２月の六甲山記念碑台。

2022/02/05 - 2022/02/05

　六甲山の記念碑台まで久しぶりに歩いて登った。いい天気だったがなかなかの寒さであった。登りは寒天山道、下りは天狗岩南尾根を通った。

エリア 六甲山・摩耶山周辺(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

　５日は、六甲山の記念碑台へ向かった。昨年の１１月以来のJRに乗り住吉駅へ行く。そこから山のほうへ歩く。いつもの道が舗装を新しくしている。道の横にはチョークで何やら数字が書かれている。結構狭い間隔で書いてある。何か規則性があるのかといろいろと考えながら歩くがよくわからない。

　こんなことをしている内に、住吉谷の分岐を過ぎる。今日はとてもいい天気だ。山が光り輝いている。

　空気が冷たい。最近は暖かい日が多い。立春が過ぎてからこんなにも冷えるが嬉しい。ぼちぼちと登る。渦が森台に入り住吉神社に到着する。駅から約５０分。体が温まる。コートとフリースを脱ぐ。ここから海が光り輝いているのが見える。

　５分ほど休んで山に入る。霜柱ができている。これを見るとどうしても踏みつけてしまう。踏みつけて折れた霜柱の白さが美しい。

　ここから少し登ると「ゆるやかな道」と「けわしい道」の分岐に出る。今日は迷わず「けわしい道」に進む。
　どちらの道も同じ距離(1.6km)である。嘘でもいいからけわしいほうの距離を少なくしておいてほしいものだ。

　こちらの道は本当にぐんぐんと登りを楽しむことができるいい道だ。
　登りやすいようにロープが張ってあるがこれを無視して登るのが楽しい。ハアハアと息を切らして登る。時々息をつける緩傾斜のところがあるがすぐに急登になる。ほっとした後にググっと登る。たまらない。

　しばらく登りを楽しむと「ゆるやかな道」に合流する。

ここからは広い道をのんびりと歩く。油こぶしからの道と合流すると道はさらに広くゆるやかになる。

アセビの木がくねくねと不気味な形になっている。

山上の道路に出ると海が広がって見える。この時間だと東の海は太陽を反射して輝いている。

　ケーブル山上駅は結構人がいる。皆さんはバスに乗り込んでいる。多分スノーパークへ行くのだろう。六甲山は登山以外にもいろいろと楽しむ場所があるのがいい。

　ケーブル上の駐車場は今日は一台も止まっていない。珍しいことだ。

　山上は下よりも空気が冷たい。２枚しか着ていないので少しずつ体が冷えてくる。リュックから出したらいいのだがすぐに記念碑台に着くので邪魔くさい。途中の地蔵池は氷結している。この寒さなら当然だ。でも、薄い氷である。昔は山上の池でスケートをしていたらしい。これでは不可能だ。

　駐車場は１０時からということでまだ閉まっている。でも、冬季は１０時から１５時。もう少し長くできないものだろうか。

この利用時間の短さ。せめて９時からにならないだろうか。

　ガイドハウスでしばらく過ごしてから下山する。ハウス前の池も凍っている。

　下りは天狗岩へ行って住吉に降りるコースにする。池から六甲山小学校の横を通りゴルフ場へ行く。冬季は営業していない様子だ。ここから右へ下って天狗岩を目指す。

　途中にアジサイの枯れたものがあった。ガイドハウスで「葉痕が顔みたいだ。」という記述を見ていたのでよく観察するとなるほどと思える。いろいろと楽しめるものである。

　下の道に出てから右へ行く。すぐに左折する。ずずっと歩くとロープウエイの塔が立っている。撤去する費用が掛かるのでとりあえず「運行休止」という形にしてあるそうだ。何とかならないものだろうか。自然に朽ちていくと下を通るのが危険になるのだが・・。まあ、その頃は私はよれよれになってここには来れないだろうが。

　塔の下を抜けると天狗岩がある。いい眺めだ。

朝と違って西側の海が輝いている。

　ここからは急な下りを楽しめる。写真で見ても「どこが急なんだ。」と思えるが、この現実感を写すのは難しい。

　ちょっと思いついて階段のところで振り返って写してみた。これなら少しは現実感がわかるかもしれない。

　足ががくがくになって下の寒天橋に到着した。ここからは道路を下る。いつも不思議に思うのだがこのベンチの意味は何だろうか。夏は暑く、冬は吹きっさらしで寒い。眺めも悪い。崖の上は道路なので誰かが物を捨てたら頭に直撃する。バス停などもない。

　住吉駅に着く。１０月に見つけた飲み屋さんに入る。４時前なので客は少ない。この「プレート」をあてに２合ほど熱燗を楽しんだ。