2021/10/29 - 2021/10/29
149位(同エリア1461件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
10月下旬、岐阜県高山市の現場に出張したついでに1泊追加して実施した、飛騨の1日観光。
高山市内観光の次は、濃飛バスで移動し、合掌造りの里白川郷の観光です。
白川郷には30年以上前に社員旅行で一度訪れたことはあるが、記憶はおぼろげ。
15年前にも飛騨方面の旅行を予定していたが、出発前日に交通事故に遭って中止。
旅行どころか、一歩間違えば天国(はたまた地獄?)行きになっていた。
ということで、世界文化遺産登録後は初めての訪問となる白川郷。
安全第一でいきましょか。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高山濃飛バスセンター11:20発のバスを出張前日に予約していた。
移動距離は60km程度だが、料金は2600円と観光地価格?
平日とはいえ乗客は少なく数人だった。
約50分程で白川郷の萩町バスターミナルに到着。
コインロッカーに荷物を預けたが、小さいロッカーがなくて500円と割高になった。白川郷バスターミナル 乗り物
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バスターミナルから北へ100mも行かないところに萩町城跡への登り口があった。
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登り口から数分登って行くと、祠がある展望台っぽい場所に出た。
南側に白川郷の集落の風景が広がっている。 -
ほぼ同じ方向を向いて建っている切妻合掌造りの民家を、やや斜めから見るような感じで見下ろしている。
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少し東方向に移動すると世界遺産の石碑があった。
「萩町城跡」とは言いながら、城跡を感じさせる目立った遺構はなさそうだ。 -
さらに東方向に移動すると、集落を貫く道路が直線に延びるのがはっきりしてきた。
その右側に庄川が流れ、合掌造りの多くは道路の左側にある。
南向きなので逆光気味になっている。
写真を撮るには、午前中の早めの時間帯か夕方近くの方が良いかもしれない。荻町城跡展望台 名所・史跡
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イチオシ
目抜き通り添いに合掌造りは少なめで、平日のせいか人通りはそれほど多くない。
左側(東側)に合掌造りの家屋と田畑が残り、昔ながらの風景を色濃く残している。 -
合掌造り家屋は江戸中期から昭和初期までにかけて建てられ、古い建物では築300年程度と言われている。
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ジオラマっぽく。
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合掌造りの屋根は45度から60度の間で、傾きに幅がある。
手前に見える和田家は、他の合掌造りの屋根と比べてかなり緩やかに見える。 -
萩町城跡展望台から東寄りの坂を下って行く。
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萩町の北寄りに位置する和田家は、内部見学ができる合掌造りの家屋のひとつで、重要文化財に指定されている。
公開時間は9:00~17:00、入場料300円。 -
約110坪ある一階のうち約半分にあたる、おえ(居間)、でい(客室)、仏間などが公開されている。
板の間となっているおえ(居間)は天井が高く、いくつかの調度品や写真が展示されている。
和田家は1573年(天正元年)より続く家柄で、代々「弥右衛門」の名を継ぎながら、江戸時代には名主(庄屋)や番所役人を務めた。
火薬の原料である焔硝の取引で繁栄した。
1888年(明治21年)に白川村が誕生した際には、和田弥右衛門が初代村長として就任した。
建築時代は諸説あるものの、江戸時代中期から末期の間であるとみられる。国指定重要文化財 和田家 名所・史跡
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二階に上がる階段の途中に踊場があり、左側に中二階がある。
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二階と三階は屋根裏を利用した広い空間となっている。
飛騨の里の旧若山家などでも見学した通り、屋根を支える木材は釘などの金物を使わず「ネソ」や「ワラナワ」で縛っている。 -
雪の期間が長く農業ができる期間も少ない白川郷では、家内工業が発展し、それを支えたのが焔硝と養蚕だった。
養蚕とは、桑の葉で蚕を育て、蚕が作った繭から生糸を採取する。
繭から取った生糸はシルク(絹)の原料となる。
蚕は2~3日間で1300~1500mの繭糸を吐くという。 -
二階には養蚕業や農業の道具、蓑やかんじきなどの雪国ならではの品々が展示されている。
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合掌造りの妻面は南側と北側に向いていて、二階と三階の窓もその方向に設けている。
萩町の西側を流れる庄川が南北に流れ、風が概ね庄川に添って吹くことから、風通しを良くすることと自然光を取り込むのに適しているという。 -
和田家二階から見た南側の風景。
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イチオシ
和田家から南側の水路添いに設けられたボードウォーク(木道)を行く。
振り返って見た和田家。 -
和田家から200~300m南にも、内部見学できる合掌造りの民家である神田家と長瀬家がある。
長瀬家は、五代目当主民之助により1890年(明治23年)に建築された、五階建ての合掌造り。
平成13年からの大屋根の葺き替えは、NHKがその過程を撮影し放送されたという。ふる郷 長瀬家 美術館・博物館
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田んぼと蔦が絡まる合掌造り。
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秋も深まりつつある萩町。
町の南寄りにある明善寺は郷土館として公開されている。 -
明善寺の表門となる鐘楼門は、その名の通り鐘楼を兼ねた茅葺屋根の珍しい形式の門である。
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明善寺本堂は1748年(延享5年)創立で、入母屋合掌造りの寺院は全国的にも珍しいという。
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明善寺郷土館の公開時間は8:30~17:00(12月~3月は9:00~16:00)、入場料300円。
