広島・山口 歴史を辿る旅 （３）萩～秋吉台

2021/01/04 - 2021/01/06

コロナの終息を見込んで計画していたこちらの旅行。ちょうど全国が再び緊急事態宣言になりつつある状況でした。既に広島市プレミアム宿泊券とGo to eat広島の券を購入していたので、当初計画は呉や津和野も含めて3泊の予定でしたが、2泊に変更して感染予防しながら行くことにしました。

2日目、長門市から萩に向かったところから

飛行機
1/4 NH631 羽田6:55-岩国8:40
1/6 NH700 山口宇部17:45-羽田19:15

宿泊
1/4 シェラトングランドホテル広島
1/5 萩八景 雁嶋別荘

エリア 萩(山口)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

萩市内に入ってからも順調に進み、17時前に宿泊する雁嶋別荘に到着しました。

萩八景　雁嶋別荘 宿・ホテル

中に入るとロビーでチェックイン。

お茶とお菓子をいただきます。翌日も至る所で夏みかんを見かけ、地元の名産品のようですが、萩市のHPにも記載の通り、明治時代に生活の術を失った士族を救うために栽培開始されたそうです。

部屋にチェックイン。5階の501五景という部屋です。

目の前は松本川の景色。

バルコニーに出ると寒いですが、海の方まで見渡せます。

こちらは上流側。

2つ前の写真の右側はお風呂です。檜風呂に入りながら川を眺めることができます。

1階に降りて温泉へ。当日のお客さんは4～5組でしたが、温泉で会うことはありませんでした。

入浴後は隣の部屋で休憩。

夕食の時間になったので、受付の向こうのレストランへ。

こちらは前菜。

てんぷらやお造り（ヒラマサ、マグロ）など。

ホタテやエビも入ったお鍋。

後半は地元のお酒と共に。山口県は獺祭が有名ですが、辛口好きとしてはこちらの長門峡の方がおいしいです。海外のビールのように地元の食事と一緒にいただくと更に美味しさを引き立てるものなのでしょうか。

こちらのトラフグは本当は日本酒のためにとっておきました。

こちらはサザエの香草焼きです。

〆の前の最後は黒毛和牛陶板焼でした。大変おいしくいただきました！

帰りに受付横のお土産売り場に寄りました。子供の頃、よく頂き物で食べていたしそわかめを購入。

部屋に戻ると布団がセット済み。

寝る前にテレビを見ました。NHKニュースも東京とは全然違うし、天気を見ていて知らない地名があります。

3日目：
7時前に起きてまずは温泉へ。右奥には露天風呂もあります。少し雪が降っていて、寒いけど風情のある景色でした。

朝食会場は1階ロビー横の階段を上がって2階です。

食堂は予約客は皆さん窓側の席です。

朝食も地元の具材をたくさん使用したメニューでした。

一度部屋に戻ります。エレベーターを降りると部屋が正面なのですが、左に窓があり、そこからの風景。斜め下に見えるのはおそらく食堂があった場所です。

部屋から同じ方向の写真。

潮が引いている時間のせいか、砂地が見えているところに鳥が群がっています。

9時過ぎに宿をチェックアウトして車で最初に向かったのは恵美須ヶ鼻造船所跡。

恵美須ヶ鼻造船所跡 名所・史跡

岬に碑があります。

造船所跡はその横。安政の時代には造船が開始されていたようです。160年前にはここで船が作られていたんですね。

これから建設される場所のように、どこに建物があったかを紐で分かるようにしています。帰るときに気づいたのですが奥に案内所があったようです。少し説明を聞きました。

続いては萩反射炉。コンビニの駐車場のようなところに停めて階段を上がります。

萩反射炉 名所・史跡

階段を上がって森の中に入っていくと…

反射炉が見えてきました。

恵美須ヶ鼻造船所と同時期に作られた金属溶解炉ということで日本の産業発展にとって重要なものだったことがうかがえます。

そばでみるとこんな感じです。

奥には小さな事務所がありました。

下りの階段。駐車場の中央にはなぜか宝くじ売り場。

続いては吉田松陰の松陰神社。車を鳥居の手前左の駐車場にとめます。

松陰神社 寺・神社・教会

途中で傘の形をしたおみくじを引いたり、時代を動かした多くの人が学んだと言われる松下村塾を横に見ながら中に進みます。

こちらがメインの本殿。参拝客は少ないですが年初ということもあってちらほら見かけられます。

本殿右の勧学堂。吉田松陰の分霊が祀られています。息子がちゃんと勉強しますように。

本殿左は松門神社。こちらは塾生・門下生が祀られています。

戻りの「学びの道」には吉田松陰が遺したとされる言葉が書かれた句碑が並んでおり、理解できないものもあるものの、一つひとつ読んでみました。（これらが書かれたカレンダーを息子が買っていました）

