2022/05/05 - 2022/05/05
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nanochanさん
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水窪の町をぶらぶらしたあと、今回の旅の最重要目的地「高根城」に向かいました。高根城は、南北朝時代に築かれた山城で、戦国時代は、今川・徳川・武田の勢力争いの舞台となった地の一つです。似非・城メグリストを名乗る身なれば、一度は行ってみたい城です。城攻めのあと少し足を伸ばして、山犬(狼)信仰で有名な「山住神社」にも行ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
1<みさくぼ路の里1>
高根城のパンフレットや地図がいただけるのが、水窪集落の入り口にある「みさくぼ路の里」です。丸太づくりの店内には、栃もちやシイタケ、山菜などの特産品が並びます。 -
2<みさくぼ路の里2>
駐車場は、店の裏手。こちらには、ばっちり施設の名前が出ています。 -
3<高根城・遠景>
駐車場から、標高420mに建つ「高根城」が見えます。思ったより高いので、逆に気持ちがダウン。しかし、行かずばなるまい・・・。 -
4<御城印>
城攻め前にかかわらず、御城印をゲット!!本丸の姿と武田・徳川・今川の家紋が入ったデザインは、なかなか Goo! -
5<高根城・駐車場>
みさくぼ路の里から、車で5分ほどで駐車場に到着。20台ほど駐められ、トイレや案内板などもあります。 -
6<稲荷神社>
駐車場のすぐ横に稲荷神社の鳥居。肝心の祠はどこだ? -
7<高根城・登頂口>
みさくぼ路の里で購入したパンやアイスクリームを食べながら、舗装された坂道を上っていきます。5分ほどで、登頂口が見えてきました。もう、この時点で疲れています。 -
8<大洞・若子城跡>
南側の山には、高根城の支城「若子城」がありました。現在、本丸跡は若子神社があり、尾根には二重堀切が残っているようです。 -
9<登頂道>
しっかりと整備されていて、とても登りやすい登頂道。しかし、年と体力不足のため、息がめっちゃ切れます。ああ、しんどっ。 -
10<のこり200m>
中間地点に到着。わずか10分ほど登っただけなのに、心臓はバクバク。こういう時に、心筋梗塞なんかになっちゃうんだろうなぁ。コワイ、コワイ…。 -
11<石段>
ここから、石段の九十九折りが続きます。「フーフー、ゼーゼー」ちょっぴり(だいぶ)後悔しながら、「あと少し、あと少し」と自分を励します。 -
12<水窪市街地>
中間地点から約10分、パアッと視界が開けました。久頭合の山頂に到着。目の前には、水窪のまち、山の向こうはもう信州です。疲れがふっとびま・・・せんでした。高根城公園 公園・植物園
-
13<大手門>
背後を振り向くと、そこには高根城の大手門。階段を狭くして曲げてあるのは、もちろん防御のためでしょう。 -
14<開門~!>
大手門は、幅2mほど。中世の山城は、城といっても実質は「砦」なので、こんな感じだったのでしょう。さあ、本曲輪(ほんくるわ)に突撃じゃ~。 -
15<土塀>
高根城は、全国で初めて、発掘調査を元に完全復元された中世の山城です。土塀もしっかりと復元されています。数年前のNHK大河ドラマ「女城主・直虎」では、井伊家の砦として登場しました。 -
16<本曲輪>
本曲輪の中央部分には、さらに防御用の柵列と門が。なかなか堅固な城ですが、ここも何とか突破します。 -
17<主殿>
敵の大将がいる「主殿」が見えました。勝利は、もう目前です。
ここには、礎石から主殿があったと思われますが、どのような建物であったかまでは分かっていないそうです。現在は、管理事務所と神社になっています。ちなみに、神社は磐座が御神体です。 -
18<井楼櫓(せいろうやぐら)>
主殿の横には、物見の「井楼櫓」。ここから、秋葉街道を監視していたのでしょう。残念ながら、錠が掛かっていて中には入れませんでした。 -
19<裏虎口(うらこぐち)>
主殿の横は、もう「裏虎口」。
城主は負けを悟り、この門から転げるように逃げていきました…。裏虎口は、城の裏門にあたり、有事の際の領主などの避難口ともなりました。 -
イチオシ
20<裏虎口階段下>
裏虎口を下ったところから本曲輪を見たところです。大河では、このアングルの絵がよく使われていました。 -
