2021/08/13 - 2021/08/14
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この旅行記のスケジュール
2021/08/13
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鶴岡市自然学習交流館ほとりあ
2021/08/14
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今年の夏休みは4泊5日で日本海の孤島、飛島と丑年御縁年の羽黒山・湯殿山・月山にお参りしつつ、お饅頭屋さんに立ち寄りながら酒田~鶴岡を回ってきました。
<3>は鶴岡編。
飛島から帰ってきた私たちは、その足で出羽三山巡りをスタートします。
まずは行動の起点に考えていた鶴岡市は湯の澤温泉地蔵の湯に向かいます。
飛島でも不安定な天候に泣かされましたが、予定は未定!
ここから先も天気予報と睨めっこしながらの三山巡りになりました。
ここまでの旅程
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
10日 出発 夜行
11日 酒田(晴)
12日 飛島(晴)
13日 飛島~鶴岡(雨)←イマココ
14日
15日
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
飛島から早めに移動して酒田市内。スーツケースをガラガラ引いてレンタカー屋さんに向かいます。
時間があったので本間家旧本邸に立ち寄ります。
こちらの建物は向かいの「お店」。
商家の商店部分はこちらの建物です。 -
向かいの立派な御門が本宅。流石庄内藩を支えた日本一の商家のお宅です。
一歩足を踏み入れると、足元は細かい砂利。スーツケースを引いてしまうと後が残ってしまうので、玄関までの間は持ち上げて運びました。本間家旧本邸 名所・史跡
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入館料1人800円をお支払いして入邸します。
荷物は玄関の受付で預かっていただきました。身軽になって邸内を見て回ります。
邸内撮影お控えくださいの看板をこの写真の後に見つけまして、ここ以降は出るまで写真無しです。
一通り見て歩いた旦那がポツリとこぼします。
「漆塗りの柱とか仏間の装飾は北前船のせいかウチの元の家と少し似てるよ。仏間の仏壇の入ってたはずのスペースはうちの仏壇の扉と意匠が似てる。真宗かもね。建物の規模や造りは色々違うけど、なんとなく共通点もあるね」
「たしかにどことなく似てるよね」
「それと時代がね。文化財と言うけど、この建物は少なくとも昭和まで使ってきてる匂いがする」
係の人に聞いてみた所、昭和20年代頃まではお住まいだったそうです。 -
イチオシ
外に出て目についたのが門かぶりの松という樹齢400年の松の木です。被られてる瓦の丸本マークが商家っぽくお気に入りです。
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引くとこんなふうに屋根と門に被っています。これだけの古木です、雷や嵐の被害が無ければいいのですが。
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お庭です。綺麗に手入れされておりました。
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イチオシ
本間家旧本邸を出て、ばっと目に入ったのがこの屋根瓦。気に入っています。
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裏側の塀の外側に割れた瓦を再利用して道路との隙間を埋めているのが印象的でした。これなら草生えませんね。
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こんなに綺麗になっているんです。この瓦も規格品じゃないでしょう。見ていると多少割れていても庭の片隅に残されていた瓦やガラス戸を思い出します。旧家の維持は大変です。扉一枚、ガラス一枚、既製品が全部使えません。
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本間家旧本邸を後にして、レンタカー屋さんに14時に到着しました。車を借りて、重たい荷物をトランクに積み込みます。
ガラガラガラから解放されて一安心。一度由良海岸に行っているので時間もおよそ読めますし、気持ちも楽です。
「さーて、ご飯も食べたし鶴岡向かうよ」
「まっすぐお宿に向かう?」
「そうだね。少し時間もあるから、大山上池と下池に寄りたい。ラムサール条約の湿地だっていうし今時期はハスの花が一面に咲いてるみたいだよ」
「へー、鳥さん見れるといいけど」
「あとお饅頭屋さんが一軒鶴岡で行ってみたいって言ってなかった?確か宿に向かう途中に寄れる」
「藤島まんじゅうの十一屋さんね」
「そこくらい寄って行ける」
「じゃあ行きましょう!飛島で東根菓子舗さんのお饅頭を食べちゃったから、補充が必要なの」
借りたカローラで、一路鶴岡を目指して出発します。 -
車で走っていて見つけたのですが、地面の上に鳶らしき鳥がいました。鳶にしては小柄で、いつも高い所にとまっている鳥にしては珍しいと思って撮っておきました。
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酒田から車で約30分。大山下池にある鶴岡市自然学習交流館ほとりあに着きました。
建物の中に入ってカウンターで地図をいただきます。池の前の都沢湿地を抜けると堰堤があり、その上が下池の周回路になっています。ぐるっと回ってくることもできそうです。
今は葉っぱも多いので奥側の森の中は歩かずに、都沢湿地から堰堤側だけ散策することにしました。 -
目の前に広がる都沢湿原。下池の東側に広がるこの場所は、もとは田んぼだったそうです。下池から浸みでる水を使って、休耕田を葦原に変えて維持しています。
オオヨシキリがもしかしたらいないかしらと目を皿にして探しますが、どうにも思うようには見つかりません。 -
ガマの穂が風に揺れています。
