2020/10/04 - 2020/10/04
46位(同エリア111件中)
ケロケロマニアさん
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この旅行記のスケジュール
2020/10/04
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JR宗谷本線(普通)
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電車での移動
JR宗谷本線(普通)
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電車での移動
函館本線・特急オホーツク2号
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バスでの移動
JR北海道バス
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徒歩での移動
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徒歩での移動
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徒歩での移動
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徒歩での移動
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バスでの移動
JR北海道バス
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函館本線・ライラック26号
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徒歩での移動
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北海道中央バスで新十津川役場まで、そこから徒歩。
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バスでの移動
青葉6条通りバス停まで徒歩、そこから北海道中央バス
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電車での移動
函館本線・特急ライラック25号
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徒歩での移動
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徒歩での移動
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函館本線・特急ライラック38号
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留萌本線(普通)
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留萌本線(普通)
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函館本線・特急ライラック35号
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宗谷本線・特急サロベツ3号
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この旅行記スケジュールを元に
2020年夏~秋にかけて、コロナ禍対策の一環としてJR北海道が販売していたHOKKAIDOLOVE!6日間周遊パス(以下HLパス)を使用した2回目の旅の最終日となる六日目の様子を、本旅行記では綴らせて頂きます。
本旅においては、殆どがくしろ湿原ノロッコ号乗車をメインとした道東エリアの旅に主眼をおいていましたが、最終日だけは、道北・道央エリアが舞台となります。
HLパスは特急も乗れることで注目を大きく集めたフリー切符でしたが、実はこのパス、JR北海道バスも利用できたんですよね。という訳で、普段はお財布の都合で、居住地である和寒の隣町でありながら、直接アクセスできる公共交通機関がないということで、私にとっては”近くて遠い町”でもある幌加内町へと、JR北海道バスを利用して足を運ぶことにしました。
幌加内といえば、全国的には”そばの町”として有名だと思いますが、往年の鉄道ファンの方々にとっては、旧深名線のノスタルジーが感じられる町でもありますね。私も現役時代に一度だけ経験のある旧深名線なのですが、ここ数年にわたるJR北海道管内における過去の数多くの廃線に思いを馳せながら、その後は、同年春に廃止になったばかりの旧札沼線の旧新十津川駅へ移動し、”現在の廃線”に浸ります。
そして最後は”未来の廃線”がほぼ決定してしまっている留萌本線の北一已駅へと立ち寄りつつ、過去・現在・未来へと続く、負のスパイラルに涙を落としながら、本旅を締め括らせて頂くことにしました。
(表紙:旧幌加内駅跡に設置されている駅名標)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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2020年10月4日朝。
いよいよ二度目のHLパス旅も最終日をむカエルました。
昨晩はお家にカエルっていますので、本日はケロアスちゃんで和寒駅までやって来ました。
駅前の駐輪場に停めて出発しましょう。
因みに、この駐輪場がある場所、冬季は雪捨て場になります。 -
本日は旧深名線旅、ということで、本当なら朝一の下りで名寄に出て、幌加内に向かおうと思っていたのですが、実は名寄から幌加内へ行くバス、土日祝日は朝一の便が運休なんですよね…。
この日は生憎の日曜日。しかも明日はもうHLパスがつカエルませんので、仕方なく深川から往復で幌加内に行くことにしました。
因みに、勿論逆方向から最後名寄に向かうルートも勿論かんガエルたのですが、本日は、タイトル通り、最後は新十津川と留萌本線沿線にも足を運ばなければなりませんので、深川に戻るルートを選択することにしました。
旧深名線沿線のバスも深川=幌加内間と、幌加内=名寄間では差がありますので、利用される方はご注意くださいね。(前者の方が本数も多くて若干便利。) -
という訳で、やって来たのは54ちゃん。
和寒駅 駅
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520番台はちょっと珍しいかも、ですね。
何れにせよ、この宗谷線のサボ擬きも懐かしい…。 -
そして和寒の10番の整理券も懐かしい。
5日間お世話になって来たHLパスとも今日でお別れ、最終6日目の旅程が始まりました。 -
進行方向右側に座りましたので、ここでは敢えて、前日の南斜里と並ぶ”南繋がり”で、南比布駅だけ撮っておきましょう。
この駅も2021年3月のダイヤ改正により、消えてしまいました…(;´Д`)。南比布駅 駅
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そして旭川に到着。
ここからは札幌行きの特急に乗車しますが、深川で降りるので、まあ、幌加内行きのバスに間に合えば良いんです。
乗車予定の幌加内行きバスは10時25分発。
旭川~深川は20分弱の所要ですので、この時刻から慌てることはないですね。旭川駅 駅
-
という訳で、まずは駅前イオンに立ち寄り、日曜日なので2円ゲット。
この風景も今となっては懐かしい…。
アホみたいに何枚もカードをかざしていた乞食も時々見かけたけど、彼(彼女)らは、果たしてカード代の元を取れる位にタッチできたのであろうか???
