2006年GWタイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅(後半2)クアラルンプール － シンガポール乗り鉄編そして番外編

2006/05/02 - 2006/05/06

世界の鉄道思い出の旅シリーズ（2004年～2009年）

第5弾世界の鉄道思い出シリーズは東南アジアの旅です。
鉄道で台湾一周をした時から海外の鉄道に乗る事が楽しみとなりいろいろな国の鉄道に乗るようになりました。

初めてマレー半島をタイ鉄道・マレー鉄道で縦断しました。
この頃、ネットでマレー鉄道乗車記が多く掲載され感化されてしまいました。次の海外鉄道の旅はマレー半島縦断の旅だ！そんなノリで旅行を計画。

当初の計画は11日間でタイ・バンコクからマレーシア・クアラルンプールを経由してシンガポールまで一気に南下する予定でした。
しかし始めて行く東南アジア。いろいろ観光もしたいと思い一気にシンガポールまで南下する事を断念。観光をしながら前半11日間後半5日間と2回に分けてマレー半島縦断しました。

後編は、マレーシア・クアラルンプールから終着シンガポールまでの行程です。
後半の旅で使用した航空会社は、マレーシア航空。デルタ航空と合併前、ノースウエスト航空の特典航空券（マイレージ）を利用しました。
第2回はクアラルンプールからシンガポールまで最後の乗り鉄の旅ですが、最後の最後にとんでもない失敗をしてしまい2回の旅では消化不良となり番外編の旅も紹介する事になってしまいました。

今回の世界遺産

日程　（◎は今回の旅行記）
2006年5月2日（土）
福岡国際空港 11時00分（マレーシア航空）クアラルンプール 16時25分着

5月3日（日）
クアラルンプール バス　マラッカ　マラッカ観光
マラッカ　バス　クアラルンプール

◎5月4日（月）
クアラルンプール駅 8時30分発　マレー鉄道XPS5　シンガポール
14時59分着　　

5月5日（火）
午前 シンガポール半日観光
シンガポール 21時20分発 マレーシア航空MH　クアラルンプール 22時15分着

5月6日（水）
クアラルンプール 0時50分 マレーシア航空MH82福岡国際空港 6時10分

写真はシンガポール・タンジョンパガー駅に到着したXPS5列車
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世界の鉄道想い出の旅シリーズ
第1弾 2004年ＧＷ第1回台湾一周鉄道の旅（前半後編）
https://4travel.jp/travelogue/11137681
https://4travel.jp/travelogue/11269117　
第2弾 2007年12月-2008年1月 タイ・チェンマイ鉄道の旅（前半後半)
https://4travel.jp/travelogue/10898659
https://4travel.jp/travelogue/10898661
第3弾 2007年ＧＷ台湾 台灣高鐵（台湾新幹線）に乗りに行こう！
https://4travel.jp/travelogue/11083342
第4弾 2005年7月タイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅（前編4回）https://4travel.jp/travelogue/11708238
2006年GWタイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅（後編）
https://4travel.jp/travelogue/11707801
2004年7月Amtrak アセラエクスプレスで行くアメリカ東海岸の旅（前後編）未投稿
2006年7月イギリス・フランス・モナコ鉄道の旅　未投稿
2007年7月Amtrak・エンパイアビルダー号で行くアメリカ横断鉄道の旅
未投稿
2008年2月イタリア・フランス・スペイン鉄道の旅　未投稿
2008年7月カナダ・アメリカ・メキシコ・Amtrak３大列車で行くアメリカ西海岸縦断鉄道の旅　未投稿
2009年11月インディアンパシフィック号で行くオーストラリア横断鉄道の旅　未投稿
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エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エイチ・アイ・エス

2006年 5月4日（月）

KLセントラル駅のフードコートに来ています。
マレー半島縦断鉄道の旅、後半最後の乗車になります。

美味しかったと思いますが、撮り方が下手なので美味しそうに見えない朝食。

KLセントラル駅は地下駅なので8時30分発シンガポール行きXPS5列車を待ちます。

チケットはHISで予約しました。

マレー半島縦断の旅・前編はタイ・バンコクから国境駅のパダン・ブサール駅まではタイ鉄道を利用しました。そしてパダン・ブサール駅からクアラルンプールからシンガポールとマレー鉄道の利用です。

