3年ぶりの欧州！　マルタ共和国12日間の旅　③　美しい要塞都市ヴァレッタ街歩き

2022/07/05 - 2022/07/05

マルタ二日目は、首都ヴァレッタを一日巡ります。

まずは、国立考古学博物館で、「ヘリテージ・マルタ・マルチパス」を購入しました。マルタ国内あちこちの施設を、このパスで入れます。一人50ユーロですが、ありがたいことに、シニア料金の恩恵を受け、一人38ユーロでした。
合わせて、週3回(月、水、日）の催行ということで最終日に予定していた地下ツアー「Underground Valletta」の予約もこちらで出来ました。

　その後、聖ヨハネ大聖堂を見学、貴族のお屋敷カーサピッコロの午前11時の見学ツアーに参加し、ヴァレッタの突端聖エルモ砦に行きます。ここには国立戦争博物館があってじっくり見てまいりました。最後に、Malta　Experienceで、マルタの歴史を把握した後、施療院も見学し、本日の観光はおおむね終了。

それにしても、ヴァレッタの街は美しく、また、碁盤の目のように計画的に作られており、暑い日中でも、海からの風がまっすぐな通りを吹き抜けると、なんともいえない心地よさを感じました。

エリア ヴァレッタ(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。

時差ボケで眠ったのか眠れなかったのかわからないうちに朝です。

オズボーンホテルの朝ごはんは、1階のレストランで、朝7時から。

オズボーン ホテル ホテル

ウインナーに、ベーコン、マッシュルーム、そしてポークビーンズと英国式朝食です。きゅうりやトマトなど生野菜があるのもうれしい。

しっかり頂きました。

8時少し前、ホテルを出て、『Underground Valletta』(地下ツアー）の予約をしに行きます。

日本から来たはたらくくるま、冷凍車みたいだけれど、　発見　第2弾。

警報装置もついてますよ・・って。

Underground Vallettaの予約をしようと、その入り口まで行ったのだけれどわからず、周りの人にお尋ねします。

どうやらチケットは国立考古学博物館で購入するみたい。

国立考古学博物館の開館は9時なので、リパブリック通りのベンチに座って休みます。

博物館隣のこの建物、角の柱の女性像を、一所懸命撮影する方あり。

国立考古学博物館。

リパブリック通りに面していて、Valletaのバスターミナルから徒歩10分弱です。
ホテルからも同じくらいの距離です。

ここで、ヘリテージ・マルタ・マルチパスを購入しました。
約10日間の滞在で、ゴゾ島やイムディーナなどにも足を延ばすので、一人38ユーロが無駄にならないでしょう。

・・とパスを買ったときには思ったのですが、実際、ゴゾ島やイムディーナでも、
パスが使える施設だからと入館しましたが、普段ならパス？するようなところもありました。

国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

マルタ島には数多くの古代神殿が発掘されています。

発掘された現地も、殆ど見学できるようになっています。
中には保護のため、テントで覆われていた神殿などもありましたが・・。

ただ、出土品などは、保存状態をよくするため、こちらの博物館に収蔵、展示されています。

眠る女。

お気に入りです。

エジプトのミイラみたい。

見学を終えた後、こちらの受付で、滞在最終日7月13日10時の「Valletta Under Ground」予約が無事出来ました。当日も、集合はここ国立考古学博物館入り口になるそう。

考古学博物館を見た後、リパブリック通りを歩き、ヨハネ大聖堂に行きます。

大人15ユーロ、シニアと学生は12ユーロ。併設の美術館も含んでいます。

外見はとても質素。

聖ヨハネ大聖堂 寺院・教会

でも、ひとたび中に足を踏み入れると豪華。

騎士団の神への寄進により、このヴァレッタの祈りの中心として作られました。

天井画。

細部に至るまで、豪華絢爛な細工。

大聖堂の横には美術館。

聖ヨハネ大聖堂美術館 博物館・美術館・ギャラリー

天井画もすばらしい。

この大聖堂美術館で必見はカラヴァッジョの作品。

カラヴァッジョ作

ST JEROME WRITING

聖堂の床は墓標となっています。

一心に修復する姿が・・。

聖ヨハネ大聖堂からリパブリック通りを歩いて、数分で到着したセントジョージ広場。(騎士団長の宮殿広場）

残念ながら、今、騎士団長の宮殿は公開休止。

Sette Giugno Monument。
1919年のセッテジュグノ暴動のモニュメント。

City Tour Busがやってきました。

お土産屋さんの前に並んだ、ジャムやはちみつの瓶。

連れはお土産にはちみつを買いたいらしいので、見ていました。

ちょっと坂道を上って・・・。

次に見学するのは、CASA ROCCA　PICCORO.

