『見沼田んぼ③』桜が終った桜回廊と芝川第一調整池を散策★2022年4月

2022/04/11 - 2022/04/11

埼玉県の広大な田園地帯『見沼田んぼ』にとって『見沼代用水』が重要な働きをしました。その用水路沿いは、春には見事な花を咲かせる『桜回廊』になっています。
その満開の桜の花を見たかったんですが、今年も残念ながら時期を逃してしまいました。でも、少しでも桜の花を見られないものかと確かめに行きました。
桜だけでなく、できれば野鳥も見たいと思って、いくつかの公園と、芝川第一調整池も散策しました。

※　今回も投稿後、潮来メジロさんが鳥についてコメントを下さいました。訂正と補足説明をそのまま使わせていただきました。
いつも本当にありがとうございます m(_ _)m

エリア 浦和(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

芝川第一調整池

遊歩道が整備されています。桜も植わっていますが、残念ながら花は終っていました。

桜の花が終って、代わりに菜の花が咲き誇っています。

芝川第一調整池の役割は２つ。
1つ目は、洪水を防ぐ調整池の役割。芝川の水位が高くなると、自然に調整池に水が流れて溜まります。洪水終了時に排水ポンプで、芝川に水を戻します。
2つ目は、野生生物の保護区としての環境。

菜の花
アブラナ科アブラナ属の花の総称。

菜の花

セイヨウタンポポ
キク科タンポポ属

普通のタンポポかなと思ったら、『Google画像検索』アプリで調べると、セイヨウタンポポと判断されました。

モンキチョウ
チョウ目（鱗翅目）アゲハチョウ上科シロチョウ科

ムクドリ（椋鳥）
スズメ目ムクドリ科

ムクドリ（椋鳥）
スズメ目ムクドリ科

ハシボソガラス（嘴細鴉）
スズメ目カラス科

ハシボソガラス（嘴細鴉）
スズメ目カラス科

ハシブトガラス（嘴太鴉）
スズメ目カラス科

ハシブトガラス（嘴太鴉）
スズメ目カラス科

ツグミかな？

（潮来メジロさん）アオジ（青鵐）の雄ですね。（スズメ目ホオジロ科）

コサギ（小鷺）それともダイサギ（大鷺）かな？
『Google画像検索』アプリで調べても、コサギと判断されたりダイサギと判断されたりしました。

（潮来メジロさん）これは、ダイサギ（大鷺）の亜種チュウダイサギ（中大鷺）成鳥夏羽ですね。

（潮来メジロさん）ダイサギ（大鷺）の亜種チュウダイサギ（中大鷺）成鳥夏羽です。

（潮来メジロさん）ダイサギ（大鷺）の亜種チュウダイサギ（中大鷺）成鳥夏羽。

コガモかな？

（潮来メジロさん）はい、コガモ（小鴨）の雄のようですね。（識別ポイントの「黄色いパンツ」が見えますね）

マガモかな？

（潮来メジロさん）これは、オカヨシガモ （丘葦鴨）の雄と雌だと思います。
右が雄で、左が雌だと思います。

何カモの雌ですかね？

（潮来メジロさん）オカヨシガモ （丘葦鴨）の雄ですね。
お尻（下尾筒）が黒いので、俗に「黒パンツ」と呼ばれる事もあります。

カイツブリかな？

（潮来メジロさん）はい、カイツブリ（鳰）で正解ですね。
　　ではまた・・・。(｡･ω･)ﾉﾞ♪

調整池の北側から見た光景

ルアー釣りをしている人がいます。

調整池の西側に『越流堤』があります。
芝川の洪水時は、少し低くなっている堤部分から調整池に自然に水が流れ込みます。
洪水が過ぎたら、ポンプで水を芝川へくみ出します。

芝川がこちらに向かって流れてきます。

『越流堤』
他よりも低くなっていて、右の芝川から溢れた水が左の調整池に流れ込んできます。

洪水が終ったら、排水機場のポンプで芝川に水を戻します。

調整池の南側から見た光景

この調整池でもカワセミを見たという人がいたんで今日やって来ましたが、珍しい野鳥や花は見られませんでした。
ここは足もとが悪くて、野鳥に近づけない環境なので、カメラで撮影するにも望遠レンズがないと難しいです。

