2021/08/12 - 2021/08/13
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トゥーバーズさん
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この旅行記のスケジュール
2021/08/13
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ハヤブサ台
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渚の鐘
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巨木の森
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沢口旅館
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勝浦港
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船での移動
連絡船とびしま
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連絡船とびしまフェリーターミナル
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この旅行記スケジュールを元に
今年の夏休みは4泊5日で日本海の孤島、飛島と丑年御縁年の羽黒山・湯殿山・月山にお参りしつつ、お饅頭屋さんに立ち寄りながら酒田~鶴岡を回ってきました。
<2>は飛島編。
初日に飛島に渡るはずが、手配した飛行機はCovid-19で減便され、台風の影響で連絡船も欠航に。
なかなか思った通りにはいかない旅行ですが、1日待ってようやく2日目にして波もおさまり海も回復。
酒田市の北西約40kmに位置する日本海の離島へ、楽しみにしていた「飛島」に向かいます。
ここまでの旅程
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
10日 出発 夜行
11日 酒田(晴)
12日 飛島(晴)←イマココ
13日 飛島
14日
15日
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 徒歩
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欠航明けの12日朝。久しぶりの出航でフェリーターミナルには沢山の人が集まっています。表に青の出航看板もかかっており、心なし誇らしげです。
ガラガラガラガラ…
スーツケース引いて、私たちもターミナルに走ります。酒田海鮮市場 市場・商店街
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予約番号を伝えて、往路のチケットと復路のチケット引換券を窓口で購入します。
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乗船までしばらく時間があり、フェリーターミナルの周りを探検します。これが今日飛島に連れて行ってくれる連絡船とびしまです。
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船体にペイントされたキャラクター、もしぇのんとあののんです。
酒田市公認キャラクターで、お獅子の妖精です。黒獅子の妖精がもしぇのんで赤獅子の妖精があののんなのだそうです。 -
乗船が始まりました。ウミネコもみおくりにきてくれました。
「ほら、急いで急いで!またビリだよもう!」
「まだ乗船しないと思ってたのに!」
2階のレストランで軽く朝ごはんを食べようと旦那が向かっている間に乗船が始まり、ドタバタと乗船することになってしまいました。 -
座席を確保しで、さっそくデッキに上がってみます。今日は風もなくいい天気になりました。
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港の奥の方に、何かいます。(たぶんウミウ)
距離が遠くて、うちのカメラではネッシーにしか見えません。酒田港なのでサカッシーかな。 -
台風の通過した10日、その前日の9日、そして昨日11日と3日間は出航出来なかった連絡船とびしまです。
多くの段ボールに入った小包や生活物資が次々と積み込まれています。やはりというか、単なる観光フェリーではなく島への輸送の貴重な運び手としての役割を感じさせます。 -
荷物も積んで、さあ出航です!
いってきまーす! -
鳥海山を背景に海岸沿いに風力発電の風車が立ち並びます。
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出航してしばらくして。
デッキで飛島ジオガイドさんのミニ飛島講座が始まりました。対象はお子さまみたいですが、私たちも参加してお話を伺います。
鳥海山の前の風車の大きさから始まって、飛島の成り立ちや動植物などのガイディングが始まります。 -
マグロの大きさを伝えるパフォーマンスも綺麗に決まりました。大間のあたりまで泳いでいくと、こんなになるんだそうですよ。
マグロは釣れるとすっごい細かくビチビチするんですけど、あのサイズであれをやるのかと思うとちょっと怖いですね。 -
そのうち鳥海山も小さくなります。
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おおよそ1時間の船旅です。飛島がだんだん近づいてきました。
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飛島の断崖絶壁が見えてきます。
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何かいないかなー?
