2022/04/29 - 2022/05/05
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ミズ旅撮る人さん
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四国周遊の最初に、徳島県南端の海陽町から高知県の室戸岬を走る
阿佐海岸鉄道のDMV( Dual Mode Vwehicle)に乗車しました。
第3セクターの阿佐海岸鉄道が、廃線になりそうだった中、
2021(令和3)年12月にDMVという新しい交通手段として再出発をしました。
バスの車体に線路を走るための車輪を装着して、道路と線路の両方を走ります。
DMVの営業運転は世界初だそうです。
せっかく四国まで行くのなら、これに乗らなくちゃ。予約を取って出掛けました。
DMVは、2路線あって、普段は徳島県海陽町の阿波海南文化村から高知県東洋町
にちょっと入って、また徳島県の道の駅宍喰温泉に行くコースです。
しかし、土日祝日限定の1便だけが、高知県の室戸岬を回り込んで、
道の駅とろむまで往復します。1週間に2便しかない特別便です。
今回はこれに乗車して、室戸岬の手前にある「むろと廃校水族館」で途中下車しました。
旧椎名小学校の校舎が丸ごと水族館になっています。
大規模な水族館と違い、珍しい魚はいなくても、
子供たちに馴染み深い学校の中なので、すごく人気があります。
「四国みぎした」に元気をもたらすDMV。ゆったりした時間を楽しむことが出来ます。
(2022年4月~2023年3月「四国みぎした55フリーきっぷ」を販売中ですが、
DMVの事前予約が出来ません)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
淡路島から大鳴門橋を渡って、四国に渡ります。
大鳴門橋 名所・史跡
-
徳島道に徳島市を迂回して南下できるルートが開通していたので、
徳島津田ICまで予想以上に早く進めました。
徳島市周辺はとにかく川が多くて、橋を渡る渋滞があちこちにあり、
ここを抜けるのにどれだけ時間が掛かるか心配していましたが、
高速の延伸のお陰で、楽に小松島市に行かれました。
国道55号線を南下して、徳島県最後の町海陽町に来ました。
DMVの始発は「阿波海南文化村」です。
広い駐車場があるので、ここに車を停めておいて、
DMVに乗ることが出来ます。阿波海南文化村 美術館・博物館
-
木造の如何にもバス停というこの建物が、DMV乗り場です。
-
停留所の目印はサーフボードの形をしたこれです。
-
この停留所の時刻表。まだまだ本数が少ないです。
土日祝日の赤字の便は臨時便なので、運行日注意です。 -
1988(昭和63)年に第3セクター阿佐海岸鉄道株式会社が設立。
1992(平成 4)年 3月26日阿佐東線(海部~甲浦間)が開業しました。
JR牟岐線と直通運転を開始します。しかし赤字続きで推移します。
平成28年 5月26日阿佐東線へのDMV導入が決定されました。
2020(令和2)年11月1日阿佐東線に、JR四国から
牟岐線阿波海南駅~海部駅間が編入されます。
これは、DMVが線路に進入しやすい阿波海南駅を鉄道モードの始発駅に
するためです。JRが1区間分をDMVに譲渡した珍しいケースです。
2021(令和3)年12月25日DMVでの本格営業運行が開始されました。 -
DMVが入って来ました。
この便は、通常区間の道の駅宍喰温泉から来ています。 -
DMV(デュアル・モード・ビークル)、DMV93形の車両は、
トヨタ自動車製4代目コースターを改造しています。 -
これから乗る乗客たちは、次々に車体の下を覗き込みます。
あったあった、これが線路を走る時に使う鉄車輪です。
始発の阿波海南文化村から、次の阿波海南駅まではバスモードなので、
この鉄車輪は引っ込んだままです。 -
もちろん車のナンバーが付いています。
徳島のプレートなので、阿波踊りが描かれています。
DMVは座席が18席しかありません。
利用が決まったら、事前予約しておいた方がいいです。
2ヵ月前から「発車オーライネット」で予約することが出来ます。
今回はGWだったため、室戸岬経由の特別便は、
あっと言う間に予約で埋まりました。
この1本前の9:42発の通常便も即時満席でした。 -
空席があった時のみ、当日でも乗車することが出来ます。
カード非対応、両替機はないので、予め小銭を用意しておきましょう。
乗車する時に、名前と座席番号を運転士に申告して、
確認出来ると乗車できます。
HPには「QRコードによる認証を推奨しているため、
可能な限りモバイルチケットにてご乗車ください」と書かれているので、
スマホを握りしめて乗車しましたが、乗車時には必要ないと
言われました。なんだかよくわからない乗車方法でした。
このモバイルチケットというものは、乗車2時間前になるとネットで
アクセス出来るようになり、QRコードが表示されるのですが、
これの出番はありませんでした。
てっきり読み取り機で確認するのだと思っていたのですが・・・ -
季節柄、車内には子供の描いた鯉のぼりの絵が飾られていました。
-
10:57に阿波海南文化村を出発して、
すぐ近くにある阿波海南駅に来ました。
ここは、JRの徳島最南端の駅でもあります。
かつては阿佐海岸鉄道と直通運転もしていた路線です。
踏切の遮断機がある所が、DMVの通路です。阿波海南駅 駅
-
阿波海南駅に停車しています。
運転士と駅員?がタブレットで確認中。
ここで端末を取り替えたら、「タブレット交換」になるの?
