6月末の六甲山記念碑台。

2021/06/26 - 2021/06/26

　6月下旬の26日。ちょっと雨模様であるが六甲山の記念碑台まで来るまで上がった。先月の下旬に来た時はあまり花が咲いていなかった。今回はハコネウツギやコアジサイ、バイカツツジなどちょっと終わりかけの物もあったがいろいろな花を楽しめた。
　二つ池ではモリアオガエルの卵を見ることができた。いつ見てもその大きさや産み付けられた場所の高さに驚いてしまう。時折雨が落ちてきたがのんびりと過ごすことができた。

エリア 六甲山・摩耶山周辺(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

　記念碑台までは雨が降りそうなので自転車でなく車で上がる。年を取ると楽をしたがる。表六甲自動車道は1か所交互通行であった。こういうところによく引っかかる。

　記念碑台に車を置いてちょこっと歩く。駐車場の周りにはハコネウツギがこんなにあったのかというぐらいあちこちで咲いている。一つの株で2色になるというのが面白い。

コレハ「サルナシ」である。実がおいしいそうだがほとんどが雄で実がならないらしい。こやつも実はならないみたいだ。

コアジサイ。咲きかけかと最初は思っていたがよく見ると終わり掛けであった。香りはまだ十分に楽しめる。近くによって花を見るととてもかわいい。

二つ池のモリアオガエル。何回見ても、この大きさと高さに感動する。オタマジャクシは落下するとき、着水するときにどんな気持ちだろうか。人間でいうとオギャーと生まれてすぐの体験ということになる。ハードな人生(蛙生)の始まりなんだろうな。

バイカツツジが咲いている。梅の花によく似ている。下向きに咲くので見やすい。でも、この花はピントが合いにくい。いつもピンボケになる。写真にとらずに目に焼き付けておけということなのだろう。

　急な階段を降りると木の橋がある。橋の上には・・
　ネットで調べるとイノシシのフンみたいだ。少量なので子供のものかもしれない。

道の横には、ショウジョウバカマのなれの果てがある。あの可憐な花がこんな風になる。

　5月はあちらこちらで我が物顔に咲き誇っていたウツギも終わりかけている。衰えていくときは自分と重ねてしまってちょっとわびしい。

ユキノシタが花をつけている。今が見頃だ。

近づいて花をアップで見るとなかなか面白い形をしている。

これは多分ホタルブクロだろう。この中に蛍をいれたらきれいだろう。ちょうど季節が一致している。

記念碑台から霧が谷に入る。急に坂道を降りると見たことがあるような、無いような‥。植物に詳しい方がいたので聞くと「カクレミノ」と教えてくれた。カクレミノなら知っているがこんな大木になるとは知らなかった。また、葉の形もすべてが丸いのもカクレミノらしくない。いろいろと変化するものだ。

ここから町が遠くに見える。雨がパラパラと降ってきた。

ガイドハウスに戻る。前の庭にはシチダンカが咲いている。この花もなかなか可愛い。

こんな風にパラパラと控えめに咲いている。

これはナツツバキだ。夏にバカっと開く。

ヤマボウシが咲き誇っている。2年前に見た時は花弁がやや緑がかっていたが今日は純白だ。

真ん中の丸いところが法師の頭の部分、花弁が衣装である。

ヤマボウシの実。近くにいた人が「コロナウィルスみたいだ」と言っていた。でも、これは熟したらおいしく食べられる。

　さらに植物に詳しい方に案内してもらう。「キヨスミウツボ」という寄生植物だそうだ。花が終わりかけということだ。
　植物の観察は詳しい方に案内してもらうのが一番いいみたいだ。今回はいろいろと楽しむことができた。