
2021/12/18 - 2021/12/19
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2021/12/18
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2021年12月中旬の週末に群馬県吾妻郡中之条町の沢渡(さわたり)温泉へ一泊二日の一人旅に行ってきました。
中之条町には群馬四大温泉の一つ四万温泉がありますが、丁度3年前の2018年12月に一人泊で訪問したことがあります。
今回は中之条町で四万温泉と並んで歴史のある温泉地に宿をとり、居住地から近過ぎず遠過ぎずの距離の場所で2021年最後の旅を締めくくりました。
本編は後編の宿泊先の沢渡温泉の温泉旅館『龍鳴館』さんと、2日目に訪問した中之条町のお隣の渋川市にある日帰り入浴施設の小野上温泉センター『ハタの湯』の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2021年12月冬の週末一泊一人旅~群馬県吾妻郡中之条町①:中之条駅周辺・沢渡温泉街~』です。
今回の旅で宿泊した沢渡温泉の『龍鳴館』さんの外観です。
じゃらんで予約したプランは『◆2食付プラン◆家庭料理&総檜造りのお風呂を満喫~源泉掛け流し温泉~』消費税込14,300円(入湯税別)で、さらにポイントも使って割引しました。
龍鳴館さんはまるほん旅館さんと並んで沢渡温泉を代表する老舗旅館ですが、基本週末一人泊も受け入れられる『一人旅歓迎の宿』です。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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来館当時は15時前で、私と同じ当日の宿泊客の方達がフロント前でチェックインの手続きを待っていました。
この時フロントはご主人お一人で対応されていて、とてもお忙しいご様子でした。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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フロントの前には、屋号に因んだ龍の彫刻の置物がありました。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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チェックインの手続きを済ませて、女将さんに客室に案内していただきました。
お部屋は1階の6畳の和室『つき』です。
コロナ禍以降の旅館の一人泊ではよくあることですが、既にお布団が敷かれていました。
ホテルのシングルルームと同じなのですね。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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反対の床の間側にはガスファンヒーターが置かれていました。
この時期の朝晩は冷え込むので、滞在中は大活躍でした。
6畳間にあらかじめ布団を敷いてしまうと手狭になるため、座卓は撤去されていました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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広縁の椅子とテーブル、冷蔵庫です。
広縁は温泉街の目抜き通りから見える位置にあるため、滞在中カーテンは基本閉めたままにしました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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1人で丁度いいの広さの小さな客室ですが、入口近くに洗面所とウォシュレット付きトイレがあって使い勝手はよかったです。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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自分でお茶を淹れて、お茶請けのお菓子と一緒に広縁のテーブルで頂いて一息入れました。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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屋号の『龍鳴館』は、1928(昭和3)年に改称されたもので、それ以前の屋号は『正永館』という名前でした。
1922(大正11)年に、徒歩で群馬県を旅行していた歌人の若山牧水が沢渡温泉を訪れ、正永館で昼食を摂ったことが彼の日記に残っています。
当時は四万温泉の積善館本館を彷彿とさせるような、木造3階建ての立派な建物でした。
残念なことに、終戦間近の1945(昭和20)年4月に沢渡温泉を襲った大火で全館焼失してしまいました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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客室で暫く休憩してから、お風呂に入りに行くことにしました。
クローゼットの中に、浴衣と半天、タオルなどのアメニティ一式が入っていました。
身体を洗うタオルは、群馬県のゆるキャラ『ぐんまちゃん』と沢渡温泉のゆるキャラ『ゆららちゃん』がプリントされている、可愛らしい柄の沢渡温泉オリジナルタオルです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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龍鳴館さんは内風呂だけの大浴場と貸切風呂があり、いずれも滞在中いつでも利用可能です。
大浴場は1階にありますが、滞在中男女入れ替えはなく固定です。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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男湯の更衣室の洗面所です。
右側の扉は浴室の入口です。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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洗面所の反対側の脱衣棚です。
棚は大きいですが、籠は4つだけでした。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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浴室の洗い場は5箇所で、両端のみシャワーが付いています。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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大浴場の浴槽はL字型で、ストレスフリーで4人程入れる大きさです。
総檜張りの源泉掛け流しのお風呂です。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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他の方が投稿された沢渡温泉のブログを見ていると、湯温が高くて夏は熱くて入れない、という記事を見かけます。
当時の浴槽の湯温は42~43℃程の熱めの適温で、初冬のこの時期とても入りやすかったです。
