2021 今年も湯治なのにさらに超絶寄り道 Part 2 山の中のお寿司屋さんと飯山線編

2021/10/10 - 2021/10/13

年に1回、長野県の野沢温泉でのんびりする日を作っていて、今年も出かけることになりました。緊急事態宣言もまん防も9月末で全ての都道府県で解除になったので、この旅に行った10月中旬は全国的に何も出ていません。おそるおそる行動制限をレベル1（密を避ける、マスクをする、手指のアルコール消毒）に下げて、エリアや飲酒に制限のない旅に出ることができました。
Part 1ではめずらしくノーマルに京都から名古屋乗り換えで「ワイドビューしなの」で長野まで来て、なぜかしなの鉄道北しなの線に乗りました。Part 2では、お昼ごはんからお宿到着までです。

エリア 長野

10月10日
Part 1では長野でこれに乗り、豊野で飯山線と別れるところまででした。
11:18 長野発 しなの鉄道北しなの線 妙高高原行き SR1系で牟礼へ。

JR東のE129をベースにしているので、同じような感じ。ボックス席とロングシートの両方あります。
去年まで115系だったのに。
緑の中をどんどん高度を上げていきます。

牟礼
長野から電車で22分、お昼を食べに行くのにちょうどいい距離です。←え？そうかな

10年以上毎年野沢温泉に行っていて、その前か後に必ずこの牟礼に来ています。
数年前はこの抜け道はこんな風に整備されてなかった。
そして、同じ電車から降りた、前を歩く2人連れはよくこんな道をご存じだなと思っていたら、私と同じお店にいく方でした。

菊寿し
毎年来ているお寿司屋さんです。
山の中といっても、牟礼駅から歩いて7分くらい。
電車で行けて駅からも近いのは、お酒も飲みたい人にとって優しい。

おまかせでお願いしています。
まぐろの漬け、コハダ、ウニ、右下はアジだったかな。
出された順番とは一致していません。

ホッキ貝のひもを焼いたもの（追加）、煮鮑（追加）、穴子、玉子
ほかにアラ、クロムツ、シンイカ、甘エビ、平貝、中トロ、ホッキも。
どれもおいしいのですが、今回は中でも煮鮑がすごかった。柔らかくて、ちゅるんとした鮑、味付けも絶妙。
あ～、満足満足。
このお店のすごいのは、お昼なのに、カウンターに座ってるお客さんが全員お酒飲んでました。←居心地ええなぁ

牟礼の駅まで戻る途中の橋からはこんな眺め。
北しなの線（旧信越本線）はこの川に沿って走ります。

踏切の標識
私が普段よく通る踏切では電車の絵ですが、このほうが和みますね。

牟礼駅前には長電バスが来ます。
暑い。13時半頃、長野市は28℃ありました。10月ですけど。

牟礼駅に戻りました。

牟礼
跨線橋の窓が小さい。
もう、電車来る～。
あせってます。←なのに写真撮ってる

13:04 牟礼発 長野行き SR1系
またコイツか。←言葉遣いが悪いってば

まんま、JR東のシートみたいですね。

ボックス席のシートピッチはかなり広いです。
私だと、男性陣がよくされている「定番姿勢」は足が届きません。←せえへんけどね。
揺れも少なく、静かです。

豊野でコレとすれ違いました。

長野に戻ると115系がいました。よかった。まだまだいてね。
遠くのほうに前の長野色のオフホワイトとグリーンの115系がいたのですが、写真を撮ろうとしたら行ってしまいました。

長野駅の建築はうまく木材が使われていると、いつも思います。

ながの東急百貨店でおやつを買って、長野駅に戻りました。

飯山線に乗りましょう。
北陸新幹線開通に伴い、長野ー豊野間はしなの鉄道になったので、駅名標でも色分けされています。

14:12 長野発 戸狩野沢温泉行き キハ110系
フォローさせていただいている毛利慎太朗さまは、この色を「ずんだ餅」と表現されていて、それ、ぴったりだと思います。
ギリギリに駆け込んだので、ボックス席はどこも空いていません。

