2022/04/30 - 2022/05/04
219位(同エリア784件中)
クッシーさん
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友人の写真展を見て以来、ずっとその風景を忘れられないでいた五島の島々。コロナでしばらく離島へ行くことは控えていましたが、やっと念願叶って4泊5日の島たびが実現しました。
天気に恵まれたこともありますが、五島の自然、食、教会群は思っていた以上に素晴らしく、最高の癒され旅になりました。
<日程>
1日目 : 羽田 → 長崎 → 福江
福江島観光 福江泊
2日目 : 奈留島・久賀島観光 福江泊
3日目 : 福江島 → 上五島
上五島観光 上五島泊
4日目 : 上五島観光 上五島泊
5日目 : 上五島観光
上五島 → 長崎 → 羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
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島旅4日目
上五島で迎えた朝です。五島列島リゾートホテル MARGHERITA 奈良尾<五島 中通島> 宿・ホテル
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ホテルのロビー&ラウンジ
夜もステキだと思ったけれど、朝陽が差し込む様子もGOODですね~ -
そしてこれまた地の食材をいかした朝食
箸がすすみます。
しっかり腹ごしらえをしたあとは、この日も上五島の絶景、教会巡り。前日は南北に長い島の南部を中心に廻ったので、今日は北部を目指します。 -
高井旅海水浴場
車で走っていたら眼下にきれいなビーチが見えたのでちょっと寄り道
さすがに5月初旬では海に入る人はいないようでしたが、ガイドマップには「県下有数の透明度を誇る海水浴場。波が高い日にはサーフィンを楽しむ人で賑わう」とありました。高井旅海水浴場 ビーチ
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海水浴場からすぐの所にあった赤い塔が可愛らしい高井旅教会
高井旅教会 寺・神社・教会
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車は北上し島の中央部有川エリアへ
旧鯛ノ浦教会にやってきました。旧鯛ノ浦教会 寺・神社・教会
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このあたりは外海の出津から移住して来たキリシタンの子孫にはじまる集落で、相当な迫害を受けたそうですが、上五島の布教の中心として、1881年(明治14年)に最初の教会が設立されたとのこと。
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その後、1903年(明治36年)に建て替えられ、現在の教会堂は1979年(昭和54年)に建立。鐘楼の一部に長崎市の浦上天主堂の被爆レンガが使用されています。
※新上五島町観光なび
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/junrei/10241 -
旧鯛ノ浦教会は名前の通り「旧」で、すぐ目の前に新たな鯛ノ浦教会があります。聖堂としては新しい建物が使用されており、旧の方は資料館・図書館として使われているので写真撮影もOKというような情報をネットで読んだのですが、実際行ってみたら写真NGのマークが貼られていました。コウモリ天井のステキな内装だったので写真が撮れなかったのはちょっと残念・・・
なので、このあと入手した絵葉書で外観と -
内観の様子をご紹介
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教会脇のルルド
地元出身の彫刻家が制作したマリア像を寄贈し、信徒たちの労働奉仕によって作られたのだとか。 -
鯛ノ浦教会のあとは絶景を見ながら島の東の先端、頭ヶ島に向かいます。
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目的地は頭ヶ島天主堂
頭ケ島天主堂 名所・史跡
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イチオシ
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産で、見学には事前連絡(予約)が必要です。
※事前連絡先
https://kyoukaigun.jp/reserve/list.php -
クッシーたちは10時半に予約、レンタカー会社の人には奈良尾からは1時間くらいかかると言われました。実際には途中鯛ノ浦教会に寄ったりしたので、奈良尾のホテルは8時半前に出発して時間調整しながら訪れましたが、けっこう遠かったという印象です。
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世界遺産ということで詳細を。。。
<長崎の教会群インフォメーションセンターサイトより>
戦国時代、五島を支配した宇久純定がキリスト教布教を認め、一時は2,000人の信者がいたとされる。しかし、幕府の禁教令で、キリシタンは途絶えた。江戸時代後期の1797年、五島藩が大村藩に荒地開墾要員の移住を要請したことをきっかけに、外海から潜伏キリシタンが海を渡り、五島各地には再びキリシタン集落ができる。
上五島に属する頭ヶ島は、1859年頃から入植が始まり、役人の目もあまり届かないことから、潜伏キリシタンが増えた。1867年以降、上五島には長崎から密かに外国人神父が訪れるようになるが、翌年にはキリシタン弾圧「五島崩れ」が起きる。頭ヶ島でも主だった信者が拷問を受け、島民全員が島を一時脱出した。
