2021/12/11 - 2021/12/11
243位(同エリア390件中)
ソネッチさん
主人から週末ドライブの誘いがありました。ところが、12月は行き先がなかなか決まりません。「さすがに、紅葉は終わっているし、どこに行こうか・・・」と悩んでいると、主人から「行きたいところがないなら、道の駅に買い物に行くだけでもいいよ。」とのアドバイスがありました。
そこで、ぴかーんと閃いたのが先日、美容院のお姉さんから聞いた「道の駅センザキッチンがおしゃれで、なかなかよかったですよ。是非、行ってみてください!」という言葉。「センザキッチン」―まだ、行ったことのない道の駅です。新しい道の駅でネットで調べるとなかなかよさそう。「そうだ!今週末は、おしゃれな道の駅センザキッチンに行こう」ということになりました。
幸い「道の駅センザキッチン」の周辺には、山口県西海岸観光の人気スポット「元乃隅稲成神社」「青海島」があるのでそれも観光することに。「道の駅」ありきのドライブでしたが、立ち寄りスポットに恵まれ、がっつり遊んだ楽しい一日になりました。
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自宅を7時に出発。下関市のお気に入りのパン屋に寄ったり、園芸店に寄ったりして買い物した後、国道191号を通って「道の駅センザキッチン」のある長門市に向かいます。
国道191号は海岸沿いの気持ちのよい道です。天気はあまりよくありませんが、波は立っておらず海は静かでした。
9時ごろ、お気に入りの「道の駅ほうほく」に到着。本日最初の休憩タイムです。 -
人気の道の駅です。開店早々の時間なのに、他県のナンバーの車も結構な数停まっています。(私たちも他県だけど) いつも、混雑しているので土日の駐車場は誘導員の方がばっちり誘導してくれます。
ここは、昨年コロナ大流行のときは、他県ナンバーの車お断りの他県者には厳しい道の駅でした。(笑) -
この道の駅のすぐ近くに、大人気スポット「角島大橋」があります。「角島」は我が家のお気に入りスポットで、とてもいいところですが、今日はもう少し先まで行かないといけないのでスルーします。まあ、今年はもう2回行ってるしね。
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店内はあまり広くありません。海産物が中心の道の駅です。
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ここに来たら必ず買わされる主人の大好物「サザエ」もちろん、購入。
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この道の駅でしか購入できない魚の加工品も美味しいです。主人は「みりん干しが食べたい気分」だそうで、夕食用に鰆のみりん干しを購入しました。フライパンで焼けば主食完成なので私も楽です。副菜メニューを考えながら、お野菜も安かったので、いくつか購入しました。
次は、「元乃隅稲成神社」へ向かいます。 -
我が家の山口県の海岸ドライブは、角島までのことが多いので、久しぶりに来ました。「元乃隅神社」
前回来たのは、ちょうどアメリカのニュース専門放送局・CNNに「Japan's 31 most beautiful places」(日本の最も美しい場所31選)の一つとして選ばれたばかりのころでした。この神社のことを長門出身の友人に聞いたら、「名前も知らない」と言われました。当時は地元でも知る人ぞ知る神社だったようです。SNSで広まって、今や山口県有数の観光名所。この日も有料駐車場には4台も観光バスが停まっていました。
駐車場を出て、道路を渡るとすぐ鳥居が立っています。この鳥居をくぐると -
すぐ現れるのが、TV「なるほど珍百景」にも出た、日本一入らない「お賽銭箱」 鳥居中央・白いキツネが持っている箱がお賽銭箱です。
結構な数の人がお金を空高く放り投げてチャレンジしてましたが、当方は全くチャレンジする気にならず・・。
あんなところに、何故お賽銭箱があるのか、謎です。 -
お賽銭箱のかかった鳥居の先に無人の社務所があるので、そこで書置きの御朱印をいただき、お稲荷さんにお参りしました。
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男女のキツネ。右の女狐、色っぽいです。思わず笑いました。ここの神社、いろいろ面白いです。
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下の方にちゃんと、お賽銭箱や小さな拝殿があるのでそこを参拝した後、鳥居を下って海まで向かいます。
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一番下まで降りていき、足場の悪い先端の茶色い岩場まで行きます。。天気が良いと、青い海と空に赤い鳥居が映えて、とっても綺麗ですが今日はちょっと残念な空の色です。