出来てなかったとしたら、イオ〇グループの勝ちでしょうな…(;´Д`)。
幾ら貧民でも、あういうみすぼらしいことはやっちゃダメってことよね…。
そういうマナーの悪い輩のせいで、私のような好マナー(←ほんまか?)の貧民のささやかな楽しみだった2円ゲットが出来なくなってしまったのよ…。
と、今更ながらに愚痴る、真の意地汚い貧民…。 -
8時半を回りましたが、ここで一つ実験しときたいことが…。
実は駅前イオン内には電源席があるのですが、ここの電源、フードコート店舗がオープンする前は電源が切られているんですよね(席はつカエルけど…)。
時刻は8時46分。
いつから電源が入るのか、携帯のチャージマークと赤ランプに注目して過ごしましょう。
因みに、何もカワズにここを利用するのはマナー違反だと思いますので、缶コーヒーの安いのを購入して、この”実験”に挑みます。 -
で、8時56分になると…。
赤ランプが点灯し、チャージマークも充電中の表示に…。
フードコート内店舗オープンの4分前から、充電可能になることが実証されました~。
何のこっちゃ…。 -
で、その後も暫く、100%になるまで充電しつつの携帯いじり。
今風の若者のような過ごし方をしましょう(←今風の若者はスマホ使うやろ!)。
で、乗車するのは、敢えてライラックではなく、より貴重なオホーツクさんです。 -
やっぱりちょっとだけでもこの子に乗りたい、と思うのは一般人ではない鉄道ファンですね。(だってライラックの方が2分程早く着けますのよ…。)
という訳で、本当は札幌まで乗ってたいけど…。
行くぜ、深川! -
オホーツクも旭川から札幌までは案外混雑します。
まあ、混雑っつうても、この程度ですけどね。 -
こちらに座らせていただくザマス。
またこの旅を終えると、暫く特急さんレスな生活が続くと思われます。
僅かな時間ですが、貧民にとっては貴重な特急時間を堪能させて頂くでござる。 -
改めて、この辺のマップを時刻表から。
JRバス路線の場合は、時刻表のバスルートも通常のバス路線とは違うデザインで描かれていることが多いですよね。
ここで携行していた時刻表では旧深名線バスは二重の水色線で描かれていました。(その他のバス路線は一重の水色線。) -
で、約20分で深川にとうちゃこ。
深川駅 駅
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オホーツクさん、さいなら~。
また逢う日まで~。 -
深川でも勿論、HLパス販売終了の掲示が見られました。
そして、JRバス時刻表が置かれていましたので、こちらもゲットしていきましょう。 -
で、駅前のJR北海道バス停留所へ。
こういう駅前の停留所の場合は、普通だと~駅、とか~駅前とかいう停留所名になることが多いかと思われますが、JR線の代替という意味合いも含まれているからでしょうか、深川、だけを冠しているのが味わい深いですね。 -
でバスの時刻表はこんな感じ(見辛くてごめんなさい…。)。
お世辞にも本数が多いとは言えませんが、これでも名寄~幌加内間よりは便利、なんです。
因みに、名寄~幌加内間だと、平日で1日4往復、休日だと3往復しかありません。(加えて、幌加内~朱鞠内間の区間運行便がちょっとだけありますが…。) -
で、バスがやって来ましたので乗車しましょう。
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こちらに座らせて頂くザマス。
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旧深名線沿線では、やはり蕎麦畑が多く見られますね。
収穫を終えた”赤い蕎麦畑”の景観が見られるのも、この時期ならでは。 -
旧深名線は、多くの区間において雨竜川沿いを走行していましたね。
そんな川の景観は変わることなく、今でもバスの車窓から勿論楽しむことが出来ます。 -
で、幌加内峠に入ります。
私が初めて和寒に住み始めた頃は、まだ幌加内峠のルートは旧道を走行していて、このトンネルもありませんでしたね。 -
トンネルを抜けると幌加内町域に。