21<柵列と門>
本曲輪と二の曲輪の間には、柵列と門、さらには橋が渡され、堅い守りが見て取れます。 -
22<ニの曲輪>
右手のはしごを登ったところにあるのが「ニの曲輪」。下を通る敵を上から狙います。 -
23<三の曲輪>
この道を進んだ先に「三の曲輪」があります。片側が崖で道は狭く、一列でしか進めないようになっています。 -
24<オオデマリ>
帰りは、心臓がバクバクせず、気持ちよく駐車場まで戻ってきました。この花は、真白な毬のような花を咲かせる「オオデマリ」。花を見る余裕も出てきました。
さて、山住神社に向かうとしましょう。 -
25<水窪河内川>
山住神社は、高根城から細い山道を30分ほど走った先の「山住峠」にあります。道路沿いには、水窪河内川が流れます。 -
26<新・浜松の自然百選>
全国2位の市域を誇る浜松市は、自然の宝庫。平成21年、市民による公開選定を経て102ヵ所の「新・浜松の自然百選」が決定しました。その一つが「布滝」です。 -
27<布滝>
雨量が少ない時期だったため、水量はごくわずかでした。水量が多ければ、落差約50mの絶壁を流れる「柔らかい布が風にそよぐかのような可憐で優雅な姿」が見られたことでしょう。(※解説文より) -
28<山住峠>
高根城から約40分間。やっと山住山(1107m)の頂上「山住峠」に到着しました。神社以外にも見晴台、「水窪カモシカと森の体験館」などもあるようです。 -
29<東三河遠景>
駐車場からの景色。前方は、東三河(愛知県)方面です。 -
イチオシ
30<カモシカ像>
駐車場の横には、高さ3mほどもある大きなカモシカ像と案内看板。付近の観光名所が書かれています。 -
31<山住神社>
峠を少し下ったところに「山住神社」があります。鳥居の横にある社号碑には「日本総鎮守」の文字。そして、その下には「徳川」の御紋。山奥の神社に似つかわしくありませんが、実は、ここは結構有名な神社。例大祭の時には九州や北海道からも参拝客が訪れます。 -
32<狛犬・山犬(狼)>
この神社の大きな特徴が「山犬(狼)信仰」。山犬は、農作物を荒らす猪や鹿を退治する益獣として農家の守り神となっていて、特に奥三河一帯には、山住神社の山犬信仰が浸透しています。そんなわけで、この神社の狛犬は、山犬。 -
33<神門>
神門には、立派な神像。709年、伊予国の大山祇(おおやまずみ)神社より分霊、祀ったのが山住神社の始まりです。大山祇神社が日本人の総氏神「日本総鎮守」のため、ここも「日本総鎮守」という名誉ある称号を与えられました。 -
34<御神木>
神門の奥には、巨大な2本の御神木。高さ約40m、太さ約7mで推定樹齢は1300年と推定され「山住の千年杉」と呼ばれています。※静岡県天然記念物山住神社の二本杉 名所・史跡
-
35<徳川家康との関わり>
三方ケ原の戦いで敗れた家康は、浜松城の北東の護り神としてこの神社を深く信仰したため、その後、遠州、三河、尾張、信州から多くの信者を集めました。敗走する家康軍を山犬が救ったという逸話も残っています。 -
36<拝殿>
この神社は、なぜか参拝通路と社殿が垂直になっていて、拝殿へは90度
曲がらないといけません。何か謂われがあるのでしょうか…。 -
37<欄間彫刻>
拝殿上部には立派な彫刻。これは、平家物語の一場面「紫宸殿の鵺(ぬえ)退治」を表したもの。明治の名工「曽布川藤次郎」作。 -
38<参拝>
心静かに、家族の無病息災を祈願しました。ちなみに、御利益は「邪気退散」「魚漁豊足」「家内安全」「商売繁盛」など。 -
39<御朱印>
中央の神社名の下には、菊の紋と御祭神の「大山祇之命」の文字。「日本総鎮守」という文字が、社格の高さをアピールしているようです。 -
40<山住茶屋・大杉>
4時で店じまいをするようで、山住茶屋のおじさんが「半額にするから、ヤマメとおでん買って~」と大きな声で言っていて、何人かが足を止めて購入していました。あとで「ヤマメを買っとけばよかった」とちょっと後悔しました。
Petit Voyage! 2022④「高根城・城攻め!」~濱松宿(天竜区)~は、以上です。最後までごらんいただき、ありがとうございました。次は、佐久間ダムと秋葉ダム訪問記をアップしたいと思います。
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