2022/04/15 - 2022/04/17
5332位(同エリア6102件中)
ちゃおさん
25人のツアー参加者は、それぞれどこでどんな風に時間を潰していたのか、集合時刻の2時半には最初の場所に集まって来て、バスで博多港に向かう。空港から港までは約20分程。福岡市内を通り抜け、窓の先にほんの少し博多駅を見て、そのままフェリー乗り場にやってきた。福岡空港到着から次の壱岐行フェリー出航までには2時間以上の空白時間がある。これだけ余り時間があるなら、市内のどこか気の利いた場所でも案内してくれたら、お客さんも喜ぶと思うのだが、コロナ禍の中で阪急さんも大変だったのだろう、無駄な出費は抑えたかったに違いない。
さてこの港、何年前になるか・・、まだ10年ほど前になるか・・、このフェリー乗り場から博多湾の先にある志賀の島に渡り、波止場から近い場所にある金印が発見された場所へ行き、今は耕作放棄地のようになっている以前の段々畑のような斜面の前に小さな公園があり、そこが金印公園だった。中国後漢、紀元元年の頃に製作された金印が、2000年近くも経った江戸時代に、この島の段々畑のような場所で発見されたのは、未だに謎を呼んでいるが、それは卑弥呼が歴史上に登場した300年以上も前のことであり、その金印に彫られた漢委奴国王(かんのわのなの国王)は一体誰だったのか、更に大きな謎を呼んでいる。
博多港のターミナルもフェリー乗り場も以前と全く変わらず、懐かしく思ったが、ここでも又壱岐島行のフェリー出航までは40分程の待ち時間がある。以前は時間が無くて上れなかった博多港展望タワーに上り、ここから博多湾を眺めることにした。生憎台風2号が本州に近づいていて、雲行きはもう一つだが、まだ雨にはなっていない。視界は良好とは言えなくても、周辺の島や半島は見えるだろう。高さ70mの展望室からは、周囲に高い建物もなく、見晴らしは開けてはいたが、生憎の曇り空で、遠くの島はぼんやりと見えていた。
展望室からの視界は別にしても、このタワーは「塔博士」と言われた早稲田大内藤教授の設計によるもので、東京タワー、札幌タワー、名古屋タワー、通天閣等々を設計した内藤博士の最後の建造物であった。タワーの基礎部分、1階フロアーには大きな世界地図でここからの距離を示すアクリル板が貼り付けてあって、そこには米国カリフォルニア州のオークランドとニュージーランド北島のオークランドの2か所がポイントされていて、更に驚いたのは、マレーシアのイポーの町の名前も出ていた。
イポー! 日本人の何人がこの町の事を知っているのか! 懐かしい名前だった。もう何年も前になるが、マレーシアのキャメロンハイランドからバスでこの町に下って来たが、その時、サマセットモームの「驟雨」に出て来るような豪雨で、大雨の中駆け足でバス停前の店に入り、折りたたみ傘を買った。歩いて直ぐのイポーの鉄道駅に着いた時は、全くモームの「驟雨」通りで雨は上がり、青空になっていた。その時買った折り畳み傘はまだ今も持っていて、その傘と共にこのイポーの名前はいつまでも記憶に残っている。何故かこの港の展望タワー1階のフロア世界地図に10数か所の都市名と共に、この町の名前が印されていて、多少の感動と共に驚いた。嬉しさもあった。
- 旅行の満足度
- 4.5
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