和寒町の隣町でもあるのですが、こうして遠回りしてやって来ると、何だか別の町に辿り着いたかのような違和感も正直あります…。 -
最初に車窓から楽しめるのは旧沼牛駅舎。
沼牛という地区は、和寒町民にとっては、国道275号線経由で札幌に向かう場合、近道ルートとして経由する地区になるので、お車族の和寒町民の多くは、案外お馴染みの場所だと思うのですが、車を持たないライフスタイルの自分にとっては結構久しぶりです。
この駅舎は老朽化著しかったのですが、クラウドファウンディングにて資金を集めて改修されたことでも話題になりました。いつまでも存続して欲しいものですね。 -
幌加内町域に入ると、流石蕎麦の町だけあって、町中至る所で、”赤い蕎麦畑”が見られますね。
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で、幌加内市街地へ。
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かつての幌加内駅跡とは別の場所に新設されている交通ターミナル内がバスの終点ということになります。
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この建物内には、こちらの資料館もありますが、生憎、本日は日曜日のため、休館とのことでした。
コロナ、早く収まると良いですね…。JR深名線資料館 美術館・博物館
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幌加内町域には二つの”北海道百名山”に選ばれた山があります。
三頭山とピッシリ山。
三頭山に関しては、和寒町域からも望むことが出来ます。
ピッシリ山は大分北の方なので、アクセスが大変なんだよな…。
それこそ、深名線がある時代でしたら、麓に蕗ノ台という、冬季閉鎖することでも有名だった小さな駅があって、ここからアクセスできたんですけどね…。 -
で、やっぱり幌加内といえばそば。
幌加内高校の実力は全国に名を轟かせています。 -
そして、幌加内といえば、やっぱり豪雪、ですよね。
このような記録も。 -
故ジャイアント馬場さんも、完全に埋まって、尚余りある積雪量なんですね。
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で、お昼ご飯を、とお店探しをするのですが…。
生憎、新そばの季節のお昼時、ということもあって、近郊から駆け付けるお車族の人々が占拠しているので、なかなか面倒臭い…(;´Д`)。 -
もっと、公共交通機関を利用して欲しいな…。
フリー切符で来ている今回の自分が、あまり偉そうに言える立場にはないんですが…。
昔の深名線路線図が描かれたこちらの建物も、まだまだ健在でホッとします。 -
あじよし食堂、行きたかったな‥。
勿論、行列してまで食べる程、食に対する執着心もないので諦めます。あじよし食堂 グルメ・レストラン
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八右ヱ門でも良かったんだけど…。
ここも画像左手のテントの中に、かなりの待ち客が既にいらしたので断念…。八右ヱ門 グルメ・レストラン
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まあ、別に幌加内でお蕎麦、って決めなくても良いよね~。
なんて、休日の昼時に訪問してしまった自分に若干憤りを感じつつ…。 -
だったら、敢えて幌加内でラーメン、ってのも風流じゃね?
一応、”中華そば”だし…(;^ω^)。
という言い訳の下、蕎麦粉のその字も入っていない、小麦粉のお蕎麦のお店でランチを頂くことにしましょう。ラーメン誠や グルメ・レストラン
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でも、それこそ”うどん県”の香川で日本蕎麦屋さんを探すみたいに、こういうアウェーなロケーションで頑張っているお店って、意外と名店が多いんでないかい?