この神社に来るには、離合も難しい狭い山道を通らなくてはいけません。(なので観光シーズンはいつも大渋滞です)こんな辺鄙な場所の小さな神社を見つけたCNNの情報収集力―凄いですね。 -
下りきったところにある大きな鳥居。実はこれが一の鳥居で、元乃隅神社の正式な参拝ルートはここから階段を上って拝殿に向かうそうです。
団体客は、ガイドさんから誘導されてこちらから登る人が多いです。 -
この階段を上るので、団体客のみなさんはハアハア言いながら登っていました。
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先端の岩場から見えた大きな石。
神社の右側の海に「竜宮の潮吹き」という景勝スポットがあります。打ち寄せる波が岩礁の穴に突入し海水を高く噴出します。北東の風、冬の季節風で海が荒れる時ほど潮が高く上がり、時には30m以上も吹き上がるとか。残念ながら私は、まだ見たことがありません。
この日もとっても穏やかな海だったので、見ることかなわずでした。タイミングが合えば元乃隅神社有料駐車場下の展望所から見ることができます。 -
元乃隅神社から30分ほど走って、到着しました。本日のお目当て「道の駅センザキッチン」予想以上に広い道の駅でした。駐車場もとっても広いです。ただし、口コミを読むと観光シーズンは駐車に苦労することもあるとか。人気の道の駅です。
写真は道路正面にある物産館です。 -
左にはフードコートなどの入った建物があり、フードコートの右隣には青海島観光船乗り場もあります。
長門市に来たら、青海島は外せません。観光船で周るのが一番ですが、観光船は波の荒い日本海を周るので、ショートコースでの運行や欠航も多いです。 -
波の荒い冬期は便数も減り欠航も多いと聞くので、昼食前に偵察に行くと、
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何と今日は、一周コースで丁度臨時便も出る直前でした。大ラッキーです。
3回ぐらいこの観光船に乗ったことがありますが、ショートコースばかり。初めて一周コースに乗ることができました。 -
波が穏やかな時に運行する一周コースの他に、波の状態によって4つのショートコースが用意されています。もちろん、運行時間も料金も違います。1週コースは80分の2200円、一番短い花津浦コースは50分の1300円です。
私たちが乗った船。15年ぐらい前に乗ったので、もちろん船は新しくなっていました。 -
青海島は、北長門国定公園に指定されている周囲40kmの島で、別名「海上アルプス」と称されています。
穏やかな西海岸を過ぎると、花津浦が見えてきました。(ショートコースの花津浦コースはここで引き返し) -
花津浦上部のギザギザした岩の最左の岩が、手を合わせて拝んでいる観音様に見えるそうです。
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左の石が手を合わせて拝んでいる観音様、分かりますか?
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赤瀬、船は岩と岩の間を通ります。
(ショートコースの赤瀬コースは、岩間は通らずここで引き返すようです。)
ここから、日本海に出て青海島の白眉、海上アルプスの始まりです。 -
このあたりの岩は、薄茶色です。というか、黄色かな。
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青海島一番の名所夫婦岩。右が雌岩、左が雄岩。
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波が穏やか時は、雄岩の中に入ることができます。雄岩の中に向かっています。右は雌岩ね。
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雄岩の中です。周りの岩は、お日様がさすとキラキラしてとても綺麗です。船のお客さんはみんな写真をパチパチ。
ショートコースの観音洞コースも波が穏やかな日は、岩の中に入ってくれます。(波が荒いときは入れません)観音堂洞コースはこのすぐ先にある観音洞を見て、引き返します。 -
一周コースなので、船はさらに進みます。青海島の日本海側の岸壁は、洞門と
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洞穴が多いです。ここまで進むと岩の色が白っぽく変わります。
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海の色も綺麗。
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写真が下手で分かりにくいですが、大きな洞門、大門です。波が穏やかな時は通り抜けできるそうですが、残念ながら今日は波があるので見るだけでした。
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船が奇岩のすぐ近くを通ってくれるので、奇岩が海中に連立する様は上手く写真にとることができませんでした。
