2022/07/15 - 2022/07/18
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この旅行記のスケジュール
2022/07/18
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サケマス捕獲場
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7月18日(月・海の日)曇り時々晴れ
4日目(最終日)は、道北のオホーツク海側を巡ります。朝、いきなりクッチャロ湖まで足を伸ばし、そこから国道238号線(宗谷国道・オホーツクライン)を北上します。宗谷岬・宗谷丘陵を走り抜けて稚内空港、15:10発のNH574便で帰京しました。
観光資源に乏しい稚内は、利尻島や礼文島をネタに観光客を呼び込んでいて、この時期の宗谷バスやハートランドフェリーは人で溢れています。しかし、実際に行ってみてわかったことは、道北の日本海側・オホーツク海側双方の海岸線の雄大な景観こそ、首都圏で暮らす人間にとって非日常的で訪れる価値のあるデスティネーションです。この日のドライブも快適そのもので、大自然を満喫する楽しい旅になりました。
表紙は宗谷岬灯台です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7:30 ホテル駐車場。バイク・ツーリストたちが出発するようです。
ホテル美雪 宿・ホテル
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素泊まり専用ホテルなので、「朝食どうする?」問題が常にあります。昨日は「最北端のマクドナルド」でした。
セイコーマートのサンドイッチじゃ芸がないし‥。 -
道の駅 北オホーツクはまとんべつに美味しいパン屋があるという情報を妻が入手したので、向かうことにします。
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国道238号宗谷ヒストリーロード。
今日も全行程、妻が運転します。人のために尽くす性分の妻に感謝です。 -
北海道道1077号稚内猿払線に入ります。
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空模様が怪しい。
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増幌川
宗谷湾に面した増幌川は、海鱒が狙える最北の地として知られています。川幅は狭いものの、サケの遡上時は多くの釣り人で賑わうそうです。 -
日本海側と違って、人々の営みがあります。
この雰囲気は、まるでヨーロッパの田舎道を走っているみたい。この程度の道幅があれば、ドイツ・オーストリアあたりでは制限速度100km/hでしょう。 -
浜頓別まで56km。小雨が降ってきました。
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上苗太路大橋
戦略上の重要地点なのか、ここだけGoogleストリートビューがありません。ロシアには知られたくない? -
ダケカンバの森。
この道は稚内から猿払に向かうショートカットですが、カーナビがバカでルート検索されず、Googleマップの経路検索で探し当てました。実際には大型トラックが行き交う幹線道路です。 -
終点で国道238号に接続します。
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238号オホーツクホタテロードを南へ。
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猿払村に入ります。
十津川村に次いで日本で2番目に面積の大きい村です。 -
西部(右)は丘陵・山岳地帯。村総面積の8割が森林です。
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知来別漁港
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長い海岸線。
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ホタテ貝殻のボタ山。
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バイク・ツーリストの集団。何度も見かけます。
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浜鬼志別灯台
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猿払パーキングシェルター
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小規模な風力発電所。
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猿払川
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牧場が点在しています。
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これも猿払川。
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クマは1頭も見かけませんでした。
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防風林
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これも牧場。
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浜頓別方面バス停は、吹雪を凌げる頑丈な仕様です。
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少し青空が覗いてきました。
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よつ葉乳業 宗谷工場
牧畜が盛んなのはこの存在。 -
クッチャロ川
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9:00 道の駅 北オホーツクはまとんべつに到着。
しかし、パン屋の開店は10:00。まだ1時間あります。 -
先にクッチャロ湖を見物します。
クッチャロ湖 自然・景勝地
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湖畔にキャンプ場があります。
クッチャロ湖畔キャンプ場 キャンプ場
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カイトサーフィンや
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ウインドサーフィンで遊ぶ人たち。
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クッチャロ湖は、大沼・小沼と呼ばれる大小2つの沼が細い水路でつながった、変形したひょうたん型の湖。日本とロシアを渡る水鳥たちの重要な中継地になっています。
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水鳥観察館を覗いてみます。
浜頓別クッチャロ湖水鳥観察館 美術館・博物館
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飛来する渡り鳥(剥製)の展示や、
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望遠鏡が設置されています。
今は渡りの時期でないので、鳥は見えません。ただ、逃げ遅れて越年見込みの白鳥が1羽いるそうです。今は近隣の沼へ出張中。 -
まだ時間があるのでさらに寄り道。
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頓別川
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サケマス捕獲場を目指します。
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ここです。
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ウソタンナイ川を堰き止めて、遡上するサケ・マスを一網打尽。
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堰の上流。
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堰の下流。魚はここまでしか遡れません。
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捕獲したサケ・マスは別の場所にある工場に送られ、イクラを取ったり、孵化させて稚魚を養殖したりするそうです。
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青空の下に道北の山々が広がっています。
右から三角山、イソサンヌプリ山、パンケ山、ペンケ山あたりでしょうか? -
浜頓別町役場
町の中心に戻って来ました。 -
浜頓別町 多目的アリーナ
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真新しいセイコーマートもあります。
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そして、道の駅 北オホーツクはまとんべつ。
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本格的な道の駅を目指したけど、テナントが集まらなかったみたい。
牧場はたくさんありますが、野菜を栽培する農地は見たことがありません。生乳は工場に直送されるので、そもそも売るべき農産物がない。
海産物は少し売っています。タコ足、シジミ、毛蟹など。 -
なので、建物は「浜頓別町交流館」となり、「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」は肩身が狭そう。
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結局、パン屋のこんがり堂がメインテナントになりました。