こちらのお店のお勧めはホルモンラーメンとのことでしたが、前旅行記から綴らせて頂いている通り、イマイチ、前日の厚岸以来、あまり食欲がありません(前日よりは大分回復してるけど…。)。
ホルモンラーメンは流石に重そうだな…(~_~;)。 -
ということで、普通の味噌ラーメンを頂くことに。
私なぞの安物の舌で、旨いまずいが判別できる訳ないのですが、ここのラーメン、すんごくうんみゃかったよぉ~( ´∀` )。
負け惜しみではなく、敢えて幌加内でラーメンを、という方には是非お勧めしたいラーメン店です。お店の場所も交通ターミナルの道路を挟んだすぐ目の前で、迷うこともないです。 -
コチュジャンみたいなのも、ニンニクもたっぷり入れて、それはそれは美味しく頂きました、というお話でした。
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食後は、折りカエルしのバスの発車時刻まで、少々幌加内市街地を散策してみましょう。
幌加内のマンホール。
和寒のと同様、カタクリの花(町の花)が描かれていますね。
それ以外にはナナカマド(町の木)とアカゲラ(町の鳥)が描かれています。 -
まずはHLパス最終日旅程となりましたが、最後まで無事に旅できますよう、お祈りしましょう。
パンパンッ(合掌)!幌加内神社 寺・神社・教会
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で、幌加内町役場へ。
何年か前のそば祭りの時の賑わいを思い出すな…。 -
因みに、ご多分に漏れず、この幌加内が誇るお祭りも、2020年に引き続き、2021年もコロナ禍のため、中止となってしまいました。
来年こそ、開催されると良いですね…。 -
そして、今後も頑張れ、蕎麦の町。
傍の町の住民として応援しているよ、というダジャレ〆…(~_~;)。 -
最後に、元の幌加内駅跡のレールモニュメントにも立ち寄ってから…。
JR深名線幌加内駅跡 名所・史跡
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交通ターミナルに戻って、こちらのバスに乗車し、深川にカエルりましょう。
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乗客、いないですね…。
果たして、このバス路線も廃止されてしまう、なんて時代も到来してしまうのかしら…。そうなると、隣町なのに、ますます遠くなってしまう幌加内…(~_~;)。 -
そういや、幌加内はバスよりも寧ろ自転車で多く立ち寄っている町なのですが、沿道を走っていて目立つのは案山子なんですよね。この町は。
まあ、これは案山子、というよりは、交通安全啓発用の巨大オブジェですけど…。 -
そして、再び車窓に広がる赤い蕎麦畑…。
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再び、旧沼牛駅舎ともこんにちは!
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深名線沿線で駅舎が残存しているところは何ヵ所か把握しているのですが、保存状態が比較的良い駅としてはこちらの旧鷹泊駅舎でしょうか…。
ちょっと取り損ねたけど、中央やや右寄りの道路奥に見える建物がそれです。 -
で、車窓から駅舎が楽しめる、という意味では、こちらの旧幌成駅舎も。
但し、場所は移設されていて、現在は隣接する自動車整備工場(?)の倉庫として使用されているみたいです。 -
という訳で深川に到着し、”過去の廃線”に浸る、深名線タイムは終了。
是非、公共交通を愛する皆様方、バス路線が廃止にならないためにも、”バスで”幌加内探訪を楽しんでみて下さいね。 -
で、本日はこの後、”未来の廃線”エリアにも足を運ぶ予定なのですが…。
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ここではまず、”現在の廃線”探訪として、この年の春に廃止されたばかりの札沼線最北部エリアへと向かうことにします。
深川からはまず札幌行きの特急に乗車します。深川駅 駅
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ライラックかカムイか、ということになりますが、ここで直近にやって来たのは前者ですので、これに乗り込みましょう。
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滝川までの短時間ですので、勿論、自由席で。
流石にあっという間にとうちゃこ。 -
で、滝川といえば、色々と昭和が感じられる駅でもあるのですが、ここではこの子達をUPさせて頂きましょう。
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ライラックさん、さいなら~。
滝川駅 駅
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で勿論、ここで乗り込むのは新十津川役場行きのバスです。
北海道中央バス 滝川ターミナル 乗り物
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今回はちょっと役場に用事があったので、貧民ではありますが、贅沢して終点まで乗車します。
途中で降りると210円で済むのですが、終点まで乗車すると230円かかります。
200円回数券はこの年の春に、札沼線のラストランを見届けてから石狩沼田に向かう際に乗車した碧水行きバス車内で購入したものです。 -
で、新十津川役場に到着。
実は、新十津川役場も、庁舎の建てカエルが予定されていて、旧庁舎を今のうちに見ておきたい、という思いがありました。 -