バンコクからシンガポールまでマレー半島を縦断する鉄道なのでタイ－シンガポール間をマレー鉄道と呼ばれるケースが多いのですが、厳密に言えばタイはタイ国有鉄道（SRT=State Railway of Thailand）、マレーシアはマレーシア鉄道公社（KTMまたはKTMB=Keretapi Tanah Melayu Berhad）が運行しています。
クレタピKeretapiはマレー語で列車と言う意味でマラヤMelayuという文字も入っているのでマレー鉄道をマラヤ鉄道とも呼んでいます。

この旅行記は前編・後編を通してタイ鉄道・マレー鉄道と別々に表記しています。

クアラルンプール午前8時30分発シンガポール行きのXPS5。
シンガポール14時59分到着の予定です。

従来のファースト・クラスが　Premierというクラスに名称が変更されました。
1+2の3列座席仕様となってます。

クアラルンプールを定刻に出発。

出発して1時間20分経過の写真。
西海岸線クアラルンプールからジョホール・バール駅まではほとんどこんな田園風景の所を走行します。

Premierクラスの車内

平地なのにほとんど民家を見る事が出来ない風景が続きます。

11時26分グマス（GAMAS）駅に到着。
乗車しているのはマレー鉄道のメインルート西海岸線。
東海岸線との分岐駅です。

2021年現在KTMの時刻表を見るとGAMASーKUALA LIPIS間は運行されておりません。
2014年12月に大きな水害で被災した影響が残っているのでしょうか。
いつかは東海岸線も走破したいと思います。

11時50分スガマッ（SEGAMAT）駅

12時4分トゥナン（TENANG）駅に停車。

クアラルンプール方面の列車と交換。

同じような景色が続きますが、海外に来て旅情に浸っている事もあって車窓の景色に飽きる事はありません。

幸せなひと時でした。

食堂車で昼食をいただきます。

炒飯しか食べていなかったのかな

12時40分頃、あと2時間20分でシンガポールに到着の予定です。

Premierクラス（ファースト・クラス）のシート
やや古い感じはしますが、2列＋1列の3列シートなのでゆったりしています。

高層ビルが見えて来ました。シンガポールとの国境駅マレーシアのジョホール・バール駅に間もなく到着。この駅でイミグレーションを通過すればすぐシンガポール。
長いマレー半島縦断の旅も終わりを向かえます。

とその時は思っていました。

14時25分、ジョホール・バール駅に到着。

☆ジョホール・バール駅
この駅を出発し次の駅シンガポール・ウッドランズ駅でイミグレーションのため一旦車両から降りた後、とんでもない悲劇に襲われました。
出入国審査後、この駅で下車する人の後をのこのこと付いて行き駅のドアを開けて外に出てしまったのです（このドアから出ると戻る事はできません）
当然シンガポール・タンジョンパガー駅行きの車両に再び乗車する事は叶いませんでした。

更にウッドランズ駅の跨線橋から列車の撮影をしていた処、撮影禁止のためマレーシア・ジョホール・バール駅からウッドランス駅までの写真を消去されてしまったのです（涙）
初めてのシンガポール入国は苦い思い出となりました。

という事で後年ジョホール・バールからシンガポール・タンジョンパガー駅まで乗車した記録を番外編として追加投稿します。
乗車したのはシンガポール国内のマレー鉄道が廃線直前の2011年6月5日でした。　

2011年6月タイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅(番外編)
↑むりやり付けた題名です。
写真はジョホール・バール市内、ここからスタートです
タイ鉄道・マレー鉄道縦断の旅を企画してシンガポール・タンジョンパガー駅まで乗車しないと完乗したとは言えません。最後の最後でタイ・マレー鉄道を完全制覇する事ができました。

乗車するのはシンガポール行き15時39分発SE13列車

ジョホール・バール駅はBJセントラル駅と駅名が変わり新しく改装されました。
（3つ前の画像を見れば駅の様子がぜんぜん違うのがわかります）

JB Sentral駅を出発。

これがJB Sentral駅（旧ジョホール・バール駅）からシンガポール・タンジョンパガー駅まで最後の乗車となりました。

JB Sentral駅はジョホール水道（ジョホール海峡）に近い所に有ります。

ジョホール水道が見えてきました。

ジョホール水道を通過中です。
前回（2006年）ここを通過した時は左側からジョホール海峡の景色を見ました。ただ左側は太い水道管（？）が有ったので今回は右側から撮影です。
その時の写真はウッドランズ駅構内の撮影禁止を知らないで写真を撮っていたらそれを注意されジョホール・バール駅から撮影した（シンガポール内）の写真は全て消す事を要求されてありません。残念な思いでです。