ちょっと「鉄」向けのジョークです。
単線区間での正面衝突を回避するためにするタブレット交換ですが、
阿佐海岸鉄道では単線区間にタブレットを使用しているのか
聞いてみました。すると、区間が短く、時間が限られているので、
必要が無いという事です。 -
駅を出ると、いよいよモードインターチェンジです。
既にたくさんの見物人がカメラを構えています。
左右のガイドに合わせて進入すると、鉄車輪を下ろした時に、
ピッタリ嵌るようになっています。 -
モードチェンジは乗客を乗せたまま行われるので、
乗客はその様子を見ることが出来ません。
そこで、車内のモニターで参考映像を流しています。 -
映像には音楽が流れるのですが、阿波踊りのお囃子になっていて、
最初と最後に機械音声で「スタート」「フィニッシュ」と言います。
それが、如何にもマシンボイスでおもしろくもなさそうに
「フィニッシュ」と言うので、寧ろ何も言わない方がマシな気がします。
DMV乗車時には、チェンジの様子が見られないと言うのは残念ですね。
駅に着いた時に希望者を下ろして、モードチェンジが完了したら
また乗せてくれると嬉しいな。 -
いよいよDMVが線路を走行します。
予約をした時に座席指定が出来るので、2Dの席にしました。
ここは、出入り口の真ん前で、その先に座席はありません。
前方の眺めがいいだろうと思ったのですが、いろいろな手摺や
計器があって、期待したほどの眺望は望めませんでした。
とは言え、1Bとどちらがいいか微妙な感じです。 -
なんだか曲がりくねったように見える線路を走って行きます。
線路がロングレールではないからか、
ガタンガタンと小刻みに振動があります。
今時、こんな振動と音がある鉄道はないんじゃないかな。
却って、それが楽しい「乗り鉄」です。 -
やや?妙なトンネルがあります。
コンクリートの覆いはあるけど、その上も周りも何もないです。
トンネルの必要があるとは思えないのですが・・・ -
短いので、入る前からトンネルの先が見えます。一体、これは何?