で、後日談なのですが、ショッキングな出来事を一つ…。
この旅行記を記述しているのは、本旅から約1年後の2021年9月のことですので、既に新庁舎の視察も終えているのですが、何と、旧庁舎の1階に誇らしげに飾られていたカエルさんのカラーマンホールが見当たらないんです。
役場の人に尋ねても、新庁舎にはありません、と、木で鼻を括ったかのようなそっけない対応で、ガッカリしてしまいました。
因みに、旧庁舎時代に飾られていたカエルさんのカラーマンホールに関しては、かつて旅行記の表紙にもさせて頂いたことがありますので、是非御参照下さい。
https://4travel.jp/travelogue/11210074
せっかくのカエルさんマンホールも泣いているよ…(~_~;)。 -
これまでに幾度となく歩いてきたこの”駅前通り”。
駅舎があるうちに、あと何回歩けるかな…(←答え:3回)。 -
これを見かけたのは、この時の訪問が最後となりました…。
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これを見たのも、この時が最後だったな…。
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そして、”新十津川駅”の青い駅名プレートを目にしたのも、この日が最後となりました。(確か、訪問した数日後に、これの取り外し式、みたいなのが開催されてた。)
新十津川駅 駅
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あの前倒しラストランの日に、地元の方が掲げられていた横断幕も、こうして駅舎内に飾られていました…。
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で、この日一番の訪問目的は、この写真展を見物することにありました。
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在りし日々の札沼線の数々の思い出が蘇って来て、ここでもハラハラと涙を流しておりました…。
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そして、3年前の地震の際には、ここでSTBさせて頂いた、あの窓際の据付木製ベンチ上にも、数枚の写真が飾られていました。
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写真展の一部を見てまいりましょう。
85周年を祝う会。
そんなに古い日付ではないのですが…。
この年は、春の急行「はまなす」廃止や、冬の留萌本線区間廃止など、寂しいことが多々ありましたが、まさかその3年半後には、札沼線自体がなくなってしまうとは、自分でも予想だにしていなかった時代のことです。 -
こんな懐かしいバス車両も駆けつけて、盛大にお祝いされていたんですね…。
丁度この頃に、JR北海道が今後の維持困難路線を大々的に発表し、その一つとして提示されていた札沼線沿線住民向けに、翌2017年1月、住民説明会(という名の住民説得会)が新十津川で開催され、私もそれに参加させて頂き、あの日以降、私ももっと札沼線を応援しないといけない、と思い、4トラさんでも色々と発信させて頂いたのですが…。
やっぱり非力な私には、この路線を存続させるだけの活動に繋げることができませんでした。今となっては、後悔しかありません…(;´Д`)。 -
たった、3年半前のことなのに…。
ここでも、悲しくて、悔しくて、何だかよく解らない涙が溢れてきました…。 -
こんなにも駅にも人が集まり、こんなにも盛大に85周年が祝われていたとは、正直全く知りませんでした…。
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駅があれば、路線が存続すれば、人を呼ぶ拠点にもなります。
たとえそれが、普段赤字の路線であっても、現役として”在り続けること”が重要なのです。 -
時刻表でみる札沼線コーナー。
札沼線の栄光の歴史が読み取れます。 -
まあ、北線が存続していた時代でも、決して本数が多いという訳ではなかったようですけどね…。
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札沼線が文字通りの”札幌沼田線”だった時代、きっと現代の鉄道ファンが羨む位、留萌本線沿線と、道都札幌とは、物理的にも近く感じられたことでしょうね。
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そんな、”札沼北線”が廃止されたのは昭和47年のこと。
私は昭和48年生まれなので、自分の人生とこの路線との歴史は全く重なっておりません。そういう意味では、やはり私にとっての札沼線は、正確には”札新(札十?)線”と呼ぶべきだった路線なのかもしれませんね。 -
この区間が廃止された最後の日の貴重な写真の数々も並んでいました。
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これらは流石に、初めて目にする光景ばかりなので、悲しみというよりは、歴史的な史料を眺めるような、社会科学習のようなテイストで見られます。
そういう意味では、”札沼南線”と違って心は軽いのですが…。 -
しかし、見慣れた駅舎の写真が、見たこともない車両の脇に佇んでいたりすると、確かにその歴史は連続性を持って紡がれていたのだな、と感慨に耽ります。
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昭和47年の6月廃止、ということは、正確には母のお腹の中で、私の体の一部となるべく小さな分子の集まりが、その悲しみにくれていた可能性も、無きにしも非ず、なのか…。
