大和郡山は素敵な城下町でした♪

2025/10/15 - 2025/10/15

　大阪からの日帰り旅、近くて、混雑がなくて、見どころがあり、美味しいものが食べられる、交通の便が良い・・所をあちこち探しました。
来年の大河ドラマの舞台「大和郡山」を候補に選び、観光案内所に資料を送ってもらいました。
大和郡山がこんなに素敵な街だとは・・本当に見どころ満載でした。
それらの施設が全て無料なのでビックリでした。

特に町屋物語館（旧川本邸）には感動しました。大正時代に建てられた遊郭跡で、大切に保存されていて　説明を聞いて涙が出るほどでした。
城下町には必ず名菓があります。大和郡山にも勿論ありましたよ・・・

大阪　→　近鉄郡山　→　郡山城址　→　番屋カフェ・本家菊屋　→　tabi tabi（ランチ）→　箱本館「紺屋」　→　中嶋源九郎餅本舗　→　町屋物語館（旧川本邸）→　カフェモリカ　→　近鉄郡山　→　大阪

大和郡山はJRと近鉄が乗り入れています。大阪駅からはJR大和路快速で46分、天王寺からは29分、大阪難波からは大和西大寺乗り換えで、近鉄郡山まで51分です。

（表紙写真：　「tabi tabi」 　　　ランチです）

エリア 大和郡山・田原本(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

観光案内所から資料を送って頂きました。
大役立ちは「城下町巡りマップ」と「郡山城址案内図」です。

私は郡山城は天守閣があると思っていましたが、資料を見て初めて城跡だと知りました。
しかし、資料を読むと平成25年～28年に2億5千万円をかけて天守台の修復をされたことが分かり、これは見なければと思いました。

