台北・九份の旅

2019/01/12 - 2019/01/14

会社の同僚と３人で、１月の３連休を利用して台湾に行ってきました。
３人とも台湾は初心者なので、ベタに
・小籠包を食べる
・タピオカミルクティーを味わう
・故宮博物館をめぐる
・衛兵交代式も見る
・牛肉麺を食べる
・ついでに「千と千尋の神隠し」でおなじみの九份に足をのばす
というテーマで旅程を組みました。
行程とか観光する場所とかは完全に同行者まかせにして、私はひたすらついていくだけです…。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: バニラエア (運航停止)
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回はバニラエアを使います。
海外旅行初心者にとっては、日系キャリアだと何かと安心です。

成田空港第3ターミナル 空港

成田から３時間ほどで台湾に到着です。
イミグレーションのところが、こんなふうに「ＴＡＩＷＡＮ」のモニュメントをあしらった洒落た感じになってました。

これまでは、台北市の中心に出るには、空港からバスで高鉄桃園駅に行き高鉄に乗るか、空港からバスで直接行くかしかありませんでしたが、今回来てみると、捷運（地下鉄）の駅が空港まで乗り入れており、それに乗れば直接台北方面に出られるようになっていました。
ただ、１時間以上時間かかったので、バスに乗って台北に出るのとそんなに変わらないかもしれません…。

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港

台北に着くころにはすっかり夜も更けてしまいました。
今回のホテルは松江南京駅近くのフリアンホテルです。

トイレットペーパーは流さずゴミ箱に捨ててくださいと注意書きがありました。
無視して便器に流してるとそのうち詰まってしまいました…。

いったんホテルを出て、夕食の場所を探します。

フリアンホテル ホテル

ベタですが士林市場に行きました。

士林市場 市場

市場の地下に、屋台のような店の集まりがありました。

士林市場地下美食区 地元の料理

とりあえず店を決めて座って注文します。
これは蟹玉のようなものでした。

蟹を揚げたもののようです。

お店の名前についてはあえて突っ込みません（笑）。

そして台湾料理といえば「臭豆腐」が欠かせません。

豚の血を固めたものを入れたスープです。

地下の屋台街をひとまわりします。

屋台の喧騒を動画でもごらんください。
https://youtu.be/PyIz8kxbaiE
https://youtu.be/9cnWQWVS0eM

そして、もう一軒別の店で食べることにします。

海老チャーハン。

いろんなもの食べて、すっかり満腹になりました。

地上に上がって周辺を歩きます。
それにしても王子神谷って何だ？

帰りは、近くの屋台をぶらぶらしたり、占い屋さんで四柱推命を見てもらったり、タピオカミルクティーを買って飲んだりしました。タピオカミルクティーは台湾の名物の飲み物だそうです。知りませんでした…。
かなり量が多くて、全部飲むとお腹がタプンタプンしてきて、やっぱりあとでお腹を下してしまいました。
それにしても、日本でもタピオカミルクティーがこんなにブレイクするとは、このときは思いもしませんでした。

翌朝。
ホテルは朝食がつかないので、ホテルの近所で食べられるところを探します。

フリアンホテル ホテル

お店の名前は忘れましたが、定番の、豆漿（冷たい豆乳みたいな飲み物）と油条（揚げパン）をいただきました。

この日の行程は、午前中に故宮博物院と中正紀念堂をめぐり、午後に九份に行くことにしました。
故宮博物院はじっくり中を見ているとまるまる１日かかりそうなボリュームなので、適当にざっと巡って外に出てきました。
今度一人で来たときに心ゆくまで堪能します。

国立故宮博物院 博物館・美術館・ギャラリー

故宮博物院でお勉強になったことが一つありました。
よく、「玉のような子」とか「艱難汝を玉にす」とか「玉磨かざれば器を成さず」とか「玉石混淆」とか、「玉」という言葉を価値のあるものの表現として使うことがありますが、この「玉」とは、「翡翠」（＝ｊａｄｅ）のことで、中国周辺の文化ではこの翡翠に価値を求めて権力の印としていたんですね。
欧米や中東なんかでは翡翠にそれほどまで価値を求める文化が大きくないように思うので、やはりこれは東アジア固有の価値観なんでしょうね。

