2021/10/23 - 2021/10/23
1位(同エリア60件中)
takaさん
秋も深まってきた10月23日、北海道では紅葉のシーズンも終わりを迎えた時季に車で2時間弱の美唄市の安田侃彫刻美術館を訪れました。ここ「アルテピアッツァ美唄」のある美唄市は北海道有数の炭鉱都市でしたが、昭和47年に最後の三菱美唄炭鉱の灯が消え、炭鉱住宅は静まり返り、子どものいなくなった当時の栄小学校も閉校しました。その後、イタリアで活動中だった美唄出身の彫刻家「安田侃」さんが、日本でアトリエを探していた際、閉校した美術館の現在地である旧栄小学校に出会います。その朽ちかけた木造校舎や体育館を改修し、昔の姿を残したまま周辺の森林などを再生して、敷地や建物内に約40点の作品を展示して美術館が完成しました。ここは観光スポットとしては決してメジャーな場所ではありません。でも、産炭地北海道に生まれ、石炭で育った世代の私は「炭鉱跡」と言う言葉を聞くだけで故郷、郷愁、更にワクワク感に駆られます。普段味わうことのできないその前衛的な彫刻作品の美しさを愛でて、黄金期の地域や学校の賑わいを感じながら、私自身の子ど時代の想い出にも浸るミニトリップになりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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イチオシ
今回訪れたのは
《10月23日》
①安田侃彫刻美術館「アルテピアッツァ美唄」(北海道美唄市)
②北菓楼砂川本店(砂川市) -
以上のスポットです。最後までお付き合いいただければ幸いです。
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10月23日、自宅から車で2時間弱の美唄市までやってきました。コロナ禍で道央部へのお出かけは避けていたので久しぶりです。位置的には道央道美唄ICから近いので便利な場所です。ただ、ここは思ったよりも広く、しかも私には時間の制約があり、全部は回り切れませんでした。また、雪解けの時季にでもと思います。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここは小高く盛られている丘「天翔の丘」です。並べられているのは枕木で作った階段です。くぼみに白大理石の彫刻「天翔」があったようですが、帰宅後にそのことがわかり今回は見て来られませんでした。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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イチオシ
作品名などはそばに書かれていないので、後で(この旅行記を書いているとき)調べました。でも、全部に作品名があるかどうかは分かりません。HPにも名前らしきものはほとんど書かれていませんでした。この黒い彫刻、高さは2mくらいでしょうか。太陽に照らされているところは反射して輝いています。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここは子どもたちが走り回ったり、犬の散歩をする方が多かったです。周囲の山も染まってきて今の時季が私には一番好きな景色です。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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そして、ここは旧体育館のアートスペースです。窓際に楕円形の球状の作品が展示されていました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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また中央には白大理石の彫刻。昭和56年まで使われた栄小学校の体育館です。天井は当時のままの骨組みだそうです。コンサートや講演会に利用されているようです。この時も椅子が並べられてコンサートの準備をしているようでした。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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外に出ました。直方体と球の組み合わせです。他の作品とは一風変わった彫刻です。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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2つの彫刻を遠近で眺めました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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旧栄小学校の校舎です。ああ、ここは古き良き昭和・・・・。頭の中を昔が蘇ります。校舎はきれいな状態で保たれています。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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私が通った小学校もこれとほぼ同じ木造2階建ての校舎でした。母校を訪れたような錯覚に陥りました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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校舎の背景は色づいた山並みです。何回か訪れましたが、今年は紅葉の色がややくすんで見えます。その年の天候によって桜、コスモス、紅葉など多くの花で当たりの年、外れの年というのはあります。今年の北海道は全体に10月初旬の寒気の影響で葉が早く枯れたり、色づきが今一歩なようです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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芝生もきちんと整備されているようで鮮やかな緑です。右奥はさきほどのアートスペース(旧体育館)です。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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名前がついていない(実際はあるのでしょうが)彫刻が多い中でこの作品名は「帰門」です。上部の丸い形は安田侃さん特有の形で屋内外のあちこちに見られます。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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「天翔の丘」を横から眺めました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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トリフォリオの広場の中に英語の「E」の文字に似た形のオブジェは大理石の彫刻「天もく」です。以前はこの周りで盆踊りも開かれていたそうですよ。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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トリフォリオの広場(校庭)の端にはピカピカの遊具がいっぱいあります。実は昨年までこの閉校校舎の1階を利用して「栄幼稚園」と言う幼稚園がありました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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過去に、ここで小さな子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿も見たことがあります。でも、今は残念ながら閉園しました。市街地からはかなり遠い場所なので保護者の方の送迎も大変だったのでしょうね。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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過去に訪れたときは平日だったので、赤く染まった紅葉の脇からワイワイと言っても高々10名前後だったと思います。楽しそうに遊んでいる園児の姿がありました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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イチオシ
