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《2022. May》あみんちゅぶらり淡海を歩く旅そのXLVIII草津~再訪三大神社砂ずりの藤編~<br /><br />コロナ禍が一段落して迎えたGW。勿論貧乏暇なしの接客業に連休はない。オマケにスタッフの就労時間の関係から変則シフトでの出勤が増え、イレギュラーなパターンでの休みが続いていた。だからどうなる訳ではないのだが、ものは試しに〝連勤連休〟の希望休を出してみた。偶々だったのか嫌々だったのかは知る由もないが、休日がほぼ希望通りとなった。シフト休の場合翌月度のシフトが出ないことには予定が立てられないことがある。でも〝コロナ終息宣言〟が出ていない中では露骨に〝宿泊を伴う旅行〟は気兼ねする。結局〝日帰り旅〟となるのであるが、人様が休みの時には仕事をしていることがほとんどなので、GWにどこかへ出かけるなどということはこの数十年考えたことはない。そんな中パターン化した〝希望休〟に5月4・5日という連休を組み込んだ。特に意図はないのだが4連勤の後の連休が偶々その日に当たっただけという理由である。それを利用して湖東エリアに〝藤の花〟を見に行った。丁度見頃を迎えていたこともあり〝藤巡り〟が頭の中から離れなくなってしまう。ただ次の休みは10日火曜日になってしまう。昨年の教訓で関西中南部の花の見頃は大差ないことがわかっている。ならばなんとか空いている時間を利用して〝出歩いてみたい〟という気持ちになるのは野次馬根性丸出しの私にとって〝特別〟のことでも何でもない。午後出勤ならば午前中に早起きすれば、近場ならば行って帰ってきてから出勤することも可能である。勿論〝晴天〟に恵まれることは不可欠ではあるが、そんな思いが功を奏したのか、5月7日土曜日にいつもより3時間も早く目覚めた。これは行くしかないと半私服のいでたちで本日休みのまーさんに車を借りて出発する。何か起こったのか?それとも何も起こらなかったのか…。<br /><br />令和4(2022年5月7日土曜日<br />いつもより〝計画的〟に早起きした。車を半ば強制的に借り受け、半私服のいでたちで出発した。目指したのは昨年も訪れている草津市の三大神社。志那三郷の藤としても知られている惣社神社・惣社神社と共に〝藤の名所〟として結構有名な〝藤の名所〟でもある。昨年は三社巡りをしたが今年は時間の都合上三大神社だけにする。ただ昨年も悩んだことではあるのだが、この界隈の〝開花情報〟を含めた〝施設情報〟がかなり古いものが多く、GW前後の藤の花が見頃を迎える折に惣社神社。志那神社と共に行われる〝藤祭り〟の〝催行情報〟や駐車場に関することが、本年令和4年の情報がweb上では見つけることが出来なかった。志那三郷の藤を管理しておられる〝藤古木保存会〟に「最新のことは訪ねてくれ」のような書き方をされているが、それだけのことをここが訪ねていいものか?といつも躊躇するのである。街中であればコインパーキングという手もあるが、そんな環境とは程遠い場所。故に地元の方々への邪魔になるようであればそのまま〝帰るしかない〟という覚悟で行かなければならないことも大袈裟ではない事実なのである。結局のところ〝障碍者駐車場〟の場所は解放されてはいないようであったが、その他の駐車場は用意されていたことがわかり、車を停めれば一目散に〝今日のノルマ〟をクリアするために駆けて行った。<br /><br />鳥居下迄は駆けて行ったが、先ず〝協力金〟を納める箱がないことに気付き、見頃過ぎだと言うことを知る。志那三郷の中でも最も大きな藤棚を持つ三大神社ではあるが、砂ずりの藤は成長し地面に届く位の長さになっていた。しかし肝心な〝花弁の色〟はというと、残念ながら見頃を逸して褪せたものとなっていた。鳥居付近から眺めて左手側の花は特に日当たりの良さも影響してか藤の花独特の澄んだ紫色ではなく、枯れた部分と見られる褐色になった花も見受けられた。右手側は建物の陰になることが影響しているのか。そこまで花の色が悪くなっているようには見えなかった。藤棚に咲く花は、見頃を過ぎると花を摘み木に栄養が行き渡るようにすることはどこの藤の名所でも書かれていることだ。確か三大神社の藤もそのようなことをする旨は書かれていたと思うが、少なくとも訪れた日現在では行われていなかったように思う。<br /><br />三大神社の創始は飛鳥時代の天智天皇の治世に遡ると言われており、藤の木の樹齢も400年の古木であり、細やかな世話が必要なのは言うまでもない。神社とは別組織の〝藤古木保存会〟が手入れをしているために花の咲き加減を見て摘心等を行うことは、樹勢を考えると当たり前のことだろう。そんな見頃過ぎの〝藤棚〟をカメラに収めていると〝花博士〟と思われるのか、見頃っていつ頃でしたか?という質問を受けることがある。今年に限って言えば5月4日に日野の正法寺や甲良町の在士八幡神社に行っているために大凡GW中盤頃でしょうと答えられるが、昨年の様に〝春の花〟とされるものが全て例年よりも早く見頃を迎えているような年ならば答えようがないのが事実である。特に今年は例年並みに見頃を迎えた〝梅〟や〝桜〟と比較すると〝藤〟の見頃は早かったように思う。正法寺では一部摘心が行われた形跡があるので、本当の見頃は過ぎていたのかも知れない。web上に紹介されている三大神社の藤は4月中のものが多かったこともあり、私の予想以上に見頃は早かったのかも知れないが、撮影日=観覧日とは限らないために知る由もないのが事実である。商品化されている生花とは違い天気や気温によって咲き始めから見頃を迎えるまでの期間が大きく変わるから儚く楽しいと思えるのである。そういう意味では今年の三大神社の藤は残念ではあったが、思い立ったから訪れた〝お初〟の場所とは異なり、複数回訪れている事実は〝来年は〟という意味で情報収集をするだろう。勿論それに合わせて必ず休みが取れる訳ではないが、ある程度余裕を持たせた期間で休みをバラかすことにより、誰もが異論を唱えない〝見頃の花〟を堪能することができるのではと期待する。<br /><br />藤は見頃を逸していたが境内のシャクナゲは正に見頃を迎えており、鎌掛谷ほんしゃくなげ群落が見頃を過ぎた上に花〝そのもの〟を見つけるのに苦労した経験とは大違いである。そういった点では〝ところ変わればなんとやら〟の言葉通りである。建物は基本1年経っても大きく変わることはない。しかし境内に咲く花々は各年々で変わるのが当たり前で、同じ時期に同じ様に咲き誇ることは絶対にない。当たり前の話ではあるが、仕事前という僅かな時間を利用して違う場所の〝藤〟を堪能できた今年は成果としては大きいものがある。この知識を来年に活かせて〝見頃〟の藤以外にも様々な花が咲く風景を見てみたいとふと思った私であった。<br /><br />  《終わり》

