2016/07/03 - 2016/07/03
4位(同エリア7件中)
blumentalさん
- blumentalさんTOP
- 旅行記153冊
- クチコミ47件
- Q&A回答0件
- 122,458アクセス
- フォロワー20人
短いながらも実現したオランダ旅行の観光初日、デン・ハーグとドルトレヒトを訪問した後、さらに南のブレダへ向かいました。ブレダはオランダ王家発祥の地。オランダではなかなか巡り会えない城がここにあるだけでなく、大物の教会もあるんで大いに期待して訪問しました。
今回用意したのはユーレイル・ベネルクスパス(フレキシーツイン2等4日)。実はこれ、3日のパスに1日おまけがつくというサービスセールでした。
旅行の日程は以下の通り:★印がこの旅行記です。
7月2日(土) 10:25関空~15:10スキポール空港、アムステルダム(アムステルダム泊)
7月3日(日) デン・ハーグ、ドルトレヒト
★ ブレダ(アムステルダム泊)
7月4日(月) ゴーダ、デルフト、ライデン(アムステルダム泊)
7月5日(火) マーストリヒト、ユトレヒト(アムステルダム泊)
7月6日(水) ザーンセ・スカンス、アルクマール、アムステルダム、ハーレム(アムステルダム泊)
7月7日(木) アムステルダム、14:40スキポール空港~(機内泊)
7月8日(金) 8:35関空着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- KLMオランダ航空
-
ドルトレヒト15:02発のIntercityで、15:20ブレダ到着です。ブレダ駅は焦茶色の近代的な建物。
駅前から南に延びるウィレム通りWillemstraatを進みます。オランダ史にはたくさんのウィレムが登場しますが、どの人のことなんでしょうか。 -
通りの先には広い公園があり、手前には運河(マーク川)Mark Rivierにかかる短い橋があります。
-
橋を渡ると正面にはファルケンベルク公園Stadspark Valkenbergが広がっています。公園の入り口にはナッサウ記念碑Nassau-Baroniemonumentがあります。
この記念碑はブレダとナッサウ家の結びつき500年を記念して建てられました(1905年)。これをデザインしたのはピエール・カイパース、アムステルダム中央駅や国立美術館を設計した人です。 -
現在のオランダ王家であるナッサウ家は、もともとドイツ西部のライン地方発祥の貴族の家系です。1403年にナッサウ家のエンゲルベルト1世(1370-1442)が、ブレダ領を相続したポラネン家のヨハンナ(1392-1445)と結婚して(11歳!)新たなブレダ領主になったことが、ブレダとナッサウ家のつながりの始まり。つまりこの街がオランダ王家の発祥の地ということになります。
城の形をした記念碑の上には獅子の像があります。 -
公園の中央には池があります。公園の中を南に進むと。。。
-
オランダで最も古いベギンホフ(ベギン会院)Begijnhofがあります。ベギンホフの北側の面です。
-
外壁の前にこんな彫像がありました。
-
公園を南に抜けるとカタリーナ通りCatharinastraat。
通りに面したベギンホフの南側の面です。左の門が入口。 -
ベギンホフに入ります。
ベギン会Beguinesは独身女性が修道院に所属せず、半聖半俗の共同生活を行うために形成した独自の自治体のことで、彼女らが共同生活を送った場所がベギンホフ(ベギン会院)です。修道院ではありません。 -
中庭の先には聖カタリーナ教会Sint-Catharinakerk(1836-38年建設)。
-
施設は茶色煉瓦で統一された建物で囲まれ、静かで落ち着いた場所です。ここのベギンホフは1267年には既に設立されており、1535年頃に現在の場所に移動したそうです。
-
中庭に立つベギン会の女性。最後のベギン会員は1990年に亡くなった姉妹だそうですので、この像がそうかもしれません。
ベルギーにはベギンホフがたくさん残っており、その中の13か所が世界遺産指定です。オランダには世界遺産のものはありませんが、保存状態の良いのがアムステルダムとここブレダくらいではないでしょうか。 -