思わず目で追ってしまいます。 -
神社の幟が立っていました。港のすぐ横なのでこれが館岩でしょうか。
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晴れたこともあり、絵葉書のような風景です。
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灯台を過ぎて回り込むと勝浦港です。なるほど、ちょうどいいところに風除けの大岩があり、まさに天然の良港です。
飛島 自然・景勝地
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底が透けて見える綺麗な海が青いです!
ついに飛島に到着です。 -
船のジェティにお宿の方が車でお迎えに来ていただいていて、荷物を載せて行ってくださるとのことでした。チェックインまではまだ時間もあるので、海装備を取り出して荷物はお預けして、ビーチに直行することにしました。
何しろ宮崎で天気に恵まれず、昨日は昨日で由良浜でやはり天候に恵まれず。
ここの所、海運?に恵まれておりません。
綺麗な海に飢えています。 -
イチオシ
港から回り込んだところに飛島海水浴場があります。小さな湾の入り口をテトラで塞いで大きめのプールになっています。
お宿の方に聞いたところ、右手の岩壁にハヤブサが巣をかけているというので、それも気になっています。飛島海水浴場 ビーチ
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海水浴場の左手にあるのが百合島です。
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ビーチに着替えのできるシャワー付きの施設もあってすぐに準備ができます。2階に監視の方もおられます。
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ウェルカムボード。帰りは砂を流してから利用しましょう。
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やっぱり静かで綺麗な海がいちばんです!
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小さいお魚。何かの子供だと思いますが、なんでしょう?
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イチオシ
シロウミウシもいました。
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キュウセンが餌とっています。ベラの類はたくさんいました。
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イチオシ
シマダイの子供とにらめっこに成功しました。かわいく撮れました。
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ウミタナゴの小さいのかしら?たくさんいました。
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藻の中にいろんなお魚が隠れています。
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イチオシ
ナベカがたくさんいました。実物はもっと尻尾が黄色くて綺麗なんですが、写真の感じで茶色く見えてしまっているのが残念です。
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時折浜に戻ってきて一息ついては、また遊びに行きます。
お昼はあたりを飛び回るアブと格闘しながら、持参してきた東根菓子舗のおまんじゅうやミルメークでエネルギー補給。海は綺麗だし、お魚もいろいろ。風も気持ちいい~ -
水深は深いところで4~5mくらいです。
テトラのおかげで波もほとんどない巨大なタイドプールになっています。旦那がサザエも見つけたんですが、取ったらいけないって話なので、一回捕獲して眺めた後、潮通しのいい岩場に戻してあげました。
そういえば旦那が不思議がっていましたが、ウニが全然いなかったです。 -
お魚の群れです。
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たくさんの群れを見ることもできました。
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浅場でちびっこのフグがいっぱい。フグかわいいです。お気に入りです。
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サメもたくさん泳いでいました。ほとんど底にいるのですが、一回り大きい子が水面近くをふあーっと泳いできたときはちょっとドッキリ。
またきて欲しかったんですが、一回しかその大きい子は見つかりませんでした。 -
シマダイとかメジナとかたくさん泳いでいて、たくさん見れて楽しめました。
今回、久しぶりに素潜りの練習をしたくて、浮き輪を準備してきました。
海水浴場の右奥の断崖の下あたり深いところにブイ代わりに浮き輪を浮かせ、7mのロープの先にウェイトぶら下げてアンカーにしました。余った長さの感覚でだいたい深さが5mかなと思っています。
水が透明度が高いと深さを誤りやすいと、丸池様のガイドのかたがおっしゃっていましたが、飛島の海もそんな感じです。
旦那はもう少し深いところが潜りやすいというのですが、ビーチからの遊泳範囲で楽しみます。ジャックナイフとドルフィンキックの練習ができました。 -
「ふー、疲れたね」
「楽しかったね~、満喫!」
「そろそろ3時だし、宿に行かないと。チェックイン、ビリになっちゃうよ」
「じゃあ、着替えて片付けたら、ちょっと右手の岩の方の道を歩いてみて、探検したら宿に行こう」 -
右手の岩壁を回り込むように細い遊歩道が磯沿いに続いています。
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ハヤブサいないかな~?