-
トンネルを抜けると、すぐに海部(かいふ)駅でした。
すれ違い用に上下線に線路が分かれていて、その一方に
かつてここを走っていた阿佐海岸鉄道の車輛が留置されています。
ASA-101「しおかぜ」は、2020年11月30日に運用を終了しました。 -
また短いトンネルですが、こんどはちゃんと?山の中です。
そして、その先に次のトンネルが見えています。 -
トンネルが3連続で見えています。こんな光景は初めて見ました。
短いトンネルばかりが何本も真っ直ぐに連なっているのです。 -
トンネル4本連続です(影を数えるとわかります)。
普通なら全部繋がっていそうなものですが、
何故、どれも短くなるような地形なのでしょう。 -
無数の小さなトンネルを、DMVはガッッタン・・ガッッタンと
1つずつの音を噛みしめるように、いや、踏みしめるように
揺れながら進んで行きます。
このトンネル攻勢は予想外のおもしろさでした。
鉄道車両が走っていた頃は、もっと速度が速かったでしょうから、
こんな風には見えなかったでしょう。
ゆっくり走るDMVならではの楽しみです。 -
宍喰(ししくい)駅が見えて来ました。
ここから東に向かうとすぐに海に出て「道の駅宍喰温泉」があります。
通常コースだと、そこが終点になります。
DMVは、もう少し南まで線路を走行して行きます。宍喰駅 駅
-
宍喰駅の川向こうにある阿佐海岸鉄道の本社です。
ASA-301「たかちほ」が留置されています。
この車輛は、1989年に宮崎県の高千穂鉄道のTR-201として
新潟鉄工所で製造されました。
2008年に宍喰駅で車止めを乗り越えて車輛が大破する事故があり、
阿佐海岸鉄道の保有する車輛が1台だけになってしまった時、奇しくも
高千穂鉄道が同年末に廃線となり、この車輛が無償譲渡されました。
2010年にすだちとポンカンをあしらったラッピングに変更されました。阿佐海岸鉄道 乗り物
-
ずっとトンネル続きだったので、外の景色は久しぶりです。
宍喰川です。画面中央に微かに海が見えています。 -
本社脇のトンネルを抜けると高知県に入ります。
終点の甲浦(かんのうら)駅が見えて来ました。 -
高知県最東端の駅「甲浦」です。「AK30」の表示もあります。
48個目の駅があったら、観光客が増えたかな?甲浦駅 駅
-
線路の先が途切れて急な坂道があるようです。
ここでモードチェンジが行われます。
再びモニターに映像と阿波踊りのお囃子が流されます。
「フィニッシュ」の声と共に4本とも路面に着いたタイヤで、
狭い坂道を下って行きます。甲浦駅 駅
-
高架の上から下って来て地面に着いたところがDMVの停留所です。
DMVのパネルがありました。
DMVは3輌あり、それぞれの愛称と絵柄は、
青: DMV931号「未来への波乗り」宍喰駅長の伊勢エビがサーフィン。
緑: DMV932号「すだちの風」阿波のすだちと徳島県の鳥・白鷺。
赤: DMV933号「阿佐海岸維新」坂本龍馬と土佐の太陽 です。
何色が運行されるかは不明なので、来てのお楽しみです。 -
今、走って来た高架の下をくぐります。
-
甲浦駅全景です。DMV用に造られたスロープが付く前は、
どん詰まり駅だったのでしょうか。延伸して行きたかったんだろうな。 -
甲浦駅から海に出た所に「道の駅東洋町」があります。
ここまでが2つの路線共通のコースです。この先、通常コースは北上し、
再び徳島県に戻って、「道の駅宍喰温泉」が終点です。
今回の特別便は、南下して室戸岬を目指します。海の駅 東洋町 グルメ・レストラン
-
地図を見れば一目瞭然ですが、特別便のコース(赤)はとても長いです。
緑が鉄道部分で、青が通常のバスモードです。 -
これからこの国道55号線を南下して行って、先端の室戸岬を周り、
道の駅とろむまで、この特別便は行きます。
道の駅東洋町を出てすぐのこの辺りは生見(いくみ)サーフィンビーチと言って、西日本有数のサーフポイントだそうです。 -
海の色がハッキリ2色に分かれています。
室戸岬東岸では「室戸海洋深層水」の研究が行われています。
急に水深が深くなっているそうで、
それがこうして海水の色に現れているのかもしれません。 -
「鹿岡の夫婦岩」です。
反対側から見ると、2つの岩に注連縄が張られています。
ここを見ると思い出すのが、乗り合わせた中年夫婦のことです。
席が隣り合わせでは取れなかったようで、前後で座っていましたが、
常に大声でしゃべり続けていました。
「この道通ったよね」「ここから出て来たんだよね」
自分たちがどこを通って来たかを車内全員に聞かせないと
気が済まないようで、道の駅東洋町からバスモードで