1887年には木造教会が建てられ、1919年に現在の石造り教会が完成する。鉄川与助の設計施工で、近くの島から切り出した石を、信者らが船で運び組み立てた。内部は船底のような折上天井で、随所にツバキをモチーフにした花柄文様があしらわれ、「花の御堂」の愛称もある。珍しい石造で重厚な外観を持ち、華やいだ内部が特徴的な教会として、2001年に国の重要文化財に指定された。
※http://kyoukaigun.jp/visit/detail.php?id=16 -
折上天井とツバキをモチーフにした花柄文様
内部は写真撮影NGのため、案内板の写真を拝借しました。 -
西日本では唯一、全国的にも珍しいという石造りの教会は、ここが日本であることを忘れてしまいそうな佇まい
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信徒たちが切り出し積み上げたという石
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重厚感がありますが、内部だけでなく窓にもあしらわれた花の文様が可愛らしいアクセント
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暑い日だったので開け放たれた窓から、少し内部が見えました。
もちろん実際に中へ入って見学することもでき、ここで新上五島町にある教会の絵葉書を購入することができました。 -
教会のすぐそばにあった「島のふれあい館」
窓の奥の緑がキレイだったのでパチリ
建物は古民家を改修したもので、昭和30年代の生活が感じられる館内にはかつて住民が使用していたカトリックの祭壇やいろり、サツマイモを保存する床下の「イモガマ」などが再現されています。 -
教会近くの白浜
穏やかな青が広がってる~☆彡 -
浜の右手にはキリシタン墓地
日本の墓地にあるお墓に似ていますが、石の上にはクルスが添えられています。頭ヶ島キリシタン墓地 名所・史跡
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この時期(5月)はマツバギクが墓地をピンク色に染めて、海の青とのコントラストが美しい!
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イチオシ
新上五島町観光協会のスタッフさんからすすめられた場所ですが、静かで美しい場所でした。
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頭ヶ島をあとにして、車は北部へ
青砂ヶ浦天主堂にやってきました。青砂ヶ浦天主堂 寺・神社・教会
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新上五島町出身の鉄川与助が手がけた教会堂のひとつです。
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町の観光ガイドブックには「内部のリヴ・ボールト天井とステンドグラスが美しい。夕方に訪れるとステンドグラス越しに刺す西陽が洞内を照らし、幻想的な空間となる」とありましたが、この日は扉が施錠されており、残念ながら中を見学することはできず・・・ 入口にステンドグラスと内部の写真が飾ってあったので、記念に撮らせていたさきました。
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頭ヶ島天主堂で入手した絵葉書にも青砂ヶ浦天主堂内部の写真があったのでアップします。
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現在の建物は3代目とのことですが、100年を超える天主堂、見学したかったな~
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ここはレンタカーやタクシーで訪れる人もそこそこいましたが、やはり皆さん見学できないことを残念がっていました。
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ここから先は新魚目エリア
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海をのぞむ絶景が続きます。
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イチオシ
赤ダキ断崖
火山の噴火によって火口の周囲に積もった土が、波に削られて現れた山の断面赤ダキ断崖 自然・景勝地
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成層した火砕屑物の見事な断面と、赤色の断面と山の緑、海の青とのコントラストが自然景観としても素晴らしく、県天然記念物にも指定されているそうです。
※新上五島町観光なび
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/spot/10006 -
赤ダキ断崖近くの曽根教会
1881年(明治14年)設立、1966年(昭和41年)に現在の教会堂が建設曽根教会 寺・神社・教会
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イチオシ
庭にはステキなルルドがありました。
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この日のランチは五島列島リゾートホテル マルゲリータで。
前日に泊ったマルゲリータ奈良尾の姉妹ホテルです。五島列島リゾートホテル マルゲリータ 温泉
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奈良尾のホテル内レストラン『海ト空〇ト星』は和食でしたが、こちらの『空と海の十字路』はイタリアン、宿泊客でなくても利用できます。