近くの川口自然公園に移動します。

川口自然公園

木々が新緑へ衣替えをしていて、春の花も咲き始めていました。
池にも太公望がたくさん来ていました。

この池の片隅に、カワセミが来るという話を聞いたことがあります。それで望遠レンズと三脚を装備したカメラがいつも並んでいました。
ところが今日は全くカメラマンがいないので、公園の作業員に尋ねたら、「植物を伐採してしまったから、止まり木がなくなってカワセミも来ないんじゃないの」とのことでした。なるほど、カワセミが来やすい環境が整わないと戻って来ないんでしょうね。　

川口自然公園 公園・植物園

オオイヌノフグリ（大犬の陰嚢）
オオバコ科クワガタソウ属の越年草

ハナダイコン（花大根）別名：諸葛菜（しょかっさい）、紫花菜（むらさきはなな）、大紫羅欄花（おおあらせいとう）
アブラナ科オオアラセイトウ属

『Google画像検索』アプリで調べたら、上記のように出てきました。
昔自分の家の庭に咲いていて、「紫大根」の花だと教わっていました。ずっと勘違いしたまま過ごしてきましたね。

アザレア　別名：アゼリア、西洋ツツジ、オランダツツジ
ツツジ科ツツジ属　

見沼代用水東縁（みぬまだいようすいひがしべり）

川口自然公園前の桜並木も、花が落ちて葉桜に変わりつつあります。

ほのかにピンク色をしていますが、花はほとんど落ちています。

かろうじて見せてくれた桜の花

桜の花が終って、代わりに菜の花が咲き誇っています。

見沼代用水沿いの遊歩道は、「緑のヘルシーロード」として整備されています。

見沼代用水東縁
大崎公園とさいたま市園芸植物園の間にやって来ました。
桜の花はもう終わりです。

ほんのわずかですが、花が残っていました。

見沼代用水東縁から大崎公園を覗くと、園内の「こどもどうぶつえん」のフラミンゴが見えました。

ヨーロッパフラミンゴ
鳥綱フラミンゴ目フラミンゴ科

フラミンゴが飛ぶには、助走するために長い距離が必要だとか。ここは狭くて助走できないので、屋根がなくても大丈夫らしい。

大崎公園

花壇、こども釣り池、広場、こどもどうぶつえんなどがあります。
四阿の後ろの大きな桜の木も葉桜になりつつありました。

大崎公園 公園・植物園

花壇。

こども釣り池では、子どもたちがよく糸にスルメを結んで、ザリガニ釣りをしています。

スイレン（睡蓮）　スイレン科スイレン属
多年生の水草。地下茎から長い葉柄を伸ばして、水面に浮水葉を浮かべる。花は大型で水面上または水上に抜け出て開花する 。

ちなみに丸い葉が水面から離れているのは「ハス（蓮）」です。葉に切れ目はありません。

ミシシッピアカミミガメ　アカミミガメ科
世界中で人気のあるペット用の亀。

ハナズオウ（花蘇芳）　マメ科ハナズオウ属

ハナズオウ（花蘇芳）の花

広場

こどもどうぶつえん

先ほど裏から見えたフラミンゴの他にもカナダガンなど、多くの鳥もいます。
と期待していたら、「月曜日休園」でした (T_T)

さぎ山記念公園に向かいます。

見沼代用水東縁
さぎ山記念公園と見沼自然公園の間にやって来ました。
ここも桜の花はもう終わりです。

わずかに残っていた桜の花。

さぎ山記念公園

まだ桜の花が残っているのは、シダレザクラかな。
池にはたくさんの太公望が来ていました。ヘラブナ釣りの仕掛けのようで、頻繁に釣れているようでした。

さぎ山記念公園 公園・植物園

さぎ山記念館

記念館の前にあるのは、シラサギをデザインに取り込んだ大きな日時計。

さぎ山記念館 美術館・博物館

周辺で見られる野鳥の種類や鷺の種類を展示してあります。
サギは剥製も展示してあります。

コサギ（小鷺）
ペリカン目サギ科コサギ属
全身白色で、繁殖期には２本の長い飾り羽を頭に持っています。クチバシは一年中黒色。脚は黒色で、指は黄色いのが他のと区別するポイント。

