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旅の二日目は、今回の旅の目的地である最北の地稚内である。稚内を訪れるのは、9年ぶりである。そして、最北端の宗谷岬を訪れるのは、学生時代ぶりとなる。今回は、時間の都合もあるので、効率よく巡ることを優先し、定期観光バスを利用することにした。この日は素晴らしい天気となり、サハリンも綺麗に見えていた。<br /><br />(2022.09.18投稿)

ふらり最北端【2】~最果ての地を巡る~

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2022/09/10 - 2022/09/10

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10

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旅猫

旅猫さん

旅の二日目は、今回の旅の目的地である最北の地稚内である。稚内を訪れるのは、9年ぶりである。そして、最北端の宗谷岬を訪れるのは、学生時代ぶりとなる。今回は、時間の都合もあるので、効率よく巡ることを優先し、定期観光バスを利用することにした。この日は素晴らしい天気となり、サハリンも綺麗に見えていた。

(2022.09.18投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス JR特急 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
楽天トラベル

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  • 稚内まへは、札幌駅発7時30分の特急『宗谷』で向かう。稚内駅までは、5時間10分の列車の旅である。北海道を列車で旅する時、道内に数多く走っていた夜行急行を利用するのが定番であったが、今は過去となった。そのため、日中の貴重な時間が移動に消費されてしまうのは残念である。

    稚内まへは、札幌駅発7時30分の特急『宗谷』で向かう。稚内駅までは、5時間10分の列車の旅である。北海道を列車で旅する時、道内に数多く走っていた夜行急行を利用するのが定番であったが、今は過去となった。そのため、日中の貴重な時間が移動に消費されてしまうのは残念である。

  • とは言え、北海道は車窓も見どころが多いので、片道は昼間でも良い。列車は定刻に札幌駅を出発。車内はほぼ満席である。旭川駅の手前では、石狩川の支流であるオサラッペ川を渡る。その右岸には、春の妖精たちで知られる嵐山がある。訪れたのは、もう10年も前になる。

    とは言え、北海道は車窓も見どころが多いので、片道は昼間でも良い。列車は定刻に札幌駅を出発。車内はほぼ満席である。旭川駅の手前では、石狩川の支流であるオサラッペ川を渡る。その右岸には、春の妖精たちで知られる嵐山がある。訪れたのは、もう10年も前になる。

  • 旭川駅を出ると、宗谷本線となる。日本で最も長い地方交通線だ。沿線は自然が豊かで、車内放送でも「野生動物が多く生息する区間を走行するため、やむを得ず、急ブレーキをかけることがある」と知らせている。車窓には、時より、天塩川が寄り添ってくるが、樹々に遮られ、その姿ははっきりとは見えない。

    旭川駅を出ると、宗谷本線となる。日本で最も長い地方交通線だ。沿線は自然が豊かで、車内放送でも「野生動物が多く生息する区間を走行するため、やむを得ず、急ブレーキをかけることがある」と知らせている。車窓には、時より、天塩川が寄り添ってくるが、樹々に遮られ、その姿ははっきりとは見えない。

  • 幌延駅の手前で天塩川が西へと流れを変える。列車は北へと向い、サロベツ原野の東側を走り抜けて行く。そして、抜海駅を出てしばらく走ると、宗谷本線随一の景色が良い区間となる。車窓には、日本海が広がり、沖には利尻富士と礼文島が綺麗に見えていた。学生の時、初めて北海道を旅した際、夜行列車から見えた夜明けの利尻富士の姿が懐かしい。

    幌延駅の手前で天塩川が西へと流れを変える。列車は北へと向い、サロベツ原野の東側を走り抜けて行く。そして、抜海駅を出てしばらく走ると、宗谷本線随一の景色が良い区間となる。車窓には、日本海が広がり、沖には利尻富士と礼文島が綺麗に見えていた。学生の時、初めて北海道を旅した際、夜行列車から見えた夜明けの利尻富士の姿が懐かしい。

  • 列車は再び内陸へと向い、終着の稚内駅には、12時40分に着いた。この駅に降りるのは二度目である。一度目は夜行列車で降り立ったが、駅の姿は大きく変わり、以前の最果ての終着駅の風情は全く無くなっていた。

