2021.07 平湯温泉と上高地ハイキング（２）大正池から河童橋へ・上高地ハイキング前編。

2021/07/31 - 2021/08/01

平湯温泉からバスに乗って上高地へ。子供の頃に一度来て以来となる上高地。大正池で下車して、河童橋まで歩いてみます。

635冊目　2021/11/22投稿

エリア 上高地(長野)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

平湯バスターミナルから、上高地行きのバスに乗車。

アルプス街道平湯 平湯バスターミナル 乗り物

バスは早速安房峠道路へと入ります。

トンネルで楽々と安房峠を通過。

トンネルを抜けて少し走ると……。すぐに上高地への分岐路です。

さあ、ここからはバス・タクシー専用の道路。

釜トンネル 名所・史跡

トンネルを２本ほど過ぎて上高地へ向かいます。

道幅そんなに広くはないんですね。

隣に大正池が見えて来ました。

では、大正池で下車。

バス停の目の前には売店が。ここってホテルなんでしたっけ？

上高地 大正池ホテル 宿・ホテル

大正池バス停。

降りてしばらくすると、別のバスが。長野県側からのバスでしょうか。

さて、それでは

大正池へ降りていきましょう。

降りてきました～。

11時20分、大正池に到着。

大正池は焼岳が大正４年に噴火したときに流れ出た土石流で梓川がせき止められてできた池。

大正池(長野県松本市) 自然・景勝地

こういう立ち枯れた来も見られます。でも昔に比べると少なくなったのだそう。

しばらく池のほとりでのんびりと景色を眺めて過ごしていました。

池の畔には、他にも大正池の景色を眺めつつ休憩している多くの人の姿が。

う～ん、空気が美味しい、気がします。

しばし美しい景色を眺めたところで

休憩も終わり。いや、まだ歩きだしていないわけですが

さて、それではここから河童橋まで歩いていきましょう。

整備された遊歩道の向こう側はとても緑豊か。

なにかの花。

こういう風景をみると

まるで熱帯のジャングルを歩いているんじゃないかと思えてきます。

温度的にはちょうどいい感じではありますが。

散策路は整備されており、歩きやすいです。

上高地には１０種類ほどのヤナギの木が見られるのだそう。

どんどん歩いて行こう！

お、ここから焼岳が見られるそうです。いや、隣のクマ出没の表示もかなり気になるのですが……。

まあ、私以外にも多くの人が歩いているので、熊との遭遇可能性は低いでしょう。焼岳は、この正面の山ですかね～。
標高２４５５m、今も活動を続ける活火山なのだそうです。

梓川、そして立ち枯れしている木とともに。

スマホの広角レンズでも一枚。

さあ、続けて歩いていきましょう。

ここは標高1,500m。ちょうど山地帯と亜高山帯との境目付近になるそうです。

ニホンザルの表記も気になりますが、やはりクマに出会うこともあるんですね～。今日は他にもハイキングを楽しんでいる人が多いので大丈夫そうですが、熊鈴を準備するなどしておいたほうがいいのかも。

