2022/09/03 - 2022/09/04
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Charlieさん
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車の免許がないので、電車やバスで坂東三十三所を巡っています。今回は期間延長された埼玉県の県民割「旅して!埼玉割」を利用して初日に第10番 正法寺と第11番 安楽寺、2日目に第9番 慈光寺を巡ってきました。宿泊したのは東松山、日帰りで往復するよりも安価に泊まれたので県民割に感謝ですね。
▼訪れた場所
・正法寺
・安楽寺
・吉見百穴
・慈光寺
・三波渓谷
▼宿泊場所
・東松山第一ホテル
▼食事をした場所
・ひびき庵別館
・どびんや
・ハルピン
- 旅行の満足度
- 2.5
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本日のスタートは朝霞台。東武東上線で正法寺の最寄駅の高坂駅に向かいます。
朝霞台駅 駅
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意外と新しい車両だった東武東上線。東武のスカイツリーラインは10周年、東武鉄道自体は60周年らしくステッカーが貼られていました。
東武東上線 乗り物
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高坂駅に到着。天気は微妙ですが雨は降っていないのでありがたい。西口のバス乗り場から鳩山ニュータウン方面のバスに乗ります。
高坂駅 駅
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川越観光のバスに乗車。ありがたいことにSuica対応でした!
川越観光自動車 乗り物
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10分ほどで着く大東文化大学前で下車。少し歩いてから道を渡ると正法寺の裏参道に繋がるトンネルがあります。
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トンネルを通って数分で観音堂に辿り着きます。正法寺は奈良時代の718年に沙門逸海が岩殿山の岩窟に観音像を安置したことで開山。現在の建物は明治時代のものですが、非常に歴史の長いお寺のようです。本尊は千手観音菩薩。
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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観音堂の右手にあるのが薬師堂。薬師如来と十二神将、善光寺阿弥陀如来が祀られています。
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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薬師堂の隣にあるのが百地蔵堂。空海の作との伝がある地蔵菩薩など、百のお地蔵さまが祀られています。
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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鐘楼は1702年に作られたもので、東松山市内で最も古い木造建築らしいです。萱葺き屋根が目を引きます。
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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境内は決して広くはないのですが、中でも魅力のひとつが石垣。石仏が安置されており、本州の百観音と四国八十八ヶ所の写本尊になっています。
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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長い階段を下り、納経所で御朱印をいただきました。パワフルですよね!
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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納経所から山門をくぐると広がるのが表参道。今回は裏参道から入ったのですが、仁王門の先にある表参道は直線的で細くいい雰囲気です。
ここから再度階段を上り、境内を通ってバス乗り場に向かいます。表参道を通ってバスを捕まえる方法もあるらしいのですが、バス停まであまりにも遠いのと、バスの時間が限定的なのパス。岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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ちなみに正法寺は今年の年始から始まった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第12話でロケ地として利用されたようです。
岩殿観音正法寺 寺・神社・教会
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バス停に戻る途中には物見山公園があります。ここはツツジが有名な敷地の広い公園で、緑が多いので散歩に最適。敷地内には埼玉ピースミュージアムや展望台があり、筑波山までの関東平野が見渡せます。
埼玉ピースミュージアム(埼玉県平和資料館) 美術館・博物館
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大東文化大学の東松山キャンパス。板橋のキャンパスがメインだと思うのですが、東松山に大規模なキャンパスを持っていたとは知りませんでした。
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東松山キャンパスは2011年にオープンしたようで、建物もモダンなデザインばかりです。文系の学部が多く、アクセスの悪い山奥に押しやられた感じなのでしょうか…。
バスの本数が少なく、結構な上りなので自転車では大変そう。駅周辺含め大学生が好みそうなものは特になにもないですし、学業に専念できそうです。 -
大東文化大学前のバス停からバスで高坂駅に向かい、ランチがしたいと思っていた定食屋さん「健康亭」の近くで途中下車。11時開店とあったのですが、店の前に来てみると11:30に変更になっていたので周辺をぶらぶら。
駅前の大通りは高坂彫刻プロムナードとされており、彫刻家高田博厚の様々な彫刻が展示されています。 -
「横たわる女」という作品。32体の作品が通り沿いに並んでいるのですが、どのタイトルも意外とそのまま感があります。
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こちらは「マハトマ・ガンジー」という作品。そう言われればそうだなと思うのですが、最初はヨーダかと思いました…。すみません。
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定食屋さん「健康亭」は結局時間になっても開店せず…。残念ですが安楽寺に向かいます。高坂駅から一駅で東松山駅に到着。
東松山駅 駅
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まずはランチ。ご当地グルメらしく気になっていた「やきとり ひびき」でいただくことにしました。駅前の本店は開店時間から2時間以上過ぎているのに開いておらず…。コロナなのかな、そもそもそういう街なのかな…。
ありがたいことに近くにある「ひびき庵別館」は開いていたのでそちらでいただくことに。
いただいたのは「やきとり定食」です。ひびき庵 別館 東松山駅前3号店 グルメ・レストラン
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東松山のやきとりは名物らしく、その理由は大きくふたつ。ひとつは味噌ダレをつけていただくという風習。もうひとつは「やきとり」とは言いつつも、鶏ではなく豚を使ったやきとんのことを指しているということ。期待通り定食よりも前に味噌ダレが運ばれてきました!