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オオシオカラトンボ。全身粉吹いたようなシオカラトンボとは違うみたい。
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こんな看板も立っています。
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葦原を抜けて、堰堤の上の周回路に登るとようやく池の姿が見えてきます。正面に見えるのは鳥見小屋です。
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下池。冬場は鳥さんがたくさん渡ってくるそうですが、オフシーズンの夏は渡鳥の姿もなく、静かな湖面です。
大山上池 大山下池 自然・景勝地
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鳥見小屋に入ってみます。新しくできた施設でピカピカです。
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イチオシ
ベンチにセキレイの若鳥が来ていました。セキレイは人懐っこく、かわいく撮れやすいです。
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小屋から葦原を見ていきますが、オオヨシキリらしい姿を見ることはありませんでした。
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下池の奥の方にはたくさん蓮が咲いています。その向こうにアオサギを見つけました。
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こちらは堰堤脇のネムノキのお花です。続いて上池の方に向かうことにしました。
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ほとりあから10分程走ると大山上池に到着します。
大山上池 大山下池 自然・景勝地
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イチオシ
こちらの上池は、池一面が蓮に覆われています。もう実になってしまっている蓮もありましたが、場所によって少しづつ開花にも差があって、わーっと花が咲いているところはご覧の通りの蓮の絨毯が楽しめます。
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ピンクの大ぶりのお花が咲き誇っています。
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これはまだ蕾。
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イチオシ
やっぱりお花が綺麗です。
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白いお花も咲いています。
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蓮のなかを泳いでいくウを見つけました。
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イチオシ
「え?!、あのリーゼント頭。カンムリカイツブリじゃない?」
「どこどこ?」
蓮の花の向こう、ウが泳いでいった先にぱちゃぱちゃと泳いでいる2羽の鳥さんを見つけました。初めて見る鳥さんです。
「オスとメスかな?色が違う」
「親子みたいだよ、かわいいね!」 -
付かず離れず仲の良い親子です。白い方が子供みたいですが、もう大きさはほとんど同じくらいです。
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泳いでいくのを追いかけます。
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ずっと寄り添って泳いでいくんですよ。最近日本各地で繁殖する子達が増えているようですけど、私たちは初めて見ました。
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こっち見た!
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蓮の花と一緒に撮ってみました。
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あれ?すぐ側にもう1羽、ちっさい子が泳いでいます!
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よく見ると顔や首に縞が出ています。この子もカンムリカイツブリの雛みたい。おもちゃみたいでカワイイです!触ったらどんな感じなんでしょうか。
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イチオシ
こっちの2羽は相変わらずひっついてます。カンムリカイツブリ大・中・小で楽しめました。
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ずっと奥の方にカモが何羽も降りてきて、群れを作っていました。
上池の土手沿いを歩いて行くと、2人連れのバーダーの方がカメラを並べて座っておられます。
「何か撮られました?」と聞いてみたら、蓮の花にピョコンと乗っかったカワセミの姿を見せてくださいました。
夏は鳥さんは難しいかなと思っていたのですが、蓮の花も鳥さんも色々見れました。楽しかったです。ココは時期をずらせばもっと色々と鳥さんに出会えそうな感じです。とても気に入りました。 -
大山上池を後にして、お宿方面に車を走らせます。
庄内平野の至る所にある謎の田んぼ脇の壁が続いています。はさがけにでもするのかと思っていたのですが、そうではなくて地吹雪対策なんだそうです。 -
それともう一つ。東北ならではのロードサイドの観光スポット?