後で女将さんに伺うと、源泉温度は季節によって変動するとのことで、冬は泉温が下がりさらに浴槽への投入量を調節して適温にしやすいそうです。
最終的にはお宿の湯守さんの腕の見せどころです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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浴槽の角の湯口の上にはコップが置かれていて、温泉は飲泉可能です。
お湯に鼻を近づけると微かな卵臭、浴槽のお湯の中では白い湯の花が舞っていました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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男湯の浴室の一角にある『源頼朝の腰掛石』です。
頼朝が草津温泉で湯治をして、強酸性の温泉で痛めた肌をここの温泉に入って治したとの伝説がありますが、石が黒っぽいのは昭和の大火の名残なのだそうです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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龍鳴館さんの源泉は、沢渡温泉に1ヶ所だけある県有泉です。
この源泉を共同浴場と龍鳴館さんを含む11軒の旅館が使われているそうです。
源泉の温度は55℃、泉質はアルカリ性のカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉ですが、微かな卵臭がするのでごく微量の硫化水素も含まれているようです。
四万温泉と同様に『草津の仕上げ湯』と呼ばれるに相応しい、肌に優しい温泉です。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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お風呂を楽しんでから客室に戻る途中で、フロント近くに飾られていた五月人形を撮影しました。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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廊下に飾られていた絵を撮影しました。
龍鳴館さんは全館禁煙で、外の玄関脇に灰皿を置いています。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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夕食は18時過ぎに2階の大広間の食事処で頂きました。
客室の座卓が撤収されていたので自然の成り行きですが、コロナ禍以前は部屋食で夕食を頂くことは普通だったそうです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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大広間には8組の卓が用意されていましたが、そのうち5組は私を含めお一人様用でした。
夕食開始の時の配膳を撮影しました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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飲み物はレモンサワー税込660円を頂きました。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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お品書きがなかったので、見た目のままで説明します。
鮭の身や人参、ごぼうなどの野菜を切って、卵で固めて餡をかけた煮物です。
出来てから時間が経っていないらしく、まだ温かったです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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夕食開始の時にセッティングされていましたが、茶碗蒸しです。
こちらもまだ温かかったです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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ブリの照り焼きです。
こちらは冷めていました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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後から運ばれてきた、揚げたての季節の野菜の天ぷらです。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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お鍋は豚肉と野菜の鍋でした。
鍋料理はこの時期身体が温まります。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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シメのご飯とお吸い物、香の物です。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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食後のデザートのパイナップルとリンゴです。
宿泊プランの通り家庭的なお料理でしたが、ボリュームは多過ぎず、少な過ぎず丁度良かったです。
ごちそうさまでした。
この後客室に戻ってお酒の酔いを醒ましていましたが、いつも通り寝落ちしてしまい、23時30分頃に目が覚めて大浴場のお風呂に入って身体を温めてから就寝しました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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旅の2日目の12月19日(日)の朝は5時30分頃に目覚め、6時頃に大浴場で朝風呂を楽しみました。
お風呂上がりに旅館の外に出て、早朝の沢渡温泉街を撮影しました。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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朝食は8時過ぎに、前日の夕食と同じ2階の大広間の食事処で頂きました。
席に座った時の卓の上の配膳の様子です。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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味噌汁が運ばれてきましたので、茶碗にご飯をよそって朝食を頂くことにしましょう。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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途中で運ばれてきた温かい煮物です。
具材に味が染みていて美味しかったです。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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卓上のコンロで焼いた、黒胡椒を効かせたベーコンエッグです。
