ファインダー越しに眺める新緑ロードトリップ in 九州★2021　08　6日目【山鹿⇔阿蘇】

2021/04/30 - 2021/05/09

旅行6日目。
朝イチに訪れた菊鹿ワイナリーで、ワイン飲み比べ試飲をした後に向かったのは、カルデラを伴う大型の複成火山であり活火山でもある阿蘇山。
阿蘇山ミルクロードを通過する間は酷い濃霧で数ｍ先も見えない状態だったけど、何とか無事に道の駅：阿蘇に到着することが出来た。
午後からは天候が回復して青空が見え始めたので、北部から伸びる坊中線を走りながら景色を楽しみつつ、霧に覆われた草千里を通り抜けて、阿蘇山の南へ移動して南阿蘇村の内輪と外輪の丁度間に位置する白川水源で涼を感じたり、南外輪の俵山展望所から眺める阿蘇山の美しさを堪能した。

エリア 阿蘇(熊本)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

“道の駅：大津“に立ち寄って休憩。

道の駅 大津 道の駅

大津から阿蘇方面へ移動するのに利用した阿蘇山ミルクロードでは、雨はそんなに気にならなかったけど、霧がだんだん濃くなって不安になる。

iPhone12ProMaxのカメラだから、ぼんやりしながらも先の方まで映っているけど、肉眼だと車のノーズ先端がギリギリ見えるかどうかの状態で、数ｍ先も確認できないくらい周囲が真っ白だった。

霧が和らぐまで停車して待つよう提案したものの、「停車できる場所もないし、霧が濃すぎてハザードも意味が無いから、フォグランプを利用してゆっくり走る」と夫に返事され、久々に怖い思いをした。

何とか無事に通り抜けてJR：阿蘇駅の横に建つ“道の駅：阿蘇”に到着。
空を見上げると天気雨の状態で、青空が見えていたから午後から晴れそうな予感。

道の駅 阿蘇 道の駅

九州エリアを代表するゆるキャラなのに、熊本城周辺でも見かけなかったので少し拍子抜けしていたところに、この旅初のくまモン。

道の駅 阿蘇 道の駅

【レストランロッソ 阿蘇あか牛たかなめし弁当】480円
道の駅内はレストランは無いものの、驚くほど多くの弁当を販売しており、阿蘇中央高校生がプロデュースする弁当や、地元レストランの弁当など魅力的な商品ばかりですごく迷った。

道の駅 阿蘇 道の駅

【阿蘇もちつき屋 あか牛おこわ弁当】390円
販売エリア奥に畳部屋の広い休憩スペースもあったけど、ランチタイムだったせいかあまりに店内が混んでいたため、道の駅で弁当を購入して車内で昼食を。

道の駅 阿蘇 道の駅

地面は湿っているけど、雨が完全に上がったので出発。

阿蘇山 自然・景勝地

阿蘇山上にドライブする最もスタンダードな道が、道の駅：阿蘇付近から北部から伸びる坊中線。
4-5km程走ったあたりから風景が一変し、草原が広がる広大な景色の中、馬が放牧されていたので停車。

