2021夏、バリうまか〜福岡　密を避けながら　２

2021/08/09 - 2021/08/12

２度目のワクチン接種が完了し、PCR検査でも陰性になったこともあり、
かなり前にホテルと航空券予約をしていた福岡食べ歩き旅に出かけました

初めてのスターフライヤー（SFJ/7G）搭乗
久しぶりの福岡グルメ
行くと決めたからは、一度頭の中を整理し直して、作戦（食べる）を立てて
予約などの準備をしていきます

３泊４日の２日目
門司港レトロを特急ソニックと臨時特急かわせみやませみで往復しました
（全て初乗車なので、テツとしての血が騒ぎます）

テーマの福岡グルメ
３食目昼食　焼きカレー
４食目夕食　博多野菜巻き串
をいただきました

大好物のレトロ建築と鉄道に偏った旅行記ですが、
最後までよろしくお付き合いくださいませ

エリア 門司・関門海峡(福岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 スターフライヤー
• 旅行の手配内容: 個別手配

博多発10:19の特急ソニック15号に乗ろうと、ホームに上がると
813系電車が発車を待っていました（水戸岡デザイン）

おそらく途中駅で追い抜くことになるんでしょうね。

博多駅 駅

ソニック15号は大分行き特急で、大体１時間ごとに出ています

メタリックブルーの883系とホワイトの885系が運転されていますが、
どちらが来るんでしょうか？

博多駅 駅

885系がやって来ました（水戸岡デザイン）

ドイツ高速列車ICE（インターシティ・エクスプレス）と似た外観です
JR九州の車両は個性的で面白い
デザイナー水戸岡鋭治氏主宰の「ドーンデザイン」にトータルデザインを依頼したのが、JR九州で最初は旧国鉄形特急電車（485系など）の改造から始まったと思います（RED EXPRESSなど）

今は水戸岡デザイン車両が各地を走っていますね

博多駅 駅

ドア周りも洒落ています

物語感がありますね～
乗るのにワクワクしてきます

右の大きな窓は何でしょうか？

特急 ソニック (883系 885系） 乗り物

答えは展望サロン的なスペースでした

完全禁煙に移行する前は、喫煙スペースだったのかもしれませんね
機能以外にもこうした「あそび」のスペースがあるのはイイです

特急 ソニック (883系 885系） 乗り物

885系は「白いかもめ」として、長崎系統に走り始めたので、
共通運用していると思いましたが、「SONIC」表示があるので専用ですね
そういえば先頭部に青いアクセントラインが入っていました

特急 ソニック (883系 885系） 乗り物

車内はアルミ感あるドーム天井、飛行機的なハットラック（荷物棚）が特徴的

黒いシートに黄色いヘッドカバーがシャレオツであります
大振りの座席はまるでグリーン車のようにゆったりしています

特急 ソニック (883系 885系） 乗り物

香椎駅に停車
この駅は私にとって読書の原点です

中１の時、松本清張「点と線」を読んだことが、読書が大好きになる契機でした
香椎、西鉄香椎、香椎浜そして東京駅の４分間がキーポイントで、
清張氏は時刻表からヒントを得たと言われています

中学国語の時間に尊敬する人物の作文の際に、点と線に登場する古参刑事「鳥飼重太郎」について書いて、国語の個性的なＴ先生に「発想が面白い！」と褒められたことを思い出していました。
本当は時間があったならば、「聖地巡礼」をしたいと思っています。

さらに小５の時に古い時刻表を祖父から貰ったこともテツそして旅行好きとなる
元になりました

香椎駅 駅

小倉駅まで45分ほど、振子機能を最大に活かしつつ走行していたようです

日豊本線（大分方面）は小倉でスイッチバックします
私たちは門司港行きを待ちます

小倉駅 (福岡県) 駅

待ち時間でホームを歩くと、
「かしわうどん」の立食い店を見つけました

390円ととてもリーズナブル
奥さんは食べたかったようですが、ここでは断念し先を急ぎます

小倉駅 (福岡県) 駅

門司港行きは絶滅危惧種旧国鉄車両でした
415系という３ドア交直両用の標準通勤車両です

車内は座席がリノベーションされていました
多分最後の乗車になると思いますので、
大きなモーター音と「タンッ！タンッ！タンッ！タンッ！」というコンプレッサー（ドア開閉用空気圧縮器）音を記憶に刻みました