3種の前菜、サラダ、スープ、パスタ・ピザからのチョイスのコースを美味しくいただきました~♪
https://margherita-resort.com/2018/06/07/restaurant/空と海の十字路 グルメ・レストラン
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上五島での2泊目はこちらのホテルに宿泊したかったのですが、残念ながら満室だったので、フロントでその旨を伝え、ロビーなど共有スペースを見せてもらいました。
五島列島リゾートホテル マルゲリータ 温泉
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白を基調にしたシンプルかつスタイリッシュなロビー
窓の外に広がる風景に見とれていると、ホテルの方が庭に出られますよと出入口を教えてくれました。 -
イチオシ
お言葉に甘えて庭に出ると・・・
一面のシロツメクサと青い空と海☆彡 -
ここにランチを食べに来なければ見られなかった風景
偶然の出会いに感謝です ^^ -
もともと国民宿舎だった場所を全面改装してホテルとして生まれ変わったというマルゲリータ。客室数は島にある教会の数と同じは29、そしてすべての教会と同じように海を向いているとのこと。やっぱり泊まってみたかったですね~
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思いがけずホテルでゆっくりしてしまいましたがドライブ再開。島の最北端、津和崎灯台までやってきました。津和崎瀬戸や西海を航海する船の案内役として活躍する現役の灯台です。
津和崎灯台 名所・史跡
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灯台の周りは天然の椿の山、椿公園になっていてハイキングコースも設けられています。
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さすがに5月では椿は終わっていましたが、ツツジが満開!
紺碧の海とのコラボが最高で、北端まで来た甲斐がありました。 -
マルゲリータの部屋数の話の際にも書きましたが、上五島には29の教会が点在し、新魚目エリアにも8つの教会があります。できるだけたくさんの教会を巡りながら、島の中央部に戻りましょう。
米山教会 寺・神社・教会
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まずは米山教会
島の最北にある教会。初代は1889年(明治22年)にあったとされている。 1903年(明治36年)2代目の教会堂が完成。 現在の聖堂は1977年(昭和52年)に建てられた。
※新上五島町観光なび
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/junrei/10253 -
教会裏のルルドとマリア像
今回の教会巡りではいくつものルルド、マリア像を目にしましたが、それぞれに表情、佇まいが違っていて興味深かったです。 -
中でもこちらにはびっくり!
仲知教会の『ファチマの聖母と羊飼い』は宙に浮いたマリア像です。
教会堂は1978年(昭和53年)に建てられたそうでステンドグラスが印象的でしたが、写真がないので、ご興味ある方は「新上五島町観光なび」のページをご覧ください。
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/junrei/10254仲知教会 寺・神社・教会
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狭い急坂の上に建っている赤波江教会
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創建1884年、改修1971年
1870年代の赤波江は、戸数わずかなキリシタン集落だったが、大瀬良宗五郎、赤波江助作、赤波江キタと言う伝道士がいて、周辺のキリシタン集落で活動を行っていた。 現在の赤波江教会もわずかな戸数だが、信者の祈りの場として使用され続けている。
※ながさき旅ネット
https://www.nagasaki-tabinet.com/junrei/52103 -
五島灘を眼下に見下ろす急斜面
ここでの生活がいかに厳しいものか容易に想像がつくだけに、かつて移住してきた人たちの信仰の深さにはただただ感服 -
急峻な山々と海が連なる北魚目地区は、その独特な集落景観が、国の「重要文化的景観」に選定されています。
<新上五島町 公式サイト>
https://official.shinkamigoto.net/culturallandscapes.php
新上五島町北魚目地域は五島列島中通島の北部に位置し、南北約12㎞東西約1.0㎞の狭く細長い地形をなしています。急峻で細長い迂曲(うきょく)地形に山が連なっているため、人間が生活を営むのに極めて不便な土地です。その厳しい地形条件に適応した農村及び漁村という対照的な形態を成す集落景観と、甘藷の栽培・保存・加工システムを基軸とした傾斜地での土地利用に特徴があるとして、平成24年1月24日に国の重要文化的景観に選定されました。 -
案内板の近くに資料館がありました。
江袋交流館、令和3年7月にできたばかりの建物です。 -
館内にはこの地で古くから作られている「かんころ」(サツマイモを薄く切って日干ししたもの)の作業道具の展示や、作業風景が写真で紹介されています。交流館のスタッフの方は元々写真を仕事にされていたそうで、首からカメラをさげていたクッシー夫婦に声をかけてくれました。集落や作業の説明を聞くうちに話がはずみ、以前お土産でもらった「かんころ餅」が美味しかったと言ったら、実際にかんころを作っている窯を見せてくれることに!
