2021/10/15 - 2021/10/15
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Tagucyanさん
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コロナも少し落ち着いてきて、出かける方も多くなってきた10月。
ところが私はこのタイミングで人事異動となり、その仕事内容と職場の雰囲気に慣れるのが大変で、どこかに出かけるとかいう気分になかなかなれないのですが、そんな中、前もって決まったいた用事のついでで、今回も比較的近場の埼玉県や東京都の東の方を巡ってます。
個人的にはたぶん3回目となる日暮里舎人ライナーに乗り、日暮里まで来ました。次にどこに向かうのか。
この路線の途中に西新井大師西という駅があり、そこから東武大師線の大師前駅まで「鉄の抜け道」をしてみようと考えました。
東武大師線にも何回か乗ったことはありますが、いずれもすぐ折り返してしまうのみで、西新井大師には行ったことがなかったので、ちょうどいい機会なので訪れてみました。
そして、その前の昼食。大師周辺でいくつか目をつけていたうちの1つ、参道にある「ザ・昭和」な食堂に立ち寄ったのでした。
※表紙の写真、駅にしようか西新井大師にしようかなどいろいろと考えたのですが、結局インパクトの強いこの写真にしました(笑)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その2】からのつづき
日暮里駅を起点に足立区の舎人(とねり)というところまで走っている都営の新交通「日暮里舎人ライナー」。
これに終点の見沼代親水公園駅から乗って、日暮里駅までやってきました。日暮里駅 駅
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再び改札口を入って、折り返しの電車に乗ります。
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さっき乗ってきた電車の次のがやってきた。
日暮里 舎人ライナー 乗り物
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その折り返しに乗る。
当然、一番前の特等席です(笑) -
短い折り返し時間で、すぐに出発。
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最初は都内のビル群の中を走る。
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やがて見通しのいい区間へ。
ケーズデンキの看板が見えているので、足立小台駅の手前ですね。 -
足立小台駅の先。荒川を渡る。
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荒川と並行している首都高速の中央環状線。
渋滞してますね。 -
その3つ先の駅、西新井大師西駅で下車した。
西新井大師西駅 駅
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西新井大師西駅の駅舎。
たぶん駅名が書いてないとどこの駅かわからない(笑) -
ここから、西新井大師まで歩いていく。
日暮里舎人ライナーと並行している尾久橋通りから1本入ると、閑静な住宅地になる。 -
その住宅地の中にある「土屋鞄製造所」というランドセルや革製品を作っている工房の前を通る。うちの子は2人ともここのランドセルです。
特に長男のランドセルを買う時は遠路はるばるここまで見に来た。
ああ確かにここだと当時のことを思い出した。土屋鞄製造所 専門店
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進むに連れ、だんだん路地が入り組んできた。
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私が子供の頃、自転車で走り回っていたところに雰囲気が似ていて(もうちょっと田舎でしたが)、懐かしい気分になる景色。
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さて、そろそろお昼の時間。
この狭い路地のカーブしているところに、 -
最初に目をつけていた町の中華屋さんがある。
ところが、今日はお休みだったようだ。残念。山形軒 グルメ・レストラン
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では、さらに先に進みましょう。
だんだん町並みが古くなってきて、門前町っぽくなってきた。 -
西新井大師の参道と思われる道に出た。
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そして、そこにあるのが次に目をつけていたこのお店。
インパクトありすぎ。甘味かどや グルメ・レストラン
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吸い寄せられるように店内へ。
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もう、なんというか懐かしさを覚える店内。
私が子供の頃はこんな店が多かった気がする。
まだちょっと時間が早かったので、私が最初のお客だったようだ。 -
ここが厨房ですかね。
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これがメニュー。
食堂というより、軽食&甘味処という感じのお店ではある。
それならばと、焼きそば大盛&あんみつを注文。 -
このお店では、注文品が出てくるときに代金を支払う。
このトレーでやりとりするのだが、たぶんコロナ対策ではなくて、その前からこのシステムだったみたい。 -
やきそば。これは素朴ですねえ。
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実際には薄味で「ソースでお好みに味付けしてくださいね」とのこと。
肩肘張らず、シンプルにうまい。 -
甘味処でもあるので、あんみつも注文してみた。
こういうの食べるの久しぶり~ -
その間にぼちぼちとお客さんが入ってきた。
地元のおばちゃんばっか。
いいですね~ -
いつまでも残っていてほしいお店でした。
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さらに参道を歩いて大師さまへ。
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西新井大師、正式名称「五智山遍照院總持寺」の山門。
西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会