あのときは可愛く微笑ましい姿を遠くから邪魔にならないようにそっと眺めました。寂しくも懐かしく思い出します。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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往時は生徒数が1000人以上いたというこの学校。この紅葉も、ここで学んで、ここで遊んで、ここで育ったたくさんの子どもたちと共に生きてきたのでしょうね。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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今年は遊具にもロープを張るなどして遊べないようになっています。もちろん、時節柄施設内の彫刻作品には手を触れないように注意喚起もしていました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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この校舎を見ると否が応でも私の子どものころの想い出が走馬灯のように蘇ります。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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今年は道内どこの地域でも例年よりも早い紅葉ですが、ここも色づきが悪いです。過去はもっと色鮮やかでたくさんの紅葉がありました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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そんな思いを抱きながら歩きました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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そんな中、ここはきれいです。校舎を背景に撮影しました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここがギャラリーの入口です。ご覧の通り補強の工事がされています。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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イチオシ
ここから中に入ります。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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玄関は広いです。そのはずです。つい昨年までは幼稚園として利用されていたのですからね。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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右側の壁の書かれている文、七五調の心地よいリズム。何かな?と思ったのですが、読んでいくと右の板の文字も左の板の文字も最後は「・・・・さかえようちえん」となっています。これはひょっとして旧栄幼稚園の園歌でしょうか?私は幼稚園に通ったことがないので知りませんが園歌ってあるんでしょうね。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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そして、よく見ると文字の一つ一つが微妙に模様があります。トリミングして拡大したので見づらくて申し訳ありません。小さな木片をたくさん張り付けて文字が作られているのです。きっと、文字の枠を先生が作って園児がみんなでその中に張り付けながら作ったんですよ。ほっこりしますね。温かいですね。田舎の町の小さな幼稚園。家族のような雰囲気の中で先生と園児たちの心温まる空間がここにあったのでしょうね。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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2階がギャラリーのようです。この階段、手すりも昔のままです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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あちこちにこんな大理石の彫刻が展示されています。これは先ほど外にあったものと同じ形です。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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数十年前にタイムスリップしました。私の通った学校と同じです。あのころは階段を歩くと床がミシミシと音を立てていましたが、ここは幼稚園としても美術館としても利用されているのでしっかりリノベーションされています。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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外見は古く見えるのですが、そばで見ると頑強な造りです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ん~。郷愁を誘います。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここは結構広い部屋です。理科室、家庭科室等の特別教室だったのでしょうか。それとも教室二つ分の壁を取り払って合わせたものなのでしょうか。梁はご覧の通りしっかり補強されています。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここには白い彫刻作品が4個。いずれも安田侃さんの作品とすぐわかる独特のデザインです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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窓はサッシではありませんよ。2重窓でもありません。赤く色づいているのは桜の木でしょう。私の小学校は冬は窓の隙間から冷たい風が吹きこみ、雪も舞い込んできました。窓側の席になると寒さに震えながら勉強したものです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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イチオシ