赤いお買い得飲料自販機のwithDRINKに立ち寄りました。仙台のベンダーさんが展開する自販機で、東北地方を販売エリアにして特に郊外に多く設置されています。 -
お饅頭の十一屋さんにも立ち寄ります。
https://www.jyuichi-ya.net/
創業大正元年の老舗お菓子屋さんです。鶴岡では有名な藤島まんじゅうという看板商品をお持ちで、ぜひ一つ戴いてみたくての訪問です。
ホームページを貼り付けるのは同じ屋号の別のお店が蔵王にあるのでという理由です。関係があるのか無いのかわかりませんが別のお店のようなので。十一屋 グルメ・レストラン
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残念ながら、本日売り切れでした。
予約して取っておいていただくことができますが、お店の営業時間は朝の8時30分、お饅頭の受け取りが9時からです。その時間だと出発時間がかなり遅くなってしまいます。
「どうしよう、明日は朝から月山に行く予定だよね?」
「9時にココだと月山八合目が10時ってところか。ちょっとキツイかな」
「じゃあ買えないじゃない」
「そうなるね」
「えー」
「ただ、明日は天気がいまひとつでね。月山に登る日を明後日に回そうかどうしようか、ちょうど今悩んでるところだったんだよ」
「明後日の方が天気いいなら明後日にしよう」
「お饅頭のためだし、ギャンブルしよっか」
結局、明日の9時に十一屋さんに伺って、鶴岡名物藤島まんじゅうを受け取ることにしました。 -
十一屋さんから15分程で、時間はおよそ17時。本日のお宿、湯の澤温泉地蔵の湯に到着です。
「こんにちはー!」
玄関を開けると、女将さんが出てきてくださったので、チェックインをお願いします。湯の澤温泉 地蔵の湯 宿・ホテル
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お夕飯までお部屋に入って寛ぎます。
「ねえねえ、フロントで貼ってあったポスター見た?」
「ポスター?」
「羽黒山の五重塔、夜間ライトアップしてるんだって」
「へー」
「ご飯食べたら行ってみない?最終の受付が20時30分よ」
「そしたら今日のうちに羽黒山のお参りにいけるようなものだものね」
「18時からご飯食べてからでも間に合うわ」 -
お夕飯をいただきます。湯の澤温泉さんは、温泉旅館なのは勿論、仕出しとかをされている料理旅館でもあります。
「「美味しいね~」」
沢口旅館さんも美味しかったですが、あえて比べると沢口さんは家庭料理的。こちらのお料理はまさにプロのお味です。
特に山形名物の芋煮。それと茶碗蒸しが完璧でした。 -
ご飯を食べてから、夜の羽黒山に向かいます。
入り口に丑年御縁年の幟旗が並んでいて、雰囲気あります。 -
山門で入場時に500円を支払い、記念の手ぬぐいと、道を照らすための提灯をいただきます。
手ぬぐい、貰えると思って居なかったのでちょっと嬉しいかも。羽黒山 随神門 名所・史跡
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係の人に聞いてみたところ、ライトアップしているのは下3分の1の五重塔までで、そこから先は真っ暗とのことです。
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噂の羽黒山の石段詣。参道の2446段の石段のほんの一部を進みます。
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色々な祭神のお社が途中に並んでいます。なかには宮崎のお乳岩に胸を置いてきた豊玉姫命の社もありました。
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五重塔までは、継子坂を一度降りてからゆっくり上がっていくので階段も急ではありません。
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塔の少し手前、爺杉もライトアップされています。樹齢1000年を超える大木です。
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立派な巨木です。柏手打ってお参りしました。道中の無事とコロナ調伏お願いします。パンパン
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見えてきました国宝!五重塔です。
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イチオシ
東北最古の五重塔。ライトアップされて夜の闇の中に白く浮かんでいます。
羽黒山五重塔 寺・神社・教会
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屋根がカッコいい!