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岸壁は洞門、洞穴、そして、沿岸には奇岩が連立する見応えのある風景を見ることができました。
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ただ一つ残念なのが、海岸に打ち上げられている大量の漂流物のゴミ。外海に面していること、険しい岸壁に阻まれて清掃が難しいことは容易に想像できます。綺麗な海岸線を維持するのは難しい問題ですね。
まあ、でも、とっても楽しんだ青海島遊覧でした。 -
観光船を降りた後、道の駅のフードコートで軽く昼食をとり(長州焼き鳥が美味しかった)、いよいよ物産館へ。
広く明るい店内。なるほど、商品のセレクトがおしゃれ。若い女子が好みそうなしゃれたパッケージのスィーツ、ドレッシング、ジャム類が目を引きます。萩の「道の駅萩往還」や、大分に最近できた「道の駅のつはる」とよく似た感じ。おばちゃん好みの安く珍しい農産物、海産物がたくさんの道の駅ではありません。ただ、すぐ近くに仙崎漁業協同組合があるためか、主人が大好きなサザエは激安でした。また、来よう。 -
長時間運転した主人は、この後ゆっくりしたいということで、私だけ近くにある「金子みすゞ記念館」に行くことにしました。
ちょっと回り道をしてJR仙崎駅から伸びている「みすゞ通り」を通って記念館まで歩きます。 -
みすゞ通り。みすゞの生家のあった通りです。当時の面影はほぼなし。(笑)
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横道の方が趣があったりして・・・。
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通りの車庫の壁に描かれたみすゞの代表作「私と小鳥とすず」
「みんなちがってみんないい」SMAPの「一つだけの花」にも通じますね。 -
商店の壁に書かれていた「大漁」の詩。
仙崎は漁業の港町。この町に来るとこの詩が書かれた背景が分かるような気がします。 -
この達筆な詩も商店の壁に飾られていました。
みすゞ通りは、みすゞがの詩があちらこちらに飾られています。 -
この詩で詠まれている
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「八坂神社」が唯一のみすゞゆかりの旧跡でしょうか。
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金子みすゞ生家跡にみすゞが幼少期を過ごした書店 金子文英堂を復元した建物が、金子みすゞ記念館入り口です。
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入場料350円を払って入館しました。
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二階に設けられたみすゞの部屋。
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復元された家屋の奥にあるみすゞ記念館。ここから先は撮影禁止です。
26歳と若くして亡くなり、埋もれていた時代が長かったので残された遺品は正直、あまりないです。ただ、訪問客が運よく私だけだったので壁に展示されていたみすゞの生涯パネルをじっくり読み、みすゞの生涯をゆっくりと振り返ることができました。私は、みすゞ再評価と同時期に田辺聖子の小説で再ブレークした杉田久女の生涯と混同してることが多かった!両者とも男尊女卑の考えが色濃く残る時代に喘いだ犠牲者です。 -
園庭に置かれたみすゞの像。このみすゞは美人さんです。
長らく忘れられていたみすゞは、岩波文庫『日本童謡集』の「大漁」を読んだ詩人矢崎節夫の努力で遺稿集が発掘され、瞬く間に有名になりました。発掘した矢崎節夫も素晴らしいし、時代を超えて人々の心に訴える詩を残したみすゞも素晴らしい。
主人の待つ、「センザキッチン」へ戻ります。チラシを読むと「センザキッチン」まで徒歩8分とあります。 -
「センザキッチン」に戻りました。
敷地内にあったみすゞの胸像。 -
胸像横にあった詩は「大漁」でした。
私は「私と小鳥とすず」が一番好きですが、大漁を大喜びしている漁師街にあって、鰯のことにも思いをはせるみすゞの優しい心持ちが分かるこの詩も好きです。
曇り空で出発した今回のドライブ。「海に行くのに、冴えない天気だよねー」とぼやきましたが、途中でお日様も顔をのぞかせ、楽しい一日でした。
今回、私は角島へは行きませんでしたが、角島・元乃隅神社・青海島を周るコースは景観がよく、道の駅の休憩スポットも充実していてお勧めです。それぞれのスポットは近いですが、見どころ満載なのでがっつり一日コースですね。
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