国立故宮博物院 博物館・美術館・ギャラリー

次はまた捷運に乗って、「中正紀念堂」に向かいます。

これは中正紀念堂前の公園の入口にある門です。
「自由広場」と書いてあります。

大中至正門 / 自由広場門 建造物

門をくぐって右手にある建物。
「国家戯劇院」と呼ばれる施設、つまりシアターだそうです。

左手にある建物。
こちらは「国立音楽庁」、コンサートホールです。

海部俊樹元首相揮毫の「友好の桜」。

正面にそびえる中正紀念堂。「中正」とは、中華民国の重要人物・蒋介石の名です（介石は字）。その蒋介石を記念して建てられたホールがこれです。
なんか、アメリカのワシントンＤＣにあるリンカーン記念堂を彷彿とさせます。

中に入るとこんな感じ。
蒋介石の像の前に衛兵２人が立っており、毎正時に交代の儀式があります。

衛兵交代式の動画はこちらです。
https://youtu.be/d8s4g6azf20
https://youtu.be/YH-XcUKCUNk

中正紀念公園 衛兵交代儀式 祭り・イベント

紀念堂から外を見た様子です。
１階部分は博物館のようになっていて、蒋介石の生涯を順を追って見られるようになっていました。

中正紀念公園 広場・公園

紀念堂を出て、近所で牛肉麺をいただきました。

次に、九份へ向かうことにしました。
忠孝復興だったかどこだったか忘れましたが、そこからバスに乗り、２時間ほど揺られたと思います。
バスに乗ると途端に天気が崩れてきて、九份に着いたときには、すっかり雨が本降りになってしまいました。
傘なんて持ってきていなかったので、どうしようと思っていたら、近くに傘を売っている店を発見！　もう商売上手なんだから。

こんな雨模様でも、九份の路地は人で立錐の余地もないほど。
これが晴れの日だと、もっとすさまじいことになるそうです。

頼阿婆芋圓というお店で、芋圓（ユーユェン。芋団子）というスイーツをいただいてきました。

中はこんな感じ。

これが芋圓。
タロイモとかデーツとかが入っていて、ほんのり甘みが効いて、なんとも言えない味でした。

頼阿婆芋圓 スイーツ

外の様子です。

こちらが「千と千尋の神隠し」で有名な、阿妹茶酒館という建物です。
「千と千尋の神隠し」はまだ見たことないので何がすごいのかわかりません…。

阿妹茶酒館 カフェ

九份からタクシーで、最寄りの台鉄瑞芳（ルイファン）駅まで出ました。
ここから電車に乗って台北方面に帰ります。
この写真は駅の中にあった、防災の心得についての啓発ポスターです。

台風が多い土地柄だけに、こういう注意喚起のポスターがあるようです。

電車が入線してきました。

貨物列車も走ります。

駅のようすは日本のＪＲとあんまり変わらないですね。

瑞芳駅 駅

夕食は台北市内のどこか忘れましたが屋台でいただきました。

店を変えて近くの屋台で別の食べ物を。

魚のすり身だったかなんだか忘れました。

最後に、前も行った（https://4travel.jp/travelogue/11321423）松山の饒河街観光夜市に立ち寄り、デザートをいただいてきました。

マンゴーアイスクリームです。

饒河街観光夜市 散歩・街歩き

翌朝は、近所の洋風のコーヒーショップで、パイのようなものと豆漿で朝食にしました。

帰りの飛行機にはそれほど時間もないので、朝食が済んだらすぐホテルをチェックアウトして、空港に向かいました。

お土産に、ユアンソープだったかなんだか、台湾名物の石鹸があるとかで、同行者がそのお店に入って買い物をしていたので、私もついて入りました。
会社の女性社員たちに買っていったら喜ばれるかも、とか思ったりしたんですが、高いしなんだかめんどくさいので結局何も買わずに帰っちゃいました…。

ともあれ年明けの連休の暇つぶしにはもってこいの旅行でした。
今度は故宮博物院をもっとじっくり回りたいです。

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港