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プラモデルのようです。記念撮影をしたら、五重塔のところで折り返して門のところに戻ります。提灯をお返しして、夜のツアーはこれで終了です。
ちなみにこのライトアップ。21日からの感染拡大防止特別措置によりイベントは9月12日まで中止しています。 -
車に乗り込み、湯の澤温泉に戻ります。途中羽黒山麓の宿場を通り過ぎました。暗いなか、宿の軒先に提灯が下げられていて、独特の雰囲気でした。
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戻ったら、階段のところでお宿の猫ちゃんが迎えてくれました。
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後はお風呂に入って寝るだけです。
楽しみにしていた温泉!初日はビジネスホテルでしたし、飛島では普通のお風呂でした。今回の旅で初めて温泉です。 -
こちらのお湯は冷鉱泉を沸かしています。冷鉱泉の温泉によくある高pHでぬるっとした温泉でした。pH8.1のナトリウム塩化物泉、お肌ツルツルになるいいお湯でした。
ゆっくり浸かって体を温めて、明日に備えます。湯の澤温泉 地蔵の湯 宿・ホテル
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翌朝早朝。朝ごはんの前に、お宿の周りを散歩します。
お宿のホームページにアカショウビンの写真があって、裏っ手にいるというお話でした。もう渡っていった時期なのでアカショウビンは無理にしても、何かしら会えるかもと色気を持って歩いています。 -
山に向かう道にお宿の猫ちゃんがゴロンとしていました。
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残念ながら鳥さんはヒヨドリのペアくらいしか見つけられませんでした。鳴き声はしているんですけどね。
でも足下に綺麗なウマオイがいました。 -
山から戻ってきて、裏の沢沿いに歩いてから、ぐるっと回って駐車場側の土手を登ってみます。
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登り切ると、小さな池が目の前に。時期がもう少し後か先になれば、何かしら鳥さんが羽を休めていてもよさそうな感じです。
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朝食も一つひとつが美味しいです。楽しめました。
「9時に藤島まんじゅうを受け取りに行くじゃない?月山行かないってことは、今日は湯殿山?」
「羽黒山の方も神社は行けてないから、まず羽黒山かな。それから湯殿山だね」
「そっか。昨日は塔だけだったものね」
「移動がね、ココの立地が三山間回るにはとても良かったんだけど、月山明日に回したでしょう。その分移動時間に無理が来そうだからなんとか今日2つ回らないとね」
ご飯を食べて、お宿をチェックアウトします。
ご飯は美味しいし、お風呂も気持ちいいし、ゆっくりした時間を過ごすことができました。時期を選べば鳥さんも見れそうですし、ぜひまた伺ってみたい良いお宿でした。 -
改めて十一屋さんに伺って、予約したおまんじゅうを受け取ります。毎日売り切れになる人気のお饅頭、気になるので出来立てを一ついただいてみます。
「「美味しっ!!」
「皮のふわふわ感とかあんこの感じとか、美味しすぎない?!」
「白ささぎ餡っていうんだって。甘じょっぱい感じも独特」
藤島まんじゅう、侮るなかれ。本気で美味しいおまんじゅうでした。 -
羽黒山に向かう途中、月山高原でムクドリの大群に遭遇しました。
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電線にびっちびちにムクドリが止まっています!
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なだらかな月山高原、牧場の牛さんも放牧されています。
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今日は羽黒山の裏参道、羽黒山有料道路に向かいます。
「階段2446段登る方が表参道なんだよ?車で登っちゃっていいの?」
「明日の月山の前に筋肉痛になりたくないし、昨日少し登ったじゃない」
というわけで400円で階段をすっ飛ばしました。 -
山頂駐車場に車を停めて、出羽三山神社に向かいます。
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こちらの駐車場にも丑年御縁年の幟が並んでいます。何しろ12年分の御利益があるというのですから一大イベントです。
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境内にも立派な横断幕がかかっていました。
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境内の看板を見ていて。一ノ坂の手前まではもう登っているのだから、上から降りて三ノ坂まで行って戻れば、一番キツイとこだけパスして階段登った感じになるなんて考えました。
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大社殿が近づいてきました。文政年間の建立なので1800年代から建っています。三山神社というだけあって、羽黒山神社、月山神社、湯殿山神社の額がかかっていて、現在、過去、未来の三山をお詣りすることができます。
出羽三山神社 (三神合祭殿) 寺・神社・教会
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実は手前の鐘楼堂の方がだいぶ古くて、1618年の建立です。1615年に大阪城が燃えたので、こちらは江戸初期。
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屋根の茅葺が分厚くて朱塗の壁面といい、独特の雰囲気です。
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大社殿の前に鏡池。次は鳥居を潜って階段を降ります。
出羽三山神社の鏡池 名所・史跡
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三ノ坂の最後のところまで降ります。
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イチオシ
しばらく降りていくと、斎館がありました。予約しておくと精進料理も食べられるそうです。
羽黒山 斎館 グルメ・レストラン
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折り返して上がって、石段を登った気分だけ!