阿蘇山 自然・景勝地

馬たちは車道から離れた遠い場所に居たけど、仔馬の姿を見つけてほっこりする。

阿蘇山 自然・景勝地

少し車で進むと緑が濃くなり、雲が上部を隠して全容が見えないけど、阿蘇の荒涼とした山塊が姿を現す。

阿蘇山 自然・景勝地

眼下に広がる阿蘇の街並みや、外輪山が大きく広がる風景を眺めていると、牛が寛いでいた。

阿蘇山 自然・景勝地

寝そべって、大きなあくびをするだけの牛たち…時折車が通過するだけだったので、待避所に停車して長閑な時間を共有した。

阿蘇山 自然・景勝地

ほとんど車が通らないから、気になる景色を見つけると車を停めてシャッターを押すの繰り返し。

阿蘇山 自然・景勝地

ふと地面を見ると、土が濃い赤茶色をして大きな砂利が混ざっていた。

阿蘇山 自然・景勝地

綿あめのような糸を引く雲が風に流されていく。

カメラの望遠で山肌に寄ってみると、爪で引っ掻かれたような筋になっている。

阿蘇山 自然・景勝地

青々とした芝や背の低い木々が覆っている緑と、枯草色の芝、そして地面の色のコントラストを雲が包み込んでいた。

阿蘇山 自然・景勝地

視線を上げて頂きを見ると、中央が少し凹んでいるようにも見えた。
他にも見どころは多いけど、先を急ぐので移動する。

阿蘇山 自然・景勝地

続いて訪れたのは“草千里展望所”。
駐車場に車を停めている間に、みるみるうちに霧が濃くなって…

草千里展望所 名所・史跡

あっという間に周囲を包み込み真っ白になってしまったけど、少し待っていると風が出て…

草千里展望所 名所・史跡

草千里ヶ浜の大きな池の周囲を、乗馬しながら観光している人の姿が見えてきた。
ここまで濃霧じゃなければ千里ヶ浜まで降りる予定だったけど、きっと何も見えないので、今回は展望所からの広大な景色を目に焼き付ける。

草千里展望所 名所・史跡

少し高度が低い場所まで移動すると、さっきまでの景色は一転し、緑の壁の間を走り抜ける。

阿蘇山 自然・景勝地

阿蘇中岳火口を見学に行くつもりだったけど、火山性微動の振幅が増大により、阿蘇山の噴火警戒レベルが引き上げられたのを受け、中岳火口の見学エリアに向かう有料道路が5月3日朝から通行止めになってしまったそう（阿蘇山へ行ったのは5月5日で、解除されたのは6月11日）。
このため草千里ケ浜などは除外されたものの、5月3日から火口周辺1km以内の立ち入り規制の看板が随所にあり、火口見学はできなかった。
モクモク煙を上げているのが阿蘇中岳火口あたりかな…と想像しながら、しばらく眺めて過ごした。

阿蘇山 自然・景勝地

また少し霧が出たりしながら…

阿蘇山 自然・景勝地

阿蘇山の南へ移動して、南阿蘇村の内輪と外輪の丁度間に位置する“白川水源“に到着。

白川水源 自然・景勝地

環境庁の名水百選に選ばれるほど有名な水源で、常温14℃の水が毎分60トンも湧き出しており、熊本市内の中央を流れる白川の源となっている。
入口で協力金を支払って進んでいくと…

満々と水をたたえる澄んだ水が姿を現した。

白川水源 自然・景勝地

白川水源は吉見神社境内に位置しており、古くから水に対する信仰があったと考えられている。

白川吉見神社 寺・神社・教会

白川吉見神社はみつはのめ神という水神様と、高森草部吉見神社の主神：国龍神が祀られているけど、水神信仰の方が古い歴史を持っているそう。

白川吉見神社 寺・神社・教会

滾々と水が湧き出ている…水色に見える部分は透明度が高くて、太陽の光で眩く輝いていた。

白川水源 自然・景勝地

南外輪の俵山展望所へ続く坂道を、ひたすら上がっていくと…

俵山峠 自然・景勝地

九重連山－米塚・阿蘇五岳・北外輪山・南外輪山・阿蘇谷・南郷谷など…阿蘇全体を眺めることができ、絶景と飛行機雲の組合せに心躍った。

俵山峠 自然・景勝地

今日も山鹿に宿泊（連泊しているのは山鹿の美味しい馬刺しを楽しむため）なので、南阿蘇からは1時間程度かかることを考えると、そろそろ離れないと。

俵山峠 自然・景勝地

馬肉専門店の閉店時間は18：00頃が多いから大急ぎで山鹿に戻って、昨日馬刺しを購入した同じ店を再訪した。
霜降り馬刺桜コリコリ・霜降り馬刺ふたえご・桜ハート刺身用を購入して、美味しい夜ゴハンで熊本最後の夜を〆る。
明日は佐賀県に戻って、この旅のハイライトとなる浜野浦の展望台から眺める夕日鑑賞をする予定。
続きは09へ。