2021/09/08 - 2021/09/12
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2021/09/11
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垂水不動尊
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この旅行記スケジュールを元に
2021年9月8日~12日の4泊5日で山形県の酒田市と山形市を旅行しました。
日本海に面した港町酒田と城下町山形に2泊ずつ、じっくりと観光することができたと思います。
旅行記その4は山寺観光になります。9月に入りましたが、まだまだ蝉たちも元気に鳴いてくれていましたので、何となく芭蕉の気分も味わえたのではないかと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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山形市に移動してから最初の朝食です。コンフォートホテルは値段の割に立派なメニューが出ます。
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今日は山寺を観光するので、JR山形駅から電車で移動です。
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待ち時間で駅構内をうろつきました。
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電車はすいています。私たち同様、山寺観光に出かけるような観光客の姿がちらほらと見えました。
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山寺駅到着。
駅に見晴台があります。 -
山肌に大きな岩が見えています。これからあの山に登ります。
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駅前にある旧山寺ホテル。
現在はやまがたレトロ館として内部見学できるようになっています。
ここは最後に入る予定です。 -
立谷川を渡ってすぐにある対面岩。
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山寺を開山しようとした慈覚大師と、この地の猟師磐三郎とがこの岩の上で対面し、話を聞いた磐三郎はその後殺生をやめたという伝説があるそうです。
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隣の対面堂には二体の像が安置されています。
こちらは慈覚大師。 -
そして磐司磐三郎。
この人が狩人をやめたことを喜んだ動物達が感謝して踊ったというシシ踊りが、山寺磐司祭で奉納されるそうです。 -
それではいよいよ山寺に登ります。
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根本中堂が見えてきました。ブナ材の建築物では日本最古といわれているそうです。
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山寺は、正しくは宝珠山立石寺という名前です。
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入り口の布袋様を撫でる習慣があるようで、お腹のあたりがテカテカになっていました。
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立派なご神木。
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花手水
鮮やかでとてもきれいです。 -
亀の甲石
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御神輿殿
内部の撮影は禁止でした。 -
山寺といえば松尾芭蕉です。
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同行した弟子の河合曽良。
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常行念仏堂
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ここから登山口です。
入山料300円を払います。 -
きれいに整備された階段が続きます。歩きやすくて助かります。
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最初のお堂はシートでおおわれていました。
姥堂というお堂です。 -
奪衣婆がいます。すこし不気味です。
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参道のあちこちにお地蔵様がいます。
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小さいものが多いのですが、よく見るとなかなかの風格です。
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岩がせり出して通路が狭くなった場所もあります。
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せみ塚
この日もセミたちはにぎやかに鳴いていました。 -
弥陀洞
凝灰岩が風化して阿弥陀如来弥陀洞の姿を形作っています。阿弥陀様の懐には岩塔婆と呼ばれる塔婆を模った陰刻が施されています。これは、死者の魂は山寺に還るという民間宗教、慣習の名残なんだそうです。 -
仁王門までやって来ました。こんな山の上までよく建築資材を運べたものです。
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中には仁王様がいます。
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岩が露出した山肌に修行のための小さなお堂が建っています。観光客は危険なので行けないようになっていました。
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切り立った岩の先にある納径堂。
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五大堂に登ります。開山堂の屋根を見下ろすことができます。
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五大堂からの眺めがすばらしい。
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懸造という建築で、崖の上に柱を立ててその上に建物を建てます。
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奥之院に到着です。
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奥は大仏殿です。
ここまで登ってくるとさすがにちょっと疲れますが、随所に見ごたえある石仏や建造物があるのであっという間に来てしまったように感じます。 -
山形県屈指の観光スポットはやっぱりすごい場所でした。
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「天空の古刹」という呼び名がぴったりの場所でした。
今回はセミの鳴く季節に芭蕉の足跡を思いながらの観光となりましたが、山形出身の知人に聞いたところ、山寺は冬の雪景色が最高に美しいとのことでした。 -
下まで降りてきました。
お昼ご飯を食べます。本格手打そば・ぼたもち美登屋というお店に入りました。 -
ずんだ餅を頼みました。大きなお椀にたっぷり入っています。
山登りで疲れた体に、ずんだの優しい甘さが染み込みます。
大変美味でした。 -
だしそば
山形の郷土料理「だし」がかかったそばです。
歯ごたえのあるそばとネバネバのだしが絡まってものすごく美味しい。 -
鳥中華というラーメンを頼んでみました。
これがまた素晴らしく美味しくてびっくりしました。
山形では蕎麦屋でラーメンを出すのが普通なのだとか。蕎麦よりラーメンが有名な蕎麦屋さんもあるそうです。 -
食後はもう少し山寺エリアを観光します。
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線路沿いに少し坂を上ってきました。
千手院というお寺に入ります。立石寺を建立した慈覚大師はこの地に様々な寺院を建立したそうで、ここもそのひとつらしいです。 -
鳥居をくぐって階段を登ると線路が横切っています。踏切もありませんので左右をよく見て渡りましょう。
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特に派手さはないのですが、周囲の景観に溶け込んでとても良い雰囲気を醸しています。
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お堂の中に入って見ました。
ご本尊は慈覚大師の作とされる木造千手観世音菩薩立像なんだそうです。 -
壁に無数のお札が貼ってあります。ここは最上三十三観音の巡礼場所になっています。
ちょうど地元のおじいさんが孫と一緒にお参りに来ていました。壁に貼ってある金色のお札を剥がして、私にくれました。なまりの強いしゃべりで色々説明してくれましたが、どうやら10回巡礼すると金色のお札がもらえるようで、これを見つけたら剥がして持ち帰ってOKとのこと。なにやらありがたいご利益があるそうです。ありがたく頂戴して財布の中に入れておきました。 -
お堂の裏山に続く道を進みます。
