『青春18きっぷ』で行く、美山かやぶきの里　2021年 8月

2021/08/05 - 2021/08/05

一年振りの『青春18きっぷ』の旅
第一回は、京都府南丹市にある
美山かやぶきの里へ。

昔、福知山から伯父に連れて行って
もらったことがあります。
京都府の丁度真ん中に位置する
日本の原風景とも言える場所です。

合掌造りとは又少し違った茅の家。
自宅から３時間で、山と川に包まれた
『森の京都』を満喫して来ました。

エリア 南丹(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2021年 夏
又、緊急事態・蔓延防止が出ましたが
しっかりと対策をして出発！

京都から嵯峨野線に乗り換えました。
保津川と交差して進んで行きます。

亀岡の辺で少し霞んでいましたが
又スッキリして来ました。

ここまでで自宅から約２時間
日吉駅で降ります。

日吉駅 駅

駅前のバス乗り場から

日吉駅 駅

南丹市営バスに乗ります。

まだ出発まで時間があったので
バス内で一日券を購入しました。

購入する人は少ないのかな。。
運転手さんにお手間を掛けてしまい
ましたが、とても親切な運転手さんで
私の行程で損しないか計算して
下さいました。

約１時間ほど揺られて来ました。
かやぶきの里へは『北』という
停留所で下車します。

ここへ来るまでも茅葺の家は所々
見掛けましたが、約50軒ほどある
家屋の内、40軒が茅葺き屋根の家だ
という、伝統的技法による建築物群を
含めた歴史的景観の保存度への評価も
高い地域です。

目を引く懐かしい赤いポストに
つられて集落の中へ

最近塗り替えたぐらい綺麗です。^^

一筆書きで行動したいし
朝早かったので先にお昼でもいけそう！
という事で、予定を変えてランチへ

お店の中に展示してあった
かやぶきの里の『一斉放水』の模様の
写真です。
これは、見てみたい景色の一つですね。

お昼はお蕎麦にしました。
ささみと野菜のかき揚げ天が付いた
少しボリュームのある物を頂きました。

美味しいお蕎麦で大満足 ♪

お食事処きたむら グルメ・レストラン

美山川（由良川）に架かる赤い鉄橋
長除橋

その橋を渡っていくと、屋根を葺く
為の材料を育てる茅場があります。
橋の両側に見える緑の丸い塊が
それの様です。

堤防の少し高い場所から観た全景

美山 かやぶきの里 北村 名所・史跡

では畦道を歩いて散策開始！

お米が随分成長してます。

まだシャキーン！と立っていますが
もうすぐ垂れるのかな。。

私が歩くと草むらのバッタ達が
稲の方へ飛んで行きます。
びっくりさせた？！
ごめんやでぇ～

茅葺きの家は、感謝して暮らす家。
ど、誰かが…
木と草の自然の素材でできた家。
神に感謝をし、家族繁栄、子孫繁栄の
願いが込められた家だと…

美山の茅葺屋根の上には、出雲や神宮
の神殿の様な木組が置かれています。
雪除けの役割を果たす物だそうですが
確かに私の第一印象もお社みたい…
でした。

昔は三代かかって家を建てたそうです。
おじいちゃんが木を植え、お父さんが
育て、孫の代になって育てた木を乾かし
やっと家が建つ。。
皆んなが次の世代を思い引き継ぎながら
家を建てたのですね。

そんな家は150年経っても住める家。
又自然素材のみで作られている為
家を壊したとしても廃棄物はすべて
自然に返る。。殆どの材料は肥料と
なって、次の茅を育てるのに役立つ。
究極の循環型の住まいなのだそうです。