こんがり堂 グルメ・レストラン
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美味しそうなパンが並んでいます。
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こちらも。
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遅めの朝食です。
私は、とろけるチーズケーキ(右)
妻は、白いクリームチーズケーキ(左)
二人ともカフェ・ラテです。合計1,110円。
評判通り美味しい。がまんしてここまで来た甲斐がありました。 -
牧草山積みの大型トラックです。
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折り返して猿払を目指します。
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猿払の牧場はどこも同形式の看板を掲げています。おそらく村からの補助金で作ったのでしょう。
猿払村は、村民の平均所得が港区、千代田区に次ぐ全国第3位になったこともあり、今でもランキング上位常連の豊かな村です。 -
バス停も立派。
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ここも牧場。
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猿払川河口
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猿払浜
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ポロ沼に立ち寄ります。沼の周辺は茅が生い茂る低湿地帯になっていて近づけませんでした。
ポロ沼 自然・景勝地
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ナヨクサフジでしょうか。外来種。
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猿払川
イトウの生息地として有名です。
ポロ沼を時計回りに一周してみます。 -
ポロ川
その先に見えるのが先ほどと反対側から見たポロ沼です。 -
ポロ沼は、猿払原野に点在する湖沼群の中では最大の汽水湖です。水深は極めて浅く、大部分は1m以浅。猿払川を通してオホーツク海と連絡しています。
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11:30 さるふつまるごと館
ここで昼食を摂ります。さるふつまるごと館 名所・史跡
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ホタテ丼 1,430円
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ホタテラーメン 770円
ここでも二人でシェアしていただきます。
どちらの貝柱も肉厚で新鮮。さすが本場、大満足です。 -
隣接の「道の駅 さるふつ公園」には立派なキャンプ場が併設されています。これも豊かな村だからこそできること。
さるふつ公園キャンプ場 キャンプ場
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オホーツクホタテロードを北上。
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猿払村漁業協同組合ほたて総合加工場
真新しい施設で、JFさるふつ直売店を併設しています。
「貧乏を見たけりゃ猿払へ行け」と貧困に喘いだ猿払村は、北海道大学水産学部による漁場環境調査で「猿払沿岸域は世界有数のホタテ漁場である」という結論を得て、1970年代にホタテの稚貝大規模放流を決断し、3カ年計画で村の年間税収約4000万円の2分の1強を稚貝の購入費に充てて、ホタテ養殖に資源を集中します。
この施策が功を奏し、今では水揚げ量51,634トン、水揚げ金額106億円(2021年)、全国シェア10%を超えるまでになりました。漁家数216戸ですから1戸あたり約50百万円の収入です。 -
海岸線をひた走ります。
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変化に富んだ地形。
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空も明るくなって気持ち良いドライブ。
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イチオシ
絶景です。
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宗谷丘陵展望パーキングからの眺め。
宗谷丘陵 自然・景勝地
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青いオホーツク海。
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宗谷丘陵の稜線は丸みを帯び、谷は樹枝状に伸びています。この地形は「周氷河地形」の一つと言われ、今から2万~1万年前に起こった地球最後の氷河期「ウルム氷河期」に形成されたと言われます。
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言葉に尽くせない景観。
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12:40 宗谷岬公園に到着。
宗谷岬公園 公園・植物園
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宮沢賢治文学碑
宗谷岬自体は格別見どころもないので、このようなモニュメントが林立。深追いしません。宮沢賢治文学碑 名所・史跡
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日本最北端の地の碑
3代目だそうです。宗谷岬 自然・景勝地
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間宮林蔵立像
この人だけは見逃すわけにはいきません。間宮林蔵の立像 名所・史跡
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帰りの飛行機があるので先を急ぎます。
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陸上自衛隊 稚内分屯地
レーダーサイトでしょう。 -
宗谷岬牧場
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風力発電が林立。
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なだらかな宗谷丘陵。
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キタキツネ発見!
結局、今回の旅で見つけた動物はこれ1匹でした。 -
白い道に入ります。
宗谷丘陵 白い道 名所・史跡
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「宗谷丘陵フットパスコース(全長約11km)」のゴール側(宗谷地区側)約3kmにホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた道です。
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もっと晴れていれば空と海の青とのコントラストが美しかったでしょう。
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宗谷ヒストリーロードを北上します。
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道北ドライブも残すところ僅か。
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稚内空港が見えてきました。
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13:30 トヨタレンタカー稚内空港店に到着。
2日間の走行距離は405.7km。ガソリン20.0リットル、3,500円。20.2km/l 燃費良好。
快適な旅でした。トヨタレンタカー(稚内空港店) 乗り物
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稚内空港
稚内空港 空港
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13:45 まだ閑散としています。
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最後のタスク。
私は稚内牛乳、
妻は稚内牛乳のむヨーグルト。
低温殺菌により自然に近い牛乳本来の風味を残していることから消費期限が短く、稚内でしか飲むことのできない特産品だそう。どちらもスッキリ、サッパリ、飲みやすい。 -
15:10発 NH574 羽田行き
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機材は来た時と同じA321。
3連休の最終日。文字通りの満席です。 -
利尻富士ともこれでお別れ。
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17:10 ほぼ定刻に羽田空港到着。発車寸前の空港バスに飛び乗りました。
4日間、北海道の魅力をギュッと濃縮した楽しい旅になりました。羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
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帰宅後の夕食は、さるふつまるごと館で購入したホタテカレー。
右が、ほたてカレー(辛口)700円
左が、猿払村 巽のホタテカレー864円。
これも二人でシェアしていただきました。
どちらも美味しいですが、右の方が私の好みです。
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