小倉駅 (福岡県) 駅

約14分ほどで門司港に到着（博多から待ち時間無しだと１時間です）

かつてはここが九州のゲートウェイ（玄関口）でした

門司港駅 駅

怪しげな東洋人が門司港駅に降り立ちました

門司港駅 駅

811系がホームに停まっていました

JR九州の通勤車両体質改善の第１号との記憶があります

門司港駅 駅

門司港駅はレトロ地区観光の拠点として、2019年に6年に及ぶ復元工事を経て今の姿があります

みかど食堂by NARISAWAへの入口

門司港駅 駅

手洗い場はそのままの姿に復元されていました

門司港駅 駅

トイレはとてもきれいにリノベーションされていました
その横には「幸運の手水鉢」が残されています

門司港駅 駅

駅舎正面、向かって左側の通路です
風情があります

門司港駅 駅

正面入口から入ったところです
切符売り場は今は使われることはありませんが、その奥に乗車券売機があります

門司港駅 駅

左手にある旧出札室は「みどりの窓口」になっています

門司港駅 駅

駅舎から出て右手に廃墟のような建物が
旧JR九州本社ビルでした
近いうちにリノベーションされるのでしょうか‥

門司港レトロ地区 名所・史跡

振り返ると、門司港の駅舎は風格があります

門司港駅 駅

跳ね橋を渡って反対側に行ってみます
門司港レトロ展望室が開いているといいんですが‥

門司港レトロ地区 名所・史跡

プレミアホテル門司港（旧称門司港ホテル）
船舶をイメージしたようなデザイナーズホテルです

門司港レトロ地区 名所・史跡

懸念したように、展望室はクローズでした
というか見学用施設は全て８月末まで閉館となっていました
まぁ仕方ないですね

門司港レトロ地区 名所・史跡

大連友好館です
いい雰囲気ですね

勿論、館内の中国料理店も休業中

門司港レトロ地区 名所・史跡

旧門司税関

そう言えば、一昨年５月に新潟に行った時にも旧税関がありました
門司は中国大連、新潟はロシア極東との航路があったという証左ですね

門司港レトロ地区 名所・史跡

レトロ地区と怪しげな東洋人の絵画風

門司港レトロ地区 名所・史跡

ここはバナナ叩き売り発祥の地でもあります

右の黄色い方が「バナナマン」だそう
まんまですが、今や芸人バナナマンの方が有名になっています

門司港レトロ地区 名所・史跡

旧門司三井倶楽部
洋館の裏側に和風の建物が連なっていました

ケースバイケースで使い分けをしていたのだと思います

旧門司三井倶楽部 名所・史跡

門司港駅の絵画風加工

門司港駅 駅

日本郵船（NYK Nihon Yusen Kaisha）
裏側には旧大阪商船ビルがあったようですが、見落としました

一番楽しみにしていた九州鉄道記念館もクローズでした
これは軽いショックですね

門司郵船ビル (旧日本郵船門司支店) 名所・史跡

昼食は門司と言えば「焼きカレー」ということで、
駅舎２階にある「みかど食堂by NARISAWA」にゆっくりいただくことにしようと思いました

みかど食堂 by NARISAWA グルメ・レストラン

旧みかど食堂という高級な洋食堂でした

みかど食堂 by NARISAWA グルメ・レストラン

現みかど食堂は、東京のフレンチレストランの超有名シェフ成澤由浩氏監修の店舗
JR九州「或る列車」の食事＆スイーツのプロデュースをしていて、その縁なのかもしれません

ところが入店して、調理場から「お客様いらしたよ」と声を掛けても、サービス女性スタッフが気が付きません‥
ようやく気が付き、空いている席どうぞというので、腰掛けて待ちます
注文は焼きカレー一択で、「焼きカレーを２つお願いします」と発注すると、
「売り切れました」とのつれない返答‥
今更、パスタや洋食コースなど食べたくないので、店を出ることにしました
本来なら「外のメニューに売切表示」か「入店時に売切告知」すべきだと思います

観光地の店として最悪の接客です
私は２度と行くことはないと思いますが、こんな接客をしていたら絶対にダメになるのは必定だと感じました

みかど食堂 by NARISAWA グルメ・レストラン

旧貴賓室です

門司港駅 駅

駅近くの「BEAR FRUITS」という焼きカレー専門店に入りました
カレーはプレーンまたは牛肉入り、そして普通と大盛り
スープ、サラダ、ラッシー、ドリンクの組み合わせで価格変化する直球の店

焼きカレーは生卵とチーズを乗せて焼き上げてあり、カレーは中辛で甘みの強いものでした
辛さが欲しい人用に辛味スパイスが普通と粗挽きの２種類用意されています

美味しかった！
結論はみかど食堂で食べなくて良かったと思う

ベアーフルーツ グルメ・レストラン

帰りの観光列車出発まで、１時間半ほどあったので、駅構内のスタバでまったりとします
ココは旧３等車待合室です

スターバックス・コーヒー 門司港駅店 グルメ・レストラン

スタバマークの変遷が掲げられていました

スターバックス・コーヒー 門司港駅店 グルメ・レストラン

このエレベーターは貴賓室やみかど食堂のある２階へ通じています

私は初めてスタバのコールドブリューをいただきました
フルーティーな味わいで、夏にはもってこいなコーヒーだと思います

スターバックス・コーヒー 門司港駅店 グルメ・レストラン

外は暑いので、涼しい店内でまったりとしてリフレッシュできました

スターバックス・コーヒー 門司港駅店 グルメ・レストラン

さて観光列車の発車時刻が近づきました

スターバックス・コーヒー 門司港駅店 グルメ・レストラン

いよいよ、JR九州D&S（デザイン＆ストーリー）列車に乗れます

今回は昨年の豪雨災害で不通箇所かあり、熊本ー人吉ー吉松を運行している
「かわせみやませみ」「いさぶろう」各２両が連結され、臨時特急として
門司港ー博多を運行されていて、その「かわせみやませみ91号」に乗車します