階段は苦手です。 -
山頂駐車場に戻って、お土産屋さんをプラプラして羽黒山を後にします。まずは出羽三山、ひとつ目の御山をクリアです。
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帰りは3億円の大鳥居を潜って、次の御山、湯殿山を目指します。
羽黒山 大鳥居 名所・史跡
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イチオシ
途中、綺麗なひまわり畑がありました。
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山形自動車道の湯殿山インターを降りる頃から天候が悪化して、結構な雨が降り始めました。
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ちょうどお昼前だったので、山形の蕎麦でもいただこうと「ななかまど亭」さんに立ち寄りました。
民宿田麦荘 ななかまど亭 グルメ・レストラン
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山形の蕎麦は初めてです。
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もりそば 800円
久しぶりに美味しいお蕎麦をいただきました。 -
肉汁そば 1100円
肉汁の庄内豚もとても美味しかったです。
ごちそうさまでした。
お腹も満ちて、湯殿山へ向かいます。 -
湯殿山も羽黒山と同じように参道が有料道路になっています。
400円の通行料を払って湯殿山レストハウスの前まで車で上がります。
そこからはバスに乗り換え、湯殿山神社本宮入口まではパス移動です。湯殿山レストハウスの中のチケット売り場で片道分200円を購入しました。
「片道でいいの?」
「降りだけ歩けば、途中に何があるかも見れるし降りは楽じゃない?」
「なるほどね~」
ちなみに徒歩でも30分ぐらいで行けるようです。バスに乗ったのが1時少し回ったくらい。本宮入り口までは5分程で到着します。湯殿山 自然・景勝地
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バスの車内らCovid-19の感染対策でビニールシートだらけです。
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バスを降りて湯殿山本宮まで歩きます。ここから先は写真撮影も禁止になります。
「語るなかれ」「聞くなかれ」。
湯殿山は神域ということで、詳しく話しちゃダメとのこと。
公式の観光サイトで公表していること以上の情報は出さないのが常となっています。敢えてここでは書きません。
ぜひ参拝してみてください。タオルや手ぬぐいをお忘れなく!湯殿山神社 寺・神社・教会
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お祓いもしていただいて、参拝は終了。これで出羽三山の2つ目の御山に伺うことができました。
「来て良かったかもって思った!」
色々と中の出来事を話しながら、駐車場まで歩きます。
雨もほとんど止んでいました。 -
下の方に、大鳥居が見えます。あそこまで歩く寸法です。
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途中にあった姥権現。山姥の祠です。湯殿山を開山された弘法大師が姥ヶ岳の下に閉じ込めたとか。
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その後、渓谷にかかる橋を渡り、流れてくる滝を横目に見ながら、テクテクと快調に降っていきます。
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程なく大鳥居まで到着です。降りは早いです。
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湯殿山参拝の後は、今日のお宿をとっている肘折温泉に向かいます。時間はおよそ3時といったところです。
「ここからグルーっと月山山麓を大回りして山の反対側まで行くわけ」
「せっかく昨日便利なとこに宿を取ったのにね」
「予定を動かしたぶん動きに無駄が出るのは朝も言ったと思うけど、湯の澤温泉から1時間程かけてここまで来たわけだ。それをそっくりそのまま辿って戻って、そこから更に1時間30分北に向かう」
「そう聞くと凄いわね」
「元々だったら月山から1時間ちょっとでつけるのが、湯殿山からだと一回り大きく回るぶん目安2時間30分。なんとか5時過ぎ、晩御飯前に確実にお宿に入りたい」
「そう、今日は山形牛だからね!」
今日は月山の予定だったので、朝から山に入って戻ったら温泉に入って美味しいもの食べてと考えて山形牛のプランを予約しているのでした。
絶対に遅れられない!山形牛が美味しく食べてと手招きしています! -
肘折温泉まであと数キロというところで、旦那が「四ヶ村の棚田」に立ち寄りたいと言い出して、ルートを外れて寄り道です。
四ヶ村の棚田 自然・景勝地
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所々看板が出ているのはいいのですが、どのあたりがビュースポットなのかの説明が無く、どこに向かえばいいのやら?
