ひたちなか海浜鉄道に乗ってコキアを見に行く 那珂湊でも途中下車

2021/10/16 - 2021/10/16

この日は終日曇っていてあまりお天気が良くありませんでしたが､翌日は雨予報
ちょっと残念な空模様でしたが､見ごろとのことだったので､ひたちなかにコキアを見に行きました

【表紙の写真】ひたち海浜公園のコキアとみはらしの丘から見える太平洋

エリア ひたちなか(茨城)

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄

朝6時半の日暮里に到着

日暮里駅 駅

06時34分発の常磐線勝田行で出発しましたが

JR常磐線 乗り物

07時10分 日暮里から凡そ35分
取手駅で途中下車です
取手から先の電車が少ないので､その点だけがちょっと気になりましたが

取手駅 駅

取手駅でときわ路パスを購入

日暮里から勝田まではICカードで片道2,310円､往復で4,620円ですが､日暮里－取手が片道649円､ときわ路パスは茨城県内の全ての鉄道乗り放題で2,180円

日暮里・勝田間往復でSUICAでは4,620円､ときわ路パスを使えば3,478円なので､1,142円お得になります
更に､この日はひたちなか海浜鉄道(勝田-阿字ヶ浦片道570円)も乗るので､2,000円以上お得となりました

07時34分 後続の勝田行の電車で再び出発します
電車と電車の間は24分ありますが､切符を買ったりトイレ行ったりしたので､このくらいの時間なら許容範囲

08時51分 取手から1時間20分ほどで終点の勝田に到着です

ひたちなか海浜鉄道は08時32分に出てしまい､次の電車は09時32分発

勝田駅 駅

なので､とりあえず改札横の観光案内所へ

駅の外に出てみます

駅前からもひたち海浜公園へと行くバスが出ています

駅前広場の近くには「ROCK」

ひたちなか市にあるひたち海浜公園では､毎年夏に「ROCK IN FESTIVAL JAPAN」が開催されています

駅前ロータリーにある立喰そば屋さん
朝､何も食べずに出てきたので､とりあえず朝食いただきます

改札外からの利用は3席(椅子がないので席ではない？)の狭い店内です

ＫＩＯＳＫ　勝田そば グルメ・レストラン

名物は我孫子駅の弥生軒さんと同じくから揚げそばだそうですが､この日は売切だったので､かきあげそばをいただきました

ひたちなか海浜鉄道に乗って阿字ヶ浦まで行くため､そろそろホームへ

ひたちなか海浜鉄道の乗り場は､一度JR線の改札内に入り､更にこちらのひたちなか海浜鉄道の改札を通ってホームに入ります

本日の車両はこちら

ひたちなか海浜鉄道はこの湊線(14.3km)1路線だけの鉄道です
2008年に経営不振だった旧茨城鉄道から新設分割され､ひたちなか市が過半数の株式を保有する第三セクター路線
結構お客さんが乗っていました

ひたちなか海浜鉄道 乗り物

沿線はのどかな田園風景が続きます

那珂湊駅で列車交換

那珂湊で半分くらいのお客さんが降りました

那珂湊駅 駅

09時32分に勝田を出発して､10:00
凡そ30分で終点の阿字ヶ浦駅に到着
駅に保存されている車両

鳥居の奥にあるのは､これが「ひたちなか開運鉄道神社」のご神体だからだそう

駅を出たところに停まっている季節限定運行のひたち海浜公園(海浜口)行の無料シャトルバスに乗車します

湊線のダイヤに合わせて運行されているので､鉄道のお客さんが乗り終わったら出発します

路線バス (茨城交通) 乗り物

駅から10分弱でひたち海浜公園海浜口に到着しました

ということで､取手から公園までときわ路パスだけで来れました

国営ひたち海浜公園 公園・植物園

観光地によくあるやつです

大草原の脇を通ってみはらしの丘へと進んで行きます

高速道路の上を渡り

ようやく到着したみはらしの丘

GWの時期にはネモフィラで紫色に染まるなこの丘も､この時期はコキアで真っ赤に

ニュースなどではコキアだけが注目されていますが､コスモスもいっぱい咲いてますよ

真っ赤でふわふわなコキア
「箒木」とか「箒草」と言われる一年草です

コスモスとコキアのコラボ

みはらしの丘に咲く(?)コキア

青空だったらもっと映えていたのになぁ

一面のコキア

丘に登ると､コキアの向こうには海が見えます

ちょっと色が濃いのもあります

その音を聴くと幸せになれるという「幸せの鐘」

丘を見下ろしてもコキア

こちらはコスモス
奥にはススキ

見晴らしの丘の頂上からの眺めです

ここはひたちなか市の最高標高地点だそうです

犬を連れてきている人も結構いました
コキアをバックにちょっと撮らしてもらっちゃった

コスモスも満開

薄の向こうに大観覧車

キバナコスモスも咲いてます

こちらみはらしの里には古民家が移築されています

中の様子

みはらしの丘は遠くからも真っ赤

大観覧車

大草原フラワーガーデンにもたくさんのコスモスが咲いています

砂丘エリアにある海浜テラスからは海が見える

砂丘エリアからの海

グラスハウスに来ました
ちょっと､いや､かなりガラスは汚れていたけどガラス張りの休憩所です

グラスハウス グルメ・レストラン

中からは大きなガラスを通して海が一望できますよ

海浜口のゲートに戻ってきました

ゲートを出ると､既にシャトルバスが来ていて､乗車したらすぐに発車
絶妙なタイミングでした

路線バス (茨城交通) 乗り物

バスに乗っていて気になった通称「ほしいも神社」
本当は「堀出神社」と言います
阿字ヶ浦駅から2､3分の場所にあります
まだ出発まで10分くらいあるので､急いで行ってみました
同じように気になっていたような方々が数人､急いで神社に来ています

