団塊夫婦の日本紅葉巡りの旅(2021京都）ー「そうだ京都行こう」・光明寺へ

2021/11/19 - 2021/11/19

今年(202１年）の紅葉の旅は宝川温泉で終わりにすると思っていたが、京都からの紅葉だよりを見聞きすると、去年行きそびれた長岡京の光明寺や改装明けの清水寺のライトアップなどを見に行きたくなり、急遽訪れることを決めました。今回は車を使わずに往復バスでの3泊３日（帰路車中泊）の旅行となりました。
第四部は、二日目、大原三千院の後で、長岡京の光明寺を訪れた時の旅行記です。（表紙写真は、紅葉に染まるもみじ参道）

エリア 長岡京・向日(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

光明寺は、京都市の南西に隣接する長岡京市にあり、浄土宗（西山浄土宗）の総本山として歴史のあるお寺。長岡京には、これまで全く来たことがなく、今回が初めての訪問となった。（写真は、光明寺の回廊と信楽庭）

光明寺はまた、京都でも有数の紅葉名所として知られたお寺。特にもみじ参道は、JRのコマーシャル「そうだ京都行こう」にもかつて登場した紅葉名所だ。（写真は、もみじ参道の途中の薬医門）

11月19日。朝一番で大原三千院を見学し、お昼少し前に四条河原町まで戻ってきた。次の目的地は長岡京の光明寺。四条河原町の地下には、阪急電車の始発駅（京都河原町）があり、最寄り駅の長岡天神までは特急電車で数分で到着。ちょうどお昼時になっていた。大原と比べると、遥かに便利なところだ。

光明寺へのバス停は、長岡天神駅前の狭い路地からメイン道路に出て、左に曲がり少し行ったところにあった。光明寺のバス停も書かれていて、そこを通るバスは20番と22番の2系統あり、互いに逆方向に循環するようになっていた。来る前のネット検索では、旭ケ丘ホーム前で降りるようにと書かれていたので、不審に思ったが、後でこのバス停は光明寺の次のバス停（22番、20番では手前）であることが判明。両方とも光明寺のすぐ近くにあり、実際は、どちらで降りても同じだった。

バス停で数分待っていると、22番のバスがやってきたので乗車。10分ちょっと乗ると、光明寺のバス停に到着。お寺は、バス停から少し先に歩いたところの左側にあった。お寺の前にあった全景図を見ると、想像以上に広大な敷地に建てられていることがわかった。

光明寺の入り口（総門）。拝観料は1000円と高め。入口の先は長い石段が続く。

表参道の石段の両側には早くも真っ赤な紅葉。

早くも見ごろを迎えた表参道。女人坂とも呼ばれる。

参道の途中から総門を振り返って。

坂途中のとりわけ真っ赤な紅葉。

観音堂の横を通って本殿（御影堂）へと向かう。

観音堂脇の見事な紅葉。

観音堂の中の観音像。めずらしく撮影OKと書かれていたので、ありがたく撮影させていただく。

御影（みえ）堂。大きな建物だ。法然上人が初めて念仏の教えを説いたとされる場所。堂前には浄土宗を開いた法然上人の立像。

上記写真の左側には鐘楼があったので、そのそばまで行ってみた。

鐘楼の前は、きれいな花手水。

花手水のそばにも素晴らしい紅葉。この後、御影堂に上がり、順路に従ってお堂の中を歩いて行く。一方通行なので、靴はビニールに入れて持参する。

最初は阿弥陀堂への回廊を歩く。

回廊途中の素晴らしい紅葉。

吊り灯篭が並ぶ幻想的な階段。ここは立ち入り禁止。

急な階段を横から。

渡り廊下の立派な屋根。

御影堂を振り返って。

御影堂前の庭にあった法然上人の像と鐘楼。

渡り廊下の角にも鐘楼。この角は恰好の撮影ポイントになっていた。

歩く先の横の土手の上も紅葉。

秘毛氈が紅葉に映える。

上記写真の奥の紅葉を拡大して。

歩いてきた廊下を振り返って。

同上。

階段横には上りエスカレーター。お寺の中にエスカレーターは珍しい。

枯山水の信楽庭。門は勅使門。

大書院へ向かう途中の小さなお庭。

大書院から見えたお庭。

拡大して。紅葉のみごろにはまだ早かったようだ。その後土産物コーナーの前を素通りして、出口へ。

出口近くには木の飾り物と花手水の鉢。

持ち歩いた靴に履き替えて外へ出ると、鎮守社の近くにも見事な紅葉。

見学コースの最後に紅葉の名所もみじ参道が待ち受けていた。鎮守社から薬医門までのもみじはまだ青々としたものもあり、見ごろを迎えるのは１週間くらいかかりそうだった。

薬医門。人が映らない瞬間を待っていたが、あきらめた。

門の先の紅葉は手前よりは進んでいるようだ。

薬医門をくぐった後で振り返って。「そうだ京都行こう」の撮影ポイント。幕が特徴的だ。

薬医門を後にもみじ参道をさらに歩いて行く。

参道の上を見上げて。

中には真っ赤に紅葉したもみじも。

撮影に夢中の女性たち。なかなか動いてくれない。

総門方向はかなり紅葉が進んでいた。

大きなカメラを構えたカメラマンと一緒に人が途絶えるを待っていたら、一方通行の道を逆行して歩行器を引いたお年寄りとその息子さんらしき二人連れがゆっくりと薬医門に向かっていった。しばらく二人が門をくぐり終えるまで待つことに。

姿が見えなくなった瞬間シャッターを切った。

すぐ直後に人影が。ほんの数秒のシャッターチャンスだった。

なんとかここにを訪れた目的を達成したので、ホテルにもどることに。

薬医門から総門までのもみじ参道は評判通り素晴らしかった。あと一週間でもっと真っ赤に染まるだろう。

総門からまっすぐにのびる道ぞいに、旭が丘ホーム前のバス停があった。来た時は光明寺バス停で下りたが、このバス停はその隣のバス停で、どちらで下りても、光明寺はすぐ近くなので同じだった。少し待って13時49分発の20番のバスに乗り、長岡天神で下車して、阪急で四条河原町まで戻る。

阪急の駅から地上に出て、新京極通りを歩き、河原町三条にあるホテル近くにあるみたらし団子の名店梅園へ向かった（写真は、新京極通り沿いの神社）。

河原町通りに面した梅園のお店。間口の狭い小さなお店だった。中にはいるとほぼ席が埋まっていたが、奥の席だけ空いていて座ることが出来た。

みたらし団子とわらび餅のセットと蜜豆を注文。かなりの量でお腹が満たされた。団子は評判通りやわらかくておいしかった。大満足。

ホテルビスタプレミオから預けていたバックを引き取り、バスで京都駅へ。今晩予約した宿は、ホテル京阪京都駅前グランデ。駅の南口（八条口）から歩いて５分のところにある高層ホテルだった。

私達の部屋は９階の広々としたダブルルーム。この後、部屋で夕食を食べ、少し休憩してから東寺のライトアップを見に出かけた。（その５につづく）