    列車は再び内陸へと向い、終着の稚内駅には、12時40分に着いた。この駅に降りるのは二度目である。一度目は夜行列車で降り立ったが、駅の姿は大きく変わり、以前の最果ての終着駅の風情は全く無くなっていた。

  • 2011年に建て替えられた駅舎を出ると、駅前広場に、車止めと線路が残されていた。以前は、ここが最北端だったのだが、今は100mほど南へ移動していた。とりあえず、宗谷バスの営業所で定期観光バスの乗車券を購入するために、駅舎に戻った。

    2011年に建て替えられた駅舎を出ると、駅前広場に、車止めと線路が残されていた。以前は、ここが最北端だったのだが、今は100mほど南へ移動していた。とりあえず、宗谷バスの営業所で定期観光バスの乗車券を購入するために、駅舎に戻った。

  • バスの出発時間まで1時間ほどあるので、とりあえずお昼を食べることにする。店を探していると、足元にご当地マンホールがあった。稚内市のもので、利尻富士と北防波堤ドーム、樺太犬のタロとジロが描かれていた。

    バスの出発時間まで1時間ほどあるので、とりあえずお昼を食べることにする。店を探していると、足元にご当地マンホールがあった。稚内市のもので、利尻富士と北防波堤ドーム、樺太犬のタロとジロが描かれていた。

  • 駅のすぐ近くにラーメン屋があったので、そこに入る。塩と醤油の二種類のみで、他は無い。塩が上に書かれていたので、塩にした。そして、出て来たそれは、とても澄んだスープであった。食べてみると、これがとても美味しい。久しぶりに、美味しい塩ラーメンに出会えて嬉しい。

    駅のすぐ近くにラーメン屋があったので、そこに入る。塩と醤油の二種類のみで、他は無い。塩が上に書かれていたので、塩にした。そして、出て来たそれは、とても澄んだスープであった。食べてみると、これがとても美味しい。久しぶりに、美味しい塩ラーメンに出会えて嬉しい。

    ラーメンたからや グルメ・レストラン

  • 13時45分発の稚内定期観光Bコースに乗車。天気の良い土曜日と言うことで、乗客は思いの外多く、18人となった。旅行会社のツアーに参加したことはもちろんのこと、滅多に定期観光バスも利用しないので、結構楽しみである。バスは、まず北防波堤ドームへと向かって走り出した。

    13時45分発の稚内定期観光Bコースに乗車。天気の良い土曜日と言うことで、乗客は思いの外多く、18人となった。旅行会社のツアーに参加したことはもちろんのこと、滅多に定期観光バスも利用しないので、結構楽しみである。バスは、まず北防波堤ドームへと向かって走り出した。

    稚内定期観光バス (宗谷バス) 乗り物

  • 案内には車窓からと書いてあったが、実際にはバスを降りて見学することが出来た。この場所を訪れるのも、久しぶりである。どのローマ時代の建築物を思い起こさせるような特徴的な姿は変わりない。戦前までは、この先に樺太(現サハリン)への稚泊航路の桟橋があり、利用客のために設けられた稚内桟橋駅もあった。往時、乗客は列車を降り、防波堤下の通路を歩いて桟橋へ向かっていたそうである。

    案内には車窓からと書いてあったが、実際にはバスを降りて見学することが出来た。この場所を訪れるのも、久しぶりである。どのローマ時代の建築物を思い起こさせるような特徴的な姿は変わりない。戦前までは、この先に樺太(現サハリン)への稚泊航路の桟橋があり、利用客のために設けられた稚内桟橋駅もあった。往時、乗客は列車を降り、防波堤下の通路を歩いて桟橋へ向かっていたそうである。

  • 北防波堤ドームを後にしたバスは、市街地の西側にある高台へと向かった。そこには、開基百年記念塔が建っている。明治12年(1879)に稚内村が設置されたことを開基として造られたものだそうだ。札幌などにもあるが、アイヌ民族にとっては、和人により支配の歴史を象徴するものであるため、配慮に欠けるものと言われている。

    北防波堤ドームを後にしたバスは、市街地の西側にある高台へと向かった。そこには、開基百年記念塔が建っている。明治12年(1879)に稚内村が設置されたことを開基として造られたものだそうだ。札幌などにもあるが、アイヌ民族にとっては、和人により支配の歴史を象徴するものであるため、配慮に欠けるものと言われている。

