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秋の北海道で、念願の大雪山の紅葉などと、美深のトロッコ王国などノスタルジックな地の再訪を目的に、新潟・小樽フェリーを利用してのフルムーンドライブの旅。 「その3 阿寒、チミケップ湖、ナイタイテラスなど 」表紙は山間の秘湖チミケップ湖<br /><br />高校生の時代から何度も訪問した北海道、特に人が少ない道東や道北は好きな場所。<br />雨、霧にたたられたが日もあったが、行程を変更し、阿寒から思い出の地チミケップ湖やナイタイ牧場を好天時に再訪。<br /><br />カニ族で学友と放浪した学生時代、深田久弥氏の百名山踏破を目指した時期、旧国鉄/JR線完乗を目指した時期、家内と観光地や温泉/道の駅を訪ねた時期など色々な旅を重ねてきた集大成を兼ねて、愛車でのフルムーンドライブ二人旅。

秋の北海道 フルムーンドライブ その3 阿寒、チミケップ湖、ナイタイテラスなど

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2021/09/16 - 2021/09/25

35136位(同エリア54765件中)

ワンダラー

ワンダラーさん

秋の北海道で、念願の大雪山の紅葉などと、美深のトロッコ王国などノスタルジックな地の再訪を目的に、新潟・小樽フェリーを利用してのフルムーンドライブの旅。 「その3 阿寒、チミケップ湖、ナイタイテラスなど 」表紙は山間の秘湖チミケップ湖

高校生の時代から何度も訪問した北海道、特に人が少ない道東や道北は好きな場所。
雨、霧にたたられたが日もあったが、行程を変更し、阿寒から思い出の地チミケップ湖やナイタイ牧場を好天時に再訪。

カニ族で学友と放浪した学生時代、深田久弥氏の百名山踏破を目指した時期、旧国鉄/JR線完乗を目指した時期、家内と観光地や温泉/道の駅を訪ねた時期など色々な旅を重ねてきた集大成を兼ねて、愛車でのフルムーンドライブ二人旅。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 標茶のオーロラファームヴィレッジに名残を遺して、お天気が良いので、弟子屈から阿寒湖へのR241阿寒横断道路ドライブに向かう。<br />初めて通ったのは55年前、まだ舗装道路は少なかったか。<br /><br />一番のビュースポット双湖台は、レストハウスも休業で寂れていた。<br />ここからは、阿寒湖上流のペンケトーとパンケトーの二つの湖が見えるはずだが、手前の笹が生い茂って一つにしか見られない。

    標茶のオーロラファームヴィレッジに名残を遺して、お天気が良いので、弟子屈から阿寒湖へのR241阿寒横断道路ドライブに向かう。
    初めて通ったのは55年前、まだ舗装道路は少なかったか。

    一番のビュースポット双湖台は、レストハウスも休業で寂れていた。
    ここからは、阿寒湖上流のペンケトーとパンケトーの二つの湖が見えるはずだが、手前の笹が生い茂って一つにしか見られない。

  • 西に阿寒湖に向かうと、正面には雄阿寒岳が迫ってくる。

    西に阿寒湖に向かうと、正面には雄阿寒岳が迫ってくる。

  • 阿寒湖畔は、温泉旅館などが建てこんで、街中からは阿寒湖は見づらい。<br />観光船遊覧も再訪するほどではなくパス。<br /><br />55年前は観光アイヌコタンを見学したが、見世物的に扱われていて、気の毒に感じた記憶がある。<br />近年は先住民族に対するの認識も変わってきて、内容は多少は良くなってきているかも知れないが、ここもパスする。

    阿寒湖畔は、温泉旅館などが建てこんで、街中からは阿寒湖は見づらい。
    観光船遊覧も再訪するほどではなくパス。

    55年前は観光アイヌコタンを見学したが、見世物的に扱われていて、気の毒に感じた記憶がある。
    近年は先住民族に対するの認識も変わってきて、内容は多少は良くなってきているかも知れないが、ここもパスする。

