2021/8緊急事態宣言下　北海道鉄道ぶらり旅　今日も頑張れ　宗谷本線　宗谷岬へ

2021/08/25 - 2021/08/25

北海道フリー切符使って道北と道東をめぐるのんびり鉄道旅です。
緊急事態宣言中なので、一人でしずかに旅しました。

初日　 飛行機で羽田→新千歳空港　エアポート特別快速で札幌へ　特急カムイで旭川へ移動
2日目　宗谷本線（音威子府まで各駅停車、稚内まで特急宗谷）で稚内、宗谷岬
3日目　旭川ー深川へ　留萌線往復　札幌へ移動し特急おおぞらで釧路へ
4日目　釧路→根室へ　定期観光バスで納沙布岬巡り　北方領土もしっかり確認　根室ー釧路に戻り、釧網線で網走へ
5日目　網走監獄へ　網走ー（特急大雪）ー旭川ー（特急ライラック）ー札幌と移動
6日目　真駒内へ地下鉄で移動、札幌芸術の森でキース・へリング展と野外美術館　新千歳空港から羽田へ
無事旅程終了です。

2日目、旭川から稚内へ向かい、途中音威子府で下車しました。
経営の厳しい宗谷本線ですが　今日も頑張れ宗谷本線　と応援受けて頑張っていました。

エリア 稚内(北海道)

旭川駅からスタートです。
有名な旭山動物園には数年前に札幌からの定期観光バスで行ったことあるので今回は省略です。

平日早朝の旭川駅前。
ほとんど人がいない・・
駅前には大きなイオンがあり、ショッピングエリアになっております。まだ開店してないけど。

早起きできたので、宗谷線各駅停車で途中音威子府まで。

早起きできなければ、9時発の特急宗谷に乗るべく、指定席取っておきました。

二両編成、戦闘いや先頭列車のみ稚内まで運行し、二両目は名寄で切り離しとなります。こちらの紫のおしゃれな特別塗装が二両目です。

一両目の地味な車両に乗り込みます。
鉄道ファン？でそこそこの乗車率ですが、高校生たちも結構乗ってます。

定刻通りに発車。
普段みかけないような車両がたくさん見えてきますねえ。

北海道開拓の立役者の一人、永山武四郎にちなんだ永山という地名は旭川近辺に多いですねえ。

比布駅！

塩狩峠にある塩狩駅。
列車交換となります。朝の時間帯なので学生さんが結構乗ってますね。

今回の旅行前に三浦綾子さんの「塩狩峠」読もうかな、と思ってましたができませんでした・・

特急も止まる士別駅は羊の産地として有名です。

士別で高校生たちがみな下車していきました。改札を出たらみな駅前自転車置き場からさっそうと自転車に乗ってました。気のせいかもしれませんが北海道の高校生たちはさわやかな印象です。

宗谷本線、各駅停車ですがどんどんスピード出します。
鈍行という名前はあわないですね。単に各駅に停まるだけで、早いです。

そろそろ宗谷本線の大きな駅・名寄に着きます。
右側の広場に列車が見えてきました。
キマロキという人気の車両です。

名寄駅到着。列車切り離しのため10分強停車です。これから稚内までは一両で進みます。
皆さん一度降りて一休み。
やはりかつてはターミナル駅として栄えていたそうで、立派ですねえ。

名寄駅。自動販売機が邪魔ですが。

かわいいマンホール？もありました。

名寄駅。駅のホームは広くて、趣があります。柱の色合いがいいですね。

では無事切り離し作業を終えて、また列車は北上します。

宗谷本線のほぼ中点の音威子府で下車します。あさ9時過ぎです。

こちらまで乗車した普通列車。
後ろが切り離され、こちらの歴史のある車両がこれから稚内まで頑張って運行です。

では下車して改札を通ります。音威子府は特急も止まる駅なので、有人駅です。

音威子府では1時間半あるので駅の待合にあるこの天北線資料室にも行く予定でしたが・・・臨時閉鎖中でした。
どうも鉄道オタクがやらかしたようです。残念です。ガラス戸から中が少し見えるので、それでがまんします。