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山門から境内に入る。
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山門を入ってすぐ左にある「塩地蔵」。
塩にまみれてます。 -
水屋。このご時世、使えなくなっていた。
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正面が、メインの建物である大本堂。
西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会
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その向かって左側(西側)に井戸がある。
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加持水という井戸。
「西新井」という地名は、この井戸が境内の西側にあるから、ということが語源らしい。
へーっ 1つ勉強になりました。 -
その奥にある「四国八十八箇所お砂踏み霊場」。
正面で合掌拝礼して、お経を唱えながら時計回りで1周して、また正面で合唱拝礼する、という作法が立て札に書いてあった。
ありがたそうなので私もやってみた。 -
では、大本堂にお参りをしていきましょう。
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大本堂の中では、ちょうどお昼の護摩供用が始まるところだった。
お経に合わせてお坊さんが太鼓を結構激しくドンドコ叩く音が響く。
私の地元の近くにある高幡不動尊の護摩供用もこんな感じ。 -
なんでもない平日の昼下がり、まったりした雰囲気の境内だけど、正月などはすごい人出になるんでしょうね。
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では、そろそろ駅の方に向かいましょうか。
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山門を出て、お寺の敷地沿いに東の方へ歩く。
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すると、見えてくる3階建ての建物が、
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東武大師線、大師前駅の駅舎。
大師前駅 駅
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駅は、西新井大師の敷地に接している。
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その反対側。いわゆる門前町になっている。
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そして、この駅は無人駅。切符売り場もない。
ラッチはあるけど使ってない。ICカードの読み取り機もない。
どういうことかというと、大師前駅の切符売り場と改札口は、大師線の始発駅である西新井駅構内にある。
この形態は、山陽本線和田岬支線や名鉄築港線と同じ。
ということで駅構内は出入り自由で、実際には3階建ての駅ビルのようになっていて、店舗も複数入っている。 -
階段を上って、3階にあるホームへ。
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大師線は単線で、この駅も棒線ホームで1番線しかない。
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本当は島式ホーム構造で、1番線の反対側はフタをしているらしい。
なので、異様にホームが広い。
これでも正月などは人があふれるんでしょうね。 -
この路線は基本、10分間隔。
1編成の電車が行ったり来たりしているだけの単純ダイヤ。 -
大師線はわずか1駅、1.0kmだけの路線だけど、今年の12月で開業90周年。
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昔の写真が色々展示されていた。
昭和43年に現在の位置に駅が移設されて、平成3年に高架駅になった模様。 -
返す返すも、だだっ広いホーム。
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電車が入線してきた。
東武大師線 乗り物
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この路線を走っている電車は、亀戸線と同じ2両編成。
朝のラッシュ時に亀戸線を走っていた電車が、昼に西新井駅まで回送されてきて大師線の運用についているらしい。 -
着いて2分ですぐに折り返し。
亀戸線と共通で、大師線もワンマン運転。 -
西新井の町の中をのんびり走る。
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わずか1kmの路線なので、すぐに高架から下りて、右カーブして伊勢崎線と合流。
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西新井駅の構内へ。
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西新井駅に到着。
所要時間は2分。西新井駅 駅
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階段を上ると、ここに大師前駅の切符売り場と改札口がある。
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その改札口(右奥)を入ると、西新井駅の構内。
左にあるのが西新井駅自体の改札口。 -
伊勢崎線の上りホームに下りた。
東武伊勢崎線 (東武スカイツリーライン) 乗り物
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ここから、急行電車に乗ってさらに都心方面に向かう。
昔ながらの、半蔵門線の電車が来た。 -
急行電車だと西新井の次の停車駅が北千住。
北千住駅 駅
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ここで各駅停車に乗り換える。
昼間は、基本的に急行電車は半蔵門線、各駅停車は日比谷線に直通してしまい、浅草駅まで行く電車は北千住折り返しの各駅停車のみとなる。
東武の大幹線・伊勢崎線の始発駅である浅草駅は今やこんな扱い。なにせホームが6両分しかない駅ですのでね。 -