北長野
215系がいました。湘南ライナーがなくなって、定期運用はなくなりました。
この車両に関しては、廃車…かな。
乗ってみたいと思っているうちにいなくなる。よくあるパターン。

北長野でボックス席にありつきました。
これを買ったBECK'S COFFEE SHOPは、JR東日本の子会社だそう。
どうりで長野駅の中の一番いい場所にあると思った。

中はこんな感じ。
JR東ではめずらしく、キハ110系は一部を除いてちゃんとカーテンがあります。
熱線吸収ガラスでも直射日光が入ると暑いし、冬だとガラス越しに冷えこむので、やっぱりカーテンやブラインドがあるほうがいいです。

替佐
向こう側の錆びたレールは、もう使っていないように見えました。

飯山線は千曲川に沿って走る、日本でも有数の豪雪地帯を通る路線です。

飯山に近づくと、りんご畑でなく田んぼに。
飯山産のお米を普段買ってます。←どれだけ長野好きなん

飯山の手前
1人客が多い。私もやけど。

飯山
乗ってきた列車をお見送り。
野沢温泉に行くには、一般的には戸狩野沢温泉ではなく、ここでバスに乗り換えます。
戸狩野沢温泉駅だと路線バスはなく、7km歩くことになってしまいます。

飯山
降りたお客さんは、みなさんさっさと改札階ヘ。
こんなのを撮ってる変な人は私一人。

次に乗る野沢温泉ライナーもホームから撮りました。

15:15 飯山駅発 野沢温泉ライナー 野沢温泉行き
観光バスタイプなので楽ちん。
本当は集落と集落をつないでいく長電バスのほうが好きなのですが、今回は20分早く着けるこちらを選択。

野沢温泉村内に入ってきました。
水がきれいで寒暖差の大きなこの棚田で、おいしいお米が取れます。

野沢温泉中央バスターミナル
長電バスより、少し下に着きます

長電の野沢温泉バス停は少し坂を登った場所にあって、こちらのほうが便利はいいし、私にとってはなじみ深い。

バス停からこんな坂を登っていく時には、すでにプーンと硫黄泉のいい匂い。

野沢温泉のシンボルである大湯
でもここのお湯は私には熱すぎ。
後ろに見えているベージュ色の建物が、毎年泊まる「さかや」です。元は酒屋さんだったのでこのネーミング。

今夜のお宿である「旅館さかや」に到着しました。
フロントではなく、ここでチェックイン。
コロナ禍になってから、客室への案内はなくなり、夕食の時間や場所の説明もここで行われるようになりましたが、別に不自由はありません。

さかや
庭をぐるっと囲むように建てられています。

女性用の大浴場
ここの湯船に浸かると、疲れがほどけていくのを感じます。
硫黄泉の匂いを深呼吸。
※写真はさかやさんのwebサイトのものです。

毎年泊まっているお部屋。
シンプルで余計な装飾がありません。
このごろチェックイン時にすでにお布団が敷いてあるお宿がありますが、ここは違います。

Part 2はここまで。
Part 3は野沢温泉滞在編です。

この旅行記へのコメント （6）

• Akrさん 2021/12/01 16:38:33

  いつものお寿司屋、いつもの温泉

  つららさま
  
  こんばんは。
  牟礼でいつものお寿司屋さんですね。
  お寿司屋＆蕎麦屋は昼間から飲んでも罪悪感がないんですよね。なんででしょう？
  海の無い県でこれだけのクオリティは素晴らしいです。毎年通われるのも納得です。
  
  さかやさんはまるで実家に帰って来たような感覚なのでは？
  いつもの部屋ですし、旅館側でもお料理の好みも把握されているんでしょうね。私もそんな定宿を持ってみたい(笑)
  