堀出神社 寺・神社・教会

「ホシイモノ（欲しいもの）は総て手に入る」がキーワード
ほし芋はひたちなか市の名産だそうです

バスの到着は列車の到着に合わせているので､参拝時間はあまりない
急いで駅に戻りました

阿字ヶ浦駅 駅

阿字ヶ浦駅の駅名標
ひたちなか海浜鉄道の駅名標には遊び心がある(けど､読めない、、、)

帰りの電車はこちら
13:18 阿字ヶ浦駅を出発

撮り鉄さんたちも結構多かった

13:30 那珂湊駅に到着
途中下車します

那珂湊駅 駅

乗って来た電車は2両編成でした(阿字ヶ浦ではホームからはみ出していて先頭部分が撮れなかった)
こんなレトロな車両です

ひたちなか海浜鉄道 乗り物

那珂湊駅から歩きます

今では勝田も海浜公園も那珂湊も同じひたちなか市ですが､平成6年11月1日に勝田市と那珂湊市が合併してできましたi
街中にあった看板の市長さんは昔むかしの知り合いのお知り合いです

改札出たら観光マップを配っていたので､これを見ながら

途中にあったちょっと変わった名前の四郎介稲荷神社

四郎介稲荷神社 寺・神社・教会

文禄3年に創建
当初は飯塚四郎介の氏神として祀られました
承応2年に京都の伏見稲荷より宇賀魂命を勧請
ご祭神の使いは那珂に伝わる民話『四匹の狐』の四男といわれ､海を守護する役目を担って那珂湊にやってきました

拝殿はこじんまりとした小さな建物ですが､そこに施された彫刻が見事なんですよ

駅から900m､歩いて10分ほどで港に到着します
緊急事態宣言も明けたからか､多くの人が訪れています

水産会社の直売所が並んでいます
多くのお店は食堂を併設
人気の廻船市場ですね

おさかな市場

那珂湊 おさかな市場 市場・商店街

ヤマサ水産さん

ヤマサ水産 総本店 グルメ・レストラン

海鮮丼(写真撮り忘れたので看板の写真いただきました)

焼きホタテや壷焼きサザエを売っている屋台もありました

焼きホタテ(400円)
今度は写真撮りましたよ(笑)

その後は街中を歩いてみます
湊公園にやって来ました

湊公園 公園・植物園

ここはあの水戸黄門様の別荘「い賓閣」があった場所
そういえばひたちなか市って水戸とは目と鼻の先なんですよねぇ

そこからすぐの場所にある華蔵院にも来てみました
真っ赤な門が印象的です

華蔵院 寺・神社・教会

この梵鐘は､江戸時代以前に製作された茨城県内でも数少ない梵鐘の一つで､南北朝時代の暦応2年に製作されたもの
県の重要文化財に指定されています

湊公園の入口を再び通過して天満宮
とても大きなりっぱな鳥居です

拝殿はというと､小さくてこじんまりとしています

反射炉の入口に建つ山上門
もと水戸藩小石川邸の正門右側にあり､勅使奉迎の為に特に設けられたもので､後に小石川邸の山上に移築したものを再移築したもの

山上門 名所・史跡

門を潜って階段を上って行くと反射炉卯が聳え立っています
水戸藩が那珂湊に建設した大砲鋳造所ですが､元治甲子の争乱で破壊されてしまい､昭和12年に現在の模型が復元されました

反射炉の跡 名所・史跡

反射炉で鋳造された大砲は鉄製
那珂湊の反射炉で鋳造された大砲はカノン砲です

線路を挟んで駅の改札と反対側にある車両基地の一角に保存されているキハ２０４２８
国鉄時代の番号表記となっていますが､茨城交通ではキハ２０３7
廃車後に国鉄末期時代の朱色に塗り替えられたそうです

こちらのケハ６０１は那珂湊駅構内で倉庫として使用されていて､台車はありません
1960年新潟鉄工製の日本初のステンレス気動車です

那珂湊駅に戻り､15:30勝田へ向かいます

那珂湊駅 駅

2両編成で阿字ヶ浦から来た列車も､ここで切り離されて1両で勝田へ
後ろに繋がれていたこの車両は置き去りにされて出発

ひたちなか海浜鉄道 乗り物

15:43 勝田駅に到着して､15:50常磐線に乗換え勝田駅を出発
この電車はお隣水戸止まりです

勝田駅 駅

1駅なので15:57 水戸駅に到着しました

水戸駅 駅

ちょっと小腹が空いたので､駅ビルにある吉野家へ

から揚げ丼(503円)
しばらく吉野家に来ない間に､吉野家ではから揚げばかりになっていました
もはや「よしぎゅー」ではないですね

食後､駅ビルエクセルにあるサザコーヒーで一休み

サザコーヒー 水戸駅店 グルメ・レストラン

徳川将軍珈琲が気になったけど､コーヒー1杯にしてはかなりお高い
なので､440円の「本日の珈琲」
徳川将軍珈琲は何でも徳川慶喜公のご子孫と共同開発したそう
伊達に「徳川将軍」を名乗っているわけではありません

そろそろ東京へ戻ります

帰りも取手で途中下車
ここからはSuica利用になるので､ときわ路きっぷからの乗り継ぎだと改札通るときに面倒臭そうなので

取手駅 駅

取手から先は多少本数も多くなるので､Suicaで改札を入り直して後続の電車で帰りました

JR常磐線 乗り物

本日利用した常盤路パスですが､那珂湊(海浜鉄道)､水戸､取手(JR)で「鉄カード」いただきました(お隣に写っているのは那珂湊駅で配っていたひたち海浜鉄道乗車証明書です)