カタリーナ通りを西に向かうと聖母教会の尖塔が見えます。
-
教会の手前で左折すると南側にはフローテ・マルクト広場Grote Marktがあります。
広場は大賑わい。今16:00、夕食には早いのでお茶の時間なのでしょうか。 -
日曜の夕方はいつもこんな風景なんでしょうね。
-
広場の南側から北の風景。どのレストランもカフェもぎっしり。
-
広場の東側にはブレダ市庁舎Stadhuis Breda。市政が始まった13世紀に建てられましたが、1534年の火災で再建、さらにファサードは1767年に改装されました。
-
どこの店だったか。甘いものが並んだ店はよく目にしますが、珍しくおかきが並んでいました。
-
イチオシ
聖母教会Grote of Onze-Lieve-Vrouwekerk、この教会もドルトレヒトと同様に大教会Grote Kerkと呼ばれます。
聖母教会に入ろうとしたら、何やら儀式の最中で入れてもらえません。ショック、ブレダ観光の目玉となる場所を見学できないとは。 -
1410-1547年にブラバント・ゴシック様式で建設(特徴がわかりませんが)。1637年からプロテスタント教会になりました。14世紀から16世紀までのオラニエ・ナッサウ家の人々の墓があります。
中を拝観できず、悔しい思いで見上げた教会の尖塔。高さは97m。カリオンの音がむなしく響いています(塔からは15分ごとに自動演奏されるそうです)。 -
教会の北西側にはハーフェルマルクト広場Havermarktがあり、こちらも賑やか。
-
聖母教会から北西に延びるフィスマルクト通りVismarktstraatを歩いています。振り返った風景。
-
すぐにニーウェ・マーク運河(新マーク川)Nieuwe Markに出ます。右手(北側)にはブレダ城Kasteel van Breda。手前にはクルーズ発着所があります。
-
運河に面したスペイン門Het Spanjaardsgat。これは城塞の一部で、城の本館はこの奥にあります。
12世紀に建てられていた要塞を15世紀にナッサウ伯ヤン4世(1410-75)が城塞として拡大しました。前述のエンゲルベルト1世の息子です。 -
横から見たのではわかりませんが、塔の屋根は珍しい7角形をしています。Google地図で上から見てわかりました。
-
イチオシ
1826年以降、ここは王立陸軍士官学校Koninklijke Militaire Academieとして使われており、中に入れません。門の鉄柵越しに写真を撮ろうとしたら、門番に追い払われました(1枚撮れました)。
奥に城館がちらりと見えますが、注目すべきは手前の戦車。戦車を配備した城なんて初めて(演習用?それともただの展示?)。 -
イチオシ
橋を渡って運河越しに見たスペイン門。両側の塔の方が注目されますが、スペイン門というのは中央の水門の部分のことです。
オランダの独立戦争が繰り広げられていた16世紀後半、ブレダはスペインの支配下におかれていましたが、1590年に奪還に成功。その舞台となったのがこの場所で、奪還を記念して1610年に造られた水門がこれです。 -
運河の西側から運河越しに見る東の風景。右はホーゲ橋Hoge Brug。運河沿いに自転車が並んでる姿はオランダ独特の光景ですね。
-
橋を渡って左折、シンゲル通りCingelstraatからブレダ城の南側を通って駅に戻ります。
-
城の南にあるカステール広場Kasteelpleinに立つオラニエ公ウィレム3世の騎馬像。1672年フランスによるオランダ侵略戦争が始まった際に、民衆の支持でオランダ総督(在位1672-1702)に就きました。一方この時、共和政府への非難が高まり、民衆によって虐殺された政府指導者がデ・ウィット兄弟です(今日、デン・ハーグとドルトレヒトで像を見ました)。
-
オランダの指導者となったウィレム3世はドイツ、オーストリアと同盟を結び、フランス軍を撤退させました。彼は後にイングランド王ウィリアム3世(在位1689-1702)にもなりました。
-
こちらはブレダ城の南側。運河にかかる橋を渡った先が城への入口ですが、もちろん中には入れません。この奥にブレダ城の宮殿があります。1536年にナッサウ・ブレダ伯のヘンドリック3世(1483-1538)がルネサンス様式で建てました。
