2022/04/08 - 2022/04/10
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群青さん
この旅行記のスケジュール
2022/04/09
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この旅行記スケジュールを元に
今回、越中と上越を旅しようと思ったか!!
日本の中にこんな魅惑的で色彩鮮やかなサクラの名所があるなんて!!
と、初めてその存在を知った時に大いに衝撃を受けたその場所を訪れて、どうしても自分の眼で確かめてみたかったから。
富山県朝日町にあるその場所は、近年その名を轟かせ、多くの観光客を集めている。
”あさひ舟川「春の四重奏」”と呼ばれる名所で存分に春を堪能するため、ワクワクドキドキ心臓を高鳴らせ、2日の旅はスタートした。
*追記 (2023.4.23)
旅行記の表紙画像の変更、及び旅行記のタイトルの変更を行いました
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
やってきたのはこちら。
朝日町文化体育センター サンリーナ。
あさひ舟川「春の四重奏」を訪れるために、土日はこちらに駐車し、会場までの無料シャトルバスで向かうのだ。
9時ちょい過ぎに到着すると、早くも駐車場は結構の車が停められ、シャトルバスを待つ人の列も・・・
手指消毒と検温を済ませ、バスに乗り込む。 -
車内は座席一つ一つにこうした物が敷設されている。
朝日町の方々が、万全の態勢で観光客を迎え入れ、「春の四重奏」を堪能して欲しいという意気込みが伝わって来る。 -
10分ほどで会場に到着。
バスを降りると真っ先に目に飛び込んでくるのは、鮮やかなチューリップ。 -
真っ青な空。
白く雪を戴く立山連峰の山並み。
舟川沿いの堤防のサクラはこの日やっと5分咲き。
眼前の赤みの強いオレンジ色のチューリップ。
確かに綺麗ではある。あさひ舟川 春の四重奏 花見
-
でも、なんか違う!
イメージしていたものとは・・・
場所を移動して改めて撮影してみる。
う~ん! -
(画像は借り物)
この画像は、富山県観光公式サイトで紹介されていた画像。
日本の中に、こんな見事な春がそろう場所があるのか!?
ここの存在を初めて知った時の衝撃は、今も鮮明に記憶している。
この光景を我が眼で見たいがために、今回の旅を企画したわけなのだが・・・
自然というものは生き物なんだよね。
気象条件が全部整って初めて見ることができるのが、この絶景。
今年のように冬は異様に寒く長く、3月こそ温かかったものの4月に入った途端、数日間冬に逆戻りしたかのような振れ幅の激しい陽気では、さぞ木々や花々も戸惑うことだろう。 -
でも、せっかく訪れたのだし、少しでも景色を楽しもう!
舟川まで歩いてみた。
急流の川の水の透明感。
5分咲きとはいえ、開花して2,3日でここまで開いたのも急激な暖かさ故。 -
堤防沿いの桜並木は結構な賑わい。
犬を散歩させている人たちもかなりの数。 -
4/8と4/9の夜には、かがり火を焚いて夜桜に風情を与えるイベントも開催されたそうだ。
-
堤防から先程の会場付近を眺めてみた。
四重奏のうち、2つが揃わなかったことがハッキリとわかる。
・チューリップの開花の遅れ
・菜の花の開花の遅れ
それともう一つ気になったこと。
あさひ舟川「春の四重奏」が有名になったのは良いが、逆に地元の方々にとってはやや重荷になりつつあるんじゃないか?
という懸念。
それまでは知名度を上げるためだったり、隠れた名所を広く知って欲しい!という思いで、地元の方々はこのイベントを盛り上げてきたことだろう。
功を奏してだんだん全国的に有名になって来た今、花の盛りの時期に多くの観光客が押し寄せて来るから、駐車場対策などもあり無料シャトルバスを運行したりしてイベントはつつがなく開催されている。
しかし、地元にはほぼほぼお金が落ちていないこの構図、もはや健全とは言えないんじゃないだろうか?