ちょうど他のハイキング客と行き違いをするために路肩によったら、咲いている花を見つけました。綺麗ですねえ。

100種を超す鳥類が確認されているそうです。

おや、

湿地帯に出てきました。

田代湿原 自然・景勝地

こちらは田代池。

田代池 自然・景勝地

いけそこに枯れた水草などが少しずつ積もり、大雨によって大量の土砂が流れ込んだ結果、池の大部分は湿地化してしまっているそうです。

と、こちらの看板にありました。大正4年には水深5mあったとのことなので、これも焼岳の噴火の影響だったんですかね。

そんな湿原地帯を横にしばらく歩いていきます。

高山から見える穂高連峰がここからも見えるようです。

が、雲に隠れて見えない……。

さて、ここでルートが2つに分かれています。

林間コースを歩いてもいいのですが

上高地自然研究路 公園・植物園

梓川コースの方へ。

すぐに梓川の横へ出てきました。

上高地梓川の清流 自然・景勝地

こうして出てくる看板でお勉強をしながら歩いていくと

別れた林間コースと合流して田代橋へ。

田代橋 名所・史跡

ここで一休み……あら、クマ目撃情報がさっきと違って更に新しい日付になってる。

田代橋を渡ると今度は穂高橋。

穂高橋 名所・史跡

橋から見た梓川。

綺麗ですねえ。

対岸に渡りました。

梓川は南に流れていって松本市へ流れていくのでこちらが右岸。

言われてみれば長野道に梓川SAがありますもんね。あれ、松本だもんなあ。

上高地温泉ホテルを通過。外来入浴も可能だそうです。口コミみたら高評価でした。

上高地温泉ホテル 宿・ホテル

入りたいな～と思ったものの、今日のところはハイキングを優先したいのと、平湯温泉に入ってきたところなので我慢。帰りに時間があったら寄りたいところだけれど……。

よ～し、ウエストン碑に到着。

ウエストンさんは、明治の時期に来日した英国人牧師さん。7年間の滞在中に槍ヶ岳や穂高の山々を数多く歩き、日本山岳会結成のきっかけを作ったり、日本アルプスを世界に紹介された方だそうです。

登山において、多大な貢献をされた方なのですね～。

で、更に歩いていくと……サルだ！

小さな子ザルもいるよ。親子かな。

めっちゃ至近距離に人がいるのですが、完全に人馴れしてしまっていて動じません。

草から実かなにかを

むしっては食べむしっては食べ。

可愛らしいですね～。

このあと、小ザルが青虫を見つけておっかなびっくり触れては飛び去り……を繰り返していたら……。親ザルがやってきて問答無用で青虫をパンチ（笑）。そのまま口に運んでムシャムシャ食べてしまうという一幕もありました。びっくりしたよ（笑）。

なお、今回のベストショットはこちら。あの親子サルと別れて歩いていくと……いたんですよ。更に小さな子ザルが一匹。

さっきのサルの子供なんでしょうね～。他にも小ザルが散策路横の林の中にいるのを見かけました

サルの姿に癒やされながら、先に進んで……

あ、またいたよ。

こっちは大人のサルですね。立ち止まったので横を通って先に行かせてもらいました。……本当に人馴れしているよな。

さあ歩いていくと

あ、またサルだよ（笑）。群れが建物から木の上へとどんどん渡っていってます。

小サルの姿などを見ていると微笑ましく感じるものですが……。彼らは野生動物。人から食べ物を奪うようになってしまうと、自然界で生活ができなくなってしまいます。餌を上げたりはしないようにしましょうね。

上高地西糸屋山荘 宿・ホテル

よ～し、河童橋に到着！

河童橋 名所・史跡

これが上高地を代表する風景ですね。

いや～いいですね～。

人が少ないタイミングで一枚パシャリ。

さて、それでは河童橋を渡って……あ、お巡りさん。巡回ご苦労さまです。

いや、その前にせっかくだからちょっとなにか買って食べようかな。

ホテル白樺荘＜上高地＞ 宿・ホテル

隣の店のりんごソフトクリームと迷いましたが、こちらの上高地ジェラートに決定。味は迷った末にあんずにしました。

お店の中。標高1500mでもこんな感じで膨らむんですね。

それでは河童橋で

あんずジェラートいただきま～す。いやあ美味しい。

食べながら橋の真ん中へ。

穂高連峰と梓川を眺めながらいただくジェラートは格別の味でした。たまにはこういう贅沢もね。

現在の橋は1997年にかけ替えられた5代目。結構最近なんですね。

河童橋を渡って左岸から。大正池から河童橋まで3.8km80分。とはいえ途中休憩して写真撮影したり、ジェラート食べながら歩いてきたのでもう14時前です。さあ、このあともハイキング続けますよ～。