いると聞いていてもパッとみて発見できるものでもなく、どのへんにいるものやら? -
海岸遊歩道はグネグネした道が長く続きます。
岩肌は赤く、チャートみたいな赤味がかった堅そうな石で、流紋岩という石だそうです。波の浸食もあってガサガサした感じになっていますが脆さはあまり感じません。 -
狭いところをくぐったり、ちょっとしたアドベンチャーです。
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マンモス岩というポイントみたい。お鼻が象さんです。なんとなく満足したので、この先賽の河原という名所があるようですが、宿までの距離も考えて、ここで引き返すことにしました。
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海水浴場から荷物をもってえっちらおっちら坂を下りていきます。今日のお宿の沢口旅館さんは、勝浦の反対側で、歩くと余裕で2kmは離れています。
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すれ違った島民ならぬ島猫さん。
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民宿の一軒がたくさん飼われているようです。
たくさんの猫が、門前で見張り猫をやっていました。 -
港周りにはセキレイがたくさん。そういう時期なのか若い子が多いみたいです。
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ウミネコも時期的なものか、茶色い羽の幼鳥がよく飛んでいます。
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イチオシ
ツバメの巣をみつけました。中にちっちゃい赤ちゃんが。お母さんが来るたびに、大口あけて大騒動です。
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勝浦の集落をほぼ端から端まで歩く感じで沢口旅館さんに到着です。途中の鎮守様の所から山側が目抜き通りになっていて、本館の玄関はそっちに正面を向けています。港のほうをテクテク歩くと、ご覧のように新館の裏口に到着します。
遅れましてのチェックインです。
宿の方との会話で、新情報がいくつかありました。
「こんにちは~」
「あれ、船で一緒でしたよね?旅館の方だったんですね。同じお客さんかと思っていました」
「酒田にいっていて、3日ぶりに船が出たんですよ。いつもの年だとこの時期は穏やかなんですけど、今年は大変です。」
「私達も欠航で、昨日は酒田のほうで急に泊まったんですよ。やっぱり泊まられたんですか?」
「そうですね。リッチ&ガーデンのほうに泊まっていましたよ」
「あー、あそこも連絡船に近いですよね。うちはグリーンホテルのほうに」
「そうなんですね~。じゃあお戻りは明日の2便のご予定なんですね。さっき2便で着いた方からお聞きしたんですけど、なんでも明日から天候がまた崩れるとかで欠航するかもって」
「えー?今朝の天気予報だと明日までは穏やかでしたけど」
「そうでしたよね。なんでも昼の予報で、明日は急に悪くなってるみたいで。便の変更もできますしね」
「とりあえず今のところは2便の予定だと思っていてくれますか。状況で考えますので」
「わかりました~」
「そういえば、ハヤブサ見に行ったんですけど、わからなかったんですけど。どのあたりにいるとかわかります?」
「海水浴場いかれました?奥の崖の中腹に1組住み着いてるんですよ。見れませんでした?」
「残念ながら。たまに見上げて探したんですけどね~。奥の崖のほうですね、ありがとうございます!」
天候の急変は歓迎できませんが、これはもう天に任せるほかありません。様子見とするとして、ハヤブサの位置情報を少し詳しくいただけました。 -
沢口旅館さんの本館で荷物を受け取ってチェックイン。
お部屋は別館にあるので、そちらに移動して海のツールを干したりします。その後16時から入れるお風呂にまず入ってしまいました。まだほかのお客さんは出かけている時間帯だろうと思い、早めに入っておきました。
入浴後、夕方にハヤブサ探しに再チャレンジです。
再び海水浴場に向かうことにします。 -
堤防の向こうにアオサギを見つけました。遠路はるばる離島まで飛んでこれるのが意外でしたが、ほかにも多くアオサギが島に飛んできていました。
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イチオシ
ウミネコの親子がかわいい。
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途中、無料の観光自転車がレンタルできるので、それをお借りして移動することにしました。
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海水浴場のほうから、まいて坂を上がっていく道になっています。その坂をあがったところが地図によると「ハヤブサ台」という公園になっているので、そこから崖の中腹をチェックする作戦です。
ハヤブサ台にたどり着くと、一人の男性が写真を撮っていました。
「こんにちは~、ハヤブサいるんですか?」
声をおかけしたところ、親切に場所を教えてくださいました。
「あ、いる!あそこの木がモサッてるところ」
「え、どこどこ?」 -
イチオシ
崖の中腹の木のてっぺんに、ちょうど掴まりやすい枝があってハヤブサがとまっていました。
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イチオシ
初ハヤブサ!ペンギンみたい!かっこいい!