走り出した辺りから、「むろと廃校水族館」で下車するまで、
大声で話し続けていました。
今は公共交通機関でそんなことをする人は滅多にいないと思うのですが。
小さな子供ですら、DMVに乗り込んだら静かにしていました。
みっともない大人もいるものだと悲憤慷慨しました。鹿岡の夫婦岩 名所・史跡
-
ひたすら忍耐を強いられた道中が終わり、
「むろと廃校水族館」停留所に到着しました。
DMVは、まだ走り続けますが、私はここで途中下車します。
1往復しかしない特別便ですから、同じDMVが戻って来るのに
合わせて、帰らなくてはなりません。
12:04に到着して、帰りの便は13:56です。
海岸でお弁当を食べて、水族館の見学をして、ちょうどいい時間です。
お弁当は阿波海南駅のお向かいにある「ほっかほっか亭」に
予約をしておいて、受け取って来ました。
この辺りに食事処は無いようだったので、ご参考までに。 -
「むろと廃校水族館」の看板が示す先に、建物はすぐ見えます。
-
DMVを降りた場所には、こんな絵が描かれていました。
左右が国道で、手前に伸びた道をちょっと進めば水族館です。 -
室戸市が5億円をかけて旧椎名小学校の校舎を改修した水族館です。
2018(平成30)年4月26日にオープンしました。
「日本ウミガメ協議会」が管理運営しています。むろと廃校水族館 動物園・水族館
-
校庭の一角にはかつての小学校の名前を刻んだ石があります。
-
大人(高校生以上)600円、子供(小・中学生) 300円。年中無休。
営業時間は、4月~9月 9:30 ~ 18:00、
10月~3月 9:00 ~ 17:00 -
人体模型が出迎える階段を上がって行きます。
模型の上に何気にAEDが置かれているのが、ちょっと不気味。 -
廊下には小学生の書初め。「さば」なのが高知らしい。
あれ?「かつお」の方が「らしい」?
実は、高知県の西南端足摺岬のある土佐清水市で水揚げされるゴマサバを「清水さば」というブランドに認定して選別しています。
土佐清水では刺身で食べるのが一般的な食べ方のひとつです。
高知は鰹だけではないのです。
因みに、この書初めは、イカスミで書いているそうです。 -
廊下の水飲み場は、タッチプールになっていました。
-
タッチプールの説明は、黒板に書かれています。
この水族館で展示している魚は、全て地元漁師から譲り受けたものです。
ナマコもヒトデも取って来てもらいました。 -
かつての教室がそのままに、休憩場所になっています。
こうした、ありのままの小学校を活かした展示が、肩ひじ張らずに
のんびり見られるとして人気を呼んでいるそうです。 -
最初にあった水槽には「ゴンズイ」の群れがいました。
-
「ゴンズイ」の説明書きです。
近くの漁港で見られる、ごく普通の魚だそうですが、
こうしてしっかりと見る機会はないので、興味深いです。
フェロモンで仲間を惹きつけるとは。
最近、NHKで「潜れ!さかなクン」という番組がシリーズで
放送されました。日本は海に囲まれて、魚をよく食べる民族の筈なのに、
魚の事をよく知りません。珍しい魚ではなくとも、
じっくり知るとおもしろいことが多々あるのではないでしょうか。
この水族館では、それを模索しています。 -
「羽根を広げたハナカサゴ」いや違う「ヒレを広げたハナカサゴ」。
でも、本当に飛んでいるみたい。
優雅に広げているけれど、何故か気合いっぱい入っている感じなのが、
微笑ましい。 -
なんと!跳び箱をくり貫いて水槽が入っています。
昔はこれを軽々と飛び越えたんだよねえ。
今となっては、過去の栄光・・・
そんなノスタルジーを感じて、しみじみする大人も多いことでしょう。 -
ウツボは、水道管が好き。
-
伊勢海老でっせ
-
ヒシガニ。腕はと~っても長いんだけど、足が短い。
-
背後には大きな円筒形の水槽があって、ウミガメがすい~すい~っと
泳いでいます。 -
中には、こんな赤ちゃんカメも。
-
ここも教室だった筈ですが、周囲に水槽を配して、
真ん中にカメの水槽がでで~んと陣取っています。
水槽を見ながら、全方向からカメを見られるのがいいですね。 -
人間の赤ちゃんも水槽を叩いて、カメさんを呼んでいます。
本当は叩いちゃダメなんだけど、赤ちゃんくらいなら、
カメも驚かないでしょう。 -
廃校水族館には、たくさんのカメがいます。
定置網に引っ掛かったのをもらって来るのだそうです。
外のプールにもたくさんいるのだけれど、ここはカメを
横や下から見ることが出来るので、随分たくさんの写真を撮りました。 -
プクプクしたフグが、水泡に突入して遊んでいます。気持ちいいのかな?