  • エレベーターで展望室へ上がる。そこからは、360度の素晴らしい眺めが堪能できる。この日の稚内は、地元のバスガイドさんによれば、一年に数回あるか無いかの穏やかな日だそうである。利尻礼文はもとより、サハリンまで綺麗に見えている。これほど視界が良いのは、珍しいそうだ。

    エレベーターで展望室へ上がる。そこからは、360度の素晴らしい眺めが堪能できる。この日の稚内は、地元のバスガイドさんによれば、一年に数回あるか無いかの穏やかな日だそうである。利尻礼文はもとより、サハリンまで綺麗に見えている。これほど視界が良いのは、珍しいそうだ。

  • 下に降りると、一階と二階は資料館となっていた。館内には、アイヌ民族に関する資料の他、樺太に関する展示もあった。江戸後期に樺太を探検し、間宮海峡を発見したことで知られる間宮林蔵の凛々しい銅像も置かれていた。農民出身の間宮林蔵だが、伊能忠敬の弟子でもあり、将軍家御庭番でもあったと云われ、謎の多い人物である。

    下に降りると、一階と二階は資料館となっていた。館内には、アイヌ民族に関する資料の他、樺太に関する展示もあった。江戸後期に樺太を探検し、間宮海峡を発見したことで知られる間宮林蔵の凛々しい銅像も置かれていた。農民出身の間宮林蔵だが、伊能忠敬の弟子でもあり、将軍家御庭番でもあったと云われ、謎の多い人物である。

  • 外へ出ると、小さな展望台があった。そこからも、稚内の市街地などが良く見渡せる。先ほどまでいた北防波堤ドームも見え、その姿や位置関係もよく分かる。

    外へ出ると、小さな展望台があった。そこからも、稚内の市街地などが良く見渡せる。先ほどまでいた北防波堤ドームも見え、その姿や位置関係もよく分かる。

  • その近くからは、海の向こうに遠くサハリンの姿も望める。なかなか見ることが出来ないそうなので、運が良かった。

    その近くからは、海の向こうに遠くサハリンの姿も望める。なかなか見ることが出来ないそうなので、運が良かった。

  • バスで少し下ると、稚内公園である。そこにある有名な記念碑が『氷雪の門』である。かつて日本領であった樺太で亡くなった島民を慰霊するために建てられたものであり、サハリンに向いて立っている。

    バスで少し下ると、稚内公園である。そこにある有名な記念碑が『氷雪の門』である。かつて日本領であった樺太で亡くなった島民を慰霊するために建てられたものであり、サハリンに向いて立っている。

  • その左手にも石碑が建っている。『九人の乙女の碑』と呼ばれるものである。終戦5日後の昭和20年8月20日、ソ連軍の侵攻を受けた樺太の真岡郵便局で、通信業務を死守しようとした9人の女性を慰霊するために建てられたものだそうだ。その最後の通信が、『皆さんこれが最後です。さようなら。さようなら。』であったそうである。戦争の悲しい歴史が、この最果ての街にも残されている。

    その左手にも石碑が建っている。『九人の乙女の碑』と呼ばれるものである。終戦5日後の昭和20年8月20日、ソ連軍の侵攻を受けた樺太の真岡郵便局で、通信業務を死守しようとした9人の女性を慰霊するために建てられたものだそうだ。その最後の通信が、『皆さんこれが最後です。さようなら。さようなら。』であったそうである。戦争の悲しい歴史が、この最果ての街にも残されている。

  • 氷雪の門の右手には、昭和43年にこの地を訪れた昭和天皇と皇后が、その九人の女性の話に接し、歌を詠まれたそうである。その歌が刻まれた碑もあった。

    氷雪の門の右手には、昭和43年にこの地を訪れた昭和天皇と皇后が、その九人の女性の話に接し、歌を詠まれたそうである。その歌が刻まれた碑もあった。

  • 公園内を歩いていると、蝦夷鹿の群れに出会った。鹿は、普通、人を見ると逃げるのだが、ここの鹿はまったく逃げない。子鹿も、無心に草を食んでいた。今回の旅では、至るところで蝦夷鹿を見かけた。