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一度見つけてしまえばわかるのですが、どの辺りという情報をいただけなければ、なかなか見つけられなかったかも!
お宿の方や教えて頂いた方に感謝です。 -
ハヤブサに見惚れている間に、だんだん日が暮れてきます。
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暗くなる前にお宿に戻らないといけません。夕ご飯の時間は18時30分です。
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沢口旅館さんに戻って夕食は本館2階にある広間でいただきます。先程ハヤブサの場所を教えてくれた方も夕食会場にいらっしゃったので、ハヤブサのお礼を言って明日の天気の情報も教えてもらったりしました。
そして楽しみにしていたお夕飯。お献立が長い!10品の大盤振る舞いです。 -
こんなにたくさん!サザエのガリバタとイカと甘エビのお作りはさすがの美味しさです。
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本館一階の壁に貼ってあった鳥さんマップを見ながら明日の予定を相談します。
まず天候のニュースですが、これは非常に悪いです。どうも事前の予報では2日続くはずの好天気が一転して雨予報に。風もかなり吹きそうで欠航になるなんて話が連絡船からの噂話として出ています。
「明日午後から怪しい感じだね。15時45分の2便で帰るつもりだったけど、天気悪いなら居ても仕方ないし11時30分の1便で酒田に帰るのも手だね」
「全便欠航になるかもって言ってたよ。でもお盆だから無理矢理一本だけ出航させるかもって」
「全便の時は延泊するしかないけど、可能性は1便の方が高いと思う」
「そうね。明日はじゃあどうするの?」
「午前中は天気が持つと思う。自転車で島一周くらいはできると思うよ。6時に動いて、さーっと回ってこよう」
ちょうど地図があるので飛島の地形に触れますが、上の方は基本断崖絶壁で、島の中央まで台地になっています。下半分は比較的低地です。3方向を壁に囲まれている港になっています。集落の大半はこの下半分にあります。
真ん中に通る道路と下の海沿いは周回路になっています。
上の海岸沿いは断崖絶壁を降りていけば到達できますが、自転車では無理で徒歩になります。
朝食前の散策なので、北の海岸沿いはアクセスせずに、ぐるっと周回路を回りつつ勝浦から法木まで回って帰る予定を立てました。
お風呂も入っているので、後は寝るだけ。今日は海でよく遊びましたので、ゆっくり寝て、明日に備えます。 -
旅行3日目の朝です。6時に旅館を出て自転車でハヤブサ台へ。
まだハヤブサがいるかな?とチェックします。 -
昨日より少し下の位置にいます。朝の明るい光で撮れれば良かったのですが、雲が厚く写真が暗くなってしまい残念。ハヤブサとも再会して、島一周の自転車ツアーに出発です!