-
クロアナゴ。
穴子の仲間のチンアナゴは、垂直に砂から立ち上がっていて、
そのまま砂に入ってしまうので、見ていて飽きません。 -
イシダイのように白黒の縞があります。君は誰?
高知の近海魚ですが、見たことのない魚がいっぱい。 -
綺麗な色の小魚がいっぱい。
既に、魚の名前などより、見た目で撮っています。 -
この水槽に魚はいません。あるのは、「ウミガメにかかっていた釣り針」
「サメの胃から出て来た網」「サメに刺さっていた針」です。 -
「シーグラス」実物を見たのは初めてです。
海洋環境破壊の問題を提起するのも、水族館の重要な役目だと思います。 -
ウミガメと同様の大きな円筒形の水槽にいました。
顔つきがおもしろくて、狙うのですがボケました。 -
ゴツいエンゼルフィッシュ(違います)。
-
コバンザメのように、ずっと張り付いている魚って、
他にもいるんですね。 -
「飼育員らくらくシステム」水槽の水滴を拭いてください。
よし、拭いてやろうと思ったのですが、水滴は全くなし。
でも、水槽の表面は随分汚れていたので、せっせと拭きました。
普通の水族館でも、ガラスの表面を観客が触るので汚れていたりします。
布巾を置いてくれていると、ありがたいです。 -
「ハコエビ」
伊勢エビの仲間。伊勢エビよりも深い海に生息しています。
食べると美味しいみたいですが、伊勢エビと比べると甘みが少なく、
身が硬いそうです。触角の根元部分に鳴音器があり、
そこをこすり合わせることで「ギィギィ」と鳴きます。 -
3階に来ました。「柱の傷は一昨年の~~♪」いっぱい書いてあります。
-
ボウリングゲームをする会場もありました。
ピンはブリのぬいぐるみ。あれを売っていたら欲しかったな。
如何にもお客を待ってますという風な配置ではなく、
気軽に近づけるようにしたら、利用者が増えるのでは? -
骸骨に導かれて、どこへやら。
-
理科実験室の薬品棚には、骨格標本が並んでいました。
これはツバクロエイの骨格です。 -
骨がいっぱい。右下の棚には、円盤状のカメの骨。
-
「虎は死して皮を残す」けど、君は骨を残したんだね。
それにしても、綺麗な骨格だなあ。フエヤッコダイです。 -
こちらが理科実験室。随分新しい教室なのに廃校だなんて
もったいないなあ。だから水族館にすることが出来たんですね。
この部屋の展示物はホルマリン漬けなので、ちょっと苦手。 -
さっきは穴子で、今度はウナギです。蒲焼きでいいよ。
-
階段を降りて2階に行きます。
かつてそうであったように、子供が階段を駆け上がって来ました。
現在と過去が交錯したような瞬間でした。 -
2階から外に出ます。
足下にはプールが2つあり、ウミガメが泳いでいるのが見えます。 -
25mプールには屋根が付いています。すごいなあ。
-
ウミガメだけでなく、いろんな魚が泳いでいます。広い水槽で
気持ちいい事でしょう。こんなピッタリの有効活用があるかしら。
右上の黒っぽい魚はヨシキリザメのようです。
最も美しいサメと言われますが、飼育が難しいので、
日本ではここでしか飼育されていないそうです。 -
たまには甲羅干しに、上がって来たいんじゃないかな。
-
ここにいるのは、アカウミガメとアオウミガメだそうです。
世界にはウミガメが7種類います
アオウミガメ。英名:green turtle
食用に世界中で乱獲された歴史があり、その脂肪が青い(green)
ことから、アオウミガメと呼ばれています。甲羅の色ではありません。
草食系のウミガメで海藻や海草を食べます(ウミガメの多くは肉食)。
アカウミガメと比べると、あたたかい海を好みます。
小さい頭とツルンとした丸い甲羅が特徴です。
アカウミガメ。英名:Loggerhead turtle(頭が大きいという意味)
赤っぽい見た目からアカウミガメと呼ばれています。
肉食系でエビやカニが大好物!アゴの力がとても強いです。