    公園内を歩いていると、蝦夷鹿の群れに出会った。鹿は、普通、人を見ると逃げるのだが、ここの鹿はまったく逃げない。子鹿も、無心に草を食んでいた。今回の旅では、至るところで蝦夷鹿を見かけた。

  • 近くには、樺太犬訓練記念碑もあった。南極地域の観測に参加するために集められた樺太犬の訓練を行った施設がここにあったそうである。奇跡の生還で知られるタロとジロも、その施設で訓練を受けたそうだ。台座には、南極の石と言う白い石が埋め込まれていた。

    近くには、樺太犬訓練記念碑もあった。南極地域の観測に参加するために集められた樺太犬の訓練を行った施設がここにあったそうである。奇跡の生還で知られるタロとジロも、その施設で訓練を受けたそうだ。台座には、南極の石と言う白い石が埋め込まれていた。

  • 駐車場の脇にあった売店に、稚内牛乳のソフトクリームと言うものがあったので食べてみる。濃厚と言うほどでもなかったが、なかなか美味しい。

    駐車場の脇にあった売店に、稚内牛乳のソフトクリームと言うものがあったので食べてみる。濃厚と言うほどでもなかったが、なかなか美味しい。

  • 稚内公園から、バスは宗谷湾沿いに東へと向かう。次に訪れたのは、宗谷丘陵の周氷河地形である。9年前にも訪れたが、その時とは道が違うようだ。風力発電の風車も見えず、空がとても広い。

    稚内公園から、バスは宗谷湾沿いに東へと向かう。次に訪れたのは、宗谷丘陵の周氷河地形である。9年前にも訪れたが、その時とは道が違うようだ。風力発電の風車も見えず、空がとても広い。

    宗谷丘陵 自然・景勝地

  • よく見ると、草原を蝦夷鹿が駆けている。その向こうでは、黒毛和牛がのんびりと草を食んでいるのも見える。北海道らしい、牧歌的な風景だ。

    よく見ると、草原を蝦夷鹿が駆けている。その向こうでは、黒毛和牛がのんびりと草を食んでいるのも見える。北海道らしい、牧歌的な風景だ。

  • さらに移動し、宗谷岬公園に着いた。そこには、昭和58年(1983)、ソ連軍により撃墜された大韓航空機の犠牲者の慰霊と世界の恒久平和を願う『祈りの塔が』建っている。園内に残る旧海軍望楼跡からは、宗谷海峡が望め、眼下には宗谷岬も見えている。

    さらに移動し、宗谷岬公園に着いた。そこには、昭和58年(1983)、ソ連軍により撃墜された大韓航空機の犠牲者の慰霊と世界の恒久平和を願う『祈りの塔が』建っている。園内に残る旧海軍望楼跡からは、宗谷海峡が望め、眼下には宗谷岬も見えている。

  • 公園から階段を下りて行くと、宗谷岬に立つ『日本最北端の地の碑』に着く。学生時代に友人と訪れて以来の再訪である。当時と変わらぬ姿である。もう一度訪れてみたいと思っていたので、感慨深いものがある。

    公園から階段を下りて行くと、宗谷岬に立つ『日本最北端の地の碑』に着く。学生時代に友人と訪れて以来の再訪である。当時と変わらぬ姿である。もう一度訪れてみたいと思っていたので、感慨深いものがある。

  • 碑のすぐ近くに立つ土産物屋で、『日本最北端到達証明書』を買い求める。その店の奥に、宗谷岬流氷館と言うものがあったので入ってみる。中は氷点下20度ほどで、真夏に極寒の北海道を体感できるのは良いかもしれない。だが、さすがに寒くなり、早々に退散した。

    碑のすぐ近くに立つ土産物屋で、『日本最北端到達証明書』を買い求める。その店の奥に、宗谷岬流氷館と言うものがあったので入ってみる。中は氷点下20度ほどで、真夏に極寒の北海道を体感できるのは良いかもしれない。だが、さすがに寒くなり、早々に退散した。

