いつかお目目クリクリの真っ黒ボディの大間のマグロ像を見てみたいと思ってはいましたが、JAL修行では行きづらい所だし新幹線はなかなか高価だし、他に見たい所は無いし(失礼しました)とほぼ諦めていました。<br /><br />そんな時に絶好のタイミングがやって来ました。<br />1、友人がむつ市に1ヶ月弱の出張中(土日は休日)！<br />2、いつもの半分のJREポイントで特典切符が手に入る！<br />3、奇しくもブラタモリでタモリさんが下北半島や恐山を訪ねていたり、小さな旅で佐井村を特集していたりと映像を見て期待が膨らむ！<br />下北半島を訪ねるのは今しかないと行ってきました。<br /><br />表紙は大間崎にあるマグロモニュメント、石製。

202210 マグロ像と写真が撮りたい、下北半島

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2022/10/01 - 2022/10/02

531位(同エリア751件中)

エリア

下北半島(青森)

鉄道開業150周年記念のJREポイント特典チケットを使いました。
新幹線はやぶさで八戸駅まで

八戸駅駅
八戸駅前のローソンで購入したカットりんごはもちろん青森産のフジと王林でした。自宅付近のコンビニにあるニュージーランド産よりパリッとしていてやっぱり本場の物は違うわ！と感動しました。
第3セクターの青い森鉄道で野辺地まで約1時間

青い森鉄道乗り物
野辺地でJR大湊線に乗り換えて、風力発電の風車を見ながら陸奥湾沿いを北上します。

1時間後ようやく下北駅に到着です。
上野駅から新幹線2時間半、在来線1時間×2、合計4時間半もかかりました。

下北駅駅
友人と合流して恐山へ向かいます。
礫だらけの荒地に硫黄の匂いが漂って異世界に来た感覚を覚えました。

恐山自然・景勝地
山門が大きくて立派です。
案内図に従ってゴツゴツした礫地の境内をぐるっと一周します。
写真には入らないようにしましたが、湖岸の砂地にはたくさんの水子供養の風車が回っていました。積み石も多く、多くの人が故人の供養に来ているようでした。

宇曽利山湖自然・景勝地

硫黄を含んだ熱いガスが噴き出していました。噴出口近くには硫黄の真っ黄色な結晶ができていて毒々しくも美しく、触りたい衝動に駆られましたが火傷しそうなので止めておきました。

漂う硫化ガスで腐食してしまうのでしょうか、お顔の彫りが浅くなっている石像が多く見られました。

今までに訪れたどのお寺よりも薄気味悪さを感じる場所でした。
小腹が空いたので異世界から現世に戻りランチにしましょう。
友人が街の人に「マグロを食べるなら」と紹介された大間マグロのお店に行ってみます。店内には旗やTVで見る初セリの光景のような写真が飾ってあります。

まぐろ長宝丸グルメ・レストラン
部位は大トロ、中トロ、赤身の3種です。単一でも組み合わせてもOKで、丼、定食のどちらにもできました。こちらは赤身と中トロの定食。身がきめ細やかでしっとりとしていて味わいのあるマグロでした。季節次第でウニや活イカもあります。

まぐろ長宝丸グルメ・レストラン
お目当ての大間崎マグロのモニュメントを見ましょう。大間はマグロ一本釣りで有名なので力強い腕とマグロでセットのモニュメントです。

大間崎自然・景勝地
でも見たかったのはマグロ像
皆が撫で撫でするせいかピカピカです。

クリクリの目に丸々と太った身、かわいいです。
高さがあるので跨ぐことはできませんが、寄り添っての写真撮影が可能でした。
マグロ像の横には本州最北端の碑
大間崎からもう少し進んで佐井港、切り立つ白い崖の仏ヶ浦を見に行きます。往復運賃2,500円。

仏ヶ浦観光遊覧船乗り物
往路左舷、復路右舷が陸側で雄大な崖を見られます。

仏ヶ浦自然・景勝地
仏ヶ浦に上陸して30分の滞在時間があります。崖を間近で見るもよし、透明度抜群の潮だまりでイソギンチャクや小魚、ウニを眺めるのも良いです。

この海岸には車でもアクセス可能ですが、崖を階段での昇り降りが必要なので観光船の方がラクチンです。

ブラタモリでふのりが名産だと言っていました。
風間浦村の産直市場「ふのりちゃん」に立ち寄ります。
ふのりととろろ昆布、早煮昆布を購入しました。こちらの商品は天然物と養殖物がわかりやすく記載してあって良心的でした。
今日の宿泊は下風呂温泉です。

下風呂温泉新湯温泉
源泉は新湯と大湯の2つがあります。
2020年オープンの村営共同浴場を利用しました。

下風呂温泉海峡の湯温泉
硫黄が香る新湯と大湯、どちらも源泉掛け流しの熱々なので自分好みまで水でぬるめながら入っていいそうです。ぬるめの浴槽もありました。
コカコーラの自販機に北東北限定でHI-Cが売っていました。子供の頃に親しんだ懐かしいデザインです。
民宿の夕飯です。地元の味でヒラメ刺身、帆立の味噌貝焼き、イカ飯をいただきました。

民宿菅原宿・ホテル
朝食の地元の味は焼鮭と海藻まつもの味噌汁と笹かまです。近頃はイカが不漁だそうで活イカは食べられませんでした。
Google mapを開いてこんなに遠い本州北端マサカリ部分に来ていることを視覚で実感しました。

翌日、下北半島マサカリの刃の部分の先端に行ったのなら、柄の先端にも行きたくなって尻屋崎を目指しました。

尻屋埼灯台名所・史跡
天然記念物のどっしりとした体つきの寒立馬です。いつもなら放牧されていて寒立馬と灯台の和やかな光景を見られるのですが、今は観光客が触らないように柵の中で生活しています。マナーを守らない一部の観光客のせいで見どころが台無しになっています。ルールに従えない人を残念に思いました。

尻屋崎寒立馬自然・景勝地
遅くならない程度に自宅に戻るには14時発の電車で戻らねばなりません。最後に下北半島の水産物農産物菓子やお酒までほぼ全ての品物が揃っている名産センターへ立ち寄りました。

下北名産センターお土産屋・直売所・特産品
春から初秋まで屋外で帆立や青ツブ貝の浜焼きができます。店内で購入したものの飲食OKなので缶ビールやおにぎりはもちろん、前沢牛を焼いて食べられます。
地元茨城で流通するのは知名度が高く人気の北海道産帆立ばかりですが、青森産も甘みがあって大きくておいしかったです。満腹になって帰路につきました。

初めて訪れた下北半島は海と温泉の恵みに溢れた場所でした。もっと上手く発信できたら観光客が増えて町が潤うのにと所々で感じましたが、このままで居てほしいという勝手な思いもあります。

さて次はどこに行きましょうか。
いつか海洋生物オブジェ繋がりで能登のイカキングも見てみたいけど、アクセスが不便過ぎて二の足を踏んでいます。