右奥に今見えるのは石油ストーブですが、閉校前の学校は石炭ストーブのはずです。私の時代ももちろん石炭ストーブです。こんな建物と前衛のアートの組み合わせは意外と似合います。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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廊下に出ると教室とは違い、何と2重窓になっていました。暖房のない廊下は相当寒かったと思います。気温は間違いなくマイナスですよ。窓からは褐色のカエデが見えます。紅葉しないまま枯れかかっているのが何とも痛ましい感じです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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そして、これも外にあったものと同じで安田侃さんとすぐわかるアート。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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何に見えるでしょうか。ソラマメ?カエル?カネゴンの顔(ほとんどの方は知らないと思いますがウルトラ怪獣の一つです)?。HPには美術館のコンセプトを「無心に、自由に、思い思いの時間を・・・・」とありました。見る人が思い思いに自由に感じ取って満足できればいいのでしょうね。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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一角に旧栄小学校の校歌が掲げられていました。私は校歌が大好きです。どこの学校の校歌でもその詩の内容を読むとその地域で生きる人々の故郷を愛する気持ちがここに凝縮しているような気分になり、ジーンと心に響きます。もちろん、私の小学校の校歌も今、歌えますよ。「青空のもと 大らかに 大雪の峰 清く輝く・・・」。一生忘れないと思います。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここには他の作家さんにも開放されるスペースのようです。絵画作品が展示されていました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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作家さんの展覧会をお祝いする花束も飾られていました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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広い教室の中にぽつんとある高さが60㎝ほどの一つだけの彫刻作品ですが、ダイナミックで勢いがあるので存在感抜群です。とても大きく感じました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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イチオシ
この日の窓から見える風景。赤、青、緑、黄色、そしてそれらのグラデーション。色鮮やかで一服の絵画作品のようでした。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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再び外に出ました。水の広場です。遠くに色づく山の景色も青い空、白い雲も美術館の借景になっています。安田侃さんがここを選んだ理由がわかるような気がします。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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いつもの年なら夏季は水遊びをする小さい子で賑わう場所です。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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真っ白な「天もくと石のステージ」です。下には水が流れています。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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緑の芝生と白い石のステージのコラボが美しいです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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立体である3次元の美しさに加え、水に浮かんだひとひらの葉が時間の経過とともにずっと奥まで流れていくのを見ると、これはもはや4次元の芸術のように感じました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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イチオシ
静かにアートを感じる人。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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風も止んで静まり返った空間。枯れ葉がゆらゆらと水鏡に舞います。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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先ほどの彫刻を角度を変えて眺めました。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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私にとって今年最後の紅葉になるかも知れないので、また校庭前まで移動。紅葉狩りを再開します。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここには色づいた葉がびっしりです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここはグラデーションがきれいです。北海道の紅葉は本州のモミジと違い葉が大きいオオモミジ(ヤマモミジもあるかも知れません)です。葉の小さなイロハモミジは道内では育たないそうです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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ここは「朱」よりも「紅」の色が濃いモミジでこれもまたきれいです。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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今回も短い時間の中で慌ただしく廻り、鑑賞できていない場所もありましたが充実した時間でした。次回の宿題も増えましたが。
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 美術館・博物館
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帰りに立ち寄ったのが隣町砂川市の北菓楼本店、ルタオや石屋製菓と並び、全国的にも名の知れた老舗のお菓子屋さんです。新しいお菓子もどんどん開発されて大好きなお店です。今はあちこちに直営店がありますが、こちらが発祥の地です。
北菓楼 グルメ・レストラン
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店内にカフェがあります。せっかく出かけたので、コロナも減っていることを考え、思い切って店内食を決行しました。ランチメニューもスイーツのメニューもとにかくコスパがいいです。こちらのケーキセットは税込み770円ですよ。ケーキ(選択)+シフォン+ソフトクリーム+ドリンクの4点セットです。しかも抜群においしい。信じられない値段です。
北菓楼 グルメ・レストラン
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砂川市は丁度札幌市と旭川市の中間地点で目立った観光スポットもない(砂川市民に皆さん、すみません)ので観光客は少ないです。でも、何せ札幌市等も含め地元客が多いのでとにかく混んでいます。最低10分~20分以上は待つ覚悟が必要です。時間のある方は是非お立ち寄りください。
以上、今回も往復で移動する時間の方が長かったミニトリップでしたが、ひと時の気晴らしになりました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。北菓楼 グルメ・レストラン
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この旅行記へのコメント (12)
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- sakatomoさん 2022/08/22 09:32:14
- 待望していた旅行記です!