  • バスの発車時間まで、海岸に出て景色を楽しむ。宗谷岬と言えば、いつも強風が吹いている場所だそうだが、嘘のように穏やかである。

    バスの発車時間まで、海岸に出て景色を楽しむ。宗谷岬と言えば、いつも強風が吹いている場所だそうだが、嘘のように穏やかである。

  • 宗谷岬を離れ、宗谷湾沿いを市街地へと戻る。バスはそのまま市街地の南側を抜け、西海岸へと出た。しばらくは走ると、稚内温泉を通った。懐かしい『宗谷パレス』も見える。そして、最後に立ち寄ったのが、ノシャップ岬である。ここも久しぶりである。ちょうど日没近くで、夕陽が綺麗である。沖には、利尻富士と礼文島もまだ綺麗に見えていた。

    宗谷岬を離れ、宗谷湾沿いを市街地へと戻る。バスはそのまま市街地の南側を抜け、西海岸へと出た。しばらくは走ると、稚内温泉を通った。懐かしい『宗谷パレス』も見える。そして、最後に立ち寄ったのが、ノシャップ岬である。ここも久しぶりである。ちょうど日没近くで、夕陽が綺麗である。沖には、利尻富士と礼文島もまだ綺麗に見えていた。

  • 岬には、出雲の日御崎灯台に次いで二番目に高い稚内灯台が立っている。その足元には、ノシャップ寒流水族館もある。昭和43年(1968)開館の最北端の水族館である。三度目の出会いだが、これまで入ったことは無く、今回も駄目であった。

    岬には、出雲の日御崎灯台に次いで二番目に高い稚内灯台が立っている。その足元には、ノシャップ寒流水族館もある。昭和43年(1968)開館の最北端の水族館である。三度目の出会いだが、これまで入ったことは無く、今回も駄目であった。

  • 稚内駅へ戻り、定期観光バスの旅を終えた。効率的に巡ることが出来たのは良かったが、ゆっくり出来ないのはやはり残念であった。この日の宿は、駅からほど近い場所に立つ『ホテル美雪』である。この宿には和室があるので、迷わず決めたのである。やはり、和室は寛げる。

    稚内駅へ戻り、定期観光バスの旅を終えた。効率的に巡ることが出来たのは良かったが、ゆっくり出来ないのはやはり残念であった。この日の宿は、駅からほど近い場所に立つ『ホテル美雪』である。この宿には和室があるので、迷わず決めたのである。やはり、和室は寛げる。

    ホテル美雪 宿・ホテル

  • すでに18時を過ぎていたので、すぐに夕食を求めて外へ出た。宿の近くに数軒の居酒屋があったのだが、一番近くにあった『竹ちゃん』と言う店に地酒が多くあるようなので、そこに決めた。まずは、生蛸の唐揚げと銀鱈の西京焼きを注文。どちらも、とても美味しかった。

    すでに18時を過ぎていたので、すぐに夕食を求めて外へ出た。宿の近くに数軒の居酒屋があったのだが、一番近くにあった『竹ちゃん』と言う店に地酒が多くあるようなので、そこに決めた。まずは、生蛸の唐揚げと銀鱈の西京焼きを注文。どちらも、とても美味しかった。

    北の味心竹ちゃん グルメ・レストラン

  • 酒は、増毛の『国希 特別純米』を頼んだ。お気に入りの酒で、蔵元にも以前伺ったことがある。やはり、旨い。二杯目には、旭川の『大雪乃蔵 純米』をいただく。さらりとした飲み口で、食事のお供に良かった。

    酒は、増毛の『国希 特別純米』を頼んだ。お気に入りの酒で、蔵元にも以前伺ったことがある。やはり、旨い。二杯目には、旭川の『大雪乃蔵 純米』をいただく。さらりとした飲み口で、食事のお供に良かった。

  • 追加で、ホッケを注文。出てきたそれは、都内の居酒屋のものと比べると、倍近くの大きさがある。しかし、食べ応えはあったが、少々脂の乗りが悪かった。それでも肉厚で美味しくいただいた。

    追加で、ホッケを注文。出てきたそれは、都内の居酒屋のものと比べると、倍近くの大きさがある。しかし、食べ応えはあったが、少々脂の乗りが悪かった。それでも肉厚で美味しくいただいた。