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そんな歴史の前半。
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後半も、是非拡大してご覧下さいね(見辛いけど…(;´Д`)。)。
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正式な廃止日としては、2020年5月7日。
勿論、コロナ禍のために最終運行が4月17日に前倒しとなったことは、これまでにもご紹介させて頂いた通りです。 -
沢山の旅人達の思いを載せた&乗せた駅ノート。
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この表紙によれば、”駅舎が取り壊される日まで設置”って書いてあるけど、実際はそこまで設置されていなかったような…。
まあ、細かいことはツッコんじゃ駄目か…。
将来的には(もうなってるのかしら?)新十津川町図書館でも、これらの駅ノートが閲覧できるようになるそうなので、またそのうち、逢いに行きたいと思っています。 -
で、私自身としても、新十津川駅ノートへの最後の書き込みを…。
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まだ、この位置にあった、”歓迎”の横断プレート。
その後、2021年4月に訪問した際は駅舎内に移動し、7月に訪問した際にも、工事作業の傍らでひっそりと最期を見つめておられました。
そして8月に訪問した際には、この駅舎自体が跡形もなく消えてしまいました…。
そんな様子も、今後逐一綴らせて頂きたいと思います(←しつこいけど…)。 -
そしてこの防風林も消え…。
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この花壇も消え…。
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駅名プレートも消え…。
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駅舎も消えてしまった、これを執筆している2021年9月現在から、この時の様子を振り返ると、まだ”廃線の現在”の名残を止めていたのだな、なんて、今になって思う…。
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駄目だ、これを綴っていて、また泣けてきた…。
名残惜しいですが、先に進みましょう。 -
そして、札沼線応援で頑張っていた末期に、突如として現れたこちらのお店も‥。
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既に閉店してしまっていました…。
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この病院だけは、すぐ傍にこんな可愛らしい駅舎があった時代のことを、少しは覚えていてくれるのかな…。
1990年代の後半の旅路において、駅で待っている時に、「この病院があるから札沼線はなくならないよ」、と笑っていたあのお祖母ちゃんの顔が忘れられない…。 -
今回もまた、沢山の悲しみを回収して立ち去ることになる新十津川。
ここは現実の貧民に戻り、復路はこちらのバス停から滝川駅に戻ります。 -
ココから乗ると210円で済みます。
回数券を使用している時点でこの運賃部分は1割引き換算ですので、実質は191円80銭程で乗車出来ていることになりますね。(←細かすぎるか…。) -
で、滝川駅から、再び旭川行きの特急に乗車します。
実はこの時点では、もう旅を終了してお家にカエル予定でした。滝川駅 駅
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♪いい日旅立ち 幸せを探しに~(byケロ口ゲコ恵)
JR北海道、及び全国全世界津々浦々の瀕死に喘ぐ公共交通網の未来に幸あれ。滝川駅 駅
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ここでもやって来たのはライラックさん。
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秋の陽は短し…。
そろそろ暗くなりそうです。 -
で、旭川にとうちゃこ。
旭川駅 駅
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お隣には大雪さん。
これに乗って再び網走まで行ってしまいたいものですが、本日はHLパス旅程最終日なので、貧民的には大変なことになってしまいます。
ここは我慢しましょうね。 -
で、最後にお家で夜宴を、と思い、駅前イオンに食材探しに出かけると…。
なっ、何と、富山名物ますのすしが半額で売られているではないか~。
という訳で、新十津川でダダ下がりだったテンションは一気にアゲアゲ~( ´∀` )。サザエ イオンモール旭川駅前店 グルメ・レストラン
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ついでにボーナスポイント&20%引きシール付き惣菜も買い足して、将来のJLマイルも補充しておきましょう。
-
で、半額ますのすしをゲットしてしまい、俄然やる気が出てしまったので、そのまま宗谷本線でお家にカエルのも勿体ないと思い始め、時刻表を再確認すると…。
おや?特急をつカエルと、まだ留萌本線沿線に往復移動できるチャンスが残されていそうです!