- takaさん こんにちは
いつもありがとうございます。
北海道の素晴らしい画像と丁寧なコメントを拝見して懐かしさと
新たな発見があります。
6月、東京都庭園美術館行きましたが、毎回、芝生の安田侃さんの
白大理石「風」に立ち寄ります。
今回は東京にも安田さん作品があると聞き、六本木の東京ミッドランドまで
足を運んでみました。地下の白大理石「意心帰」は子供の遊び場なっていました。
最後に美唄の「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」を紹介しました。
とこが昨日、takaさんの旅行記「安田侃彫刻美術侃アルテピアッツァ美唄」の
きれいな画像と丁寧なコメントを拝見して「行ったつもり」になりました。(笑)
ところで三井不動産の新TVCM「三井のすずちゃん」に冒頭この「妙夢」が登場します。https://www.mitsuifudosan.co.jp/brand/
これからもよろしくお願いします。
「旅に出たくなるような」旅行記を待っています。
sakatomo
- takaさん からの返信 2022/08/22 16:58:34
- RE: 待望していた旅行記です!
- sakatomoさん、こんにちは。
古い旅行記をご覧いただきありがとうございます。私がここが好きなのはまず、安田侃さんの作品って前衛的なのですが、堅苦しくない、安らぎをかんじるような形状のものが多いですね。
そして、故郷、美唄を愛する、故郷北海道を愛する姿勢がとても強烈なところが好きです。敢えて炭鉱跡の学校を選んで美術館にした思いに敬服します。この美唄市の他にも札幌や旭川、地元の空地地方だけでなく全道各地にその作品を展示してあります。
そして、この旧栄小学校の木造校舎は、正に昭和の校舎、私の故郷のような学校です。今、こんな校舎はほぼ地震対策や補強にお金がかかるので全て壊されて撤去されていますね。それが、ここに来ると自分の育った学び舎そっくりの場所に立つことができるのです。何と嬉しいことか。
そして、更にこの時季には校庭の紅葉がいい色に色づくのです。彫刻作品と昭和のレトロな校舎、そして背景の美しい自然の風景がとても癒されます。そんな理由で時々訪れます。
感心を持って見ていただいて読んでいただいてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
※すずちゃんのCM見ました。全く同じですね。
taka
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- akikoさん 2021/11/26 15:24:27
- アートで町を再生♪
- takaさん、こんにちは~
美唄の「アルテピアッツァ美唄」の旅行記を拝見しました。
美唄というと炭鉱を思い浮かべます。今では炭鉱の灯が消え小学校なども閉校してしまったとか。その地に地元出身の彫刻家の方が美術館を造られたのですね。
広々とした敷地に芝生が植えられ周囲の景色を借景にし、素晴らしい立地になっていますね!昔の懐かしい木造校舎も良い味わいになっています。こういう郷愁をそそられる校舎を見るとキュンとしますね!
アートはもちろん素晴らしいですが、それより目を引いたのは美しい紅葉でした。takaさんの撮られた橙色、黄色、真紅、どの紅葉も美しくてうっとり眺めさせてもらいました。少しモミジの葉が大きいと思ったら、オオモミジという品種なのですね。昨日、遅ればせながら私も紅葉狩りに出掛けてきましたが、虫食いや斑点が入った葉も多くて綺麗な部分を探すのに苦労しましたが、ここのモミジはどの葉もイキイキと美しいのに驚きました。橙色のグラデーションもとっても綺麗ですね.:*☆*:.