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石積みの段々畑横の、狭く急な坂道を下って行くと・・・
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土で作られた大きな屋外竈が!
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ここで輪切りにしたサツマイモを茹で、茹で上がると干し棚に並べ風をあてながら天日干しをすることで「かんころ」が出来上がるそうです。かつては保存食だったものの、今は「かんころ」を作るお宅も減っているそう。それでも集落にいくつかネットを張った干し棚が見られました。
※写真は交流館の方に見せていただいた写真です。
クッシーがお土産で食べたかんころ餅は、このかんころとお餅を混ぜたもの。かつてはかんころともち米を一緒について作ったようですが、今は土産物屋さんやスーパーに味も作り方も様々なものが売られていました。クッシーは少しやわらかめ&プレーン味のかんころ餅をバターで焼いて食べるのが好きですが、五島を離れる日にフェリー乗り場の売店で勧められたものは、そのまま食べても美味しかったです。 -
集落の中に建つ江袋教会
江袋教会 寺・神社・教会
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ちょうど夕方のミサが終わり、信徒の方々が自宅に戻られるところでした。ご高齢の方が多く、急な坂道を歩くのは大変そうでしたが、やはり信仰心のなせるわざ!
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教会は1882年(明治15年)創建。 日常的に使用されている木材の教会堂としては県内最古のものだったのが、2007年(平成19年)2月、火災により焼損してしまったそうです。
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柱や梁などの残存部を生かしての修復工事が行われ、2010年(平成22年)5月に再建されたとのこと。
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絵葉書による内部の様子
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今回、交流館の方のお話をじっくり聞くことができ、北魚目エリアの教会はどこも本当にその土地に根差し、人々の生活になくてはならないものなんだな~と改めて感じました。
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イチオシ
集落の坂をのぼって県道まで戻ってきました。
振り返ると青い海と江袋教会の鐘塔が美しい! -
あまりに印象的だったのでここで何枚か撮影
この旅行記の表紙に使用した写真もこの時撮ったものですが、気に入ってトヨタレンタリースさんのインスタキャンペーンに応募したら「長崎よかとこで賞」をいただきました~ ^^/ -
さて、17時を過ぎ教会も閉まってしまうので、この日最後の見学地、大水教会へ
大水教会 寺・神社・教会
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1881年(明治14年)設立。 現在の教会堂は1985年(昭和60年)に建てられたもので、内部には美しいステンドグラスや彫刻がほどこされているとのことでいたが、内覧は間に合いませんでした。
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教会巡りが終わっても、まだまだドライブは続きます♪
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この日はずっと晴天でキレイな夕日が見られそうだったので、どこで見るかをロケハン。
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イチオシ
やはり定番の「矢堅目の夕景」を見ることに。
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イチオシ
矢堅目の奇岩と夕日のコラボです☆彡
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このコラボも何ヶ所かビュースポットがあり、「白草公園」が人気のようですが、クッシーたちは少し公園から離れた場所で撮影
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どこかのテレビクルーも撮影に来ていたので、この日のベストスポットだったのかも!
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雲に邪魔されることもなく、完璧な日没を見ることができました~
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日没後の余韻
この空の色が良いのですよね☆彡 -
この日やりたかったことは全てできたので、大満足でホテルへ
ホテルアオカ上五島<五島 中通島> 宿・ホテル
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夕食はホテル内のレストラン「restaurant umigoto」
お昼もイタリアンでしたが、「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ奥田政行氏プロデュースのお店ということと、ホテル内なので夫がお酒が飲めるということでこちらにしました。味もちろん、サラダ、パスタ、お肉料理、デザート、ドリンクで¥3500とディナーにしてはお得、これまた大満足で4日目が終わりました。
いよいよ明日は最終日です。。。
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旅行記グループ 2022年5月 海と空と教会と 五島の島で癒された5日間
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