3年ぶりの欧州！　マルタ共和国12日間の旅　⑩　ドキドキPCR検査の後、スリーマ散歩

2022/07/11 - 2022/07/11

旅を始めて1週間が過ぎ、そろそろ帰国の準備を始める時期になりました。

この旅の一番の難関は、「出国前72時間以内のPCR検査結果陰性証明書」を現地で取得する事です。幸い、マルタは日本から留学生がコロナ禍でも少なからず来ていますので情報も取りやすく、検査をする医療機関は、すぐに見つかり、出発前に予約が出来ました。あとは、無事結果が陰性と出ればよいのですが、ドキドキでした。

午前10時に予約してあるクリニックには、かなり早めに到着、9時に予約していた日本人留学生の方と一緒に、検査をしてもらい、早めに終了。
結果は夕方メールで、陰性なら証明書は添付ファイルで送るとのこと。もう一つ候補だった病院は、証明書を取りにもう一度行かなければならなかったのでこれは、ありがたい。

また、もし陽性ならクリニックの先生が電話をくださるから、指示に従うようにと、ゆっくりわかり易く伝えてくださいました。

クリニックからヴァレッタに帰る途中、バスでスリーマに行き、ぶらぶら歩きましたが、結果が気になって気になって落ち着かない半日です。とはいえ、スリーマから乗ったヴァレッタ行のフェリーからの景色、表紙の写真ですが、素晴らしかったな。

エリア スリーマ(マルタ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

5日ぶりのオズボーンホテルの朝食。

コロナ対策もしっかりなので安心して食べられます。

今日は、帰国前のPCR検査の日。

バスでスリーマの方にあるクリニックに行きますので、まずはVallettaのバスターミナルへ。

デーツの入ったパイを売るお店。

バスターミナルのA14ホームから8時20分発の16番のバスに乗ってSwieqiで下車。
それが当初の予定。

でも、早め早めに行動するから、1本前の8時ジャスト発の16番バスに乗れました。

いつものように「Swieqi」と書いたメモを運転手さんに見せましたら、「はい、わかりました。」ときれいな日本語。

運転手さん、3年ほど日本にいたことがあるのですって。

メイン バス ターミナル 駅

同じ16番のバスでも、微妙にルートが違うらしく、予想していた場所と違うところで運転手さんに教えてもらい下車。

ただ、降りたバス停が広い大きな幹線道路沿いだったので、かえって迷うことなくたどり着きました。

Serenity Holistic Medical Clinic.
留学生向けサイトで見つけたクリニックです。メールで予約でき、日本政府の書式での陰性証明書を出してくれました。

この旅行記を仕上げている2022年9月7日より、日本帰国時のPCR検査陰性証明書が不要となりました。わたくしたちが旅をしている2022年7月は、まだ必須でした。

クリニックには、先客がおられました。日本からの語学留学生。

この近くの学校に留学しているそうです。待ち時間の間にこちらの感染事情とか、教えてもらいました。陽性の場合は、町の薬局でドクターを紹介してもらい、すぐに薬が手に入るとのことです。

わたくしたちは10時の予約というのにかなり早くクリニックに着いたけれど、9時の予約の留学生さんのすぐあとにやって頂けました。日本語をほんの少々お話になるとてもやさしい先生でした。

PCR検査は1人120ユーロ。カード決済なら125ユーロ。

結果はその日の夜7時頃、メールで、そして添付ファイルで、日本政府の書式にドクターのサイン入りの陰性証明書が来るとのことでした。

一番気になる、万一陽性だった時ですが、ドクターが電話をかけてくださるので、指示に従ってねと言われます。

バスを降りてから、迷うこともなく(google　mapで結構予習したからね）クリニックにつき、検査もあっという間に終わったので、Swieqiのバス停に戻り、Slima行のバスに乗ります。
マルタのバスは最初にバスに乗って回数券をスキャンし、2時間以内に、スキャンすればカウントされないのですが、今回は2時間以内で往復大丈夫だったかと。