《2022. May》あみんちゅぶらり淡海を歩く旅そのXLVIII草津~再訪三大神社砂ずりの藤編~

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2022/05/07 - 2022/05/07

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2022/05/07

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《2022. May》あみんちゅぶらり淡海を歩く旅そのXLVIII草津~再訪三大神社砂ずりの藤編~

コロナ禍が一段落して迎えたGW。勿論貧乏暇なしの接客業に連休はない。オマケにスタッフの就労時間の関係から変則シフトでの出勤が増え、イレギュラーなパターンでの休みが続いていた。だからどうなる訳ではないのだが、ものは試しに〝連勤連休〟の希望休を出してみた。偶々だったのか嫌々だったのかは知る由もないが、休日がほぼ希望通りとなった。シフト休の場合翌月度のシフトが出ないことには予定が立てられないことがある。でも〝コロナ終息宣言〟が出ていない中では露骨に〝宿泊を伴う旅行〟は気兼ねする。結局〝日帰り旅〟となるのであるが、人様が休みの時には仕事をしていることがほとんどなので、GWにどこかへ出かけるなどということはこの数十年考えたことはない。そんな中パターン化した〝希望休〟に5月4・5日という連休を組み込んだ。特に意図はないのだが4連勤の後の連休が偶々その日に当たっただけという理由である。それを利用して湖東エリアに〝藤の花〟を見に行った。丁度見頃を迎えていたこともあり〝藤巡り〟が頭の中から離れなくなってしまう。ただ次の休みは10日火曜日になってしまう。昨年の教訓で関西中南部の花の見頃は大差ないことがわかっている。ならばなんとか空いている時間を利用して〝出歩いてみたい〟という気持ちになるのは野次馬根性丸出しの私にとって〝特別〟のことでも何でもない。午後出勤ならば午前中に早起きすれば、近場ならば行って帰ってきてから出勤することも可能である。勿論〝晴天〟に恵まれることは不可欠ではあるが、そんな思いが功を奏したのか、5月7日土曜日にいつもより3時間も早く目覚めた。これは行くしかないと半私服のいでたちで本日休みのまーさんに車を借りて出発する。何か起こったのか?それとも何も起こらなかったのか…。