駐車場名目でも、見学料名目でも構わないから多少の額を頂いて、きちんと地元の方々や運営スタッフの人たちに還元される方が、形としては望ましいと感じた。 -
小さな自治体ができることの許容量を超えて、人気を博した今、この風景を持続可能なものにしていくためにも、そろそろ次の段階へ舵を切った方が良いんじゃないか?と・・・
-
これはスマホで撮影したもの。
イチバン頑張ってこの感じ。
これでも十分キレイなんだけど・・・
チューリップの開花にはまだちょっと早かったみたい。
この後、隣の入善町でこの日からスタートした「にゅうぜんフラワーロード2022」を見に出向いたのだが、案の定、チューリップの「チュ」の字もない程何もない光景。
写真を撮る気にすらならず割愛。
せっかくの晴れ渡った春の日。
これから国道8号線沿いをドライブしてみましょう! -
ヒスイ海岸を通り過ぎ、富山県に別れを告げ新潟県に。
最初の道の駅に立ち寄る事に。
道の駅越後市振の関。
海岸に沿うように鉄路と国道が並走する。 -
道の駅自体は非常に小ぶり。
元はヤマザキデイリーストア?
看板が半分そのままになっていたので。
道の駅スタンプを押し、少し休憩したらドライブ続行!道の駅 越後市振の関 道の駅
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次にやって来たのは、親不知。
トンネルを抜けたら瞬時にハンドルを左に切り、駐車場目掛けてダイブイン!(笑)親不知・子不知 自然・景勝地
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親不知への入口付近には、昭和の佇まいの観光ホテルがポツンと。
坂道をのんびりと登っていく。 -
かつての国道は今、遊歩道としてキレイに整備され、この地域の厳しい地形を堪能できる。
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親不知。
糸魚川静岡構造線、いわゆるフォッサマグナの北端に位置するこの場所。
古代から現在に至るまで「交通の難所」として名を馳せてきた。
今見えているこの道が開削されたのは明治に入ってから。
日本列島の東西を結ぶ幹線道路の重要性が高まるとともに、国道や鉄道の建設が始まったのだが、筆舌に尽くし難い難工事だったと聞く。親不知記念広場展望休憩所 名所・史跡
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こんな地形が数キロに渡って続くのですから!
北アルプスがストンと海に落ちるこの地形に這いつくばるように、現在の国道8号線が走り、海に突き出るように北陸道が崖地を縫っていく。
それにしても、この海の青さは何という美しさだろうか!
季節が違えばこの海は、どんよりとした鉛色と化し、荒れ狂う波浪を見ると気持ちが沈んでくる。
かつて、たった1年だけだが上越に暮らし、仕事で糸魚川まで往復する際に、日本海の表情を見てきた時期がある。
海の色ひとつが時に希望や幸せを与え、時に絶望感に突き落とす。
そんな日本海には複雑な想いを今も抱えていたりする。
18年ぶりの糸魚川から上越に向けての国道8号線を、これから走る。 -
青海八景
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予想もしてなかった場所で、ヤマザクラを見た。
派手さはないサクラだが、よくぞこんな険しい岩場で自生し続けたものだ!
ガイドブックには絶対に出てこない、行った者しか見られない海とサクラのコントラスト。 -
旅の2日目でイチバン印象に残るこの風景。
心にしっかり焼きつけて! -
何という透明感!
碧や蒼や青。
漢字を幾つ当てはめてもまだ足りないくらいの色彩の豊饒さ。 -
かつて「ブラタモリ」でも取り上げられた場所らしい。
命がけで親不知・子不知を渡る途中で、高波に襲われた際に逃げ込んだ場所なのだと言う。
長い人は1週間もこんな場所で命を繫いだと知り、絶句! -
人力だけで開削した岩場に刻まれた文字。
矢の如く砥の如く。 -
由来を示す案内板
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天下之嶮
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明治の世の国道は、今は静かに歴史の変遷を物語っている。
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4世代道路の歴史を語る案内板。
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その続き。
非常に興味深い内容。 -
小腹が空きました。(笑)
北陸道親不知インターチェンジの直下にある道の駅に行く事に。
親不知ピアパーク。道の駅 親不知ピアパーク 道の駅
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巨大なカメのモニュメント。
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昼はこちらで頂きましょう!
お食事処 漁火 -
やや観光地価格だが、写真を見る限り美味しそう!
えび天丼をオーダー。 -
ガラス越しに穏やかな日本海。
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海辺に腰掛け、波を見ながら静かに佇む人の姿。
一幅の名画のような光景。 -
サクサクえび天丼。
やや醤油の勝ったタレはベトベトした変な甘みがなく、僕的には好きな味かも。
美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。(笑) -
再び国道8号線を東へ車を走らせる。
着いたのは道の駅マリンドリーム能生。マリンドリーム能生 グルメ・レストラン
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店内の様子。
以前に較べ、ウソのように活気に溢れている。
一体どうして?