さ迷いながらウロウロするうちに、写真の幟がどうやら棚田が近くにある目印のようなことに気が付きました。 -
借りなおしたレンタカーを紹介し忘れていました。
車種はカローラ。乗ってみた感想は、燃費がいい!ほとんどガソリンの目盛りが減らないまま何百キロと走れます。 -
四ヶ村の棚田、高台からずーっとパノラマで撮ってみました。雨に濡れて緑がイキイキしています。日本棚田100選にも選ばれています。
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棚田の田んぼに蓮も植わっていて、ちょうどお花が咲いていました。
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ここは「豊巻の棚田」というらしいです。
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ちょっと道が狭くて怖いのですが、高台になっていてずーっと下まで棚田が連なっているのがよく見えるビューポイントでした。
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豊巻の棚田を後にして、ほどなくして肘折温泉の温泉街に到着しました。小さな山間の温泉街です。この目抜き通りと、一本向かって右側にある川沿いで温泉街を形成しています。
肘折温泉郷 温泉
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本日のお宿に到着しました。車を止めるところがわからず、お聞きしたところ少し先の駐車場にお宿の方が運んでくださるとのことです。
荷物を降ろした後、キーを渡して移動をお願いしました。 -
本日のお宿。肘折温泉、丸屋旅館さんです。
肘折温泉 丸屋 宿・ホテル
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建物そのものは古いのですが、綺麗にリフォームされています。チェックインの時に、向かいの公衆浴場の入浴券も貰いました。
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階段をあがって、今日のお部屋は五号室です。
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お部屋に入って廊下をタンタンタン…と進むと、まず寝室です。和室にベッド。ふかふかで寝心地も良かったです。
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この五号室は、リビングルーム付きのお部屋です。お食事までしばらくの間、お部屋でノンビリと寛ぎました。
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個室にテーブルを用意していただいて、そちらでのお食事です。天ぷらやらお肉やら、かのかやら。こんなにたくさん食べれるのかしら。
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わーい、山形牛だー!
このためにお腹空かせて準備していました。 -
”じうじう”言わせて焼いていきます。お肉柔らかくてしつこくなくて美味しい。
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なめこのお味噌汁。なめこの食感が美味しかったです。
ご飯を食べながら、明日の月山について話をします。
「月山まで、宿から1時間30分くらいかかるから8時には遅くともここを出たいんだよ」
「レンタカー返すのが18時に新庄だっけ」
「新庄までも1時間30分くらいで、16時30分がデッドライン。月山山頂までの所要時間が往復6時間とすると、1時間予備をみて9時半には月山八合目にいたいわけ」
「そんな早いの?」
「どっちにしても肘折温泉の朝市が有名だし、朝ほていやさんのお饅頭も買うんだろ?そしたら5時起きだよ」
「えー、じゃあ今日は早く寝ないとね」
「天気も良くなりそうだよ」
「そしたら朝市をプラプラして戻って全部片付けてからご飯食べて出発だね」
「頑張ろう!」 -
芋煮がまたお肉が贅沢。上品な仕立てです。湯の澤温泉さんで一度食べていたので比べると、材料は丸屋さん。甘辛の味付けは湯の澤温泉さんってところでしょうか。どちらも美味しかったです。
ご馳走様でした! -
ご飯をいただいてから、またゴロゴロして、それからお風呂に入りに行きます。
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入口にスリッパがあれば、誰か入っています。
浴槽の大きさとあわせて人数制限があり、スリッパがいっぱいなら、入浴を控えることになります。 -
檜葉の湯。時間制で男湯と女湯は入れ替わります。檜葉の湯は10:00~18:30で女湯。18:30~10:00迄で男湯です。
お食事前に入っておかないと翌朝まで入れ替えはないので、そこは注意しないといけません。 -
こちらはひのきの湯。檜葉の湯と時間が逆になります。露天風呂がついていて、入るにはこちらのお風呂から行くしかないので、入れ替えのタイミングを逃すと露天風呂に入れないことになります。
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ひのきの湯についてる露天風呂です。こちらのお風呂は源泉100%になります。
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成分表です。組合2号泉、ph7.4のナトリウム塩化物炭酸水素塩泉です。温泉表示はお風呂ごとに貼ってありましたが、この2つは同じ表記みたいです。井戸水加水で温度調整して源泉掛け流しとのことです。
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こちらは貸し切り風呂。幸鶴の湯です。幸鶴の湯だけはph6.5のナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で組合3号泉。
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幸鶴の湯は小さめ。お風呂の位置が建物の真ん中にあって変な感じです。
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「ふー!いいお湯だったね!」
「腰が痛かったの痛くなくなった気がする」
お部屋に戻って明日に備えて休みます。
明日は旅行の最終日。
三山巡り最後の1つ月山に登ります。
月山にはオコジョがいるみたい!
かわいい動物が見れたらいいな~、なんて夢を見ながら布団に入りました。
この後は最後、月山編に続きます。
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