2020/11/16 - 2020/11/21
48位(同エリア563件中)
RON3さん
「高野山」と「熊野古道」に行きた~い! 長年の夢でした。
関東から紀州へは遠いし、往復だけでも日にちがかかる。
どうせ行くなら「高野山」「宿坊に泊まる」「熊野三山を制覇」「熊野古道を歩きたい」、さらに「伊勢神宮」にも行きた~い!
これらを全部つなげました。
それからもう一つ、泊まりはできるだけ『天然温泉掛け流し』のある宿に。
さらに今回は『新型コロナ』に注意しなければいけないから、やっぱり自家用車で行くしかない!
5泊6日のドライブを5回に分けてアップしました。
①の1日目~2日目『高野山の宿坊に泊まる』編 ⇒ https://4travel.jp/travelogue/11708251
②の2日目~3日目『高野山・龍神温泉』編 ⇒ https://4travel.jp/travelogue/11708254
③の3日目~4日目『熊野古道・熊野本宮大社・湯の峰温泉』編・・・本編
④の4日目 『熊野速玉大社・神倉神社・熊野那智大社』編 ⇒ https://4travel.jp/travelogue/11708265
⑤の5日目~6日目『鳥羽・伊勢神宮・蒲郡温泉』編 ⇒ https://4travel.jp/travelogue/11708268
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
PR
-
【3日目】
8:30 龍神温泉「美人亭」を出発。龍神温泉 温泉
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9:30 「道の駅熊野古道中辺路」「牛馬童子ふれあいパーキング」
これから熊野古道を歩く予定で、その時の昼食などを購入しました。前もって調べて、ここの名物『こんにゃくいなり』(360円)と『サバ寿司』(400円)と『めはり寿司』(100円)などを購入。他にも、地域で手作りされているお土産、『山菜味噌』『鉄火味噌』なども購入しました。『地域共通クーポン』が使えました。
この道の駅では『さんま寿司』が一番人気でしたが、この年サンマが不漁で全く入荷できていないということでした。道の駅 熊野古道中辺路 道の駅
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道の駅に車を置いたまま、「牛馬童子」まで往復することにしました。
「800m」の表示を安易に受け止めていました。熊野古道の『中辺路』の中でもここはかなりの急坂で、行きの20分間は非常に辛かったです!! わたしのように、普段運動不足の年寄りにはね。 -
「牛馬童子像」
小さな石仏です。都を追われて熊野詣でに旅立った花山法皇の姿を模したとも言われていて、可憐な顔立ちをしています。右側は、役ノ行者像。
石仏を眺めながら、道の駅で買ってきた大福餅とミカンを食べて元気回復!箸折峠・牛馬童子像 名所・史跡
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花山法皇が「これは血か露か」と尋ねられて、この土地が「近露(ちかつゆ)」になったとか。
まるで、「ここではきものをぬいでください」を、「ここで履き物を脱いでください」と「ここでは着物を脱いでください」と受け取った、みたいな話? ではないですね。失礼しました m(_ _)m
10:35 「道の駅熊野古道中辺路」「牛馬童子ふれあいパーキング」に戻って、車で熊野本宮本社を目指して出発! -
11:05 「大斎原(おおゆのはら)」
熊野本宮本社の旧社地。入り口に、かつての壮大な社地をしのばせる高さ34mの大鳥居がそびえていて、どこからも見えるシンボルになっています。旧社地 (大斎原) 名所・史跡
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これらを含む『紀伊山地の霊場と参詣道』として、2004年7月7日に世界遺産に登録されました。
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熊野川、音無川、岩田川の合流地点の中州に、水害前は五棟十二社、能舞台まであっって、壮麗な境内があったそうです。
中世には庶民にまで広まった熊野詣では、まずこの大斎原を目指していたんですね。 -
林の中に、かつて水害で流出してしまった中四社と下四社の神々を祀る石の祠があります。
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「樹の里」
熊野本宮大社参道入り口の脇にあって、観光バスも駐車できるほど広い無料駐車場完備のお土産屋さんです。
梅干し、那智黒飴、高菜漬け、和歌山ラーメンと、和歌山県のお土産が揃っています。こちらの駐車場を利用させてもらって、熊野本宮本社にお参りさせてもらってから、お土産を買えば一石二鳥です。樹の里 お土産屋・直売所・特産品
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11:30 「世界遺産熊野本宮館」
「熊野本宮大社」の参道入り口の前にある情報館で、無料駐車場、バスの発着所にもなっています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されたことで、和歌山、三重、奈良の三県を含めて「熊野」全体をカバーして、展示・紹介しています。