天北線資料室をなんとかガラス越しに撮影。

ふむふむ、いろんな記念グッズが展示されているんですね。

有名な音威子府そば。こぢんまりとしたいい感じのお蕎麦屋さんですが、店主さんの死去により、閉店となりました。
水色のノートには店主さんへの感謝の言葉が延々とつづられてました。毎日のように書き込みがあってびっくりです。本当に愛されていたんですねえ。

鉄道のイメージとはちょっと違うかも？というかわいらしいポスターが。

今日も頑張れ宗谷本線

字体もかわいいし、控えめなパステル調もいいですね。なおこちらの大きなポスターは「持ち帰って職場などに貼ってアピールしてください」とたくさん置いてありました。一瞬持ち帰ろうかと思いましたが、これから北海道一周の旅なので断念しました。

こちらで　今日も頑張れ　宗谷本線　のポスター配布中。
ほしい方はお早めに。2021/8/25の時点の写真です。

駅の窓口です。のんびりした感じですねえ。
特急停車駅とはいえ、こちらは音威子府村ですから。

ふるさと納税の案内も。う～む、人気出るかな？？

音威子府駅ではかなり宗谷本線応援活動が盛り上がっているみたいです。

待合にはゆっくり休める畳の小上がりや、充電できる場所があって、旅人にはありがたい。

なお、駅舎はバスターミナルも兼ねています。

歩いて5分ほどで道の駅おといねっぷがあります。
開店は9時半ですが、隣のトイレは広くて清潔で便利で24時間利用可能。

トイレに北斗七星と名前がついているようで。次々と訪れる人が。

では道の駅は9時半開店です。お蕎麦を食べに来ました。

お蕎麦やラーメンをいただけるコーナー。
お蕎麦は9時半から提供されます。最近売り出し中の？常盤ラーメンは昼前からの提供だそうです。
地方の小さな道の駅ですが、各種電子マネーなど使用可能でした。

山菜そばにしました。700円です。かけそば530円など何種類かありますが、音威子府そばは黒い独特の色合い、触感のお蕎麦で暖かいそばが定番のようです。
おいしく頂きました。
生そばを買いに来る地元民が次々とやってきました。

予約した特急列車の時間までまだまだあるので、天塩川にかかる橋を渡ります。
車がどんどん通りますが、歩行者はいません・・

山の斜面の緑の薄い部分におといねっぷと書いてあるような？
では道の駅のトイレによってから、駅に戻ります。

音威子府駅ではカワイイものがたくさんです。

駅のホームにかわいい木の列車が。おといねっぷ　というひらがながかわいいです。
でも乗り降りする人はまばら、です。

では音威子府から特急宗谷に乗ります。
旭川から指定席を抑えてあります。
4両でやってきました。

天塩川や、海沿いが見えるよう、左側D席にしました。
曲線を描く天塩川に沿って線路も走っています。穏やかな眺めです。
で、車内はかなり空いてました。各駅停車はだいぶ混んでたのに。

音威子府駅発車後何気なく撮った写真。右側をよく見てみると・・

拡大しました。
北海道命名之地が映ってました。

特急が止まる幌延駅。なんか素朴ですねえ。

さらに北上すると乳牛関係？の施設がちらほら見えてきます。

サロベツ原野の向こうに美しい稜線が。利尻島の利尻富士ですね。

牛乳と温泉で有名な豊富駅に到着。数人下車しました。温泉行くのかな。
アトピーに効果抜群の石油交じりの温泉が人気だそうです。

通過する抜海駅をぶれつつも撮影。今年の春の宗谷線多数の廃駅処分予定に入ってたのが、なんとかかわして生き残ったそうです。趣のある、人気の駅だそうです。あ、利用者は少ないそうですが。

終着の稚内です。
予定通り到着です。
ここまで線路がつながっているんなんて面白いです。

看板の奥のオレンジの建物は商業施設です。

ディーゼル特急、頑張ってます。

先頭から。宗谷のヘッドマークは北海道の道北あたりをモチーフにしたものですね。

線路は1本？狭い空間ですが。

稚内駅は割と新しく、商業施設や映画館もあるようです。

観光案内所近くには間宮林蔵がこんなかわいいキャラに。
なんとペットボトルの蓋でできてます。

稚内駅前には、線路が。

稚内駅構内の観光案内所で無料でもらえました。

この後、最東端も訪問しました。
最西端と最南端は訪問が難しいなあ・・

では、路線バスで宗谷岬に向かいます。本数が少ないので早めにバス停に並んだほうがよさそう。
バス停はこちらのセイコーマート前です。
北海道ではどこでもセイコーマートがあって、普通のコンビニらしく飲み物、お弁当などに加え、オリジナルの食品も多数。見ていて楽しいです。スタッフもみなさん感じいいなあ。