という訳で、旧深名線・旧札沼線と続く、未来の廃線(ホントはして欲しくないけど…)としての留萌本線プチ旅へと、この旅の〆の意味でも最後に出かけることにしました。旭川駅 駅
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旭川駅構内の掲示。
遠巻きにはまたHLパス販売終了のやつかな、と思って近づいてみると、こちらの記念入場券完売の告知でした…(^^;)。
富良野線も全線開通120周年を無事むカエルことが出来ました。
和寒駅とは似たような歴史という意味でも、改めて親近感を覚えます。 -
という訳で、再び深川へ。
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半額ますのすしを携えて…。
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うーん、うんみゃい、顔の筆者。
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で、深川にとうちゃこ。
深川駅 駅
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ここからは留萌本線で。
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この子のお世話になりましょう。
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やはり、お客いませんね…(;´Д`)。
また廃線が正式発表された暁には、アホみたいにわんさかやって来るんだろうな…。 -
画像加工も面倒臭くなったわ…。
まあ、貸切状態の車内だから、こういうアホなアングルは幾らでも撮れるな。
そうゆう取材のために来るってのもありじゃね? -
で、留萌本線旅、とは言っても、驚くなかれ、下車するのは一駅目の北一已。
北一已駅 駅
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まあ、いつでも来れると思っていて、案外下車したことなかったんだよね。
大昔にチャリ旅で立ち寄ったことはあるんだけど…。 -
で、今やって来たのは18時15分の子で。
これから19時10分の折りカエルしの子を待ちます。
1時間近く、この駅時間を一人で満喫しましょう。 -
北一已駅の運賃表。
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北一已は勿論地名ですが、駅名としてもとてもかわいくてインパクトありますよね。
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駅ノートは案外新しいな。
盗難とかの理由でなければ良いんですけどね…。 -
駅舎内の様子。
このベンチはとても寝やすそうですね( ´∀` )。 -
外からもパチリ。
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そして、ここで最後の一切れとなった半額ますのすしを頂きましょう。
うーん、名残惜しい…。 -
最後の一切れを頬張りながら、駅ノートを読む筆者の様子。
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素敵な絵ですね。
画才のある方が羨ましい…。 -
で、時間もたっぷりあることですし、あまり進んでいない駅ノートに喝を入れる(?)ためにも、1ページ全体を使って豪快に書き込みます。
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ありがとう、北一已駅。
半額ますのすしを食べて過ごしたこの日の思い出は、一生忘れません。 -
因みに、この駅は1997年に”きたいちゃん”から”きたいちやん”にマイナー改称されたそうな。
そういや、最近の車内放送(自動音声のやつ)では、どうも”きたいちやん”に聞こえると思ってたんだけど、正式に改称されていたとは知らなんだよ。 -
で、充実した1時間弱を過ごした後、折りカエルしのこの子で、再び深川に戻ります。
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北一已の整理券。”いち”やんだけに、整理券番号も1やん!
何のこっちゃ…。
皆さんも是非、縁起を担いで、1月1日、1月11日、11月1日、11月11日などの一並びデーを狙って、北一已整理券、ゲットだぜ!
続・何のこっちゃ…。
因みに、きたいちゃんと打っても、きたいちやんと打っても、どちらでもちゃんと変換されるみたいですね( ´∀` )。 -
この日の整理券状況。
JRバスの分も含みますが、地名が入らんからおもろないな…。
ワンマンの時だけ発行される深川の整理券は案外レアかもな。 -
カエルりはこの子でした。
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という訳で、僅か一駅、北一已まで往復しただけで、この日の留萌本線旅は終了。
深川駅 駅
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深川からは再度旭川までライラックさん。
この日だけでライラックさんには4回もお世話になりました(何れも短区間やけど…。)。 -
そして旭川にとうちゃこ。
ここではそのまま宗谷本線に乗り継ぎ、今度こそ本当にお家にカエルだけです。
という訳で、この先はお金を使うこともありませんから、車内で本旅の会計を仕上げさせて頂きました。
たまには手書きでどうぞ( ´∀` )。
まあ、12,000円のHLパス使用して、7日間(HLパス前日行程を含む)で5回の外泊を含んで3万円以内に収まりましたので、合格点ということにしときましょう。 -
特急がつカエルHLパスですので、勿論最後の〆も特急利用で。
貧民なので、普段は乗れない旭川=和寒間という短区間での特急利用です。
うーん、贅沢っ!!!
寝過ごすと稚内まで行ってしまいますので注意しましょうね( ´∀` )。旭川駅 駅
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行くぜ、和寒!
この儀式も、本旅ではこれが最後だな。
ちょっと寂しい…。 -
で、特急乗車だと旭川の次の駅がもう和寒です。
30分弱で到着、やっぱ速いな~。和寒駅 駅
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たまには、開駅120周年以来、ずっと和寒駅構内に掲示されている写真の一部で。
これは昭和の和寒駅舎ですね。
今のより、ずっと大きくて立派です。 -
こうして無事自宅に到着、最後は弟子屈でゲットした大鵬せんべいを、到着を祝って頂くことにしました。
という訳で、本旅行記および7作にわたった本旅に関する一連の旅行記は全て終了、ということになります。最後までご閲覧下さり、どうも有り難うございました。
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