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ウスバカミキリでしょうか。道に出てきていました。ハヤブサ台を過ぎて周回路は森の中に入っていきます。
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しばらく進むと森が開けていて畑になっています。
鳥さん探してみましたが、セキレイくらいしか撮れません。やっぱりこの時期は鳥を見る時期じゃないんでしょうね。 -
2の畑のところで前方に自転車が停まっていました。籠に金属の折り畳みケースがたくさん入っています。
「こんな朝早くに、誰だろうね?」
「ちょっとこの辺で鳥さん待ってみようか。そのうち自転車の人が帰ってくるかも」
鳥を待つうちに現れたのは昨日ハヤブサを教えてくれた男性でした。
聞けば、環境省の調査でノネズミの捕獲ワナを仕掛けていたのだそうです。昨日から衣類の装備がしっかりしている方だとは思っていましたが、まさか環境省の方とは思わず驚きました。
今日天気が崩れると予報で2、3日は回復しないからなんとか今日便が出て欲しいんだけど…とお話ししたところ、やはりこの後は16日までは天候は回復しなそうと見解が一致します。ただ飛島では珍しくなくて、中には調査で来島して1ヶ月戻れなかったとかもあるとかなんとか。正直、なんてこったと不安になりました。
急いでムシクイの森を抜けて、3の畑、4の畑と進みます。 -
ついに八幡崎展望台の近くまでたどりつきました。ここに着くまでに2つもトイレがあり、3つ目のトイレです。
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ここからは森の中を徒歩で進みます。しばらく歩くと分岐があるので渚の鐘の方に向かいます。
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林の向こうから海が見えてきました。向こうは断崖絶壁です。
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林の中を飛んでいく鳥さんをうまく捉えることができました。ヒヨドリが餌を食べています。
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突き出した岬の先に鐘が下がっています。渚の鐘につきました。
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向こうのほうに日本の渚100選に選ばれた荒崎と御積島が見えます。花の時期にはトビシマカンゾウが咲き、絶景となるのだそう。
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その後八幡崎展望台と八幡神社に抜けようと思ったのですが、展望台から先の道は草木で埋もれてしまっていて歩ける状態でなかったので、そのまま引き返すことにしました。途中林の中に白いお花が咲いていました。
「お!発表でたよ」
「船出るって?どう?」
「1便2便出航、3便欠航だって」
「じゃあ2便で大丈夫なんだ」
「そうみたいだね。よかった。帰れなくなったらどうしようかと思ってたよ」
「風の感じや空の感じも今朝は嫌な感じだよね」
「暗いものね。風も出てきてるし」
「やっぱり、不安だから1便で帰ろうよ」
「そうだね、その方がいいかもね」
「早く戻って準備しよう」
「じゃあ、この後法木から神社に抜ける道を行くのをやめて、早めに戻ろうか」
「その方がいいわ」
そろそろ自転車での島一周も終盤です。 -
道すがらホオジロちゃんを見つけました。
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セキレイちゃんも会えました。
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集落側に降りてくる途中。緊急ヘリポートです。
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ヘリポートから少し降りたところに看板があり、巨木の森と銘打たれています。時間の許す範囲で散策してみます。
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大きな木が沢山ある森です。
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このまま進むと鼻戸崎展望台があり、そこの寺島にもハヤブサが巣をかけているという話を聞きました。ただ今回は既に気持ちが帰り支度もあるので展望台まで行くことなく戻ることにしました。
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坂を降って港の方に降りてきます。島一周ももうすぐ終わりです。
