大学生のイタリア・ギリシャ旅行 最終日(ドーハ) 日帰り観光

2020/02/06 - 2020/02/19

2020年2月6日から19日まで、友達と2人でイタリア・ギリシャに行きました。これが僕にとって初めてのヨーロッパとなりましたが、期待を裏切らず、素晴らしい所でした。

[旅行日程]
1日目(カタール航空搭乗記)
2日目(ドーハシティツアー)
3日目(ローマ①) トレビの泉等
4日目(ローマ②) コロッセオ等
5日目(バチカン市国)
6日目(ローマ③) カラカラ浴場等
7日目(ヴェネツィア①) 主要観光スポット
8日目(ヴェネツィア②) ブラーノ島等
9日目(アテネ①) パルテノン神殿等
10日目(ミケーネツアー)
11日目(アテネ②) 古代アゴラ等
12日目(アテネ③) 国立考古学博物館等
●13日目(ドーハ) イスラーム美術館等●
14日目(帰国日)

[旅行費用]
カタール航空(成田、アテネ往復) 77,100円
ライアンエア(アテネ→ローマ) 約10,000円
イタロ(ローマ→ヴェネツィア) 約5,000円
ボロテア(ヴェネツィア→アテネ) 約10,000円

アテネ空港ホテル(2日目) 約10,000円
宿泊費(3日目から11日目) 1泊2,000円くらい
ドーハシティツアー 75リヤル(2,250円)
コロッセオ事前予約 18ユーロ(2,200円)
バチカン美術館予約 21ユーロ(2,500円)
ドゥカーレ宮殿予約 30ユーロ(3,600円)
ミケーネツアー 約10,000円
食費・交通費等 1日2,000円くらい

合計 約200,000円

エリア ドーハ(カタール)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前６時、僕が乗ったカタール航空がドーハのハマド国際空港に到着しました。飛行機を降りた後、上の写真を撮影したら、空港職員に怒られました。そういえば、カタールは写真撮影に厳しい国で、空港では撮影禁止だったことを思い出しました。

まだ朝が早かったので、入国審査の前に空港のベンチで２時間くらい仮眠しました。

午前８時、カタールの入国審査を受けようとしましたが、色々と面倒でした。

①まず、入国審査を受けようとしたら、空港職員に検疫所に行くよう指示されました。当時東アジアでコロナの感染が拡大していたので、警戒されていたようです。検疫所では、体温を図り、これまでの滞在歴などを聞かれ、アジア人ということで紙のマスクをするように指示されました。

②検疫を受けた後、入国審査を受けましたが、これも手間取りました。審査では、カタールで何をするのかを根掘り葉掘り聞かれました。

③入国後、両替所に行き、ユーロをリヤルに両替しました。2人で30ユーロ(約3900円)両替したのですが、両替所の職員に「こんな少額では何もできないだろう。カタールで何をするつもりか。」と聞かれました。そこで、僕は「スークワキーフなどの観光をします。翌日の朝２時発の飛行機に乗るので、それまでに戻ってきます。食事代はフードコートで食べるから安く済みます。」と答えました。

入国審査官と両替所職員は、かなりテロを警戒しているようでした。警戒心を丸出しにされ、かなり怖かったです。

９時30分、空港からドーハメトロを使って、コーニッシュ駅まで行きました。ここからコーニッシュ(海沿いで雰囲気のいい通り)を歩いて、イスラーム美術館まで向かいます。

と思ったのですが、コーニッシュに行くには横断歩道を渡って、道路の対岸に行く必要があるようです。そして、カタールは車社会なので全然横断歩道がありません。

最初に見つけた横断歩道は何分経っても青に変わる気配がなく、しびれを切らして次の横断歩道まで歩きました。しかし、一向に次の横断歩道が見つかりません。20分くらい歩いてようやく見つけたと思ったら、信号の電池が切れていて、当然何分待っても動かず、横断歩道として機能していませんでした。この横断歩道を渡るのを諦め、しばらく歩き、次の横断歩道で対岸に渡ることができました。

結局、コーニッシュ駅からイスラーム美術館まで１時間以上歩きました。まだ２月なのにとても暑く、真夏のように日差しが強かったです。

コーニッシュから見たウェストベイ地区です。いい景色です。

カタールはかつて真珠で有名らしく、そのオブジェもありました。

真珠記念碑 海岸・海

コーニッシュには観光客用のダウ船(多分ぼったくり)もありました。黒人が、民族衣装を着たカタール人に勧誘をしていましたが、すげなく断られていました。

11時、イスラーム美術館に到着しました。ここは火曜日が休館日という事前情報があり今日は休みだと認識していましたが、他に行く場所もないので、とりあえず中に入ってみました。そしたら普通に営業していたので驚きました。

