三種割り子、これは出雲蕎麦ですね。
美味しかったです。 -
駐車場に向け歩いていると、ジェラート専門店 友和堂の看板が。。。
醤油系の蕎麦を食べた後、欲しくなりますね。
ピスタチオが特に美味しかったです。 -
16時になりましたので、今日のメインイベントである3年振りに開催される「なにわ淀川花火大会」に向かいます。↓
https://4travel.jp/travelogue/11785745
京都南ICから名神高速道路に乗り、途中の吹田SAで小休憩し、豊中IC経由で十三近くの駐車場に向かいます。
盛り沢山の京都旅、これまで。吹田サービスエリア 道の駅
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