  余談ですが、飯山線の抹茶さん、つららさまが乗られた200番台はもとは秋田新幹線開業前に田沢湖線が工事で運休した際に、北上～秋田間で走った「特急秋田リレー号」用の車両で、リクライニングシート完備でした。新幹線開業後は、普通座席に改造されて長野へやって来たんですよ。だからカーテンも特急仕様なのです。どうせならリクライニングのままだったらよかったのに。
  
  最後のお部屋の写真。私なら畳の上に寝っ転がって「あ～あ」って伸びをします(笑)
  
  Akr

  つららさん からの返信 2021/12/03 20:16:31

  冒険のためには鉄板も確保してます（笑）

  Akrさま
  
  こんばんは、つららでございます。
  ご覧いただきまして、ありがとうございます。
  
  やっていることがもうワンパターンすぎて、次回なんか公開を躊躇するレベルです。短縮してその次のと合体しようかと本気で迷っています。
  そのワンパターンの恩恵なのですが、さかやさんは実家よりもずっと居心地いいですよ。苦手な食材はデータベースに入力されているし、実家みたいに強制労働はないですし、明るいうちからビール飲めるし。
  ホテルより旅館、洋室より和室が好きで、ここの畳の上で「あーあ」は、いつもやっています。ベッドや、最近よく旅館であるような敷きっぱなしのお布団ではだめなんです。（笑）
  　
  飯山線の抹茶さんは、もと「特急秋田リレー号」として使われていた車両なのですか。さりげなく、そのようなキャリアの持ち主だったのですね。
  たしかにカーテンが高級っぽい。元のリクライニングシートで十日町まで行ったらいいのに。それならもっといろいろ変態行程に使えると思います。ぜひ「風味爽快ニシテ」を車内販売していただきたいところですね。（結局はそこ？）
  
  つらら

• まるきゅーさん 2021/11/29 15:20:34

  寿司屋の常連つらら様

  つらら様。こんにちは。まるきゅーです。
  しな鉄にもE129リスペクト増えてきましたね。
  この派生系であるE131系も関東で繁殖されてますけど。
  牟礼駅の寿司屋に行くのは予想していました。
  このレベルになると回転寿司だと出せないので食べたこと無いです。
  長野駅に東急百貨店あるんですね。
  東急沿線以外には札幌と吉祥寺だけだと思っていました。
  長野駅からは飯山線に乗るのも予想済みでした。
  4番線はホームが離れているので余裕を持って行かないと行けませんね。
  同じ状態の高崎駅3番線は駅員さんが発車することを放送してくれるのですが長野駅には駅員いないんですかね…
  少なくとも発車予告放送は鳴ると思うんですけどあれもワンマンだと鳴らないのかな。
  キハ110は僕的には東のウグイスと思っています。
  そもそも関東だと八高線と磐越東線しか乗れないんですけど。
  次の旅行記では夕飯を楽しみにしています。

  つららさん からの返信 2021/12/01 18:42:48

  このバレようがすごいです

  まるきゅーさま
  
  こんばんは、つららでございます。
  遠いフィジーからいつもご覧いただき、ありがとうございます。
  
  いや～、もう行動が完全にバレてますね。
  友人も同僚も知らないのに、このコミュニティで「ああ、つららさんはまたここだね」と思って見ていただいているというのも新鮮です。
  牟礼のお寿司屋さんには毎年行っていますが、年に1回しか行かないので常連なんてとてもとても。　
  
  E131系はE129系の派生なのですか。全然知りませんでした。私、どうしても最近JR東に多いあのドットが好きになれないんです。あのドット見ただけで避けてしまっていましたが、そこは反省してちゃんと見なくちゃいけませんね。
  