順路としては明善寺庫裏の二階から見学する。
二階には農具や生活用具などが展示されている。 -
展示物にはそれぞれ解説の板が添えられているが、たまに風変わりなものに出くわす。
「ウス トチやクルミを潰したウスでないやろか」 -
「ソリハダナベ 鍋のふちが反っているから、ソリハダナベ(反肌鍋)言うたったんやないかな?」
真相は藪の中。 -
解説がやけに語り部調。
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庫裏は三階も見学できる。
三階の床は隙間があり通路は板が敷いてある。 -
三階から見た北側の風景。
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明善寺郷土館は庫裏から渡り廊下を通って、明善寺本堂内部の見学もできる。
さらに、写真撮影禁止にもなっていないようだ。 -
本堂では、京都の大覚寺・醍醐寺・東寺襖絵などで知られる浜田泰介画伯の障壁画が見られる。
赤富士を中央に富士山の四季を描いていて、見ごたえがある。 -
イチオシ
再び明善寺の庫裏に戻り、最後に囲炉裏のあるおえ(居間)へ。
囲炉裏の上に吊るされた板は火天(ひあま)と呼ばれ、立ち上がる火の粉を消し止め、熱と煙を分散させる。
火天の板と縄は二百年以上前から使っているものだという。 -
囲炉裏の火は火種を残すため、一日中燃やされ続けるのだという。
明善寺郷土館は、本堂内部や使用中の囲炉裏も見ることができて、ちょっと得した気分にもなった。 -
明善寺郷土館の見学を14:10頃に終えて、15:55発の帰りのバスまで残り1時間45分ほどは主に写真を撮りながら散策することにした。
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これから白川郷に秋の最も美しい時期が訪れる。
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イチオシ
色付くモミジの向こうには白川八幡神社の鳥居。
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白川八幡神社の鳥居ではコスプレをした女子が本格的に写真撮影をしていた。
そのコスプレと関係あるかどうかは定かではないが、ここは「ひぐらしのなく頃に」というアニメに出てくる古手神社のモデルになったという。 -
いわゆるここは「聖地」ってやつ?
参考までに見つけた動画を貼っておく。
https://www.youtube.com/watch?v=zX4i9MWVQH0 -
白川八幡神社からさらに先に歩いて、「三連合掌」と呼ばれるポイントへやって来た。
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ほとんど田んぼのあぜ道上のポイントだが、立入禁止にはなっていないようだ。
その名の通り、三棟の合掌造りが連なって並んでいる風景は絵になる。 -
イチオシ
5月下旬、田に水が張られると、合掌造りが水面の水鏡に映り、「逆さ合掌」が見られるという。
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三棟のうち、中央が「木古里」右が「忠兵衛」というお食事処兼土産屋となっているようだ。
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その「木古里」と「忠兵衛」というお店、コロナ禍のせいかいまだに休業となっていた。
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昔のアルバムを見てみると、どうやら1989年のちょうどこの時期に社員旅行で私はここを訪れていたようだ。
当時の合掌造り生活資料館を見学した写真が残っていて、どうもその資料館が現在の「木古里」ではないかと思われる。
これは、合掌造り生活資料館の三階あたりから、現在の「忠兵衛」の方向を撮った写真だろう。 -
三連合掌から来た道を戻って行く。
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オレンジ色の花の向こうに明善寺本堂。
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イチオシ
ほとんどが切妻合掌造りの中で、入母屋合掌造りの本堂は新鮮に映る。
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明善寺から西へ向かい、庄川に架かるであい橋を渡る。
であい橋は100mを越える長さでありながら橋脚がなく、PC鋼材を埋め込んだコンクリート製になっているようだ。であい橋 名所・史跡
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コンクリート製でありながら多少はたわんで揺れもあり、怖くはないもののなんとなく違和感があって気持ち悪い。
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庄川の土手から見る山はすっかり秋色に染まっている。
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庄川添いに下流の方に行くと庄川がクランク状に曲がり、向こうにはつり橋もあるようだ。
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であい橋を渡った西側は広い駐車場といくつかのお食事処や土産屋などがある。
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観光案内所のトイレがあまりにもおしゃれで感動した。
ある意味、本日最大のサプライズ。総合案内所 であいの館 名所・史跡
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旧藤坂家住宅は無料休憩所になっている。
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時間に余裕があるのでここでひと休み。
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すすきと和田家。
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目抜き通りに面して建つ、奥左ヱ門。
合掌造りではなく、大正3年に建てられた和風の伝統的建築物。 -
約3時間30分ほどの白川郷観光を終え、15:55発の名古屋行き岐阜バスに乗車。
料金は3000円。
名古屋からは新幹線で、といきたいところだが、快速と米原乗換の新快速で旅費を節約した。
全般的に紅葉は見頃少し前という印象だったが、平日ということもあり観光客は少なめでじっくりと観光できた。
15年前のリベンジ達成ということで、めでたしめでたし。
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