2019/11/23 - 2019/11/24
317位(同エリア639件中)
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ゆーちさん
この旅行記のスケジュール
2019/11/23
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ホテルノイシュロス小樽でランチコース予約
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アニバーサリーコース 鹿肉ランチメニュー
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チェックインを済ませ送迎バスで旧青山別邸(小樽にしん御殿)の見学へ
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お部屋に落ち着き大浴場へ
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夕食は簡単に済ませおしゃべりタイム
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この旅行記スケジュールを元に
カナダアルバータ大学への語学研修引率で知り合った仲間3人。
今回は知り合って20周年を記念しての一泊旅行となった。
国定公園内の高台に建つホテルノイシュロス小樽。
絶景レストランで海を眺めながら20周年を記念してランチ鹿肉コースを楽しむ。その後チェックインしてから、送迎バスで「旧青山別邸」を見学。
ホテルに戻り客室露天風呂付きのお部屋に移動。一番先に大浴場でおしゃべりを楽しむ。大浴場は温泉ではなく海水を使用している。
それでもおしゃべりが中心の我々にとっては気にならなかった。
夕食は簡単に済ませ、久々のコミュニケーションを楽しんだ。
翌日の朝、部屋から海を隔て札幌の街の方向に日の出が見えて素晴しかった。
朝食は一人づつ創作和食の席が用意されていた。他にバイキングも自由だという。なかなかのサービスだがそんなに食べられなかった。
送迎バスで小樽の街まで送ってもらい、散歩を楽しむ。
小樽のステンドグラスミュージアムにも寄ってお茶して、お昼過ぎ、小樽駅からエアポートに乗車、札幌駅で解散した。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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小樽駅で集合し、送迎バスを利用してホテルまで約15分で到着。知り合って20年、お互い職業も年齢も異なるからこそ、続いてきたかも?
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12時半からのフレンチ鹿肉ランチコースを予約していた。
今回はお互いに知り合って20年目となる記念すべき一泊の旅だ。 -
さっそく前菜が運ばれてくる。
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メインの鹿肉コース料理
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これはデザート。芸術的な盛り付けだった。
食事の量も質も満足。 -
バイキングもついていて自由に選べた。
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お腹も心も満たされ、旧青山別邸が近くにあることがわかり、行きたかった所だったので送迎バスで送っていただく。小樽市祝津3の「にしん御殿小樽貴賓館」(旧青山別邸)だ。
青山留吉は祝津の網元でにしん漁で巨額の富を築き上げた。大正6年から6年半余りの歳月をかけて建てられた別荘である。現在の価格にして総工費30億円といわれる豪邸。にしん御殿小樽貴賓館(旧青山別邸) 名所・史跡
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立派な門構え。北前船で運ばれた最高の素材と匠の技で、金に糸目をつけずに建てられた。
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門をくぐると、素敵な庭園が広がる。奥に見えているのは貴賓館で右手に見えるのが旧青山別邸。
季節ごとにつつじや菖蒲、ゆりやあじさい。秋の紅葉、冬は雪景色といつでも楽しめる庭園だそう。 -
左手に石狩挽歌の記念碑があり、夫が大好きな昭和の名曲なので撮影。
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すでに雪が積もっていた。奥に見えているのは小樽貴賓館の建物。
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初夏には40種類のボタンとともに200株のシャクヤクが7月中旬ごろまで庭を飾るそうだ。毎年5月下旬から6月下旬まで牡丹・芍薬まつりが開かれる。
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庭にたたずんでいるだけでも落ち着いた気分になれた。
昭和30年代には終焉を迎えたにしん漁だが、明治30年には北海道で90万トン余りの水揚げがあった。ある大網元は大正3年に7500トンを漁獲し、それは今の金額で25億円にもなったという。 -
屋根の造りが重厚で凝っている。旧青山別邸は2011年に有形文化財として国に登録された。
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こんな立派な瓦屋根は北海道ではあまり見たことがない。
富を得た網元たちは豪奢な邸宅を構え、それらは「にしん御殿」と呼ばれた。 -
素晴らしい五葉松や赤松が何本も庭園を形作っている。
雪囲いしてあるのはボタンの木か? -
入り口は階段を上がった所にあった。左に見えているのが旧青山別邸。私たちが立っているのは小樽貴賓館の建物である。
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貴賓館に入ってすぐの大広間の天井の絵画。
北海道内在住の日本画家が描いた天井画だという。
旧青山別邸はこの右手後部に入り口がある。入館料は一人1100円。
旧青山別邸内は写真撮影禁止となっていた。約1時間ほどの時間をかけて中を見学。 -
旧青山別邸は何と20年前、さっぽろ雪まつりのメイン大雪像に選ばれたとのこと。奇遇!