僕の知ってる、くたびれた道の駅とは異なる光景。
かなり頑張ったのだろうネ! -
この道の駅。
かに屋横丁や海鮮の販売で有名な場所。
炎天下、テントや幕で作られた日陰の下でカニを貪り食う人や、大きなホッケの焼き魚を頬張る人。
みんな思い思いに、コロナ禍の下での楽しみを満喫していた。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- b_bさん 2022/04/17 22:11:34
- お花真っ盛りは本当に難しいです・・・
- 群青さん、こんばんは!(^^)!
富山、昨年の6月に環水公園で船(富岩水上ライン)に乗り、「この周辺桜の時期は最高なんです!」と教えてもらったのを思い出しました。その時は「来年の春富山もいいねー」と言っていたはずなのですが(笑)
今年は梅のスタートが遅く、のんびり構えていたら一気に桜が咲いてしまい慌てました。地元でもそれなので、お出かけ先での花は本当に難しいですね(^^;
咲いた!と思っていても雨が降ってあっと言う間に散ってしまったりもしますし。
大満足とはいかなかったようですが、それでも立山連峰に桜、チューリップとっても見ごたえのあるお写真たくさんでした(^^♪海老天丼も美味しそう~♪
私の今年のイチオシ(笑)はまさかの地元、千本桜でした・・・(何十年ぶりに行きました(^^;)
b_b
- 群青さん からの返信 2022/04/17 22:45:11
- Re: お花真っ盛りは本当に難しいです・・・
- b_bさん
コメントありがとうございます。
富山市に初日に行ったのはある意味、苦し紛れでもあるのですが(汗)
b_bさんが以前書かれていた旅行記に惹かれて富山市に自然と足を踏み入れていたような感もあります。(笑)
松川べりにしようか?富岩環水公園にしようか?
と若干迷ったんですが、先に満開になっていた松川べりを選んで花見してきた次第です。
ホント素晴らしかった!
あさひ舟川「春の四重奏」は、いつか必ずリベンジしたい!と決めて帰ってきました。
自然が相手ゆえハードルは高いと思うのですが、でも地元の方々があれだけ情熱を傾け観光客を迎えてくれているんですもの。
その美しい景色を、いつか我が眼で見てみたいと心底思います。
赤城千本桜、そういえば僕は40年近く行ってないナァ・・・(冷や汗)
職場の同僚が家族で行ったらしく「綺麗だったよ!」なんてうっとりと語っておりました。
僕自身は、利根川沿いの敷島桜並木の「ドライブスルーお花見」だけは何とか見てきました。
我が街の春のイチバンの自慢できる風景ですから。(笑)
-
- ねもさん 2022/04/17 08:40:51
- お久しぶりです
- 群青さん
春爛漫の花盛りに、晴天にも恵まれ充実の旅路だったことと推測します。
親不知は交通の難所として有名ですね。「昭和の佇まいの観光ホテル」で、10年前に入浴しました。
3,000m近い白馬岳から日本海までたどる山ノボラーの「虎の穴」コース(栂海新道)を歩きました。意外なことに一番きついのは最終日の後半なんです。疲れがつのり真夏の低山歩き(当然暑すぎ) で、ゴールの親不知観光ホテルで入浴してすっきりというわけ。
ホテルスタッフによると、このコースを歩く物好きは毎年500人くらいだそう。このコースを逆に登るマゾも50人ほどいるというから驚きました。
なお富山城の満開の桜もきれいです。富山市は2回訪ねましたが、いずれも真夏。当たり前ですが暑かった(-_-;)
- 群青さん からの返信 2022/04/17 22:34:31
- Re: お久しぶりです
- ねもさん
コメントありがとうございます。
「栂海新道」のこと、いつだったかハッキリ覚えてないのですが、NHKで取り上げられていて僕はその時初めてその存在を知りました。
数年前の台風で登山道が荒れ果ててしまったのを修復するという内容だったと記憶しているのですが、稜線沿いに歩く登山者の光景を画面越しに見た時に思ったのは、ねもさんの事でした。
何でだか自分でもわからないんですけど(笑)
コメントを頂き、文章を読ませていただいて
「あら!こんな風に繋がっていたんだ!!」
と驚くと同時に嬉しくもなりましたことをご報告させていただきます。
富山市、初めて訪れましたがまた行きたい!って思いました。
金沢とは違った意味で魅力あふれる街だな!と。
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