  • 晩酌を終え、宿へと戻る。この日は、ちょうど中秋。天気も良く、着きも綺麗に見えていたので、少し港の方へ歩いてみることにした。昼間に立ち寄った北防波堤ドームは、人影も無く、幻想的な雰囲気がある。しばらくすると、奥から若い男性が走って来た。

    晩酌を終え、宿へと戻る。この日は、ちょうど中秋。天気も良く、着きも綺麗に見えていたので、少し港の方へ歩いてみることにした。昼間に立ち寄った北防波堤ドームは、人影も無く、幻想的な雰囲気がある。しばらくすると、奥から若い男性が走って来た。

  • 明日の朝食を買い込むため、駅前へと出る。広場には、以前そこにあった線路が示されていた。この線路が北防波堤へと続いていたのである。

    明日の朝食を買い込むため、駅前へと出る。広場には、以前そこにあった線路が示されていた。この線路が北防波堤へと続いていたのである。

  • 駅ビルに、『セイコーマート』が入っていた。北海道のコンビニと言えば、やはり『セイコーマート』である。稚内市のある宗谷総合振興局管内には、『セイコーマート』以外のコンビニは無いそうだ。品揃えが大手のコンビニとは違うので、それを見るだけでも楽しい店である。明日は札幌へと戻り、定山渓温泉へと向かう。

    駅ビルに、『セイコーマート』が入っていた。北海道のコンビニと言えば、やはり『セイコーマート』である。稚内市のある宗谷総合振興局管内には、『セイコーマート』以外のコンビニは無いそうだ。品揃えが大手のコンビニとは違うので、それを見るだけでも楽しい店である。明日は札幌へと戻り、定山渓温泉へと向かう。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • hot chocolateさん 2022/10/17 00:30:35
    最果て
    旅猫さま

    こんばんは。
    北海道の最北端というと、やはり茫々とした最果て感を
    感じますね。
    利尻富士は綺麗だけれど、心なしか寂しさを感じるのは私だけ?

    定期観光バスはとても便利だけれど、限られた時間に効率よく
    周るので、どうしても物足りなさを感じてしまいますね。
    まあ、それは仕方ないことかも。

    肉厚のホッケが美味しそうです。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/10/17 21:39:01
    RE: 最果て
    hot chocoさん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    北海道の北辺は、人も少なく自然が豊かです。
    最果て感はありますが、とても綺麗な所。
    その中でも、利尻富士の美しさは、格別なものがあります。

    定期観光バスは、効率は良いですが、時間が限られるのが難点です。
    とは言え、公共交通機関の便が悪い北海道では、重宝されています。
    気に入った場所があれば、次回、ゆっくり訪れるということも出来ますし。

    稚内での食事は美味しかったです。
    ホッケは大きくて食べ応えがありました。

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2022/09/21 00:19:41
    お天気に恵まれて
    旅猫さん こんばんは。

    お天気に恵まれて、稚内へ行って良かったですね。
    海も空も どこまでも青く、遠くに見えるサハリンが
    現実に引き戻します。

    あのホッケ、お一人で完食されたのですか?
    4分の1の大きさが精一杯です(*^-^*)

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/09/21 22:10:45
    RE: お天気に恵まれて
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます!
    今回は、ずっと天気が良くて最高でした。
    まさかサハリンが観られるとは思ってもいませんでした。
    かなりの幸運だそうです。

    あのホッケは大きかったです。
    でも、脂がさっぱりとしていたので、完食してしまいました。
    その後、散歩して何とかこなしました(笑)

    北海道、やっぱりいいですね。
    また、すぐに行きたくなってしまいました。

    旅猫
  • しにあの旅人さん 2022/09/20 12:52:51
    行動力に乾杯!
    ご無沙汰しております。

    稚内、もう7~8年くらい前ですが、駅近くのホテルに1泊しました。はっきりしませんが、駅からの位置がほぼこんな感じで、同じホテルかもしれません。
    ホテルおすすめの居酒屋に行ったら、おばさん(おばあさん?)2人でやっているお店で、「えっ、客が来ちゃったよ」という感じで、居心地が悪かった記憶があります。
    駅近くのいい場所なのですが、あたり一体寂れていましたね。
    今回は賑わっていましたか?