あと半分は、田辺市観光協会のブースで、各種パンフレットやマップ、バスの時刻表など、詳細な情報が入手できます。また、質問に答えてくれて、いろいろ教えてくれました。
12:00発の路線バスに乗って、終点「発心門王子」へ。世界遺産熊野本宮館 美術館・博物館
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12:15 バスの終点「発心門王子」到着。
「発心門王子」から「熊野本宮大社」に戻る約7kmの「熊野古道の『中辺路』(の一部)」を、約3時間弱、実際に歩いて熊野本宮大社にたどり着くことにしました。発心門王子 名所・史跡
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「発心門」
バス停から少し奥まで行くと、「発心門王子」の鳥居と祠があります。
熊野九十九王子の中でも、とりわけ格式の高い五躰王子の1つ。「発心門」は、山上の聖地に入ってこれから修行するという、まさに入り口を表している。ちょうど私たちにも向いていますね。 -
1.7km、ここまでは舗装された生活道を約30分で「水呑王子」到着。
廃校になった小学校の隣に石碑があります。水場やトイレがあるのでありがたい。水呑王子跡 名所・史跡
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周囲の紅葉がこの周辺で一番美しかった! この先は、古道らしい地道に変わります。
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13:30 「伏拝王子」
熊野九十九王子の一つで、 中辺路から来た参詣者が、ここで初めて熊野本宮大社が見えて、伏して拝んだそうです。伏拝王子跡 名所・史跡
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今でもはるか遠くに旧社地「大斎原」を見ることができます。山と山の間の白っぽいところですが・・・
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石造りの小さな祠が残されています。
「大斎原」を眺めながら、「道の駅熊野古道中辺路」で購入した「さば寿司」と「こんにゃくいなり」を食べて、元気回復をしました。
ちなみに『こんにゃくいなり』は、ピリ辛に味がしみたこんにゃくの間に包丁が入っていて、その間に混ぜご飯が詰めてあるもので、初めて食べる郷土料理でした。感動的な美味しさでした!
『サバ寿司』は、高野山「奥の院」でも食べたものと同じで、酢で締めたサバを酢飯の上にのせて笹で包んだ郷土料理です。ほのかな笹の香りと、殺菌力もあるので、保存性に富んでいるらしいです。こういうハイキングなどにうってつけでした。 -
小さな石塔も残されています。
汗をかいた後の『こんにゃくいなり』と『サバ寿司』は、塩分とミネラルも補ってくれるんですね。残りの古道を踏みしめながら、本宮本社までたどり着く元気が出ました。 -
13:50 「三軒茶屋」
高野山から熊野に行く熊野古道である小辺路と、田辺市から熊野に向かう中辺路の合流地点にあたります。名前の通り、かつては三軒の茶屋があったんでしょうね。
現在は、茶屋のような綺麗な休憩所とトイレがあります。三軒茶屋跡 グルメ・レストラン
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14:45 「祓殿(はらいど)王子跡」
熊野本宮大社の裏の鳥居まで、わずか200mのところにある最後の王子。
こんもりした木々の下で、石碑と賽銭箱だけがあります。
古道をずっと歩いてやってきて、熊野本宮大社に参拝する前に祓い清める潔斎所だったようです。祓所王子跡 名所・史跡
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「熊野本宮大社」の裏の鳥居。
「ああ、やっと本宮大社に着いたぞ!」と安堵。
昔の人々が、もっと遠くから、何日もかけて訪れたのに対して、たかが3時間弱しか歩かなかったけれど、熊野古道で参拝に来た苦労が少しだけわかりました。実際に歩いてみて良かった! -
15:00 「熊野本宮大社」
創建から2000年以上の歴史があって、「浄不浄を問わず、貴賤に関わらず、男女を問わず」あまねく人々を受け入れると信じられた熊野信仰。
まさに不浄で賤しい私のためにあるの? と一生懸命に手を合わせました!熊野本宮大社 寺・神社・教会
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大しめ縄のかかる門まで檜皮葺で、荘厳で趣があります。
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檜皮葺の社殿が、荘厳さを感じさせてくれるんですね。
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「熊野本宮大社社殿」
全国の「熊野神社」の総本宮にあたる「熊野三山」のひとつ。三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、聖地熊野本宮大社です。他の大社は朱色が鮮やかな社殿になっていますが、この本宮だけは檜皮葺です。四殿三棟が国の重要文化財指定になっています。 -
『熊野本宮大社の御朱印』
達筆であでやかな御朱印です。『八咫烏(やたがらす)』の朱印も押されています!