チュウサギ（中鷺）　ペリカン目サギ科アオサギ属
足の指は黒い。

チュウダイサギ（中大鷺）　ペリカン目サギ科アオサギ属

ゴイサギ（五位鷺）　ペリカン目サギ科ゴイサギ属
昼間は林の中でじっとしていて、夕方から川や池へ出かけていって魚を捕る夜行性のサギ。

見沼自然公園

わずかですが、桜の花が残っていました。

見沼自然公園 公園・植物園

桜の花

ヒドリガモ（緋鳥鴨）♂　カモ目カモ科マガモ属

ヒドリガモ（緋鳥鴨）♂　カモ目カモ科マガモ属

ヒドリガモ（緋鳥鴨）♀　カモ目カモ科マガモ属

カルガモ（軽鴨）　カモ目カモ科マガモ属

カルガモ（軽鴨）　カモ目カモ科マガモ属

見沼代用水東縁沿いに桜の花を確かめてきましたが、見沼代用水西縁はどうだろう？　一応確かめに行きました。

見沼代用水西縁（にしべり）

第二産業道路と交差する場所に近くに、用水路沿いの遊歩道にベンチと椅子が設置されています。
もと通勤経路でお気に入りの場所でした。春の桜が見頃な時に良く来ました。

桜の花はほとんど終っていますね。

花が少しだけ残っています。

見沼代用水西縁

さいたま市立病院の裏側付近です。

桜の花は終って、紫色のハナダイコンの花や、菜の花に切り替わっていました。

来年こそは桜の満開の時にまた『桜回廊』を訪れたいと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• 潮来メジロさん 2022/04/13 02:13:55

  鳥さん、いろいろ・・・（その１４）

  RON3さん、こんばんは！　(^▽^)/
  今回も、大好きな野鳥がたくさん出演しているので、勝手にコメントします。
  
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  >ツグミかな？
  
  アオジ（青鵐）の雄ですね。
  ----------------------
  >コサギ（小鷺）
  >ペリカン目サギ科コサギ属
  
  これは、ダイサギ（大鷺）の亜種チュウダイサギ（中大鷺）成鳥夏羽ですね。
  ----------------------
  >コガモかな？
  
  はい、コガモ（小鴨）の雄のようですね。
  ----------------------
  >マガモかな？
  
  これは、オカヨシガモ （丘葦鴨）の雄と雌だと思います。
  右が雄で、左が雌だと思います。
  ----------------------
  >何カモの雌ですかね？
  
  オカヨシガモ （丘葦鴨）の雄ですね。
  お尻（下尾筒）が黒いので、俗に「黒パンツ」と呼ばれる事もあります。
  ----------------------
  >カイツブリかな？
  
  はい、カイツブリ（鳰）で正解ですね。
  ----------------------
  ではまた・・・。(｡･ω･)ﾉﾞ♪
  　　（潮来メジロ）

  RON3さん からの返信 2022/04/13 10:37:51

  Re: 鳥さん、いろいろ・・・（その１４）

  潮来メジロさん、こんにちは　\(^o^)/
  
  いつも旅行記と口コミを読んでくださり、いいねの投票をありがとうございます　m(_ _)m
  また、ぼやけた写真で、鳥の名前が全くわからず今回もお手上げの状態でしたが、わかりやすく教えてくださり、本当にありがとうございます　m(_ _)m
  アオジ、チュウダイサギ、オカヨシガモとは、初めての遭遇で、また新しい体験が増えました。
  早速訂正をさせていただきます。ありがとうございました　<(_ _)>
  　　　　　　RON3