    宗谷岬とノシャップ岬がごちゃごちゃになっていました。レンタカーでしたから、両方行きました。この旅はこのあとオホーツク海に沿って知床まで行ったので、最果て旅行。どこに行っても波がざぶーんで、記憶が混乱しております。

    北海道の北の方は本当にセイコマートの天下でした。我が家はセブンイレブンがないとお金がおろせないので、困ったのを思い出しました。

    宗谷本線は内陸を通るのですね。
    私たちは旭川の空港に降りて、一気に留萌まで行って、あとはひたすら海岸沿いでした。最初は「わー、海だ」と感激しておりましたが、単調でしたね。なーんにもありません。

    稚内の駅、ガラス張りの駅でした。どんどん思い出します。稚内と網走が混ざっていたので、ようやく整理できました。
    あの頃は母が札幌にいたので、母に会うという口実で毎年北海道でした。母が他界してからは、全然行きません。旅行だけというと、遠いですね。
    そこをサーっと行ってしまう、すごい行動力!!!

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/09/21 22:06:48
    RE: 行動力に乾杯!
    しにあの旅人さん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    私が泊まったホテルは、かなり小さい宿でした。
    おすすめの居酒屋には行かず、すぐ近くにあった居酒屋に入りました。
    地元の人や観光客でにぎわい、満席で入れない人もいるくらいでした。

    宗谷岬とノシャップ岬の両方に行かれたのですね。
    宗谷岬は最北端なので、かなり整備されていたのでは。
    道北は、東も西も海ですからね。
    しかも、景色は同じようで、結構単調ですよね。

    宗谷本線は、ちょうど真ん中あたりを走っています。
    海が見えるのは一度だけなので、やはり単調な景色です。

    昔の稚内駅は、今のように綺麗ではなく、最果て感がありました。
    もう30年以上も前の話ですが。
    今回は、ふらりと行きましたが、さすがに遠いですね。
    でも、久しぶりの北海道に感動し、またすぐに行きたくなってしまいました。

    旅猫
  • シベックさん 2022/09/20 10:34:12
    懐かしく拝見!
    旅猫さん、こんにちは。お久しぶりです。
    ~最果ての地を巡る~、懐かしく拝見しました。
    いい天気に恵まれ、バスの旅もなかなかいいものですね。

    以前、車で行った最北の旅を思い出しました。
    岬の土産物屋で買った木のお札が壁にぶら下がっています。
    今は、脳梗塞で体調を崩し、免許を返納。近場を徘徊しています。
    続編、楽しませていただきます。
    シベック

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/09/21 21:59:02
    RE: 懐かしく拝見!
    シベックさん、こんばんは。
    お久しぶりです!

    今回の旅は、終始天気に恵まれ、素晴らしかったです。
    久しぶりの稚内でしたが、懐かしさと新鮮味もあり、なかなか楽しめました。

    御病気になられたとのこと、ご自愛ください。
    拙い旅行記ですが、またお立ち寄りいただければ幸いです。

    旅猫
  • ねもさん 2022/09/18 11:44:14
    真ほっけが美味しそう
    旅猫さん お天気にも恵まれて良い旅路だったことと思います。
    元道民ですが、稚内に行ったことは一度だけ。札幌へは話題の(笑)夜行列車だったように記憶しています。
    (どうでも良い話ですが、函館→稚内の急行「宗谷」が懐かしい。東京から帰省するのに、よく「八甲田」「宗谷」「大雪」と乗り継ぎました)
    縞ほっけも悪くないですが、元道民としてはほっけはこちらかな。脂も十分ありそうにみえますが……

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/09/18 12:41:45
    RE: 真ほっけが美味しそう
    ねもさん、こんにちは。

    この週末は大荒れになりそうですね。
    埼玉県民ですが、すでに雨が降り、雷鳴も轟いています。
    道民にとっては、真ホッケが基本なのですか?
    関東では、縞ホッケのほうが圧倒的に多いです。
    この時食べたのは、しっとりとした肉厚な味わいでした。
    脂は、ちょっと少なめでした。

    青函連絡船があった頃は、函館始発の列車が多かったようですね。
    私が初めて訪れた時には、もう札幌始発ばかりでした。
    上野からは八甲田で、道内は、利尻、大雪、まりもを利用していました。

    旅猫

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