頭の鱗板が2つにわかれているのがアオウミガメ。
5つに分かれているのがアカウミガメ。
甲羅の形や鱗の数も違います。 -
アオウミガメの下に魚がいます。
彼らはウミガメの移動に合わせて着いて行きます。
海に比べて水深が浅く、身を隠すサンゴや海草が無いので、
ウミガメをシェルターにしているのでしょう。 -
校舎の2階から外に出て階段を降り、プールを覗きながら、
出口に至ります。せっかくのプールなので、
ウミガメと一緒にシュノーケリングが出来たらいいのにな。
絶対にどこの水族館もやっていない企画です。 -
むろと廃校水族館を出て、DMVの停留所に来ました。
室戸椎名郵便局の国道側にあります。
この停車場には、一般の路線バスも来ます。 -
13:56、道の駅とろむで折り返して来たDMVが来ました。
-
帰りの便は、1Aに座りました。運転士の真後ろの席です。
道の駅東洋町で、出て来た緑のDMVとすれ違いました。
あちらは通常コースなので、道の駅宍喰温泉に向かいます。
GWなので、土日祝日の臨時便が出ているようです。
途中駅で乗り込んで来た男性が、私を見ながら自分は1Aの席を
予約していると言いました。運転士が男性の予約を確認すると、
次に来る臨時便の予約だったことがわかりました。
さっきすれ違った緑のDMVです。
到着予定時刻が全然違うのに、間違えたようです。やれやれ。 -
15:06、阿波海南文化村に到着しました。
DMVは、乗客を降ろした後、空のまま出発して行きました。
阿波海南文化村 ~海の駅とろむ の運賃は2,400円です。
往復だと4,800円になります。
なかなかのお値段です。地元の足となるには無理があります。
因みに、むろと廃校水族館までは1,900円で、往復3,800円でした。
通常コースの阿波海南文化村 ~海の駅宍喰温泉の運賃は800円です。
乗ってみたいだけの人は、こちらを選ぶでしょうね。 -
さて、JR阿波海南駅に戻って来ました。
ここは、隣でDMVがモードチェンジを行う場所です。
乗客はそれを見ることが出来ないので、
次の便が来る前に車で戻って来ました。 -
すぐに緑のDMVが来ました。
鉄車輪が飛び出しています。でも目立つのは前輪だけです。
鉄道モードでは、後ろのゴムタイヤが駆動することで
線路上を走行するのです。
前後の鉄車輪は線路上を走行するためのガイド役であるとともに、
駆動するゴムタイヤへの圧力を調整する役割を担っています。 -
モードチェンジが完了し、バスモードで阿波海南駅の停留所に
移動して行きます。 -
モードインターチェンジです。
もう少し複雑な構造なのかと思っていましたが、
意外と単純で、簡単に(15秒)切り替えが完了します。 -
JRのホームから、線路の先端を見ています。
かつてはこの先の海部駅までがJRでした。
見えている2つの線路は繋がっていたのです。
こんな風に分かれることもあるのですね。 -
DMVグッズは、本社のある宍喰駅で販売しています。
-
すぐにまた緑のDMVがやって来ました。忙しいねえ。
モードチェンジが終了すると、運転士が降りて来て、
鉄車輪が定位置に設置されているかを目視で確認しています。
車内では、あの「フィニッシュ」が流れていることでしょう。 -
JR牟岐(むぎ)線が入って来ました。
1日8便しかない貴重な列車に会えました。
牟岐線は折り返して、徳島駅まで走って行きます。 -
しばらくして、赤のDMVも走って行きました。
-
阿波海南駅から宍喰駅の間は、国道に近い所を線路が走っているので、
車で赤のDMVに追い付きました。今日は一日お世話になりました。 -
目の前に太陽が沈んで行きます。
-
土佐湾を眺めながら、宿に向かいます。
明日は高知市の日曜市に行きます。
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