ひびき庵 別館 東松山駅前3号店 グルメ・レストラン
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ランチの定食メニューの「やきとり」は5本。内3本は鶏肉で、梅肉とタレ付きのつくねがあったので豚感はあんまりないです。
ちなみに僕はつくね以外は塩で食べたい派なので、味噌ダレをつけると塩辛すぎるという残念な結果に。でも一度は食べてみたかったのでよい経験です。ひびき庵 別館 東松山駅前3号店 グルメ・レストラン
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気を取り直して東山駅前からのバスに乗り、安楽寺の最寄りのバス停「久米田」で下車。そこから40分ほど歩いて到着。
吉見観音(安楽寺) 寺・神社・教会
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本堂は緑に囲まれた控えめな存在感。現在の本堂は17世紀中頃に再建されたもので本尊の聖観世音菩薩像が安置されています。真言宗らしい密教本堂様式です。
吉見観音(安楽寺) 寺・神社・教会
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吉見観音のシンボル的存在なのが三重塔。境内の建物の中では最も古く、現在は県指定の建造物に登録されています。
吉見観音(安楽寺) 寺・神社・教会
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安楽寺でいただいた御朱印。優しそうな女性が書いてくださったのですが全体的にバランスが微妙、字体も弱々しい感じがしてちょっと残念。
吉見観音(安楽寺) 寺・神社・教会
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御朱印をいただいた後、バスの時間を調べたらびっくりするほど待ち時間があったので山門近くにある「どびんや」さんでカキ氷をいただきました。
厄除けだんご どびんや グルメ・レストラン
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いただいたのは梅シロップのカキ氷。シロップは自家製、氷は地元の湧き水ということでいただいたのですが、さっぱりしていて最高。店主のお母さんがとにかく優しくてステキでした。
厄除けだんご どびんや グルメ・レストラン
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「どびんや」さんで東松山駅への戻り方を調べていたら、40分歩いてバス停「久米田」に戻るよりも、45分歩いて吉見百穴に向かうほうが効率的なことがわかり徒歩移動し無事到着。
吉見百穴 名所・史跡
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吉見百穴はもともと6世紀末~7世紀後半に造られた横穴墓群。死者を安置したと言われる横穴が200個以上確認されています。
吉見百穴 名所・史跡
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ところが第二次世界大戦末期には地下軍需工場として活用され、掘られた横穴それぞれが軍用トンネルとして中で碁盤の目のようにつながっているようです。終戦間際に完成したため全稼働することはなかったようで、このために昼夜働かさせれた朝鮮人労働者はたまらなかったはず…。
吉見百穴 名所・史跡
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吉見百穴の外には、吉見百穴を含む吉見町の歴史を語る文化財センターがあります。展示コーナーを見たかったのですが、逃したらまた1時間後になるバスの時間に合わせられず今回はパス。
吉見町埋蔵文化財センター 名所・史跡
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吉見百穴から最寄りのバス停まで徒歩5分、バスに乗って無事東松山駅まで戻ってきました。そこから東松山第一ホテルまで更に5分ほど歩いてチェックイン!本当に普通のビジネスホテル的な感じでした。部屋の窓からの風景はこんな感じ、悪くはないが良くもない。
東松山第一ホテル 宿・ホテル
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県民割のクーポンもチェックイン時にちゃんといただきました。
東松山第一ホテル 宿・ホテル
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夕食をどこで食べようかなと思いながら散歩をしていたらたどり着いたのが庶民的なSC。ビバホームはカインズ的な存在なので、ホームセンターとスーパーを主体に食事処などが集まっている感じなのでしょうか。
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結局落ち着いたのはホテルに近い中華レストラン「ハルピン」さん。昭和40年から続く東松山の中華の老舗店らしいのですが、雰囲気はどこにでもありそうな大衆中華食堂的な感じ。焼き餃子と生ビールでスタート!