左側の座席に座ったので間もなく海岸線が見えてきます。
おっと急ブレーキ！と思ったらシカたちゆったりと道路を横断してました・・

灯台が見えたり、いい眺めです。
いい天気です。

では50分で宗谷岬到着です。
帰りのバスまで約50分あります。

こちらの青いとんがったお店で日本最北端到達証明書100円を購入します。

もちろん、昆布やキーホルダーなどのお土産も売ってます。

逆光で残念ですが、りんぞうくんの間宮林蔵の像。
樺太を見ているそうです。

宗谷岬周辺は一大観光スポットです。
レンタカーや、バイクで来る人が多いみたいですね。

定番の記念撮影はやはりこちらで。

順番待ちの行列ができてます。風が強いのですが、皆さんしっかりポーズ決めて撮影してますね。

道路渡って、こちらを上ると名所が集結してます。

こちらの有名なラーメン屋さんはお休み。残念です。というか稚内からバスで来た人は基本的にここでラーメン楽しむ時間はなさそうですが。

こちらの折り紙の鶴のような像は大韓航空機撃墜事件の犠牲者を偲んだもの。
撃墜現場が宗谷岬から比較的近いそうです。
犠牲者の国の数だけ翼があって、という風な意味合いがあるそうです。

いろんなオブジェがあって青い空に映えます。

赤白の灯台も。

では帰りのバスに乗って稚内駅に戻ります。

定刻のバスで稚内駅まで。駅前には、バックパッカー向け？のホテルがあって、インスタ映えしそう。

さてここらでお食事タイムに。
駅構内の食堂でほたてラーメン1100円です。
タンメンにたくさんほたてが乗っているようなラーメンで、野菜たっぷりおいしかったです。なお食べ終わってお店でると間もなく閉店でした・・

ではおなか一杯になったし、散策を。
稚内から利尻、礼文島へフェリーが出てます。ちょうど出港時間だったようで、汽笛が聞こえてきました。

小さめの船もあり・・海上保安庁の船でした。お仕事お疲れ様です。

岸壁を歩いていると、なんか力士の記念碑があります。

大鵬関の記念碑でした。稚内は思い出の地だそうです。最近作られた記念碑です。

以前は樺太まで航路があったそうです。

動輪も展示されてます。

有名な稚内港北防波堤ドームです。忽然と大きな建造物が現れます。
現在補修工事中なのか、工事車両が停まってました。

独特の美しい形です。
観光客は記念撮影楽しんでいるし、地元の方は犬の散歩してます。

迫力ありますねえ。

左右で柱の色が全然違う。左の白いほうは補修後のようです。

では特急の時間も近づいてきたし、稚内駅に戻ります。

セイコーマートでお買い物。北海道メロンソフトです。先日テレビに出てました。
まろやかなメロン味でおいしいです。199円。

北海道の観光案内のキャラ　キュンちゃん

では特急宗谷に乗って、旭川まで戻ります。帰りも定刻。やっぱり空いている・・
自由席の人たちはせっせと乗車してました。
なお特急で通勤通学する人もいるようで、自由席はそれなりに混んでかも、です。

あ、また利尻富士が見えました。

特急の車内には、観光などの案内の冊子が置かれています。

北海道新幹線の路線図がありましたが、札幌までは山線経由になるんですね。
これは道南の観光事情が激変するかも？？

間もなくどっぷり日が暮れて、車窓から見えるのは漆黒の世界でした。
今度は名寄で下車して観光したいものです。

塩狩峠付近ではスピードが落ちてたので峠超えかな？と感じたくらいで淡々と特急は走ります。旭川で降りてお宿へ向かいました。
早起きしたのでゆっくり休みます。
今回は旭川に2泊しましたが単に泊まっただけで観光は全くせず、もったいなかったです。