「蛍船」の乗船目当てに一の股温泉に泊まりに行く②～向徳寺の紫陽花～

2022/06/10 - 2022/06/11

下関豊田町「一の股温泉グランドホテル」の蛍船観光付プランを利用して、蛍船を楽しんだ旅行記の後半です。

「蛍船」乗船が主な目的でしたが、紫陽花の季節だったので、長州の有名な紫陽花寺も訪問しました。

エリア 長門市・長門湯本温泉(山口)

全国で、三か所しか催行されていない「蛍船」に乗船するために、やってきました。下関市豊田町の一の股温泉です。

今年は旅行社のツアーとここのホテル宿泊者しか「蛍船」に乗船することはできません。

一の股温泉は、同系列の「「一の股温泉観光ホテル」と「一の股温泉グランドホテル」の2軒のホテルのみの温泉です。

グランドホテルの方に宿泊しました。こちらの方がちょっぴり価格高めです。2階建ての昔ながらのホテルです。

部屋からは、綺麗に手入れされた庭園が見えました。

山口県民割(隣県なので、福岡県民も利用できました)を使って宿泊したので、一人2枚のクーポンもいただきました。

嬉しいです。

5時にホテルに到着。7時40分ホテル発のバスに乗って蛍船乗船場に行くので、5時には必ずホテル着でお願いします。とホテルから連絡がありました。


夕食前に・・・ということで慌てて、大浴場に行きました。男湯と女湯は朝夕で入れ替わります。

一の股温泉は、pH10を誇る、トロトロの湯で知られます。

ちょうど、お客さんが切れたのでパチリ。

お湯につかると、すぐに肌がヌルヌルします。熊本県の平山温泉・植木温泉と似た化粧湯で、女性好みのお湯だと思います。

6時夕食スタート。ここの夕食は、部屋食です。

山奥の温泉で、昔は「ぼたん鍋」が有名でしたが、今回宿泊してびっくり！お魚料理ばかりです。
30分も車で走れば、大きな漁港のある長門市ですからね。

定番の豚のしゃぶしゃぶや、お蕎麦などの他に

河豚のたたき。

新鮮なお刺身

鮑の酒蒸し。旨し。

後から、熱々の天ぷらと茶わん蒸し。

わかめご飯。

フルーツが来ました。

最近流行りの凝った創作料理ではなく、新鮮な素材を生かした王道の「旅館料理」でした。
部屋食は主人が喜びます。私は料理の匂いが籠るのが気になりますが、今回の料理は匂いのきついものがなかったので、OKでした。

7時40分に出発するホテルのマイクロバスを利用して、ホタル船の待合室に来ました。大倉庫のような建物でした。

8時からの便に乗船します。

ホタル船は、二日前の6月8日(水)から運行したそう。時期的に少し早いのでまだ予約が取れたのでしょうね。

「時期的には早いけれと、今日は風がなく蒸し暑い日なので蛍が出る最高の気象条件です。」
とバスの運転手さんからは言われました。

救命胴衣を着けて待ちます。

ホタル船が出る木屋川の源氏蛍は、国の天然記念物に指定されています。

小さな川なので、船の両側にホタルが飛んでいるのを見ることができます。

私たちグランドホテルの宿泊者グループが、本日の一便でした。

待合所から階段を下りて、乗船場まで移動。ワクワク。

辺りは真っ暗。待合所付近だけ提灯で照らされています。

ホタル船。この船に乗って、川下りをしたのですが、残念ながら川下りの途中は写真撮影不可でした。

20分の川下りは本当にあっという間でした。船の両側をゆらゆらと飛来するたくさんの蛍を楽しむことができました。満足したけど、最盛期はクリスマスイルミネーションのように蛍が点滅するそうなので、是非、再訪したいな。

朝食は、広間で。
最近は、座卓ではなくテーブル席のホテルが多いので膝の悪い私は嬉しいです。

朝食も王道の旅館料理でした。

昨晩は今にも雨が降りそうな蒸し暑い日で、ホタル観賞には持って来いの日でした。そして、今朝起きると、やっぱり、雨が降っていました。

今日は近くにある長門市の紫陽花寺「向徳寺」に行く予定でしたが、雨が降っているので取りやめ。昨日も、阿弥陀寺に行ったしね。

ちょっと足を伸ばして、お土産を買いに道の駅「センザキッチン」へ。雨が降ってもたくさん駐車している人気の道の駅です。

綺麗な店内。品揃えも洒落てますが、

隣が仙崎漁業卸売市場なので、海産物が安い！

主人は、これ！大好きな「サザエ」が目当てです。一袋1000円もしません。

鮑も安いけど、昨日食べたばかりだからね。

センザキッチンを出ると、ラッキーなことに雨が止んでいました。帰り道でもあるし主人と相談してやっぱり「向徳寺」に行くことになりました。

向徳寺は、湯谷湾に面した山の中腹にあります。

駐車場奥の山の斜面は紫陽花がたくさん植栽されています。

昨日訪問した「阿弥陀寺」同様、四分から五分咲きかな。

ここの素晴らしいのは、海をバックに紫陽花を撮影できること。見ごろのころは素晴らしいと思います

色づいている紫陽花を探して、パチパチします。

「阿弥陀寺」もそうでしたが、近年になって地域の方々が協力して紫陽花を植栽しているので、いろいろな種類の紫陽花を見ることができます。

開花時期も長くなるし、いいですね。

向徳寺は、釈迦如来を本尊とする曹洞宗のお寺です。

3000株の紫陽花が植栽され、長門の「紫陽花寺」と呼ばれています。

駐車場奥が一番の見所だと思いますが、境内も紫陽花がたくさん。

昨日訪問した「阿弥陀寺」は4000株の紫陽花だったので、株数では負けますが紫陽花の密度では負けません！

観光客の姿も、そんなに多くなく、ゆっくりと散策できます。

ヤマアジサイ。

ウズアジサイ

運よく雨が上がり、来れてよかったです。