学校跡がこのようなアートスペースになって、若い人などが訪れるような場所に生まれ変わって本当に良かったです。美唄は今ではアートの町と呼ばれるようになればいいですね!
akiko
- takaさん からの返信 2021/11/26 17:36:06
- RE: アートで町を再生♪
- akikoさん、こんばんは。
美唄の旅行記にお便りありがとうございます。ずっと自宅近郊を行ったり来たりでなかなか遠出できず、自宅から車で約2時間、久しぶりでちょっとだけ遠出しました。過去に何回か同じ時期に訪れてモミジがこの昭和の校舎の風景にピッタリだったので、ちょっと寒い時季ですが出かけました。
仰る通り、炭鉱の町美唄は斜陽の街です。道内にはこんな町が山ほどあります。そんな中にできたのが現代作家の安田さんの彫刻公園なのですが、この方の彫刻は道内のたくさんの町に作品があります。私はこの方の作品からはとても人間的な温かみを感じて好きです。
そして、ここへ来ると遥か遠い昔に戻れます。旅行記でも触れましたが自分自身が通った小学校そっくりで否が応でも懐かしさとノスタルジーで心が震え、ジーンと来ます。真冬の石炭ストーブのある教室は暑さと寒さの二重構造でした。
しばれる冬の朝の登校では母の手縫いの分厚い毛糸の手袋や靴下を履いていても、手先や足先が冷たく感覚がなくなってしびれるようでした。ここに来るとそんな昔にタイムスリップできます。
akikoさんが仰る、葉っぱの大きな道内独特のモミジが旧の校庭にもあるのです。こちらの葉はグラデーションがきれいで過去に来た時に感激しました。桜も紅葉も当たり年、外れ年があるようなので今年はどうかなと思いましたが、思いの外きれいで満足でした。
近郊の美瑛のモミジはちょっと残念なのが多かったので嬉しかったです。今年もとうとう道外への旅はできずに終わりましたが、そんな私をちょっとだけ慰めてくれたのがこちらのモミジでした。
ところでakikoさん、凄いですね。沖縄まで行かれたんですね。後で旅行記にお邪魔します。ありがとうございました。
taka
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- フォートラベルユーザーさん 2021/10/30 21:23:43
- アルテピアッツァ美唄、響きも美しい、
- こんばんは、takaさん、
素晴らしい、安田侃彫刻美術館
アルテピアッツァ美唄
存じ上げませんでした、自然と、オブジェが
見事に融合していて、
庭園美術館は、大好きです、
箱根彫刻の森美術館や、クレマチスの丘
ヴァンジ美術館は、
大好きで、何度となく伺ってますが、
こちらはノスタルジックな校舎、学舎が
あって、一層魅力的に感じます。
木造の校舎は通ったことないですが、
一時期、プレハブ校舎が小学校に、あって
懐かしく思い出しました!!
廊下掃除も、みんなでやりました。
紅葉のお写真がきれいで
散り敷いた葉っぱも、美しくて、
早足の北海道の秋を感じました。
ありがとうございました!!
フォートラベルユーザーより
- takaさん からの返信 2021/10/30 22:44:08
- RE: アルテピアッツァ美唄、響きも美しい、
- フォートラベルユーザーさん、こんばんは。
マイナーなスポットの旅行記にもかかわらず、お便りありがとうございます。心配性というか慎重というかコロナ禍であまり都心(札幌)に近い方に向けて出かけられなかったのですが(実際はかなり離れているんですが)、そろそろと思って思い切って出かけました。
箱根彫刻の森美術館、いいですね。クレマチスの丘ヴァンジ美術館は知らなかったです。以前の国立博物館もそうでしたが、都会には歴史・芸術・文化施設がいっぱいで羨ましいです。
札幌の郊外にも彫刻の森美術館という施設があります。でも、事情もあり、遠いところにはなかなか足を運べません。そこでとりあえず、ここなら出かけられるということで決断しました。
ここで私が好きなのは仰る通りノスタルジックな木造校舎です。私の原点の小学校の校舎そっくりなのです。元々懐古趣味もあり、郷愁で懐かしくて嬉しくて、ウキウキ、感激でした。