  • 早々に阿寒湖に別れを告げて、R240で太平洋/オホーツク海の分水嶺釧北峠を越えて北見相生に下る。<br />北見相生は一度も通ったことのない街で、旧国鉄時代には石北本線美幌駅から相生線36キロが登ってきた終着駅。この線も乗りに来る前に昭和60年に廃線になってしまった。(廃線前は阿寒湖に最も近い駅で、バスで25分)<br />今でも、街とは言えないような山奥に感じる。(過疎化が進んで「今では」というべきか。)<br /><br /><br /><br />

    早々に阿寒湖に別れを告げて、R240で太平洋/オホーツク海の分水嶺釧北峠を越えて北見相生に下る。
    北見相生は一度も通ったことのない街で、旧国鉄時代には石北本線美幌駅から相生線36キロが登ってきた終着駅。この線も乗りに来る前に昭和60年に廃線になってしまった。(廃線前は阿寒湖に最も近い駅で、バスで25分)
    今でも、街とは言えないような山奥に感じる。(過疎化が進んで「今では」というべきか。)



  • 北海道の市町村は、開発を主導した鉄道遺産の保存に熱心な所が多く、大正14年に開業のここ北見相生駅も道の駅に整備され、相生鉄道公園として駅舎や車両が保存展示してある。<br />後に停められているのは、50年ほど前にはローカル線でよく見かけた気動車キハ22形。当時の塗色が懐かしい。エンジン音や振動、排気が難点だった。<br />

    北海道の市町村は、開発を主導した鉄道遺産の保存に熱心な所が多く、大正14年に開業のここ北見相生駅も道の駅に整備され、相生鉄道公園として駅舎や車両が保存展示してある。
    後に停められているのは、50年ほど前にはローカル線でよく見かけた気動車キハ22形。当時の塗色が懐かしい。エンジン音や振動、排気が難点だった。

  • 駅構内も、おそらく廃止時と余り変わっていないであろう。(駅名標はレプリカになっている)

    駅構内も、おそらく廃止時と余り変わっていないであろう。(駅名標はレプリカになっている)

  • 北見相生駅での保存車両の目玉は、この構内除雪車キ700形703であろう。<br />翼を広げて広い範囲を除雪する。塗装は新し目で安心する。

    北見相生駅での保存車両の目玉は、この構内除雪車キ700形703であろう。
    翼を広げて広い範囲を除雪する。塗装は新し目で安心する。

  • 北見相生から旧相生線跡に沿ってR240を本岐まで下り、雨で行きそびれていたチミケップ湖を再訪する。<br />チミケップ湖には東西南北から道道が通じているが、豪雨、豪雪でよく崩壊し、4本とも通れたという記憶がない。<br />今回も津別町役場に聞くと、西側の訓子府からは不通で入れないという。北側道道27号の開成峠からも入れるが、砂利が深くカーブが多くて苦労した記憶があるので、峠越えナシで川沿いに入る無難な東側R240本岐から494号線を西に入る。<br />意外と道路はしっかりしていた。<br />

    北見相生から旧相生線跡に沿ってR240を本岐まで下り、雨で行きそびれていたチミケップ湖を再訪する。
    チミケップ湖には東西南北から道道が通じているが、豪雨、豪雪でよく崩壊し、4本とも通れたという記憶がない。
    今回も津別町役場に聞くと、西側の訓子府からは不通で入れないという。北側道道27号の開成峠からも入れるが、砂利が深くカーブが多くて苦労した記憶があるので、峠越えナシで川沿いに入る無難な東側R240本岐から494号線を西に入る。
    意外と道路はしっかりしていた。