Sun Giljan　で下車。

高層のホテルが立ち並びます。

あまり規模の大きいホテルがないVallettaの旧市街と違って、大きなホテルが林立しています。

そうした沢山の観光客を目当ての看板もずらり。

これは、ボートパーティですって。

インデペンデンス・ガーデン

この猫ちゃんのオブジェが目印。

インディペンデンスガーデン 広場・公園

これは・・・。

2017年に殺害された女性ジャーナリスト、ダフネさん。
「パナマ文書」をもとに、マルタ政府高官の腐敗を追求し続け、2017年10月に爆殺されました。

彼女が生まれたのはこのスリーマ。

海はこんなに透き通っているのに

空はこんなに青いのに。

ダフネさんを悼む碑。
　May this simple bay laurel remind us of her wisdom,
　victory and triumph over darkness.

このモニュメントなんだろう。

夫婦、親子連れ、当たり前の日常？

泳げる砂浜も。

海水浴をしている人、日光浴をしている人。

ゴゾ島とコミノ島のクルーズの看板。

時間に限りがあるときは、このクルーズを利用すると効率よいかもしれません。

趣のある建物だと思ったらレストランでした。

スリーマの地図。

ショッピングモールに来ました。

ヴァレッタ旧市街には、大きなショッピングセンターがなかったので、ここスリーマで少々お買い物。

ザ ポイント ショッピングセンター

帰国ももうすぐなので、お土産品をいくつか選びます。

買い物を終え、確か歩道橋のようなところから見たヴァレッタの街。

丸い屋根がカーマライト教会。修復中が聖ポール教会。

海辺に下りていく道がありました。

そして、観光地あるある南京錠。

スリーマからヴァレッタには、フェリーで帰ります。

フェリー乗場に到着。

フェリーの時刻表。
毎時15分、45分発。

スリーマ フェリー バス系

1人1.5ユーロ。

所要10分。

いざ乗船。

渡し船と言った方がピンときますね。

すぐにヴァレッタに到着。

船のついたところは､オズボーンホテルから直線距離ではわずか。

ただ、この高低差のある街では、歩いてすぐというわけにはいきません。

石段を上ります。

初日に、赤いポストが目立ったので、ひそかに「ポストの階段」と私は名付けていた石段です。

そのポストの階段をあがってくると、もうホテルのすぐそば。

ホテルには戻らず、ちょっと街歩き。

オールドベーカリー通り。

オールド ベーカリー通り 散歩・街歩き

すごい駐車技術だな。坂道に縦列駐車。

カラフルな緑の出窓、マルタですっかりおなじみの光景。

そして、洗濯物。

カーマライト教会の近くまで来ましたら、飾りつけがしてあります。

カーマライト教会 寺院・教会

マノエル劇場を見学しようと思っていたら、見学ツアーは12:30のみ。

仕方ない、明後日また来るか。

マノエル劇場博物館 博物館・美術館・ギャラリー

次に来たのが、先ほどスリーマ側から見えた修復中の聖ポール教会。

英国国教会

リパブリック通りで、絵を売っていたお兄さんから、マルサシュロックの絵を自分たちの記念にと買いました。

夕食は、部屋食にしましょう・・と、バスターミナルのパン売り場で買ってきました。ひっきりなしにお客さんが買いに来る人気店だったからです。

それに、夕方にはクリニックから検査の結果が来ます。

万一、陽性の時は先生から電話があるので、静かな場所にいた方がよさそうです。

そんなわけで、部屋食に備えて、日本から持ってきたスープ。

ミートパイ。

おいしかったのだけれど、気もそぞろ。

ピザパン。

食事を済ませて、シャワーを終えると、今朝のクリニックからメールが届いていました。入試の合格発表を見た時のように緊張します。

二人とも陰性でした。ああよかった。

というわけで、明日はスリーシティズの観光に参ります。おやすみなさい。

オズボーン ホテル ホテル