  長野の駅前に「ながの東急百貨店」があって、いつも温泉滞在中のおやつを買います。まい泉のカツサンドも売ってます。（報告する相手が違いました？笑）
  牟礼→長野、長野→飯山の時刻は決まっているので、毎年おやつとコーヒーを買って、バタバタとホームに向かうという流れも固定。飯山線が発着するホームでは「まもなく発車します」という放送はあり、それ以上ギリギリまでねばらないようにはしています。
  キハ110系、「東のウグイス」ですか。現在の山手線も一応ウグイスでは？という疑問はさておいて（笑）、たしかに本来の鶯の色はこちらに近いですね。浅春に残る雪と鶯といった風情でしょうか。
  次回もひねりはなく、どこかで見たぞという感じですが、ご覧いただければ幸いです。
  
  つらら

• 毛利慎太朗さん 2021/11/28 14:14:29

  'ずんだ餅'とか、寿司とか

  つららさま、昨日はコメントを寄せてくださり、誠にありがとうございました。
  そして『ずんだ餅』を広めてくださり、恐縮です。
  専ら諸先輩方は『抹茶ミルク』なのですが、私は独自路線を貫こうと思って、『ずんだ餅』といっているわけで。
  ま～適宜使い分けいただければ、幸いに存じます。
  
  ところで、今でこそ前面白塗りの『ずんだ』なのですが、キハ100/110の登場登場、実は黒塗りの『ずんだ』だったことはご存知でせうか。
  一応、下はリンクです。
  https://gamp.ameblo.jp/aru-king/entry-11987392748.html
  
  貨物好きの先輩から教えてもらったのですが、私が物心つくころは白塗りだったので、違和感でしかなかったし、一瞬『グレたの』と思ってしまいました。
  
  115系にのれなかったとはいえ、中央西線の迫力ある車窓や『菊寿し』などグルメ要素もあり、今後も楽しみにしております。
  鮑は生のコリコリと、海苔に似た磯風味もいいんですが、煮鮑や踊り焼きの柔らかい食感もいいですね。
  ウニも生ウニ、蒸しウニ違った風味があり、お寿司の世界も奥深いです。
  
  もし鳴子方面に今後行かれるなら、仙台のお寿司も堪能して欲しいところですね。
  文化横丁の『小判寿司』は赤酢&江戸前で、大将の話も面白いし、同じ文化横丁の『新富寿司』も7月の七ヶ浜のウニの時期にいったら、も～最高でした。
  いずれも予約が無難です。
  手軽に食べるんだったら、駅の『仙令鮨』もお勧めですかね。
  1階は座席メイン、3階は立ち食いでさくっと食べれますし、魚やさんが経営してるので、鮮度は折り紙付き。
  休日の昼食や夕食時間帯はこみ合うので、そこを避けて利用するのも得策です。
  
  -毛利慎太朗-

  つららさん からの返信 2021/11/28 23:05:54

  キハ110の黒歴史（笑）

  毛利慎太朗さま
  
  こんばんは、つららでございます。
  ご覧いただき、また早々にコメントを頂戴してありがとうございます。
  
  東北に多くいるということも含め、キハ110の「ずんだ餅」はストンと合点がいった感じです。
  また、黒塗装だったお話をお教えいただき、ありがとうございます。早速見てみましたが、なかなか衝撃的ですね。尾灯が点灯しているので、私にはくまモンが青汁飲んでいるように見えてしまいました。（笑）
  
  お寿司、大好きなんです。毛利慎太朗さま、食に関しても表現が的確ですね。すぐにでも食べたくなってしまいます。どこかに仙台のお寿司屋さんの旅行記があったと思い、新富寿司のことを書いておられる旅行記を探して再読させていただきました。仙台に行ったら、ぜひどちらかにちゃんと予約をして行かせていただきたいと思います。
  
  私のほうは大した知識もなく、どちらかといえば意味不明な行動をしているばかりの中身の薄い旅行記で冷や汗ものですが、これからもよろしくお願いいたします。
  
  つらら