どの家にも家紋が付いています。

稲荷神社には

樹齢400年のトチの木があります。

そんな風に受け継がれてきた
人々の生活を見守って来た木でもある…

隣には公園がありますが、老朽化の為
ジャングルジムは使えなさそう。。

放水銃。国の重要伝統的建造物群
保存地区である集落を火災から守る為
あちこちに設置されています。

左右に動き建物全体に水がかかる様に
なっているそうです。

民族資料館。
2000年に消失、再建後は
放水銃による防火訓練が年に２回
行われる様になったとか。。
これが観光名物にもなっている
『一斉放水』ですね。

ここの茅のコケは凄い！
毛皮か毛布みたい。。^^

入館料は@300円

美山での生活が展示されています。

木桶のお風呂、床は竹です。
これ、いいね！

牛小屋も家の一角に。。

茅を裏から

二階の造りは合掌造りと同じみたい。。

夏は涼しく冬は暖かい。天井が高く
屋根の厚みが太陽の熱や雪の冷気を
遮るそうです。
合わせて、吸音性にも優れており
重厚な茅が音を吸収し、とても静かな
室内になるそうです。

だとしたら、人間の身体にとって
とても心地よい理想的な空間ですよね。

赤ちゃんを入れておく『ふご』

こちらは農具ですかね。。

牛小屋から家の中をみた風景

奥には蔵もありました。

色々な家財道具

浄瑠璃の衣装が展示してあります。
村のお祭りなどで演じられたのでしょうか。。

村の中には民宿もあります。
雪の頃泊まってみたいな ♪

桔梗だ！

村の入口に石碑が立ってた
曹洞宗 普明寺は、村の高台にあります。

カフェ美卵
平飼い玉子で作られたプリン
とカフェ・オ・レで休憩

風が入ってきて涼しいです。

鎌倉神社

から観る集落の景色が

オススメと何かに書いてたので。。

但し、段差がある不揃いの石段には
気をつけて！

恩谷川を超えると

知井八幡神社
八岐大蛇ならぬ、八岐大鹿を退治した

甲賀三郎兼家の伝説が残る神社。

鯖街道が

水路と共に集落を横切ります。

初めて見た植物

風が爽やかで

勢いよく流れる水音と相乗効果で
より涼しく感じます。

ソロソロバス停へ戻りましょうか。。

丁度、茅の葺き替えをされていました。
20年に一度葺き替えるそうで一周すると
最初の家が又葺き替え頃になると…
昔は住民たちで協力して葺き替えて
いたそうですが、現在では業者の方が
されています。

昔の道標も残っています。

普通に生活されている集落です。
マナーを守って散策させてもらって下さい。。

市営バスの終点には、美山自然文化村
があります。

オートキャンプ場があり、清流で
川遊びをされています。

美山自然文化村 キャンプ場 キャンプ場

綺麗に筋が出来てる。。

この看板に沿って進むと

河鹿荘に到着。

美山町自然文化村　河鹿荘 宿・ホテル

日帰り温泉を利用します。

どなたもいらっしゃらなかったので。。

川遊びをしている子ども達の声が
聞こえてきました。
すぐ下に美山川（由良川）が
流れている様です。

お湯の温度も良く、せせらぎの音が
心地良いですが、焼けそうなので
早々に退散。。内湯でまったりしました。

水が綺麗なのは、バスから観ていても
わかります ♪

道の駅で途中下車

道の駅 美山ふれあい広場 道の駅

万願寺とうがらし、オクラ
鮎とあまごの甘露煮と蕗しぐれ
美山牛乳製品からは、プリンと
シュークリームを購入しました。

目を引いた真っ赤なトラス橋からは

清流がすぐそこに。。

朝の運転手さんが「山と川しか
無いとこや」と仰ってたけど
『しか』って贅沢！と思いながら
眺めてました。。

反対側には漁協の看板

鮎が獲れる川の漁協ですね。

美山のめぐみ
美山牛乳さんのお店でソフトクリームと

ジェラートのコンビアイスを ♪

バス待ち時間で、美山牛乳と
牛乳プリンも食べた！^^

長いトンネルを再び潜り

電車に乗る前に、再び水分補給。
熱中症対策も必要ですね。

ホームには丁度、福知山行と園部行が
停まっていました。

この後は、園部、京都、大阪で乗り換え
又約２時間かけて日常へ。。

田舎暮らしも悪く無いなぁ…と
心に響いたかやぶきの里でした。

日吉駅 駅