2022/04/15 - 2022/04/17
289位(同エリア335件中)
ちゃおさん
左京鼻を見た後は島の東側を南下し、旧芦辺町の集落を通過する。人家の密集した港町で、ここからも又博多港とのフェリーが運航されている。芦辺は合併した4つの町の一つだが、町中を通る道路は狭く、観光バスが漸くすれ違える程の古い町並みだ。産業に乏しいこの島では、全体の所得水準は低いのかも知れない。
この芦辺の町外れに「はらほげ地蔵」がある。6体の地蔵が海際のテラスに半分海水に漬かりながら、陸地に向かって置かれている。この芦辺は嘗ては捕鯨が盛んで、又今でも海女で有名な町だ。この地蔵像は何か海女が海から上がってくるようなイメージもある。ガイドの大島さんの話では、この地区では江戸時代からこの六地蔵を祀る風習があり、以前は別の場所にあったが、港の整備に際しこの場所に移転されたとのことだ。6体の地蔵は仏教の六道、即ち、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の道を表して、「はらほげ」の意味は、お腹に穴があいている、「ほげている」方言から来ているとのことで、確かに地蔵像には胸の部分に穴があり、それは赤いよだれ掛を捲って見て、初めて分ったことだった。
このはらぼけ地蔵から程近い場所に小島神社があり、嘗ての江の島弁天や、フランスのモンシャンミシェルの島のように、干潮時にならないと島には渡れず、その僅かな干潮の時間帯に急いで島に渡ってお参りを済ます様だ。江の島もモンシャンミシェルも今では道路が出来ていて、干満に関わりなくいつでも参拝できるが、この小島では参詣客も少なく、道路の建設はされることも無いだろう。今は丁度満潮時で、防波堤の所から数百m先の海上に浮かぶ小島の前に、赤い鳥居だけが海の上に頭を出していた。余り冗談を言わない大島さんだが、この小島神社の話に及ぶと、小島のことを大島が解説していると冗談を言って、少し車内を笑わせた。小島神社を遠望した後、次に島のほぼ中央部にある原の辻遺跡に向かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
壱岐(長崎) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
6