2021/04/01 - 2021/04/01
6032位(同エリア7080件中)
三峯霧美さん
旅の最後は夕方まで開いている建長寺に参拝しました。
その後は歩いて鶴岡八幡宮と小町通りを流して歩きます。
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15:29 建長寺
鎌倉駅前のロータリーで江ノ電バスに乗り換え。
もうバスが来てる!!小走りに近づくと、乗車口のドアが閉まったところを、運転手さんに手を振って乗せてもらいました。あ~よかった。建長寺 寺・神社・教会
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巨福山 建長興国禅寺
1253年(県長年)創建 開基は鎌倉幕府第5代執権・北条時頼
日本で一番古い禅寺で、鎌倉五山の第一位です。
総門を入って受付で入山料を払います。 -
総門から山門に続く参道は桜のトンネル。
総門は関東大震災で倒壊したため、京都にあった般舟三昧院(はんじゅざんまいいん)の門を移築しました。
般舟三昧院は皇室の香華院(香や花を供えるお寺)でしたが、神仏分離後に皇室からの下付金が無くなり衰退しました。 -
桜のトンネルを抜けると、山門です。
建長寺は地震や火災などで創建当時の堂宇は無く、どれも再興したり移築したものです。 -
三門は1775年の建立で、最初はこけら葺きの屋根でしたが、江戸時代末期に銅板葺きに変わりました。
関東大震災では屋根が破損しただけでした。
破損の原因は重い銅板に替えたためで、主要部分の大きな被害はなかったそうです。すごいですね。 -
鐘楼 創建時の梵鐘は国宝です。
建長寺開山の渡来僧、蘭渓道隆の作った銘が刻まれているのではなく、文字が浮き出る「陽鋳」となっているんです。 -
15:34 塔頭の妙高院に寄って行きましょう。
若昇山 妙高院 -
第28世肯山聞悟の塔所 1346年頃の創建だそうです。
ご本尊は宝冠釈迦如来。
鎌倉三十三観音霊場の 札所になっています。 -
鎌倉三十三観音霊場 第27番 御朱印
札所本尊は聖観世音菩薩 -
桜の季節限定の御朱印があるというので、しっかり頂きました。
桜色の用紙に桜の花が散ってカワイイ御朱印ですね。
ここは元は本坊の浴室があった場所だそうですよ。 -
参道に戻って。
山門と仏殿の間の参道は両側がお庭になっています。
創建時に蘭渓道隆が栄から持ってきた種を植えたというビャクシンの巨木
お寺の伽藍は山門、仏殿、法堂が一直線上に並んだ配置です。 -
仏殿
東京の芝の増上寺にあった徳川秀忠夫人(お江与)の宗厳院の霊屋を建て替える際に、譲りうけて移築しました。
その時に建替えられた霊廟は第二次世界大戦で焼失してしまいました。 -
ご本尊の地蔵菩薩坐像 鎌倉時代の作 建長寺は御本尊でも撮影ができるんですね。
建長寺の建立前、この辺りは刑場でそこに心平寺がありました。
心平寺の旧本尊の地蔵菩薩像などが安置されています。 -
ご本尊の御朱印
南無地蔵尊 -
仏殿の奥に法堂 関東地方最大だそうですよ。
1825年竣工 -
法堂のご本尊は千手観世音
手前のお釈迦様の像は パキスタンの釈迦苦行像のレプリカで、愛知万博で展示された後、寄贈されたそうです。 -
鎌倉三十三観音霊場 第28番 の御朱印
千手観世音 -
天井には龍雲図が描かれています。
2000年に小泉淳氏が描きました。
小泉氏は2001年に京都の建仁寺の法堂にも双龍の天井画を描いてます。 -
お釈迦様の御朱印
南無釈迦牟尼仏 -
法堂の奥、右手に大庫裏 左手は唐門
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唐門は仏殿と同じく増上寺にあった徳川秀忠夫人の霊屋の門を移築しました。
キラキラと光って、とても綺麗。 -
15:48 方丈の中に入ってみましょう。
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書道家の金澤翔子さんが書いた般若心境が特別公開されています。
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方丈から、見た唐門
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方丈は龍王殿と言い、総門と同じく京都の般舟三昧院から移築されたものです。
般舟三昧院では皇室の位牌を安置する建物だったそうですよ。
明治の神仏分離後、お寺の経営に行き詰まり、敷地の多くは学校になり、近年残った敷地も競売にかけられたそうです。 -
得月楼 平成に入って復興された建物です。
お庭を眺めて過ごしたのですが、それにしても時間がないのですよ。
もっとゆっくりしたかった。 -
方丈を出て塔頭の龍峰院にむかいます。
16:00 この石段の途中を左に折れると龍峰院、まっすぐ進むと天源院です。
天源院は13世の大応国師の塔所で、弟子には京都大徳寺を開山した宗峰妙超がいます。 -
蓬莱山 龍峰院
黒くてのしかかるような門が立ちはだかります。
門の「不許拝観」という文字にビビリますが、右側の木戸に御朱印記帳が必要な方のみお入りくださいとあるので、木戸を開けて入りました。 -
とても綺麗にお手入れされた木々と参道。
左側にはお墓参りの方は本堂でお参りしてからと立て札があります。