大人9ユーロ(シニア料金はありません）、大学生も含む学生5ユーロ、14歳以下無料。

カーサロッカピッコラ 史跡・遺跡

1日数回、正時に館内ツアーがあります。

16世紀、マルタ提督騎士団のドン・ピエトロ・ラ・ロッカの邸宅が始まり。

11時のツアーに申し込みました。

始まるまで、中庭でお待ちくださいって。

中庭にいたのは、オウムちゃん。

中庭には地下への階段があります。

地下への階段。

旅の最終日、Undereground Vallettaに参加してみてわかったのは、このヴァレッタの地下にはアリの巣のように通路が張り巡らされていたこと。さすが要塞都市。

11時から、ガイドさんの案内でお屋敷のツアーが始まりました。

一つひとつの備品が目を奪います。

チェスセット。

ベッド。

マスク姿の方が、ガイドさんです。

ベビーベッド

ツアーの最後の方は、ダイニングルーム。

セッティングされている食器が素晴らしいこと。

こうして、カーサピッコロを後にしました。

要塞都市ヴァレッタの先端は砦になっています。

聖エルモ砦。

こちらも世界遺産なので、今朝購入した、ヘリテージ・マルタ・マルチパスで入場できました。

聖エルモ砦 建造物

あれは、どうやらゴゾ島に行くフェリーのようです。

明日乗ります。

見晴らし良好。

砦は、歴史上の戦いの中でも重要な役割。

画面上部の真ん中あたり、「目玉」があるのわかりますか？

後日行ったスリーシティズの先端にもありましたが、この目でよく見てるぞという印みたい。

砦の案内図。

結構周りでがあります。

1914年から1942年。

第一次世界大戦から、第二次世界大戦の期間。

大英帝国海軍の基地として、このヴァレッタは重要な役割でした。

英国軍の戦闘機。

Eボート。

ドイツ軍のUボートのこと。英国軍にとっては、Enemyだから、Eボート。

スリーマの方を眺めます。

スリーマは、11日、PCR検査の後に行く予定にしています。
高層かいのホテルが立ち並ぶようです。

エリザベス女王の父君、ジョージ6世からマルタ島に送られた感謝状。

英国海軍の地中海の砦として、マルタ島あげて戦い、守ったことへ。

ジープ。

1964年。

マルタが英国から独立した大切な年。

聖エルモ砦の後は、マルタエクスペリエンスに行きました。
大人16ユーロ(シニア料金はなし）、学生11.5ユーロ。5歳以上の子供6ユーロ。

ちょっと高いかなと思いましたが、マルタの歴史をマルチビジョンでざっと知ることが出来ます。しかも、ヘッドホンで日本語で聞けますので、お勧めです。

その後、向かいにある騎士団施療院へ。

マルタ体験ショー(マルタ エクスペリエンス) アクティビティ・乗り物体験

ガイドさんの説明を聞きながら見学する騎士団施療院。

壁にくりぬいてある扉の前にベッドが一つ置かれ、個室のようになったとのこと。

騎士団施療院 史跡・遺跡

コロナで医療ひっ迫した現代にも何か利用できないのかしらと思いました。

マルタ　エクスペリエンスを見終わると、午後3時。

あちらに見えるのは、スリーシティズ。

12日に行く予定です。

エルモ砦にある鐘。

Siege Bell Memorial。

第2次世界大戦で亡くなった人のための鐘。

シエージュ ベル ウォー メモリアル モニュメント・記念碑

明日のGozo行のフェリーのチケットを購入し、ホテルに帰ることにします。

また、坂道をあがるのかなとおもいましたが、そうだ、エレベーターがあった。

バラッカリフト。

バラッカ リフト 建造物

1人1ユーロのチケットを買って乗りました。

高低差がある街なので、ありがたいこと。

エレベーターから見下ろしたスリーシティーズ。

エレベーターを降りて何の音・・と思ったら、毎日12時と16時に兵士が、大砲をうつ音でした。
今のは16時の回。

大砲の先に白煙が見えるでしょう？

アッパーバラッカガーデン 広場・公園

ホテルに向かって歩いていて、目に留まったのがこの黒板。

Daily Specials　。Wineがついて9ユーロですって。

お店の名前は　Cafe Mina's。

スタッフはとても陽気。

ワインの代わりに、スパークリングウォーターでもいい?と聞いたら、いいよと持ってきてくれました。

お連れ様はビール。

先に運ばれてきたのは、連れの注文した
Baked Rissot.

今まで食べたリゾットの中でも5本の指に入る美味しさだそう。

少し遅れて、わたくしの
Home made　Lasagne。

飲み物をワインから、ビールやお水に代えても、ひとり9ユーロは変わらず。

コスパの良いお夕食になりました。

Cafe Mina's　から、ホテルまでは徒歩数分。

ホテルに帰って、屋上のプールも見てきました。
ギリシャの時みたいに、最終日、泳げるといいな。

ホテルの屋上からヴァレッタ市街を眺めます。

明日からは、ホテルにスーツケースを預かってもらいゴゾ島、イムディーナへの旅に出かけます。