朝食のボリュームも丁度いい量でした。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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朝食を頂いてからチェックアウトまでに時間に余裕がありましたので、まだ利用していなかった貸切風呂で沢渡温泉最後の入浴を楽しみました。
貸切風呂は1階の大浴場の入口の手前の湯上り処に置いているマッサージチェアの奥にあります。
予約・別料金不要で、空いていれば自由に利用することができます。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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貸切風呂の更衣室は1人分の広さです。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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浴室の洗い場も1ヶ所だけです。
沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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浴槽も一人分の大きさです。
こちらも掛け流しですが、大浴場と比べてぬるめの適温でした。沢渡温泉 龍鳴館 宿・ホテル
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名残惜しいですが、帰りのバスの出発時刻が近づいてきましたので、9時30分頃にチェックアウトの手続きを済ませました。
ご主人、女将さん、スタッフの皆さん、大変お世話になりました。
お宿を出てから、前日降り立った沢渡温泉バス停に向かいました。沢渡温泉 温泉
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9時42分発の中之条駅行きの関越バスに乗車しました。
沢渡温泉 温泉
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10時過ぎに中之条駅に到着し、10時39分発の高崎行き普通電車に乗車しました。
沢渡温泉は季節を変えてまた訪問したいと思いました。中之条駅 駅
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当初はこのまま真っ直ぐに帰宅する予定でしたが、せっかく初冬の週末温泉旅で群馬県に来ているのですから、もう一ヶ所別の温泉に入ってみたくなりました。
中之条駅から2駅先の中之条町のお隣の渋川市にある小野上温泉駅で下車しました。小野上温泉駅 駅
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無人駅の小野上温泉駅の駅舎は、ログハウスです。
小野上温泉駅 駅
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駅舎の外観です。
小野上温泉駅 駅
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駅前にある観光案内図です。
まずは、小野上温泉公園に行ってみることにしました。小野上温泉 温泉
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小野上温泉駅から小野上温泉公園に行くまでに、温泉街の中を通ります。
途中に公共の宿泊施設『SUNおのがみ』があります。SUNおのがみ 宿・ホテル
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SUNおのがみの向かいには、旅館『きくむら』さんがあります。
こちらの食事は定評があり、いつか宿泊してみたいです。小野上温泉旅館 きくむら 宿・ホテル
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小野上温泉公園に到着しました。
吾妻川の河川敷にある公園です。小野上温泉公園 公園・植物園
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12月中旬の吾妻川の川縁は、寒々とした冬の景色が広がっていました。
公園内を歩く人たちもまばらでした。小野上温泉公園 公園・植物園
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公園から見える小野上温泉の裏山は『古城台』と呼ばれています。
山頂付近に聳え立つ2つの岩のうち、右側は『天狗岩』です。小野上温泉公園 公園・植物園
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公園内に河童の像があります。
もし実在したとしても、寒いこの時期に遭うことはないでしょう(河童は夏のイメージです)小野上温泉公園 公園・植物園
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小野上温泉公園を出て、近くの公共の日帰り入浴施設の小野上温泉センター『ハタの湯』に到着しました。
旅の2日目は、ここで小野上温泉を楽しむことにしました。小野上温泉 温泉
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『ハタの湯』の入館料は時間制です。
乗車予定の帰りの電車の到着までの滞在予定時間が3時間余りありましたので、3時間大人510円にしようと思っていましたが、館内で食事をすると1時間無料になるとのことで、ここで昼食を摂ることにしました。
フロントの近くには、地元の特産品の販売コーナーがあります。小野上温泉 温泉
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訪問当時の館内は近隣の方達が多く利用されていて、大浴場も比較的混雑していました。
温泉の泉質は、アルカリ性のナトリウム・塩化物泉です。
お風呂は大規模な入浴施設ではありがちな、掛け流しではなく循環ろ過でしたが、そこは割り切って小野上温泉を楽しみました。
ハタの湯の大浴場は露天風呂を併設していますが、初冬の冷たい空気を顔に感じながら入る露天風呂は気持ちよかったです。小野上温泉 温泉
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お風呂を上がってから昼食を摂りに、館内の『ハタの湯食堂』に行きました。
小野上温泉 温泉
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サバの味噌煮定食税込720円を注文して頂きました。
公共施設の食事はイマイチなことが多いですが、味噌煮はサバに味がよく染みていてご飯が進みました。小野上温泉 温泉
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食後に暫く休んでから、もう一度お風呂に入りました。
13時45分頃にチェックアウトをすると、食事時間を差し引いて2時間の利用として410円の支払いで済みました。小野上温泉 温泉
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小野上温泉駅に戻り、13時59分発の新前橋行き普通電車に乗車しました。
後は普通電車を乗り継いで、自宅に帰りました。小野上温泉駅 駅
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