202212 どこかにビューーンで越後湯沢

2022/12/11 - 2022/12/11

この12月から始まったJR東日本の新サービスどこかにビューーンを使ってみたくて申し込んだら、候補地が山形、田沢湖、佐久平、越後湯沢が出て越後湯沢となりました。本音を言えばもっと遠くへ行ってみたかったけど。

よくよく考えてみると、越後湯沢のある新潟県は４トラベル上では未踏県なので地図の塗りつぶしが一つ増えると思うと気分が上がります。
気持ちを切り替えて、越後湯沢へ行ってみましょう。

表紙は、雪国館の中にあった小説「雪国」の冒頭の一節

エリア 越後湯沢・中里・岩原(新潟)

朝早い出発です。今日の自宅付近は晴れの予報でした。

上野駅から乗ります、新幹線が入線してくる様子は何度見てもかっこいいですね。

上野駅 駅

乗車時間1時間少しであっという間に到着です。構内に温泉が流れるモニュメントがありました。ややぬるめのお湯を触れます。

越後湯沢駅 駅

国境の長いトンネルを抜けるとそこはみぞれ雨だった。
群馬までは晴天でしたが越後湯沢に到着してみると雪国らしい雨模様でした。

越後湯沢駅 駅

小腹が空いたので駅から徒歩10分もかからないとのやで笹団子を購入します。

名物堂 とのや グルメ・レストラン

笹の葉の香りが良いです。笹の葉をうまく剥けずお餅に穴が開いてしまいました。保存料無添加なので賞味期限は3日です。

川端康成の「雪国」と湯沢町の暮らしを紹介している雪国館を見学します。

湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」 美術館・博物館

小説の冒頭部分しか知りませんでした。川端康成の人生についても知ることができました。

湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」 美術館・博物館

岸恵子や八千草薫の主演によって映像化されているそうで、その当時の写真や衣装の展示もありました。

再現された芸者駒子の部屋

湯沢町の昔の暮らしを紹介する展示では、囲炉裏のある居間が再現されていました。

受付前では地元の方が製作したわらじや布草履など素朴な小物の数々が販売されていました。

ススキ製のフクロウ。幼いころに自作した思い出がありますが、現在では売り物になるようです。

藁製の亀（大）を購入しました。来る新年の開運の飾り物にぴったりで良い買い物ができました。

館内の案内で少し歩いた公園に雪国の石碑があると見て立ち寄ってみましたが、こちらは既に冬支度でクローズでした。手前の照明でさえも冬囲いがされていて、相当積雪があるのだろうと推測しました。

雨は辛うじて上がりましたが低く雲が立ち込めていて、この雲が雪を降らせるのでしょう。歩道にはすでにスノーポールが設置されていました。

ちょっとスーパーに立ち寄ります。
新潟県の名産品コーナーがあり、サラダホープ煎餅や酒粕が並んでいます。

日本酒も多く並んでいました。

日本酒党ではない人にはエチゴビールのご当地ビールもあります。

お目当ては新潟県が主な産地となっている洋梨ル・レクチェです。

追熟して食べるものなので、持った感触はまだまだ硬いですが、すでに洋梨独特の爽やかな甘い香りがしています。

お米の名産地魚沼が近いです。精米されたものも売っていましたが、最近は無精なのでチンするごはんタイプを購入しました。お惣菜コーナーでは魚沼産コシヒカリを使ったおにぎりも販売されていました。

スーパーを出て第二の目的地の日帰り温泉に向かいます。
湯沢の街では水が豊富なようで、出入り口付近に常時水を流して凍結防止にしている住宅を多く見かけました。

斜面を上がって、高台にお目当ての日帰り温泉山の湯が見えてきました。

湯元共同浴場 「山の湯」 温泉

建屋

入浴料500円

湯沢地区唯一の源泉掛け流しです。ほんのりと硫黄が香る無色透明のアルカリ泉で、体の芯から熱々に温まりました。

休憩所もコンパクト

風呂を出るころに雨雲はますます厚くなりました。遠くに新幹線が見えました。

駅へ戻る道沿いは、まだ雪が積もっていないゲレンデがありました。あと1か月もすれば一面真っ白な世界になるのでしょう。

レンタル店や民宿などもまだシーズン前なので寝ぼけたような印象でした。

東京へ戻ります。
初のどこかへビューーン利用は望んでいない目的地ではありましたが、4-5時間のショートトリップであれば見知らぬ土地に行くのも新鮮で良いのかもしれません。寒さが緩む春先にまた利用したいと思います。

越後湯沢駅 駅