  • チミケップ湖は、北見の山中にある小さな湖で、旅行をしていて地元の方に教わった場所。気に入って、今回が4回目の訪問になる。

    チミケップ湖は、北見の山中にある小さな湖で、旅行をしていて地元の方に教わった場所。気に入って、今回が4回目の訪問になる。

  • チミケップ湖は、東岸と南岸にダートの車道があるが、道外の観光客には知られていないせいか訪問する車は少ない。地元以外は札幌ナンバーなど。<br /><br />東岸に一軒だけ小さなホテルがあるほか、北東角に町営のキャンプ場があるが、ほかに人家はないよう。<br /><br />

    チミケップ湖は、東岸と南岸にダートの車道があるが、道外の観光客には知られていないせいか訪問する車は少ない。地元以外は札幌ナンバーなど。

    東岸に一軒だけ小さなホテルがあるほか、北東角に町営のキャンプ場があるが、ほかに人家はないよう。

  • 最初に訪れたのは奥の町営キャンプ場。雰囲気は最高。<br />津別町営でトイレなどが整備されており雑用水はあり、管理人は無人で、利用料も無料。欠点は、飲み水がないことくらい。<br /><br />泊まってみたくなるが、雨で道が不通になると帰れない。

    最初に訪れたのは奥の町営キャンプ場。雰囲気は最高。
    津別町営でトイレなどが整備されており雑用水はあり、管理人は無人で、利用料も無料。欠点は、飲み水がないことくらい。

    泊まってみたくなるが、雨で道が不通になると帰れない。

  • 湖岸まで芝生のキャンプ場で、カヌー持込の家族連れなどが遊んでいる。<br />目の前でお子さんが魚(ヒメマス?)を釣り上げたのでびっくり、リリースする。

    湖岸まで芝生のキャンプ場で、カヌー持込の家族連れなどが遊んでいる。
    目の前でお子さんが魚(ヒメマス?)を釣り上げたのでびっくり、リリースする。

  • 東岸に一軒だけある小さなホテルが「チミケップホテル」で、オーベルジュとしてレストラン営業もしている。(コロナでランチは休止)<br />1987年の開業という。<br /><br />泊まってみたいが、年金生活者にはちょっと敷居が高そうなお値段のよう。

    東岸に一軒だけある小さなホテルが「チミケップホテル」で、オーベルジュとしてレストラン営業もしている。(コロナでランチは休止)
    1987年の開業という。

    泊まってみたいが、年金生活者にはちょっと敷居が高そうなお値段のよう。

  • 西岸は歩いていないが、東岸ではチミケップホテル脇の桟橋が一番景色が良さそう。

    西岸は歩いていないが、東岸ではチミケップホテル脇の桟橋が一番景色が良さそう。

  • 雨で行程を飛ばしたチミケップ湖に寄るため北見に戻ったが、陸別経由で次の目的地の十勝地方に向かう。<br /><br />チミケップホテルで南への道道682号が通行可能なのを確かめ、一度通ったことがあるダート道を道道51号との合流点に向かう。チミケップ湖は堰止湖のため、往路の川沿いに比べ、小さな峠を越える。道路状況は往路よりも悪く、対向車も全くいない寂れた道。<br />二又で道道51号に合流すると道が良くなり、すぐにオホーツク海/太平洋の分水嶺を越えて十勝の陸別町に入る。町の中心に道の駅がある。

    雨で行程を飛ばしたチミケップ湖に寄るため北見に戻ったが、陸別経由で次の目的地の十勝地方に向かう。

    チミケップホテルで南への道道682号が通行可能なのを確かめ、一度通ったことがあるダート道を道道51号との合流点に向かう。チミケップ湖は堰止湖のため、往路の川沿いに比べ、小さな峠を越える。道路状況は往路よりも悪く、対向車も全くいない寂れた道。
    二又で道道51号に合流すると道が良くなり、すぐにオホーツク海/太平洋の分水嶺を越えて十勝の陸別町に入る。町の中心に道の駅がある。

  • この道の駅は、旧国鉄池北線(池田~北見)から 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線になった鉄道の陸別駅を中心とした施設で、気動車の動態保存だけでなく運転体験もできる(コロナで休止中)というユニークな道の駅