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港の隅っこ、豪快に自然と一体化した廃屋がありました。
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自転車をお返しして、沢口旅館に戻ります。途中でイソヒヨドリちゃんも見つけました。
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沢口旅館の入り口で女将さんに、1便に変更する旨を伝えて、荷物を9時30分に玄関に持ってくるので船着場まで運んで欲しいと頼みます。
快くOKしてくださって、大丈夫だと思うけど予め予約の変更もしておいた方がいいとアドバイスを頂いたので、酒田の事務局に連絡して予約を変更しました。 -
準備を整えて8時に朝ごはん。美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
「10時に船に乗れたら、11時過ぎには酒田についちゃうけどどうする?」
「レンタカー屋さんに連絡したら、1時間早く貸してくれるって」
「じゃあ14時に借りられるね」
「それまで3時間はあるね」
「3時間かー、ご飯食べるでしょう。その後ね」
「ご飯食べたら2時間と思えばすぐだよ」
「それもそうね」
さあ!お部屋に戻って、チェックアウトの準備を始めなくては! -
バタバタと荷物を詰めて、チェックアウトです。
「そういえばTBSラジオのONE-Jを聴きましたよ~」
「えー?聴かれたんですか?」
「たまたまつけてたら飛島って聞こえてきて。今度行くとこじゃん!って」
「ええ、たまに取材もあるんですよ~。斉藤さん※とお話できて楽しかったです」
※ジャングルポケットの斉藤さん
「一泊でしたけど楽しかったです。お世話になりました!ありがとうございます、荷物お願いします」
「ありがとうございます、またいらっしゃってくださいね~」
のんびり散歩しながら船に向かいます。
その間にお宿の車で荷物を運んでくださる寸法です。 -
屋根の上のイソヒヨドリくんが見送ってくれました。
-
遠賀美神社を過ぎるとフェリーのジェティはもうすぐ。
飛島には色々神社もあって、中には映画のロケ地になった所もあるようです。
今回もっと天気が良ければ良かったのにな~と、ちょっと惜しい気持ちも抱えながら、ささっとお参りして帰りの航海の安全を祈ります。 -
境内の木にミンミンゼミがいました。うまく撮れたと思ったのですがピンボケでした。残念。
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港の入り口で予約券を乗船券に変更します。
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お宿の車から荷物を受け取ってフェリーに乗り込みます。天気がどんどん悪くなってきて、空が暗くなってきました。
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海から見ると目立つもの。スピードスターFLASHのマークがこんなところに!と思っていたら昭和7年に行われた宇田式超短波無線による日本初の短波通信の記念碑なんだそうです。
-
海から見ると目立つもの、その2。とびしまマリンプラザ。本当はここで乗船券を引き換えているのですが、伺った時には工事で閉館中でした。
お土産物屋さんもあるそうで、立ち寄ってみたかったのですが叶いませんでした。
ちょっと心残りです。 -
出航時間が来て、船が岸を離れます。
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だんだん飛島が小さくなります。
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外海に出ると波風強く、来た時の真っ青な海とは全く雰囲気が違います。
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島が霞んでほぼ見えなくなりました。雨も降ってきたので、船内の座席に移動します。
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窓にザッパンザッパンと波があたります。船もかなり揺れました。
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波に揺られながら、酒田のフェリーターミナルに戻ってきました。遠賀美神社の御利益大したものです。
貼り紙で3便欠航の案内が貼ってあります。基本1日単位で出航欠航決めるとつい先日仰っていたのですが、お盆期間の特別な3便の日だっただけのイレギュラーな対応だったのでしょう。実際、3便の出る頃には風向きも変わり風の強さもおおよそ倍になっていました。