そして、大手私鉄の近郊路線らしい北千住から先の区間とは異なり、北千住と浅草の間は下町ののんびりした区間。
荒川の土手沿いにある堀切駅。 -
駅舎もローカル線みたい。
堀切駅 駅
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荒川の土手沿いをゆく。
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いつ見ても強引な配線の鐘ヶ淵駅。
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一応追い抜き設備があるけど、線形が悪すぎて優等列車も徐行して通過していく。
鐘ケ淵駅 駅
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曳舟駅の手前。国道6号線(水戸街道)を渡る。
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曳舟駅。
曳舟駅 駅
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ここで、急行電車と接続。
今思えば、なんでここではなくて北千住で各駅停車に乗り換えたんでしょ(笑) -
曳舟駅を出発。
急行電車は、ここから地下に入って押上駅へ、さらに半蔵門線に直通していく。 -
特急電車が休憩している車庫の横を通って、
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業平橋駅、もとい、とうきょうスカイツリー駅。
とうきょうスカイツリー駅 駅
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次は終点の浅草駅。
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隅田川を渡って、
隅田川 自然・景勝地
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制限時速15kmの急カーブ。
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カーブを曲がりきらないうちに浅草駅の構内へ。
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浅草駅に到着した。
久しぶり、かとも思ったけど、6月に来たばかりでしたね。 -
昭和6年完成、松屋デパートと一緒になった浅草駅。
ここから、久々にあれに乗りに行きます。
【その4】につづく浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅
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この旅行記へのコメント (6)
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- 毛利慎太朗さん 2021/12/12 19:42:15
- 昨日に続けてコメント差し上げ候
- tagucyanさま、こんばんは。
前回は東京と埼玉の鉄の抜け道探しで、案外遠いのかと思いきや、Google先生に問うと11分と出ており、お手軽感がありますね、勉強になります。
前面展望もとのっちさまの如く、詳細で感服している次第です。
ま~無人運転ですから、ウテシさんに忌憚なくかぶりつきできるのもよし、飯坂電車で、後面展望でレチ氏に怪しまれ、カーテンをしめられたので、余計感動しました。
さて、今回も『鉄の抜け道』から始まり、そこを抜けると、柴又並みに『エモい』町並みが広がっており、最近の『エモさ』不足をなんとか補ってますかね。
『キハ40』か『115系』にでも乗れば、その病も収まりさうですが、『オミクロン』のせいでしばらくできさうもないです。
『甘味かどや』素晴らしい、前回の寄居のわらじカツの店同様、tagucyanさまといい、秩父・パリー食堂の『BTSさま』といい、いい店知ってますねえ。
BTSさまから、過去に仙台『焼き鳥きむら』を紹介した際に『若いのにそんな店をご存知で』と褒められておりましたが、皆さん私に負けず、いろいろな名店でご食事をされ、羨ましい。
焼きそばと甘味がたべられ、一粒で二度美味しいし、そばも追加で味付けしてくださいという緩い雰囲気もなかなかです。
あ~さういえば、こないだ石巻の日和山にいったんですが、焼きそば屋さんは夕方だったんで、しまってたんですよね。
3年くらい前におとずれたことがあるんですが、田楽をおまけでつけてくれたのがありがたかったですね。
外観もそんな感じでしたが、こういう人情店もコロナを乗り越えてもらいたいですね。
最後に大師線の雰囲気もこのみです。
8000系のやうな鋼製に一面黄色の車両が、103系を連想させ、そこからの連想で『和田岬線(あ、こちらも中間改札か)』と被って見えさうですが、和田岬駅とは違って、終点はダイナミックなアーチ屋根で、趣はこっちのほうがありますね。
PS.営団8000系のスラント具合が気になる毛利より。
- Tagucyanさん からの返信 2021/12/12 22:12:06
- コメントいただき有り難き候
毛利慎太朗さま
こんばんは
県境を歩いて越えると書きますと、すごい壮大に聞こえますけど、あのあたり境目が入り組んでいるのでいつの間にか越えている感じです。越えても雰囲気が何一つ変わりませんし(笑)
無人運転の新交通は、基本的に運転席とその隣の席も座れるので、何も気兼ねなく前面展望が楽しめます。運転士さんがいると気を遣いますのでね。
柴又然り、古い社寺の門前町となりますと、古き良き雰囲気が漂ってきますね。
あのお店。事前にあのあたりをストビューで見ていたら目に飛び込んできて、かなり気になっていました。最初目をつけていた中華屋さんがお休みだったようだったので、その時点でここ一択でした(笑) 入ってみたらイメージ通りのお店でしたね。こういうお店を見つけるとなんだか得した気分になります。
大師前駅。平成になってから高架化された駅なんですけど、ホームなどはなんだか戦前のターミナル駅のような佇まい。とても無人駅とは思えないですね。
あの電車は昭和30年代のリバイバル塗装だそうです。たまたまなんですが、あのホームにあの電車、余計趣がありますよねえ。
半蔵門線の8000系、かれこれもう40年ぐらい走っているんですよね。そろそろ、というウワサも聞きますが。
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Tagucyan
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- まるきゅーさん 2021/12/12 10:34:50
- あ、そうだ。そこ忘れてた!