だいぶゆっくりしてしまったので、こちらはパスして次に向かいます。

吉田松陰歴史館 美術館・博物館

ここからは萩市内を車でぐるぐる回ります。まずはこちらの善福寺。駐車禁止ということで、家内と息子だけ中にお参りにいきました。

善福寺 寺・神社・教会

続いて山縣有朋誕生の地。長らく見てませんが実家に山縣有朋の書があった気がします。周囲は全く何もない場所でした。

山縣有朋誕生地 名所・史跡

続いては旧湯川家屋敷。

旧湯川家屋敷 名所・史跡

建物の入口です。ガイドの方が出てきて丁寧に説明してくれます。

冷蔵庫のない時代はこのように川の水を家の中に引いて食材を冷やしていたそうです。

こちらが外から見たところ。家の中につながっています。

続いては桂太郎旧宅。

あまり詳しくないですが、総理大臣も経験した方のようです。

桂太郎旧宅 名所・史跡

庭がなかなか立派でした。

続いては田中義一別邸。広い敷地に夏みかんの木があります。

今までの場所で一番敷地が広い場所です。

田中義一別邸 名所・史跡

入口付近。こちらもガイドの方が案内してくださいました。

非常に広いお宅で、2階があるのも特徴的でした。

車で10分くらい移動して着いたのが旧厚狭毛利家萩屋敷長屋。

旧厚狭毛利家萩屋敷長屋 名所・史跡

これまでの歴史のトピックから一気に古くなります。

長屋が続く中で、

毛利家の家系図や毛利輝元、三本の矢の教えなどが展示されています。

ここに車を停めていましたが、そのままスルーして…

毛利輝元像もスルーして…

萩城跡公園に入りました。

萩城跡指月公園 名所・史跡

高台からはなかなかきれいな眺めですが、既に12時を回っており焦り気味に次へ移動。

中心部の有料駐車場に車を停めて移動したのは、まずは明倫館を横に見ながら。

旧萩藩校明倫館 名所・史跡

明倫小学校というところ。

明倫小学校本館 名所・史跡

古い建物の作りや学校で勉強をするということの歴史などを見て回りました。

ここから更にスピードアップ。木戸孝允誕生の地です。

木戸孝允旧宅 名所・史跡

こちらが誕生の間だそうです。うちの息子はどこまで分かっているのか分かりませんが興味深そうに家内と家中を見て回っています。

続いては久保田家住宅。

旧久保田家住宅 名所・史跡

呉服商などをしていた家ということで、様々な特殊な作りが見られます。隠し部屋のようなものもあったりしました。

こちらは台所。

そして高杉晋作誕生の地。旧湯川家屋敷で萩市文化財施設1日券を買ってめぐってきましたが、こちらでは使えません。

高杉晋作誕生地 名所・史跡

中にも入れないので残念ですが、高杉晋作の短い生涯について描かれています。

こちらの像を見て一旦終了。

高杉晋作立志像 名所・史跡

宿で萩市内で使用できるクーポン5000円分をいただいていたので、何かお昼ゴハン代わりにできるものがないかお土産屋さんへ。

みやげ処 村田 専門店

こちらのお土産屋さんとさらにもう1件寄って、クーポンを使い切って、お土産も買いました。

横山商店 専門店

萩を離れてしまう前、最後に伊藤博文別邸に寄りました。場所は松陰神社の奥の方。どういうルールだったか忘れましたが、スタンプラリーがあって、たしかここまでたくさん回る必要はなかったのですが、ここで最後のスタンプを押して応募したところ、半年後に萩市観光協会からジュースなどが送られてきました。

伊藤博文別邸 名所・史跡

別邸内はこのように様々な資料が展示されています。

天井の木は一本の木から作られた貴重なものだそうです。

一番奥の部屋からの眺め。手前の車はうちのレンタカーです。

伊藤博文像を拝んで、萩市内観光終了。既に14時半。ランチを食べてないので車の中で買ったちくわやかまぼこなどをほおばりながら南に移動します。

1時間弱で到着したのが秋吉台。秋芳洞に行きたかったのですが、ちょっと時間が足りません。そこで家内と息子だけここにある入口から秋芳洞に入ってもらい、別の入口で拾うことにしました。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

こちらは家内が撮ってきてくれた写真。短時間ではありましたが、ダイナミックな鍾乳洞がたくさん見れたようです。

私は先に車でこちらの秋吉台観光交流センターに到着し、時間をつぶします。秋芳洞の入口につながる細い道が16時から車も入って良いということで、それを待って中に入っていくと、家内と息子はお土産屋街で食べ歩きをしていました。

17:45のフライトに間に合わせるべく急いで空港に向かうも、またしても小郡ICで間違えた方向に進んでしまい焦ります。何とか17時頃に空港到着。

山口宇部空港 空港

ダッシュでお土産も購入してゲートへ。

ラウンジはありませんが、あったとしても行く時間はなさそうでした。

こちらのフライトです。

前が壁なのでディスプレイが少し遠いものの快適です。

というわけで無事に出発。

予定通り到着。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

かなりの長編。ここまで見てくださった方、ありがとうございました。