「さて。これからどうしようか」
「とりあえずご飯でも食べる?荷物もあるし2階のレストラン海鮮問屋とびしまに行く?」
「さっき乗ってきた船に大人数のグループがいてさ。その人たち行きも一緒だったんだけど、その時2階のレストランを予約してたんだよね。だから今頃行列して混んでるはず」
「えー?そうなの。じゃあ隣のみなと市場に行ってみようよ」
「営業開始が遅くて行ってないね。そういえば」
「じゃあ決定!」
フェリーターミナルの隣にある海鮮市場ではなく、同じ敷地の右手にある別棟のみなと市場に向かいます。 -
近寄ってみると、長屋状に色んなお店が間口を並べています。
お昼時が近いこともあり、大行列のお店も。
覗いてみたらマグロのお店みたい。順番に見て行ったら、浜のかあちゃんの店という店舗で岩ガキをその場で食べられるとの看板を見つけました。
「岩ガキ美味しそうだ、旬だよ」
「そうなの?岩ガキって食べたことない」
「そうだっけ?」
「食べてみよう、食べてみたい!」酒田市みなと市場 市場・商店街
-
「いらっしゃい!」
「すいませーん、一個ずつください」
「じゃあ、こっちのケースからどれにされますか?」
「選べるの?」
「お好きなの選べますよ」
「うーん、わからないから美味しそうなの見繕って」
「じゃあ、この辺のが大きいかな?それとコレ。レモン絞って食べてくださいね」
小さいお店で壁際のテーブルを借りてカキを待っています。
しばらくすると選んだ岩ガキが殻を剥かれてお皿に乗ってやってきます。
口に合うかわからないけど、食べてみてと旦那。ペロッと食べて思わず
「!!、うまーい!」
「何こんなの食べたことない~」
「気に入ったなら良かった」
「プルプル!何これこんな美味しいの!?」
「別物だね、美味しいね」
岩ガキ、めちゃくちゃ美味しかったです! -
テーブルにあったPOPによると遊佐町吹浦産、天然岩牡蠣だそうです。
「……」
「どうした?」
「もう一個食べたい」
「いいけど珍しいね。あんまり食べないのに?」
ということで、もう一個追加でいただきます。
美味しいものは美味しい! -
2個目もペロッといただきました。
「んー!やっぱり美味しい!」
美味しい岩ガキ、ありがとうございました! -
ガラガラガラガラ… ←スーツケース引っ張って移動中
「遠いね~」
「レンタカー屋さんとの間で軽食が取れるといいけど」
「そういえばワンタンメンのお店は?」
「満月だっけ?確か今日はお休み、それにラーメン屋じゃ時間を潰せない」
「時間潰すのにカフェの方が良くない?」
「そうねえ…」
「こっちが商店街だから、お店あるんじゃない?」
商店街を目指して歩いて、cafe ENBLISS(エンブリス)カフェにお邪魔しました。cafe ENBLISS グルメ・レストラン
-
アイスのパフェとツナのホットサンドを頼んでお昼ご飯です。アイスクリームは硬いクリーミーな流行ったタイプで、ホットサンドも美味しかったです。
結構人気もあって、ひっきりなしにお客さんがいらっしゃっていました。
カフェエンブリスさんでゆっくり食事をして、ここからの行動を相談します。
これで飛島編はおしまいです。短い滞在でしたが、飛島の海は青くてお魚もいっぱいいて綺麗でした。船の欠航も多いという話でしたが、天候に恵まれたというほどではなかったけど私たちはなんとかほぼ予定通りに戻ってこれました。リスクヘッジに旅行の前半に予定するくらいはしておいた方がオススメです。
3日目後半からは、酒田から鶴岡に移動して、出羽三山をめぐります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamayuri2001さん 2021/09/07 16:34:03
- トゥーバーズさん、こんにちは。
- 出羽三山は、今丑年のご縁年なんですね!
今年中に行ってみたくなりました。
飛島って随分レアな島に行かれたんですね。
でも、海の魅力がたっぷりなんですね!
庄内地方は、ゆっくりと行ってみたい場所が
盛り沢山。
何泊もして、堪能したいような場所がありますね。
ご紹介くださってありがとうございます。
yamayuri2001
- トゥーバーズさん からの返信 2021/09/08 08:39:45
- Re: トゥーバーズさん、こんにちは。
- yamayuri2001さま
書き込みありがとうございます!
飛島は前から行ってみたかったんです。ハヤブサも見れましたし、予定より短くなりましたが楽しかったです。
庄内近辺は私も今まで行ったことが無かったのですが、山形~蔵王辺りともまた違う魅力を感じました。
何かしら書くことで、他の方が興味を持ってくださるなら嬉しいです。
yamayuri2001さまの旅行記も時々読ませていただいています。今後ともよろしくお願いします。
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