-
イチオシ
ブレダ城の南東の角に位置するブロックハウスBlokhuis。運河に囲まれた城塞というのがいいですね。
-
ブレダ城からそのままファルケンベルク公園を通り抜けて駅に戻ってきました。駅舎の色合いがブレダ城と同じに見えてきました。
ブレダ16:57発のIntercityで、アムステルダムに戻ります。 -
ロッテルダムを通過し、スキポールの手前当たり。のどかな平野(しかありません)が続いています。発電の風車が見えますが、明日からはオランダのシンボルである風車の見える街にも行きます。
-
18:08アムステルダム中央駅に到着です。
-
駅前から東を向けば聖ニコラス教会。この教会、これくらいの角度が最も形良く見えます。日曜は閉まっているんで、後日訪問の予定。
この後いったんホテルに戻り、近くのレストランで夕食。どこの料理かわからず頼んだらアルゼンチン料理だったような気がします。 -
くたびれたから寝るという女房をホテルにおいて、ほろ酔い加減で夜の散歩。あてもなく歩いていたら、ホテルより西のシンゲル通りSingelを歩いていたようです。シンゲル運河の北端から南の風景。今21:00ですがこの明るさ、ボートはまだ行き来しています。左の丸屋根はルター派教会Ronde Lutherse Kerkです。
-
同じ場所から北の風景。橋の向こうに見える高いビルは自転車駐輪場で、中央駅の西側に位置します。
それにしても手前には半端ない数の自転車。これって置きっぱなしでしょうか。 -
ぶらぶら歩きしてホテルの傍まで戻ってきたら、パトカーが3台も止まっています。ホテルで何かあったのかと一瞬緊張しましたが、よく見たらホテルの隣は警察署でした。今まで知りませんでした。
さあ、明日はゴーダ、デルフト、ライデンの3つの街を訪問します。
(ゴーダ)https://4travel.jp/travelogue/11696909
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2016夏オランダだけの旅
-
前の旅行記
2016夏オランダの旅03:ドルトレヒトの古本市は大賑わい
2016/07/03~
ドルドレヒト
-
次の旅行記
2016夏オランダの旅05:ゴーダの広場はビーチバレー日和
2016/07/04~
ゴーダ
-
2016夏オランダの旅01:アムステルダム、国立美術館は本日無料
2016/07/02~
アムステルダム
-
2016夏オランダの旅02:デン・ハーグはマラソン日和
2016/07/03~
ハーグ (デン・ハーグ)
-
2016夏オランダの旅03:ドルトレヒトの古本市は大賑わい
2016/07/03~
ドルドレヒト
-
2016夏オランダの旅04:ブレダの城には戦車と水門
2016/07/03~
ブレダ
-
2016夏オランダの旅05:ゴーダの広場はビーチバレー日和
2016/07/04~
ゴーダ
-
2016夏オランダの旅06:デルフトの小学校は自転車でお迎え
2016/07/04~
デルフト
-
2016夏オランダの旅07:ライデン、運河のある大学、座席のない教会
2016/07/04~
ライデン
-
2016夏オランダの旅08:マーストリヒトはオランダっぽくない街
2016/07/05~
マーストリヒト
-
2016夏オランダの旅09:ユトレヒト、オランダの中心にある街、その中心にある塔
2016/07/05~
ユトレヒト
-
2016夏オランダの旅10:ザーンセ・スカンス、緑の風車と緑の家屋
2016/07/06~
ザーンセ・スカンス
-
2016夏オランダの旅11:アルクマール、金曜でないとチーズ市はありません
2016/07/06~
アルクマール
-
2016夏オランダの旅12:アムステルダムは運河クルーズ日和
2016/07/06~
アムステルダム
-
2016夏オランダの旅13:ハーレムはスパールネ川に映える街
2016/07/06~
ハーレム
-
2016夏オランダの旅14:アムステルダム、屋根裏のカトリック教会
2016/07/07~
アムステルダム
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2016夏オランダだけの旅
0
40