15:15 参道入り口近くの「樹の里」の駐車場を出発して、湯の峰温泉に向かいました。 -
15:45 「湯の峰温泉」到着。
「日本最古の湯」とも言われていて、平安朝以来、熊野詣での湯垢離(ゆごり)場として栄えたらしい。
泉質:含硫黄-Na-炭酸水素塩・塩化物温泉
効能:リウマチ性疾患、神経痛、皮膚病、糖尿病など
「温泉汲み取り場」
温泉を汲みたければこのホースから10リットル、100円で持ち帰ることができます。湯の峰温泉 温泉
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「湯筒(温泉調理場)」
川沿いの熱湯の出る枠の中に、前のお店で購入するか持参した食材を入れて、温泉たまごやさつまいもなどを茹でたりすることができます。 -
「つぼ湯」
世界で唯一世界遺産に登録された温泉に貸し切りで入れるんです!
通常は公衆浴場込みで1人780円ですが、この時、公衆浴場は工事中で入れないため、割引で、400円になっていました。湯ノ峰温泉 つぼ湯 温泉
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小屋に囲われた混浴の共同浴場となっていて、2人か3人も入れば満員になります。階段上の「待合所」で30分少々待って、順番が回ってきました。
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16:30~16:55 世界遺産『つぼ湯』に入浴!
天然岩の窪みに硫黄泉の濁り湯がたまる温泉場です。大人ならふたりしか入れないでしょう。
30分交替制で、グループで入ります。この硫黄泉は、日によって7回湯の色が変化するらしいです。 -
『つぼ湯の心得』
一、つぼ湯の入浴時間は、1組様30分までです。
二、石鹸・シャンプーは使用できません。
三、靴は入り口に脱いでください。
四、つぼ湯の扉に番号札をかけてください。
五、つぼ湯は小さなお風呂なので貸切りです。
六、次の順番の方は、つぼ湯の上にある「待合所」で待機してください。
七、熱ければ、自分で温度を調節してください。 -
17:10 湯の峰温泉「湯の峯荘」到着。
玄関前の駐車場に車をつけると、すぐにスタッフが駆けつけて荷物を持ってくれました。フロントも仲居さんも若いスタッフが多いです。
建物は新しくは見えませんでしたが、中はリフォームされて、とても清潔で居心地が良かったです。湯の峯荘 宿・ホテル
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特に、温泉と食事がとても良かったです。
源泉掛け流しの温泉は、世界遺産の「つぼ湯」と同じで、「含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉」で、飲泉も可能です。
大浴場に、広い露天風呂、さらに無料貸し切り風呂(写真)もあって、ずっと湯治をしたくなるほど気に入りました。 -
夕食は部屋食で、『コロナ』も安心!
美熊野牛のミスジのミニステーキ、勝浦産生まぐろ他の刺し盛り、馬刺し、鴨の生ハム、タラとチーズのブイヤベースパイ包み、あまごの塩焼きなど、どれも美味しかったです。 -
器や演出も味に変化を与えますね。特に「あまごの塩焼き」は、炭が入った磁器に串を刺したまま持ってきてくれて、いつまでも温かくて、感動しました。
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【4日目】
起床して、広い露天風呂に入ると、開放的で、本当に気持ち良かったです。
前日の「牛馬童子像」までの往復や「中辺路の古道歩き」で疲れた足腰を癒やすことができました。 -
朝食は大広間で、他の人たちとは『ソーシャルディスタンス』
「温泉粥」、「アジの干物」、「湯豆腐」、「温泉玉子」など、お腹に優しいものが多く、どれも消化が良いものに仕上がっていました。 -
湯の峰温泉「湯の峯荘」の宿泊プランが『おいし~い! ぜったいお勧めの満足プラン』で、料金は1人1泊2食付きで、16,650円でした。『Go To トラベル』で、10,875円になりました。
さらに『地域共通クーポン』を2人で5,000円分くれました。
今回の『紀州5泊6日ドライブ2020年』に泊まった5軒の宿で「湯の峯荘」が最も『また泊まりたい宿』になりました。(2番目は「鳥羽 あじ彩の宿 小浜荘」です ⇒ https://4travel.jp/dm_hotel_tips/14382453 )
8:35 湯の峰温泉「湯の峯荘」をチェックアウト。
「熊野速玉大社」「神倉神社」「熊野那智大社」などを回って、さらに三重県鳥羽に向かいます。相当な距離を走るので、早めに出発しました。
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この続きは『熊野速玉大社・神倉神社・熊野那智大社★紀州5泊6日ドライブ2020④』 ⇒ https://4travel.jp/travelogue/11708265
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旅行記グループ 紀州5泊6日ドライブ2020
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