フォートラベルユーザーさんはお若いので経験してないのは当然ですが、北海道の冬の木造校舎は凄いですよ。教室、廊下の至る所に小さな雪の吹き溜まり、教室は石炭ストーブの火力と相まって、熱さと寒さの二重奏です。友達と1列に並んで、「よ〜いドン」の雑巾がけもしました。
それ以上に私の一番の目的は紅葉でした。私の知っている所ってたかが知れているのですが、以前に訪れたときこちらの紅葉がとてもきれいでした。ただ、今年は近郊のどこへ行っても昨年よりも紅葉は今一でした。
でも、見つけたのは僅かのモミジでしたが、木造校舎と自然の森と、そして温かいアート作品と同じ空間の中で溶けあっているように感じました。
北海道は長い冬を迎えますが、何とか乗り越えたいと思います。ありがとうございました。
taka
-
- ポテのお散歩さん 2021/10/30 20:15:52
- 懐かしい想い出と美しい紅葉。
- takaさん こんばんは。
北海道はもう晩秋なのですね。
私も小学校低学年の時は木造校舎でした。
バケツに水を入れてモップで床を拭いた事とワックスの臭いを
思い出します。 中学年にはプレハブ。
高学年で鉄筋の建物に移りました。
木造校舎は廊下を歩くとミシミシ。。。走るとバタバタ。
視覚・聴覚・嗅覚のすべてが想い出と結びついているのですね。
子供時代をこんな広大な自然の中で過ごした想い出は
知らず知らず 豊かな五感を育むでしょうね。
作家さんも木造校舎から何かの影響を受けられたのかなと
空想しました。
美しい紅葉を見ていると、四季の移り変わりが五感だけでなく
色彩感覚も育まれるんじゃないかと感じます。
takaさんの四季折々のお写真を拝見して、美しいなぁ。。。と
感じる時、私の中で忘れかけている五感のどれかが動いたのかも
知れません。 4トラの方々の旅行記を拝見させて頂いて、
色んな影響を受けさせて頂きながら、鈍っている感情を思い出したいと
思います。 素敵な景色を有難うございます。
これから冬に向かうとの事、ご自愛下さいね。
ポテ
- takaさん からの返信 2021/10/30 21:16:04
- RE: 懐かしい想い出と美しい紅葉。
- ポテのお散歩さん、こんばんは。
お便りありがとうございます。積もってはいませんが、北海道はもう初雪も降り、いつ冬タイヤに交換するか悩ましい時季になりました。
そうでしたか、ポテのお散歩さんは低学年のころ、木造校舎だったんですね。モップでお掃除されたのですね。私よりずっとお若いですね。私はバケツに水を入れて冬でも雑巾がけ(床の水拭き)をしました。そのせいか、当時の子どもたちってみんな手にしもやけやひびがありました。そして、多くの子が鼻水・・・、すみません。汚かったですね。そんな時代を過ごしました。
私が通った小学校の校舎は在学当時、生徒数が1000人。当時としてはごく普通の市街地の学校でしたが、何十年も経った古い校舎だったせいか階段などはミシミシ鳴っていました。
教室の石炭ストーブのそばの席は顔が熱くて熱を遮断するために教科書を立ててそこに顔を埋めます。窓側の席は反対に寒くてぶるぶる震えながら勉強しました。窓の桟には吹き込んだ雪が溶けないまま数ミリ積もっていました。
安田侃さんは仰るようにこの町出身の彫刻家ですが、炭鉱閉山で廃校になった木造校舎を利用した幼稚園で遊ぶ可愛い園児の姿を見てここだ!と決めたそうですよ。こんな自然の中の木造校舎の美術館、見事にリノベーションされていますが、校舎は自然の中に溶け込んでいました。
この時季の自然、中でもモミジは大好きなのですが、冷たい雪の冬がもうすぐそこまでと考えるとちょっと憂鬱な気持ちにもなります。でも、私は北海道でしか生きられない人間です。小さな楽しみでも探しながら温かい春を待つつもりです。
ありがとうございました。
taka
-
- 紅映さん 2021/10/30 16:45:17
- 素敵なモミジを堪能しました♪
- takaさん、こんにちは~♪
いつもありがとうございます。
有名な安田侃さんのお名前と札幌駅にある作品は存じておりますが、凡人には理解が難しい世界です(;^_^Aスミマセン
でも、きれいなモミジは、素直に「素敵!!」って思います。
たくさん、たくさん拝見させて頂きました。
それだけで幸せです♪
確かに今年の北海道の紅葉は、北大苫小牧研究林へ行った時に感じたのですが、今ひとつ鮮やかさに欠けていて迫力がなかった気が致します。