門司港駅 駅

門司港寄り３＆４号車は「いさぶろう91号」
本来は吉松行き「いさぶろう」、熊本・人吉行き「しんぺい」として、熊本ー人吉を特急、人吉ー吉松を普通として走っています
いさぶろうは肥薩線開通時の逓信大臣「山縣伊三郎」、しんぺいは鉄道省総裁「後藤新平」から取られています
福北ゆたか線には元大関魁皇から取った「特急かいおう」が走っています

ヨーロッパでは当たり前の「人名由来列車」が九州にはあります

いさぶろうにしなかった理由は、この座席にあります
狭いボックスシートは密になりやすいし、座り心地悪そう
ただ空いていたようなので関係ないのかも

この列車も水戸岡デザインでキハ140改造車ですね

私が予約したのは、「かわせみやませみ91号」2号車のやませみ車両です
このカウンターのしつらえは富山地鉄の「アルプス・エクスプレス」に良く似てます
そうですこの車両も水戸岡デザインなんです

観光特急かわせみやませみ 乗り物

私が選んだのは、改造車両あるあるの「窓とシートの位置が合わない」のを
回避した席です
（事実一列前は窓部分が半分以下でした）
シートモケット（座席表面生地）は高級感あるベロア調ですが、ベースは行きに乗った885系と同じだと感じました

観光特急かわせみやませみ 乗り物

前方にはサービスカウンターかあり、ドリンク類やグッズを扱っています
ちなみに女性アテンダント２名でホスピタリティあふれる接客をしていました

観光特急かわせみやませみ 乗り物

深い緑の塗装は高級感あり

観光特急かわせみやませみ 乗り物

行先サボ（行先標）も金文字

観光特急かわせみやませみ 乗り物

先頭に回りこんんで「かわせみ」車両を見てみます
深い青（フレンチブルー）の塗色
私の一番好きな色なんです
前面もかっこいいですね

観光特急かわせみやませみ 乗り物

ココでも絵画風の加工をしました

観光特急かわせみやませみ 乗り物

かわせみのオブジェ

実際にかわせみは東京駒込六義園で一度だけ野生を見たことがあります
瑠璃色の羽は本当に美しい鳥でした

観光特急かわせみやませみ 乗り物

かわせみやませみ91号２号車　やませみ車両
水戸岡ワールド全開の車内

観光特急かわせみやませみ 乗り物

車端にあったソファエリア
ここも半個室ぽい感じでいいです

ブラインドが「御簾（みす）」みたいですね

観光特急かわせみやませみ 乗り物

観光列車らしいサプライズのひとつ

途中停車する折尾駅で名物かしわめしを今は珍しい立売りする東筑軒スタッフ
購入は停車時間が短くて叶いませんでした
大きなアクションでお見送りをしてくださいました
ありがとうございました！

アテンダントさんのサービス
①沿線案内
②カウンター販売
③乗車記念カード（無料）とスタンプ案内
④記念撮影（列車ボードを持って）
⑤チェキ撮影（無料）　など
笑顔がとても気持ちいい感じでした

その他
門司車掌区通過時に、非番の車掌さん達がお見送り　など
楽しい趣向で、あっという間の１時間40分でした

折尾駅 駅

17時博多駅着
17時30分に中洲川端の「博多やさい巻串屋鳴門」を予約していたので、
博多ーキャナルシティー天神の巡回バスで向かいました

昨夜のもつ鍋おおやま同様にアルコール提供自粛中
私はかぼすソーダ、奥さんはかぼすドリンクを発注
※今回の旅で一度もアルコールを口にしませんでした‥おそらく結婚して初めてのことだと思います※

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

数々のやさい巻串がネタケースにスタンバイ

注文すると、中央の炭火焼き台で調理してくれます
じっくりと焼くため、早めの発注をお勧めします

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

お通しは、土佐酢のようなタレが掛かったキャベツ

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

最初の串は、うずら卵巻き
豚バラ味噌、鳥ももです
うずら卵は黄身がトロトロになって激アツ！！
軽く上顎を火傷しました‥Be careful!!

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

次は左から、
パクチー巻、エリンギ巻き、トマト巻き、獅子唐巻き
パクチーは奥さん発注
個人的には、獅子唐とエリンギが美味しかったですね

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

ここでお食事を
自家製の明太子とご飯
明太子は辛くてとても美味しい！

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

本日のメインディッシュ？
長葱一本焼き、20分ほど掛けてじっくりと焼かれています
とても甘い、そして旨い！！
辛ニンニク味噌がいい味でした

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン

他に豚バラ味噌追加、ささみわさび焼きなどを追加発注

締め？は苺巻きです
添えられた練乳を付けていただきます→「あり！」
（ぶどう巻きを所望したが品切れとのこと）
ちなみに会計は２人で5600円で、お酒飲まないと安価です

帰り道は博多駅までぶらぶら歩き、お店を何店か見て回り、ホテルへ早めに戻りました

博多やさい巻串屋 鳴門 グルメ・レストラン