旧青山別邸内の母屋には春慶塗が施され、18室の各部屋の襖絵や書は当代一流の画家や書家が描いた。純和風建築の中に大正ロマンを彷彿とさせるモダンな洋室や、枯山水の中庭もあった。 -
見学を終え、玄関を出ると右手の離れに大きな鉄の釜があり、にしん番屋の規模の大きさを物語っていた。江戸後期に蝦夷地でのにしん漁が確立したが食料よりも綿花など農作物の肥料になり、日本の近代化に大きな貢献をするとともに、各地に「にしん御殿」が建てられた。
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この釜は開運の釜と呼ばれているそうだ。
明治の末期から不漁が続くようになり、漁場は次第に北上していったが、1950年代には北海道のにしん漁は全土でほぼ捕獲皆無、「幻の魚」なってしまった。 -
門を出てバス道路まで伸びる立派な趣のある塀が青山別邸を囲む。
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まるでどこか本州の歴史ある古びた町の雰囲気を醸し出していた。
この塀の右側は丁度枯山水の庭園になる。 -
送迎バスに帰りの時間を予約していたので、10分ほどでホテルの近くの展望台に戻ってきた。
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次第に暮れなずむ積丹の海。展望台から今の季節は夕日が見えないと言われたが、かすかに沈む夕日の明かりは十分美しかった。
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左手にホテルの全貌が見える。
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ずーっと眺めていたが、寒くなってきたので、徒歩でホテルに戻る。
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翌日の朝、海を隔てて札幌の街が見える方向に日の出!!
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6時38分;雲間から朝陽が昇る。
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部屋の窓から日の出をじっくり楽しんだ。
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翌朝の食卓は豪華に一人ずつ用意されていた。
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朝もバイキングは自由サービス。
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ホテルをあとに送迎車で小樽の市街まで送っていただく。この時も駅のコインロッカーに荷物を預ける間、運転手さんは待機し、我々を運河の近くまで乗せてってくださった。
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小樽運河近くのニトリ小樽芸術村にあるステンドグラス美術館に寄る。19世紀末から20世紀初めにイギリスで製作されたステンドグラスが展示されている。
似鳥美術館 美術館・博物館
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イギリスの教会で使われていた十字架
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ヴィクトリア女王の統治時代からエドワード朝時代、第一次世界大戦に至るイギリスの歴史が凝縮されている。
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ヴィクトリア女王時代は最大の繁栄を迎えたイギリス。有り余る富を使い、各地に聖堂を建立し国教会の権威を示した。聖堂内は装飾品で飾られ、窓はステンドグラスで埋め尽くされた。
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二度の世界大戦を経て、さらにロンドンの大空襲で多くのステンドグラス工房の貴重な原画や資料が熟練の職人と共に失われた。やがて人々の教会離れ、移民の受け入れなどによる教会の統廃合が進み、ステンドグラスはアンティーク品として売られたため、運よく海を渡った作品たちが100年の時を経て小樽で目覚めた。と説明されていた。
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ステンドグラス美術館の内部の様子。旧高橋倉庫だったところを改装したとのこと。
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ここからはルイスという作家の作品。これまでのステンドグラスとは作り方が違うそうだ。
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丸窓はやはり美しい。
ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館
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このような装飾品も教会の一部だったのか?
Russian Dancer フィリップ -
ここからは、別の美術館。私の好きな上村松園の日本画があった。
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これも私の大好きなビュッフェの「赤い背景の山高帽を被った道化師」
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ビュッフェの「モンマルトル、サクレクールの鐘楼」
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ルノワール「二人のセイレーン」
以上、ニトリ小樽芸術村の作品をたっぷり鑑賞して小樽駅まで歩くことにする。 -
途中、大正硝子の器ででサービスしてくれる「くぼ家」という喫茶店でお茶をして小樽駅から14:00のJRで札幌駅まで。再開を期して20周年の旅が終わった。
くぼ家 グルメ・レストラン
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