奈良日帰り旅・・♪　バラ祭りのおふさ観音と今井町へ

2022/06/04 - 2022/06/04

　梅雨時期に入りました。　ご近所シニア女子３人で電車旅をしました。
電車・バス・タクシー乗車は実に２年半ぶりです。

橿原市の今井町とバラ祭りのおふさ観音、時間があれば馬見丘陵公園も予定していました。
今井町の建造物が見応えありすぎて驚きました。４時間見てもまだ足りません・・・
そして、我が家はとっくに散っていたので　半分諦めていたバラ・・・おふさ観音は見事に満開でした。


大阪　→　近鉄橿原神宮前　→　近鉄八木西口（午前10時頃）　→　今井町（華甍＝今井町並み交流センター・高木家・河合家・中橋家・称念寺・　ランチ＝オーベルジュこもれび　・今西家＝外観のみ・春日神社・豊田家＆紙半豊田記念館・旧米谷家・今井町並み保存事務所）→　おふさ観音　→　近鉄大和八木（午後4時頃）　→　近鉄橿原神宮前　→　大阪へ

（表紙写真：　おふさ観音のバラ）

エリア 橿原(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 私鉄 徒歩

シニアの電車旅・・・　コロナ禍なので行き先を何度も検討しました。
我が町から都会を通らないで行けそうな、田舎で魅力ある所を探しました。

第一候補は奈良五條でした。ところが接続の電車の本数が1時間～1時間半に1本で、五条駅になかなか辿り着けません。

急遽橿原市に変更しました。こちらは電車の本数が多いし、ルートも色々あり便利です。近鉄阿部野橋からと鶴橋方面、両方から行けます。
我々は橿原神宮前経由で八木西口に着きました。
土曜日ですが、電車は空いていました。
八木西口駅の通路の壁に色々パンフレットが置いてあり　何点か頂きました。

今井町は、重要伝統的建造物保存地区です。
日本には　４３道府県　104市町村　126地区の保存地区があります。
近畿地区では・・
滋賀　（４カ所）　大津市坂本・彦根・近江八幡・五箇荘
京都　（７カ所）　京都市内（上賀茂・産寧坂・祇園新橋・嵯峨鳥居本）
　　　　　　　　　美山町・伊根・与謝野町加悦
大阪　（１カ所）　富田林
兵庫　（６カ所）　神戸・出石・篠山（２）・養父市大屋町・龍野
奈良　（３カ所）　橿原市今井町・五條新町・宇陀市松山
和歌山（１カ所）　湯浅

駅から徒歩３分くらいで今井町の入口です。

樹齢400年以上のエノキの大木　（橿原市の景観重要樹木）

今井まちなみ交流センター「華甍＝はないらか」

4トラで見ると、皆さんここをご覧になってから廻られているので我々も最初に訪れました。

今井まちなみ交流センター「華甍」 美術館・博物館

今井町の特徴がジオラマでよく分かります。

これも参考になりましたが、その時にもっとしっかり見ておけば良かったです。

「華甍」から今井町の町並みに向かう途中で、男性から声をかけられました。
奈良在住のカメラマンさんで、長年今井町を撮影されている方でした。

見所を色々教えてくださいました。
今は中に入れても土間から見る方式が増えたそうなので　座敷に上がって見られる建造物は少ないそうです。
お薦めは「高木家」とのことなので、一番に訪れました。