ハルピン グルメ・レストラン
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地元の常連さんしか来ない感じなのでちょっと場違いだったかな…。巨人ファンのお母さんが調子のいい今夜の巨人軍にワクワクしていたのが印象的。水餃子などを追加注文したのですが、味は至って普通。スープ系以外はちょっと塩加減濃いめなのでご注意ください。雰囲気は最高です。
ホテルに戻ってシャワーを浴びて就寝。ハルピン グルメ・レストラン
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翌朝のホテルでの朝食会場。ホテルの敷地内にあるバー・レストランでいただきます。
それでもあなたの道をゆけ グルメ・レストラン
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食事はビュッフェスタイル。感染対策もしっかりされていて安心感はあります。和洋両方あり、味は別として1,000円の価値はあるのではないでしょうか(東松山駅周辺で他に朝食を食べられる場所がない…)。
東松山第一ホテル 宿・ホテル
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東松山第一ホテルの外観。決して新しいホテルではないのですが、周辺はAPAホテル以外にあまりまともな選択肢がない上、APAホテルは県民割対象外だったので今回は致し方ないですよね。東松山に来ることって今後あまりないのでどうでもいいっちゃどうでもいい…。
東松山第一ホテル 宿・ホテル
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チェックアウトを済ませて東松山駅に到着。ここから慈光寺に向かうため明覚駅を目指します。
東松山駅 駅
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まずは東松山駅から東武東上線で小川町駅に向かいます。
東武東上線 乗り物
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小川町駅に到着。埼玉県民なのですが、埼玉県にもこんな場所があるのかというくらい田舎。もう群馬か栃木かと思うくらいの感覚です。
小川町駅 駅
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小川駅からJR八高線で明覚駅へ向かいます。単線のディーゼル車っていうのが印象的です。
JR八高線 乗り物
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明覚駅に到着。レトロな雰囲気が最高ですね。
明覚駅 駅
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明覚駅の駅舎。施設が充実しているわけではないのですが、駅舎は魅力的。
明覚駅 駅
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駅直結の観光案内所に立ち寄り、レンタサイクルを借ります。本当は慈光寺の駐車場までのバスがあるはずなのですが、コロナの影響なのか運休中。その代わり乗り合いバスというのがあるらしいのですが、システムがよくわからず不安しかない…。
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ということで電動の自転車を無事借りることができました。観光案内所は9時に開くのですが、9:30頃に行った時には既にたくさんの自転車がレンタルされていたので早めに行ったほうがいいかもしれません。
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明覚駅から慈光寺までは自転車で40分ほど。最後の1/3は急な登りなので正直辛いです。体力に自信のない方にはおすすめしません。
途中の参道にあるのが青石塔婆。2m以上の板碑もあり、慈光寺のかつての僧侶名などが記されているそうです。青石塔婆 名所・史跡
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更に坂を登ると開山堂があります。慈光寺を開山した釈道忠のために建てられた宝 塔で室町時代初期の建物とのこと。
慈光寺 寺・神社・教会
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慈光寺の本堂に続く入口が見えてきました。徒歩の場合はここから登れるのですが、自転車なのでもう少し上ったところにある駐車場まで頑張ります。
慈光寺 寺・神社・教会
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駐車場に自転車を置いて観音堂への階段へ。結構な登りで階段が滑りやすいので、不安な方は先に本堂に向かい、裏道から観音堂に向かうと歩きやすいと思います。
慈光寺 寺・神社・教会
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観音堂に到着。本尊は十一面千手千眼観世音菩薩で、背景の都幾山の緑が引き立ててくれます。
慈光寺 寺・神社・教会
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観音堂から本堂に向かう歩道。しっかり整備されているので歩きやすい。
慈光寺 寺・神社・教会
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本堂に到着。慈光寺は天台宗のお寺で、源頼朝の戦勝祈願のお寺と言われています。納経所は本堂内にあるので、靴を脱いで中に入ってから左手奥に進みます。
慈光寺 寺・神社・教会
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本堂内のザ・お寺的な場所でニューヨーク・ヤンキーズのTシャツを着た住職の方に御朱印をいただくというなんともシュールな体験でした。最初の「千」の字が特徴的、墨をつけすぎたのかなと思ったのですが恐らく癖。
慈光寺 寺・神社・教会
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駐車場に戻るとなんと乗り合いタクシーに遭遇。ちゃんと運行していたのね。「乗り合い」と言われると1人旅では使いにくいイメージがあったのですが、観光案内所でちゃんと相談したらよかった。
慈光寺 寺・神社・教会
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帰りはほぼ下りなので楽々!風が気持ちいいです。途中にあった滝の鼻橋。
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橋の下はこのような感じ。魚の移動をしやすくしてるのでしょうか。
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少し下ったところにある三波渓谷。景観が美しい渓谷で、たくさんの子連れ家族が水遊びを楽しんでいました。
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無事明覚駅に戻り、観光案内所に自転車を返却。電車の時間まで少し余裕があったので依頼されたアンケートに回答したらお土産をいただけました。ここの観光案内所のスタッフのみなさん、本当に感じがよかったのが印象的でした。
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JR八高線で明覚駅から高麗川駅に移動。ここでディーゼル車両とお別れです。
高麗川駅 駅
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池袋行きのJR川越線に乗り換えたかったのですが待ち時間が30分以上あったので駅周辺を散策。特に何もなかったので駅内に戻って日陰のベンチで時間をつぶして都内に戻りました。
高麗川駅 駅
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坂東33観音もいよいよ2/3が終了。効率のよい場所はほとんど行ったので、ここからが勝負ですね。次は群馬を攻めようかなと思っています。
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