イスラム美術館 博物館・美術館・ギャラリー

料金は50リヤル(約1500円)なのですが、学生は半額で入場できます。大学の学生証を見せたら半額で入れました。美術館では１時間くらい見学しました。

中にはイスラーム美術がたくさん展示されていました。カラフルなものが多く、見ていて楽しかったです。

ビザンツ帝国を滅ぼしたメフメト２世の肖像画もありました。

これからドーハメトロを使って、ヴィラジオモールへ向かい、そこで昼食を食べます。

美術館の前には国立銀行がありましたが、カタールの首長の肖像画が書かれていました。カタールは写真撮影に厳しい国で政府機関の銀行の写真を撮るのは怖かったですが、首長の肖像画の写真が欲しかったので、周囲を警戒しつつ、思いきって撮影しました。

ドーハにある住宅ですが、アラブっぽい雰囲気があっていいです。

写真の右側の建物は、ドーハメトロの駅です。外観はまるで遺跡のようで、ドアも重厚な外観でしたが、自動ドアでした。

ドーハメトロは実質的に開通してからまだ３か月くらいしか経っていませんでした。2022年のW杯に向けて都市のインフラを整備しているみたいです。メトロは一日乗車券が２リヤル(約60円)ととても安かったです。

メトロの乗り場は、広くて綺麗でした。駅のあちこちに係員(アジアからの出稼ぎ労働者)が配置されていました。僕たちがトイレの場所が分からず困っていたら、声を掛ける間もなく話しかけくれ、助けてくれました。

どの駅にもトイレとお祈りの部屋がセットで置かれていて、カタールがイスラーム圏なのだと実感しました。

この写真を見て分かるように、メトロの利用者は出稼ぎ労働者が多く、カタール人は使っていませんでした。

12時45分、ヴィラジオモールに到着しました。

中にはなんと運河がありました。実際にゴンドラに乗って、この運河を移動できるそうです。

ヴィラジオ ショッピングセンター

スケートリングもありました。カタールのショッピングセンターって、何でもありなんですね。

当然のことながら、民族衣装を着たカタール人もたくさんいました。ヴィラジオモールの中を歩いていると、突然、目もと以外の全身を黒い布で覆った女性に話しかけられました。何かいけないことをしたのかと怖かったですが、どうやら道を聞かれただけみたいです。

13時15分、昼食はフードコートでマクドナルドを食べました。中東料理の店もあったのですが、あまり美味しそうでなかったので、食べる気になりませんでした。

僕が大好きなギリシャのフローヨーグルトも売っていたので、食べました。お金が足りなかったので、クレカで購入しました。

ヴィラジオモールにはスーパーもありましたが、とても広かったです。外国人の出稼ぎ労働者が多いためか、品物の値段は安かったです。スーパーから送料無料で配達するサービスがあるみたいで、さすがお金持ちの国カタールだと思いました。

15時30分、メトロでウェストベイ地区に行き、軽く散歩しました。この地区はドーハの中心部で、ビルがたくさん建っています。

16時15分からはスーク・ワキーフを見学しました。ここは旅行の２日目にも来たのですが、アラブっぽい雰囲気が良かったので再訪しました。

スーク ワキーフ 市場

スーク・ワキーフでは、警察官が馬に乗ってパトロールしていました。政府機関の人間を撮影したらトラブルのもとだと思っていましたが、警察官を撮影している観光客がいて問題なさそうだったので、写真を撮りました。

17時30分頃にウェストベイ地区に戻りました。シティセンターというショッピングセンターのフードコートで、夕食にバーガーキングを食べました。その後、余ったリヤルを消費するため、シティセンター内のスーパーでおやつを買いました。

シティ センター ドーハ ショッピングセンター

夕食後、外に出たら、ビルが色とりどりにライトアップされていて美しかったです。

19時50分、ハマド国際空港に到着しました。制限エリアに入ると水を没収されるので、その前に先ほど買ったおやつを食べました。１つはコアラのマーチと同じ味で、もう１つはカルビーの堅あげポテトと同じ味でした。

僕は荷物を座席に置いたままトイレに行ったのですが、その間、空港職員が同行者に荷物の持ち主を聞いてきたそうです。ハマド国際空港ではかなりテロを警戒しているのが伝わってきました。

深夜１時55分発のカタール航空で日本に戻りました。乗客のほとんどが日本人の学生で、その中には同行者の寮の先輩もいました。

ハマド国際空港 (新ドーハ国際空港) 空港