高木家　　　見学料300円

帰宅後、ネットで調べたら　教えて下さったカメラマンさんは　上田安彦さんと分かりました。　有名な方です。有難うございました。　　

高木家住宅 名所・史跡

壁に「サルノコシカケ」が飾られていました。大きくてビックリ。

奥様が説明して下さいました。　

お嫁に来られた当時はここの２階で過ごされていたそうで　この階段を使われていたそうです。

天皇陛下（浩宮様）が若い頃訪れ、座敷に上がられたそうです。
写真もありました。

昭和47年に重要文化財に指定　敷地200坪

昔の双六

隠し玄関

当時密やかにお金を借りに来た方を通すための入口だそうです

高木家住宅 名所・史跡

表通りから見ると隠し入口はこんな風になっています。
横には開きません。

高木家はお勧めの建造物です。

河合家

河合家住宅 名所・史跡

河合家　（河合酒造）

今井十辺舎　　　漬物店

大和御用達 十返舎 グルメ・レストラン

これは「袖壁」といいます。　うだつではありません　（河合家）

こちらは　右は「袖壁」　　左下は「うだつ」　　　　（中橋家）

「中橋家」

江戸時代は米屋を営む。18世紀後半に建てられた。

昭和47年　重要文化財指定

見学料　300円

中橋家住宅 名所・史跡

奥様が丁寧に説明してくださいました

中橋家は土間から見る方式です。座敷には上がれません。

煙返しの天井

天井が高い、高い、夏は涼しいわ！

称念寺本堂　

修復が終わったところです。　本堂の瓦、真ん中部分が新しくなっています。

平成14年　重要文化財指定

称念寺 寺・神社・教会

1週間前に予約した「オーベルジュ　こもれび」　　　12時に到着

農家のオーベルジュ こもれび グルメ・レストラン

我々は一番奥の　蔵に案内されました。
この蔵の2階は宿泊できるようになっています。

写真は食後に撮影しました。

アクリル板はありませんが、座席を減らしています。

ランチ　花籠　1,800円

ハンバーグ、天ぷらは熱々で　どれも美味しかったです

デザート

約40分で食べ終えて　午後も頑張ります

ヤモリ　　　家守でしょうか・・・あちこちにこのデザインがありました

午後からは今西家（左端部）　春日神社（左下部）周辺を歩きます（ジオラマより）

今西家　　前日までの予約が必要です。

我々は外観を見るために　ぐるっと一周しました。

今西家住宅 名所・史跡

春日神社の絵馬堂

春日神社 寺・神社・教会

紙半豊田博物館

カイヅカイブキの大木　　（景観重要樹木）

紙半豊田記念館 美術館・博物館

「豊田家」

今井町の壁は白の漆喰壁がほとんどですが、ここは黒い・・・

戦時中に黒く塗り、そのままに保存されているそうです。
ここは家紋がある珍しい壁だそうです。

1700年中頃の建築（築270年）
見学料　300円（紙半博物館も入館出来ます）

昭和47年　重要文化財　指定

紙半博物館には千両箱も展示されていました

今井町並整備保存事務所　２階

ここは　旧米谷家の建物の隣で　2軒とも無料で見学出来ます

虫籠窓

この時既に午後２時半・・今井町でお茶をしてと思っていたら　とんでもないわ。
おふさ観音まで徒歩１５分と聞いていましたが、タクシーを呼びました。

今井町は道が狭いので、タクシーを呼ぶには広い場所でないと駄目だそうです。観光案内で教わり、河合酒造まで来てもらいました。

そこから　おふさ観音まで　優しいドライバーさんは最短距離を走って下さり　ワンメーター680円で行って下さいました。

「おふさ観音」

前に駐車場がありますが、ここまでの道はとても狭くてタクシーも切り返して道を曲がるようなルートでした。

車で来られる場合は　165号線から入ったところに広い駐車場があるので　そこから歩くことをお勧めします。

おふさ観音 寺・神社・教会

あまりの美しさにビックリです。

約400０株　約3800種のバラが咲き乱れています（橿原市観光協会のパンフに記載）

ポスターには1500種と記載されています。どちらが正しいですか？

本堂に入るには300円要ります

本堂で百万遍の数珠を見せて頂きました

奥の方に　メダカの学校・・・がありますよ

ドジョウとメダカ・・　　小さな白い花は　梅花藻かも

オロチ　という　品種のメダカ・・・黒くてオロチだわ

こちらはブルー色

全部　メダカです

この奥に池や庭園、茶房もありました。でも時間が無くて諦めました。

おふさ観音 寺・神社・教会

御朱印は4種ありました

帰りは大和八木までタクシーで移動・・・

ちょっと遠回りルートだったので1,310円でした。

だんご庄のお団子を買いたかったのですが、時間が無くて駅構内のパネトリーのパンを購入しました。改札の直ぐそばにあります。

橿原神宮行のホームは　タクシーを降りて改札口を入ってそのまま進むだけ・・・えっ・・・1分で着きました。
大和八木駅は外観からは駅ビルがあり高架で近鉄特急も停車する大きな駅です。
橿原線は1階で、大阪線が高架上です。

そして、このパン屋さんは橿原神宮 行のホーム上にあるとネットに記してあったので　近くて助かりました。。翌日　トーストして美味しく頂きました。

橿原市で沢山パンフレットを頂きました。
帰宅後　高校、大学の友人に連絡したら・・・
皆（10人以上）、今井町は知っているけれど　行ったことがない・・・　
そうなんです。京都市や奈良市へはちょくちょく出かけても　橿原市今井町は行ってないのですね。
ここは　本当に素晴らしい所でした。

藤原京もこの近くだと分かり、橿原神宮駅と八木からバスが出ていることが分かったので、季節が来たら（夏はハス、秋はコスモス、春は桜と菜の花）花巡りをしたいと思います。
今井町も三分の一はまだ見ていませんので　次回のお楽しみです。
お読み頂き有難うございました。

パネトリー 八木店 グルメ・レストラン