15世の仏灯国師の塔所です。仏灯国師は生後間もなく鎌倉の道端に捨てられていた赤ちゃんで蘭渓道隆の弟子となりました。そういえば「捨て子」は死語になりましたね。
弟子に永源寺開山の寂室禅師がいます。 -
本堂 ご本尊は聖観音菩薩坐像
庫裏の玄関を尋ねると、年配の優しい女性が御朱印対応してくださいました。 -
鎌倉三十三観音 第29番
聖観世音菩薩
石段を降りて戻り、山に登っていく道を進みます。 -
途中に正統院に向かう石段があります。
14世 仏国応供広済国師(高峰顕日)の塔所です。
高峰顕日は御嵯峨天皇の第二皇子、15歳で出家し、北条貞時、高時の帰依を受ける。
門下には夢窓疎石がいます。 -
さらに奥に進みますが、もう時間的に半僧坊に行くことはできそうにありません。
分かれ道、右手に行くと回春院ががあります。
その手前には映画監督の大島渚さんのお墓もあるんですよね・・・。 -
達磨さん、もう行っても無駄だよって言われたみたいだな。
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16:10 両側は桜並木、きれいだなぁ。
ここまで来て、時間切れでなのであきらめました。
半僧坊はもっと余裕のある時にしましょう。 -
帰りはゆっくりと周りの景色や桜の花を見ながらもどります。
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急いでいたので見逃した景色がたくさんあるみたい。
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関東大震災の震災追憶供養塔 桜の花に囲まれています。
石碑に碑文は山階宮武彦殿下題額ときざんであります。
山階宮武彦王は昭和天皇のいとこにあたる方で、関東大震災で鎌倉の別邸が倒壊し妊娠中の左紀子妃を亡くされました。
武彦王はその後、神経衰弱を起こし闘病生活で生涯を送られました。心の痛みを思うと可哀相でなりませんね。 -
曙観音像 こちらは横浜の実業家の方が奉納した観音像。
へその緒をを祀り世の中の幸いを願うそうです。 -
西日に照らされた山門と桜をながめて
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トンネルになった参道を戻り、受付横で御朱印を頂きました。
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16:31 さて、ここから鎌倉駅方面に戻るのですが、当初考えていた亀ヶ谷切通はやめて鶴岡八幡宮へ行くことにしました。
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16:40 鶴岡八幡宮 西側の鳥居をくぐり石段を登ると本宮の脇に出ます。
鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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まだ授与所には人がたくさんいました。
ずっと先の段葛の桜並木がピンク色です。 -
お参りしたら、同僚のお土産にくるみっ子を買って、小町通を流して歩こうかな。
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南西に向けて開けた境内は、まだ日が差してあかるいですね。
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石段を降りてくると、テントが張ってありました。
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コロナの疫病祓いなのか、自祓所がありました。
茅の輪をくぐって -
人形に身に着いたものを移してお祓いしました。
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さすがの鶴岡八幡宮、この時間でも参拝者が絶えませんね。
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桜はピークを過ぎてしまいましたが、まだピンク色
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時間もあるんで、旗上弁財天社にお参りしました。
藤棚の藤がたくさんツボミをつけていましたよ。
源氏の白旗にちなむのか、白い藤のようですね。 -
紅谷でくるみっ子を買って、豊島屋本店でお店の中を「ふ~ん」と見て回り、すみません何も買わずに出て、小町通りのお店を眺めて歩き、鎌倉駅ロータリーに戻りました。
かまくらカスターの店に行って、びっくり!今風のおしゃれな店に改装されていました。今までの昭和感たっぷりの店も好きだったのになぁ。 -
夕食の時間には早いので、駅前の東急ストアでお惣菜を買って、家に戻ることにしました。
旅先に普段の生活を持ち込んでしまったことに少々後悔しましたね。やれやれ。
18:00 北鎌倉~大船~国道一号~新湘南バイパス~圏央道で2時間弱で自宅到着。
コロナのおかげで納経できなかった杉本寺は、また次回行きましょう。
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