それでも、これだけ見事なお写真を撮っておられるということは、被写体選びにかなりの手間暇をお掛けになったのではと拝察致します♪
見納めの赤や朱色のグラデーションの美しいモミジの数々、堪能させて頂きありがとうございました。
向寒の折、ご自愛ください。
・・・☆紅映☆・・・
- takaさん からの返信 2021/10/30 17:42:39
- RE: 素敵なモミジを堪能しました♪
- 紅映さん、こんばんは。
昨日は素敵な旅行記にお邪魔して、こちらこそ元気をいただきました。
安田侃さんの作品は大好きです。何となく親しみやすく温かい感じがします。HPには「無心に、自由に・・・」と言う言葉があります。見る人に自由に感じ取ってもらえばいいのだと思いますよ。札幌駅にも旭川駅にも道内の各地に彼の作品がありますね。
モミジは今年は正直、外れ年だと思います。桜にも当たり年、外れ年と言う言葉がありますよね。近郊のどこを訪れても昨年の方がきれいだったように感じました。
写真を撮るときは紅映さんもそうだったと思いますが、いい場所を探すのに苦労しますよね。千歳の写真、きれいでしたよ。千歳の紅葉は見たことがなかったのでとても感激しました。一度はこの時季にも訪れたいものだと思いました。
悲しいですが、自分自身1年1年体が衰えていくのがわかります。私もいつになるかわからない飛行機旅を夢にながら、がんばって冬を乗り越えたいと思います。ありがとうございました。
taka
-
- 電動自転車さん 2021/10/30 09:44:23
- 懐かしい、ありがとうございます
- 小学校の校舎、懐かしくて嬉しかったです。
ジンとしました。
私が卒業した小学校とそっくりです。
冬になると水場の床のスノコが凍りツルツルになるので、手を洗うのも大変でした。
校舎にまつわる思い出はたくさんあります。
ただ、私の卒業直後に建て替えられて笑
何枚かの写真と思い出に残るだけです。
リノベーションはあるようですが、雰囲気を壊さないように残されている様子に、懐かしく嬉しくなりました。
もみじのお話、納得しました。
北海道のもみじは大きい気がすると思っていたので。
締めは忘れちゃいけないスイーツ。
信じられない安さ。経営していけるのかと余計な心配してしまいます。しかも北海道はレベルが高くハズレがないです。
素敵な物見せて頂きました。
タイムトリップまでさせて頂きました。
また、お待ちしています
電動自転車
- takaさん からの返信 2021/10/30 17:23:00
- RE: 懐かしい、ありがとうございます
- 電動自転車さん、こんばんは。
いつもありがとうございます。この美術館は最近は1年に1回、この時季に訪れているのですが、実は館内(校舎内)に入ったのは今回が初めてでした。電動自転車さんも卒業されたのは道内の小学校なのですか。
私もこれと瓜二つの校舎でした。ここへ来ると毎回、故郷の小学校に戻った気分になります。私の卒業した小学校は市内の大きな工場の敷地内にありました。私が在籍した当時も生徒数は約1000人いました。
卒業後しばらくしてから校舎は取り壊されてずっと離れた別の場所に移転しました。生徒数の減少で以前よりもずっと小さな学校になりました。だから、そこへ行ってももう母校と言う感じがしません。
でも、ここに来ると校舎、玄関、廊下、教室、階段、どこを見てもああ母校だ!という気分になります。思い出すといろいろなことが頭をよぎって何かジーンと涙が出そうになります。
モミジの件、そう思っていたのですか。私は逆で京都のモミジは葉っぱが小さいという話は聞いていたのですが、訪れてみてやはりという感じですね。北海道は何でも大きいんですね。
北菓楼は本当に良心的なお店ですよ。価格は完全にお客さんへのサービス、還元ではないかと思うほどですね。同じ北菓楼でも札幌店は似た内容でも高いんです。砂川本店は庶民のお店ですね。決して手も抜かないですよ。ランチメニューもあるのですが、とにかくおいしくて安い。機会があれば是非。
どうもありがとうございました。
taka
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