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この山の上にある垂水遺跡を目指します。
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先ほどの山寺ほど整備されていませんが、一応道はありました。
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蜂の巣のような穴が無数にあいた岩肌が見えてきました。
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崖の下に鳥居が建っています。
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恐ろしく神秘的な場所です。
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観光客でにぎやかな山寺と違い、こちらは人影もない山の中でひっそりとしています。とても不思議な感覚におそわれる場所でした。
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縦に割れ目の走る崖の下に不動明王がいます。
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本来はここに水が滴るようになっているみたいです。
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水が流れていたら、かなりパワースポット感が出ていたことでしょう。
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慈覚大師の修行宿跡などもあるようでした。
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トライポフォビア(ブツブツ恐怖症)の人にはあまりお勧めできない場所でした。
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さらに山の尾根道を歩いてみます。
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烏帽子岩。
こんな感じの奇岩が点在しているようですが、全部見るのは大変そうなので戻ることにしました。 -
下に降りてきました。お堂の中に誰もいないようなので改めて入って見ました。
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ご本尊の慈覚大師の作とされる木造千手観世音菩薩立像は秘仏として安置され、代わりに高さ約1メートルの金色の千手観音立像が置かれているそうです。
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小さなお堂の中にお札や絵馬や仏像がぎっしりと入っていてかなりの密度です。
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地域の人々の信仰の場として現役で活躍する場所です。
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天井も提灯やお札がいっぱいです。
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このようなお堂に入ったのは初めてかもしれません。
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結婚の様子を描いた絵馬が飾ってあります。
結婚せずに亡くなった子供のために親などが、子供の結婚式を絵馬にして奉納する「ムカサリ絵馬」という風習が最上三十三観音の地域にはあるそうです。 -
規模は小さいですが、見ごたえ十分な場所でした。
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線路を渡って道路に出ます。
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入り口の鳥居は「ついてる鳥居」なんだそうです。右の柱に抱きついて「ついてる」と10回言うと恋愛運が、左の柱に抱きついて「ついてる」と10回言うと金運がアップするそうです。「銀座まるかん」の創業者斎藤一人さんが建てたそうです。
私は生まれつき強運の持ち主なので、ここでは抱きついたりはしませんでした。 -
COZAB GELATO (コザブジェラート)というお店が近くにあるので寄ってみました。
店内に一組ずつしか入れないので行列ができていまいた。 -
山奥にこんなにオシャレなジェラート屋があるなんて意外です。
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ジェラート専門店も各地に増えてきたように感じます。日本のものはイタリアのジェラートよりも美味しいと思います。
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チョコレートとヘーゼルナッツ、カボチャプリンの2種類を注文して外のベンチで実食。滑らかで素晴らしく美味しいジェラートでした。
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下を流れる川まで降りていけます。
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水がきれいです。夏場なら泳げそうです。
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駅の方に戻ってきて、対岸にある山寺芭蕉記念館に立ち寄ります。
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「妖怪・もののけ物語―鬼退治伝説から幸福をよぶ霊獣まで」という企画展が開催されていました。これがかなり面白かったです。
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やまがたレトロ館(旧山寺ホテル)に立ち寄ります。
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入場無料。
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2007年まではホテルとして営業していたようです。
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入り組んだ建物でなかなか面白いですね。
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なんだか色々なものが展示されています。
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歴史を感じさせる年季の入った建物です。
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2階の大広間には山形県内の歴史的建造物を描いたペン画が展示されています。結城泰作という方の作品のようです。
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2階の窓からは山寺が良く見渡せました。
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これにて山寺観光は終了です。
思っていたよりはるかに面白い観光スポットでした。 -
山形市に戻ります。
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山形市内もちょっとだけ観光します。
山形城跡という看板のある所に来ました。
三之丸の土塁跡なんだそうです。 -
歌懸稲荷神社
歌(和歌)を奉納しなければ渡ることが出来ない橋があったことに由来する社名なんだそうです。 -
三之丸の土塁のすぐ裏に鎮座している神社です。
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先ほど見た土塁を裏側から見ることができます。
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栗?
宝珠の社紋でしょうかね。 -
山形まるごと館 紅の蔵にやって来ました。
かつては紅花商人であった長谷川家所有の蔵屋敷を再利用した商業施設です。 -
街なか情報館のなかではこけしの展示もしていました。生産地による様式の差などを解説してありましたが、全然わかりませんでした。
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お隣にJAがあったのでちょっとのぞいてみます。
巨大なアケビが箱詰めになっていました。他にもブドウなどの果物が安く売られていました。さすがは山形です。 -
本日もスーパーの惣菜で夕食です。
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JAで買ったトマトとプラムも食べます。すごく美味しかったです。
明日はもう旅行最終日です。山形市内に残る歴史的建造物を沢山見学する予定です。
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旅行記グループ
2021年9月8日(水)~9月12日(日) 酒田・山形旅行
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旅行記グループ 2021年9月8日(水)~9月12日(日) 酒田・山形旅行
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