- Tagucyan様。こんにちは。まるきゅーです。
あー、西新井大師かってなりました。
大師といったら京急大師線を思い出してしまいます。
また東武に乗るの⁉︎って見てたら区間違いましたね。
そしてかどやさん結構安くないですか。そして昭和中期みたいな感じで良いですね。
しかし力ラーメンとはなんぞやとなります。
浅草からは… 京成(浅草線)?TX?と妄想が膨らみます。
- Tagucyanさん からの返信 2021/12/12 21:40:29
- そんなんです、そこを抜けてみました
まるきゅーさま
こんばんは
そうなんです、土地勘がないと思い浮かばないのですが、西新井大師西という駅があって、大師から歩けるんですよね。そこを「鉄の抜け道」してみようと思いました。
京急にも大師線がありますね。あちらは京急の発祥となった古い路線ですが、こちらはもともと東武の伊勢崎線と東上線を結ぶための路線として計画されて、工事が始まったもののその先の荒川を渡る橋が作れなくて、そんなことをしているうちに工事が中止になってしまい、あの形になった路線です。
かどやさん、よかったです。たぶん昭和40年代から何も変わってない。値段もリーズナブルというのがいいですね。力ラーメンは、たぶん力うどんのラーメン版ですね。焼いた餅が乗っていると思われます。
浅草からは、変化球(逆に一般的にはド直球かもしれませんが)を投げさせていただきます。
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Tagucyan
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- Akrさん 2021/12/12 10:12:06
- 西荒井大師かあ
- Tagucyanさま
こんにちは。
そうですね、確かに「西荒井大師西」という回文みたいな(どこが?)駅名がありましたね。そこは盲点でした。
「かどや」はシャッター閉めたら休業か廃業に見えます(笑)
でも、こういう店はあまりハズレがない。メニューを見てましたら「ゆであずき」が気になります。あんみつに「追いあずき」するときに使うのでしょうか(笑)あと、ラムネとサイダーを飲み比べしてみたい。焼きそばは絶対うまいはず。
大師前の駅は気に入りました。
これは行ってみたい。駅舎が門前町に溶け込んでいますし、だだっ広いホームとドーム状の屋根。最高じゃないですか。
最後は浅草でぶった切りましたね。
>久々にあれに乗りにいきます
あの路線じゃなくて「あれ」
わかった~!!たぶん。次回を待ちます(笑)
Akr
- Tagucyanさん からの返信 2021/12/12 21:25:36
- 鉄の抜け道してみました
Akrさま
こんばんは
西新井大師西。言われてみれば回文みたい。前後の「西」だけですけど(笑)
そういえば最近東武大師線に乗っていないなという思いがあって、それなら歩いてみようということにしました。
西新井大師周辺はさすが門前町だけあって、飲食店もいろいろとあるのですが、そこからちょっと離れていた中華屋と、あのお店に目をつけていました。
最初の中華屋さんがたまたま休業日だったようなので、次に向かった「かどや」さんというのが、インパクト強い外観でしたねえ。しっかりした食事をとる食堂というより、参道で休憩がてら立ち寄る軽食&甘味処という感じでした。入口に消毒液が置いてあった以外は、たぶん昭和40年代ぐらいから何一つ変わってないです(笑) 焼きそばの他に、なにか甘いものを1つ頼もうと思ったのですが、あれもこれも食べたくなって迷いましたねえ(笑) ゆであずき。おしるこの何も入ってないヤツというイメージでしょうか。こう書いていて、おしるこも食べてみたくなりました。
大師前駅は、電車で来てすぐに折り返してしまっただけなので、改めて町の中でああいう位置関係だったんだなと思いました。3階建てで、その3階にホームがあるのですが、無人駅なので形だけあるラッチの中にも出入り自由で、内部にはクリニックとか本屋さんとか普通に店舗があって、ほとんど駅ビルです。
このホームがまた、戦前のターミナル駅みたいな立派な造りでしてね。そこに2両編成の電車がやってくる様子は、これも戦前っぽいです(笑)
浅草からの「あれ」。たぶん推測はあっていると思いますよ。
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Tagucyan
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