近鉄郡山着は朝 9時半、駅前に観光案内所はありません。JR郡山駅にはあります。
観光案内所からは近鉄郡山駅前にタクシーは無いと教えてもらっていました。

線路伝いの道を北上したら、数分で郡山城址です

郡山城址の中をぐるっと廻りたいので、先ず「郡山高校」の前から入ります。
郡山高校は奈良県の３大有名県立高校の１つです。
（他２校は　奈良高校と畝傍高校）

竹林橋を渡ると郡山城址の碑があります。

城内のトイレで使い易いのは　ここにあります。
もう１か所は遠いです。

新しくなった天守台です。朝7時～開放　　無料です。

郡山城跡 花見

天守台の高さは8,5ｍ、眺望抜群です　（標高は81ｍ）

郡山城天守台展望施設 名所・史跡

眼下の左の立派な日本建築物は旧奈良県立図書館、正面のパラソルがある庭は番屋カフェです

春は桜の名所だそうで、日本さくら名所100選の地に選ばれています。
この写真は看板です

若草山が見えます

今日は今にも雨が降りそうな曇天ですが、薬師寺が見えました。

是非　郡山城天守台からの景色を見て下さい。

郡山城天守台展望施設 名所・史跡

天守台から降りてきて、裏の方へ廻ると「さかさ地蔵」があります

この狭い所にぎゅっと入っています。我々４人共拝みました。
（高校のクラスメート旅です）

極楽橋

令和３年（2021年）完成の橋

郡山城跡 花見

番屋カフェ

番屋カフェ グルメ・レストラン

カフェ内の柿が豊作らしくて「どうぞお持ち帰り下さい」と書かれてありました。
友人は数個頂きました。有難う！

番屋カフェ グルメ・レストラン

今日は雨上がりで濡れていますが、気持ちの良いテラス席です

番屋カフェ グルメ・レストラン

我々は室内で頂きました。
モーニング、ランチも頂けます。

ここにトイレはありますが、カフェ利用者以外は使えません。
（この辺りにお城のトイレはありません）

番屋カフェ グルメ・レストラン

写真撮影の最適ポイントです。

「郡山城跡案内地図」に記されていたので上手く廻れました。

お城の堀にゴイサギがいました

郡山城跡 花見

近鉄橿原線を越えます

創業　江戸時代の「本家菊屋」

御菓子司 本家 菊屋 本店 グルメ・レストラン

菓子型　　天井に飾ってあります

御菓子司 本家 菊屋 本店 グルメ・レストラン

「菊屋」　　店内で和菓子とお茶を頂けます

御菓子司 本家 菊屋 本店 グルメ・レストラン

郡山城主豊臣秀長が　兄秀吉をもてなすために菊屋治兵衛に作らせた粒餡きな粉餅、それが現在も伝統工法で作られる「御城之口餅」です。

御菓子司 本家 菊屋 本店 グルメ・レストラン

やなぎまち商店街（金魚ストリート）

平日11時過ぎ、空いていますね。

カレーレストラン「tabi tabi」　月曜日＝定休日

早めに着いたので予約なしでテーブル席に4人で座れました。
近鉄郡山から東に真直ぐ来た道沿いにあり、飲食店が多数あります。

tabi tabi グルメ・レストラン

デザート類もあります

tabi tabi グルメ・レストラン

後方 カレー5種　フルセット　1,600円、　　前方 カレー4種セット1,500円

辛さ控えめで旨かったです。
丸くて白いパンのようなものは豆のせんべいでパパドというそうで、パリパリして美味でした。

tabi tabi グルメ・レストラン

紺屋川沿いの道路、車も通ります。

紺屋町は藍染を職業とする人が集まった職人町で秀長時代に成立されたと考えられています。当時はこの川沿いに150軒近い家が建っていた。

この紺屋川で藍染を洗っていたらしい。（昔はもっと幅広い川だったようです）

紺屋川 名所・史跡

箱本館「紺屋」　　入館無料　　月曜日＝休館

箱本館「紺屋」 美術館・博物館

箱本館「紺屋」 美術館・博物館

ボランティアの方が色々説明して下さいました

箱本館「紺屋」 美術館・博物館

箱本館「紺屋」 美術館・博物館

店内では100円でコーヒーを頂けます（奈良、オランダ屋の珈琲）
我々はゆっくり休憩させてもらいました。

箱本館「紺屋」 美術館・博物館

藍染体験も出来ます

箱本館「紺屋」 美術館・博物館

観光案内所で教わった美味しい和菓子の店「中嶋源九郎餅本舗」

昔は源九郎稲荷神社門前にあったそうです。

中嶋源九郎餅本舗 グルメ・レストラン

名物は　焼き餅　
もちろんお買い上げ。

中嶋源九郎餅本舗 グルメ・レストラン

どれも美味しそう・・・
ご近所土産に栗大福もお買い上げ

中嶋源九郎餅本舗 グルメ・レストラン

近鉄郡山駅に戻る途中に「町屋物語館」に行こうと思い、地図を見ながら進みます。
途中、３人位に道を尋ねたのですが・・・　案内板もありません。
我々はスマホはあるけれど使いこなせない後期高齢者のおばちゃん４人。

この道は何度も行ったり来たり・・あれっ、あの窓　ハートで変わってる？
と、行ってみたら「町屋物語館」でした。

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

「町屋物語館」　入館料無料　　月曜日＝定休日

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

ここは大正時代に建てられた遊郭跡でした。
３階建ての立派な日本家屋で、客層で階段も分けられているのであちこちに階段があり、まるで迷路です。金沢の「忍者寺」を思い出します。

遊女の部屋

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

３階の窓からは隣の浄慶寺の鬼瓦が見えます。

１階です。

部屋の説明を１時間近く詳しく受けました。
郡山市の学芸員さんかと思ったら、シルバー人材センターの方で、何と我々と同い年でした（後期高齢者です）
内容が素晴らしくて、当時の遊女の話、その後の下宿人の話など・・この建物の変遷を伺えました。

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

この階段は２月末～３月初めに行われる雛祭りの際にお雛様が飾れる階段です。
折角の説明を、帰宅したら直ぐに忘れてしまう私です。

詳しい雛祭り旅行記は「豚のしっぽ」さん、「エックス」さんの旅行記をどうぞご覧下さい。
又、部屋の説明は「murisuke」さん、「kubochan」さんが詳しく書かれています。
４トラメンバーさんの博識には頭が下がります。

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

「町屋物語館」　　三階建ての凄い日本建築です

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

そして道から見えたハートマーク・・・

これは日本古来からある伝統文様の「猪の目」だそうで、私は知りませんでした。
魔除けや招福の意味が込められているそうです。
部屋の中からも説明を受けたのに写真を撮り忘れました、残念。

旧川本邸 (旧川本家住宅) 名所・史跡

駅前の通りに戻って来ました。
「tabi tabi」のはす向かいにある雑穀店「和カフェ モリカ」
　　　　土・日・祝日＝定休日


モリカ米店が雑穀、古代米などを販売して、カフェでは夏はかき氷、通年はおはぎを食べられます。

頭に「おはぎ」を入れて行ったのに、食べ損ねました。カレーがまだしっかりお腹に残っていたからです。

和カフェモリカ グルメ・レストラン

きな粉、すり胡麻などは購入しました。楽しい店です。

和カフェモリカ グルメ・レストラン

夕方４時前の電車に全員乗車、丁度学生さんの下校時間でした。
近鉄車内で、４人共に女学生さん達に席を譲って頂きました。

優しい女子高校生の皆さん、そして可愛い小学生のお嬢ちゃん、席を譲って頂き有難うございました！

大和郡山の日帰り旅、滞在時間は約６時間半、本日の万歩計は10,900歩でした。

近鉄郡山駅 駅

お土産をあちこち配ったら、残ったのは焼き餅だけでした。
これが美味かった。

絶対に再訪します。

大和郡山で一番のお勧めは「町屋物語館」＝旧川本家・遊郭跡、そして郡山城天守台です。
お読み頂き有難うございました。