ジョホール水道を通過中、シンガポールが間近に見えて来ました。

ウッドランズ（Woodlands）駅に到着。2006年はこの駅で降りてしまったので、この駅から先がマレー半島鉄道で縦断の最後の区間となります。

2011年7月1日からウッドランズ駅がウッドランズ・トレイン・チェックポイント（Woodlands Train Checkpoint）となりマレー鉄道シンガポールの最終駅となりました。更に2015年7月1日より現在マレー鉄道の長距離列車の発着はジョホール・バール駅（現BJセントラル駅）となっておりBJセントラルからウッドランズCIQ間はシャトル列車の運行となりました。
尚、先ほどもお伝えしましたが、この駅は構内も含めてホームも撮影禁止なので注意が必要です。

ウッドランズ駅を出発。いよいよここからシンガポール・タンジョンパガー駅まで未乗車区間を走行します（実際は往路でこの区間乗車しています）

この時のマレー鉄道シンガポール国内の駅や路線はマレーシア領でした。
ところがこの区間をシンガポールに返還される事となり2011年7月1日にシンガポール国内の路線とシンガポール駅は廃止される事となったのです。

この区間林の中や時折シンガポールの高層ビルが見えたりします。

この日のシンガポール・タンジョンパガー駅からジョホール・バール駅JB Sentral駅（現JB Sentral駅）までの乗車旅行記はこちら。
2011年6月 マレー鉄道 最後のシンガポール駅とイースタン＆オリエント・エクスプレス　https://4travel.jp/travelogue/10985325

ブキッ・ティマ駅を通過。

いつか機会があれば一部の区間だけでも廃線跡を歩いてみたいです。

まもなく鉄道でマレー半島縦断して来た旅の終着駅シンガポール・タンジョンパガー駅に到着します。

シンガポール・タンジョンパガー駅が見えて来ました。

あと少しでマレー鉄道シンガポール国内区間シンガポール・タンジョンパガー駅までの乗車は最後となります。

シンガポール駅に到着しました。
思えばバンコク・フワランポーン駅からシンガポール・タンジョンパガー駅までの乗り鉄の旅、本当に長い時間が経過しました。

これでタイ鉄道・マレー鉄道の旅が完結しました。３回目の旅行での達成！
達成感ひとしおです。

2005年7月タイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅(前半)
2006年GWタイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅(後半)の2編でマレー半島を縦断する予定が、
2011年6月タイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅(番外編)の3編で完結となりました。
今、あの時ウッドランス駅で誤って降りてしまった事が少し悔やまれますが、
それがなければシンガポール・タンジョンパガー駅が廃止される直前に来た可能性も少ないと思われ、結果的には良かったと思うようになりました。

シンガポール・タンジョンパガー駅からジョホール・バール駅JB Sentral駅（現JB Sentral駅）

マレー鉄道終着駅、シンガポール・タンジョンパガー駅です。

シンガポール・タンジョンパガー駅はこのように撮影が自由ですが、７月からマレー鉄道の最終駅となるウッドランズ・トレイン・チェックポイント（現ウッドランズ駅）は撮影がたいへん厳しいので到着後または出発時の列車の撮影は撮れないのが残念です。

ジョホール・バール駅（現JB Sentral駅）からシンガポール・タンジョンパガー駅まで乗車したSE13列車。前方から撮影です。

☆シンガポール・タンジョンパガー駅

この日は2011年6月5日、そしてシンガポール・タンジョンパガー駅は2011年6月30日に営業の幕を閉じ2011年7月1日に廃止となりました。

廃止が近づいたのか、混雑したこれがシンガポール・タンジョンパガー駅構内。

最後のシンガポール・タンジョンパガー駅外観。

まもなく79年の歴史に幕を閉じようとしております。
さようなら！マレー鉄道シンガポール路線、シンガポール・タンジョンパガー駅。

2021年10月10日 投稿

2006年GWタイ鉄道・マレー鉄道で行くマレー半島縦断の旅(後半3)シンガポール・帰国編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11707803