令和4(2022年5月7日土曜日
いつもより〝計画的〟に早起きした。車を半ば強制的に借り受け、半私服のいでたちで出発した。目指したのは昨年も訪れている草津市の三大神社。志那三郷の藤としても知られている惣社神社・惣社神社と共に〝藤の名所〟として結構有名な〝藤の名所〟でもある。昨年は三社巡りをしたが今年は時間の都合上三大神社だけにする。ただ昨年も悩んだことではあるのだが、この界隈の〝開花情報〟を含めた〝施設情報〟がかなり古いものが多く、GW前後の藤の花が見頃を迎える折に惣社神社。志那神社と共に行われる〝藤祭り〟の〝催行情報〟や駐車場に関することが、本年令和4年の情報がweb上では見つけることが出来なかった。志那三郷の藤を管理しておられる〝藤古木保存会〟に「最新のことは訪ねてくれ」のような書き方をされているが、それだけのことをここが訪ねていいものか?といつも躊躇するのである。街中であればコインパーキングという手もあるが、そんな環境とは程遠い場所。故に地元の方々への邪魔になるようであればそのまま〝帰るしかない〟という覚悟で行かなければならないことも大袈裟ではない事実なのである。結局のところ〝障碍者駐車場〟の場所は解放されてはいないようであったが、その他の駐車場は用意されていたことがわかり、車を停めれば一目散に〝今日のノルマ〟をクリアするために駆けて行った。

鳥居下迄は駆けて行ったが、先ず〝協力金〟を納める箱がないことに気付き、見頃過ぎだと言うことを知る。志那三郷の中でも最も大きな藤棚を持つ三大神社ではあるが、砂ずりの藤は成長し地面に届く位の長さになっていた。しかし肝心な〝花弁の色〟はというと、残念ながら見頃を逸して褪せたものとなっていた。鳥居付近から眺めて左手側の花は特に日当たりの良さも影響してか藤の花独特の澄んだ紫色ではなく、枯れた部分と見られる褐色になった花も見受けられた。右手側は建物の陰になることが影響しているのか。そこまで花の色が悪くなっているようには見えなかった。藤棚に咲く花は、見頃を過ぎると花を摘み木に栄養が行き渡るようにすることはどこの藤の名所でも書かれていることだ。確か三大神社の藤もそのようなことをする旨は書かれていたと思うが、少なくとも訪れた日現在では行われていなかったように思う。

三大神社の創始は飛鳥時代の天智天皇の治世に遡ると言われており、藤の木の樹齢も400年の古木であり、細やかな世話が必要なのは言うまでもない。神社とは別組織の〝藤古木保存会〟が手入れをしているために花の咲き加減を見て摘心等を行うことは、樹勢を考えると当たり前のことだろう。そんな見頃過ぎの〝藤棚〟をカメラに収めていると〝花博士〟と思われるのか、見頃っていつ頃でしたか?という質問を受けることがある。今年に限って言えば5月4日に日野の正法寺や甲良町の在士八幡神社に行っているために大凡GW中盤頃でしょうと答えられるが、昨年の様に〝春の花〟とされるものが全て例年よりも早く見頃を迎えているような年ならば答えようがないのが事実である。特に今年は例年並みに見頃を迎えた〝梅〟や〝桜〟と比較すると〝藤〟の見頃は早かったように思う。正法寺では一部摘心が行われた形跡があるので、本当の見頃は過ぎていたのかも知れない。web上に紹介されている三大神社の藤は4月中のものが多かったこともあり、私の予想以上に見頃は早かったのかも知れないが、撮影日=観覧日とは限らないために知る由もないのが事実である。商品化されている生花とは違い天気や気温によって咲き始めから見頃を迎えるまでの期間が大きく変わるから儚く楽しいと思えるのである。そういう意味では今年の三大神社の藤は残念ではあったが、思い立ったから訪れた〝お初〟の場所とは異なり、複数回訪れている事実は〝来年は〟という意味で情報収集をするだろう。勿論それに合わせて必ず休みが取れる訳ではないが、ある程度余裕を持たせた期間で休みをバラかすことにより、誰もが異論を唱えない〝見頃の花〟を堪能することができるのではと期待する。

藤は見頃を逸していたが境内のシャクナゲは正に見頃を迎えており、鎌掛谷ほんしゃくなげ群落が見頃を過ぎた上に花〝そのもの〟を見つけるのに苦労した経験とは大違いである。そういった点では〝ところ変わればなんとやら〟の言葉通りである。建物は基本1年経っても大きく変わることはない。しかし境内に咲く花々は各年々で変わるのが当たり前で、同じ時期に同じ様に咲き誇ることは絶対にない。当たり前の話ではあるが、仕事前という僅かな時間を利用して違う場所の〝藤〟を堪能できた今年は成果としては大きいものがある。この知識を来年に活かせて〝見頃〟の藤以外にも様々な花が咲く風景を見てみたいとふと思った私であった。

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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