    この道の駅は、旧国鉄池北線(池田~北見)から 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線になった鉄道の陸別駅を中心とした施設で、気動車の動態保存だけでなく運転体験もできる(コロナで休止中)というユニークな道の駅

  • ちほく高原鉄道ふるさと銀河線は、2006年まで営業しており、営業当時は日本の第三セクター鉄道路線としては最長の営業距離140キロを誇っていた。<br />今は、「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」という保存施設になっているが、通常営業中と見まごうようなホームや車両に驚く。

    ちほく高原鉄道ふるさと銀河線は、2006年まで営業しており、営業当時は日本の第三セクター鉄道路線としては最長の営業距離140キロを誇っていた。
    今は、「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」という保存施設になっているが、通常営業中と見まごうようなホームや車両に驚く。

  • 陸別の次は足寄で、歌手松山千春の生地として有名。同じく北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 足寄駅を転用した道の駅には、松山千春の「大空と大地の中で」の歌碑がある。ライブで聴いたのを思い出す。<br />建物内にも松山千春コーナーがある。

    陸別の次は足寄で、歌手松山千春の生地として有名。同じく北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 足寄駅を転用した道の駅には、松山千春の「大空と大地の中で」の歌碑がある。ライブで聴いたのを思い出す。
    建物内にも松山千春コーナーがある。

  • これが「道の駅あしょろ銀河ホール21」の全景。観光客も多い。<br /><br />阿寒横断道路に行くのに便利なので、何度も利用している懐かしい場所。

    これが「道の駅あしょろ銀河ホール21」の全景。観光客も多い。

    阿寒横断道路に行くのに便利なので、何度も利用している懐かしい場所。

  • 足寄の鉄道保存は、駅名標と10mほどのレールのみで、ちょっと寂しい。

    足寄の鉄道保存は、駅名標と10mほどのレールのみで、ちょっと寂しい。

  • 今日のもう一つの目的地は、上士幌町のナイタイ高原牧場。<br />足寄からはR241/274重複区間を通って台地上に登り、上士幌市街で右折、牧場地帯をさらにナイタイ山に登って行く。観光ドライブウェイ化している。<br />以前に一度来たが、その時は霧で視界が悪く、今日は晴天でリベンジになる。<br /><br />登り詰めた駐車場からは、広い牧場と十勝平野が一望のもとで感激。

    今日のもう一つの目的地は、上士幌町のナイタイ高原牧場。
    足寄からはR241/274重複区間を通って台地上に登り、上士幌市街で右折、牧場地帯をさらにナイタイ山に登って行く。観光ドライブウェイ化している。
    以前に一度来たが、その時は霧で視界が悪く、今日は晴天でリベンジになる。

    登り詰めた駐車場からは、広い牧場と十勝平野が一望のもとで感激。

  • 以前に一度来たナイタイ高原牧場ではあるが、建物は一新されていて「ナイタイテラス」という、写真左側の建物。<br />前回は霧で視界が悪い中でソフトクリームを食べた記憶だが、今日は晴天で観光客が多く、ソフトクリームは順番待ちの長蛇の列でパス。

    以前に一度来たナイタイ高原牧場ではあるが、建物は一新されていて「ナイタイテラス」という、写真左側の建物。
    前回は霧で視界が悪い中でソフトクリームを食べた記憶だが、今日は晴天で観光客が多く、ソフトクリームは順番待ちの長蛇の列でパス。

  • ナイタイテラスは洒落て英語表記のようだが、日本なのだから日本語がよいのではと感じる。

    ナイタイテラスは洒落て英語表記のようだが、日本なのだから日本語がよいのではと感じる。

  • ナイタイ高原牧場の主役、牛もいました。<br /><br />連日の長距離運転疲れもあって、観光を切り上げて、今日の宿泊地しほろ温泉に向かう。

    ナイタイ高原牧場の主役、牛もいました。

    連日の長距離運転疲れもあって、観光を切り上げて、今日の宿泊地しほろ温泉に向かう。

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