こんな旅してみたかった。列車でおいしいフレンチ。52席の至福の優雅な旅。

2020/08/10 - 2020/08/10

コロナで自粛生活を余儀なくされ、夏はどうしようか。疲れとストレスがたまってきた。比較的近場で自然が豊かなところで長瀞に行ってみました。
見つけたのが、52席の至福。ランチだと西武新宿駅発往路１人10000円なので手ごろ。しかしすでにいっぱい。
ディナーもわずかなしか空いていない。復路１人15000円。
ようし、ディナーを予約しよう。

エリア 秩父(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.5

事前に届いた52席の至福のパンフレット。
今からワクワク、待ち遠しい～。

届いたもの
ことりっぷ、秩父まつり会館無料招待、ちちぶ銘仙館割引ご優待、祭の湯1000円優待券、列車乗り場案内、西武鉄道乗り降り自由券など。

どこを回ろうかな～。秩父のかき氷を食べなきゃ。舟下りをして…。
あ～、楽しみ。

今日はいい天気。暑そうです。
7:20分ぐらいに家を出発。寄居経由で長瀞に到着。約２時間。

早速、お目当ての長瀞有名かき氷点に到着。
なんと、なんと今日は臨時休業。ショック～。

阿左美冷蔵 寶登山道店 グルメ・レストラン

もう１件かき氷のお店うるし工房やましたへ。
ここは阿佐美の天然氷を使っているという。
ここもすごい人です。
予約票に名前を書き、時間を過ぎても、入れてくれるので、とりあえず名前だけ書いて、先に回ります。

やました グルメ・レストラン

少し歩いて、宝登山神社に来ました。

宝登山神社 寺・神社・教会

鬱蒼と茂る木々。神秘さを感じる。

宝登山神社。
ヤマトタケルノミコトが、宝登山で山火事にあった時神犬に助けられて神々を祀ったことが宝登山神社の始まりだそうです。1900年以上の歴史のある神社。

ひときわ際立つきれいな本殿。

色彩色豊かで精密な彫刻。

神を守る５匹の龍。

極彩色が素晴らしい。きれいな色。

虎や白象の彫刻。

１つ１つが細かくてきれいです。
それぞれにストーリーがあるようです。
巨大な虎から父親を守ろうとする男性や、飢えに苦しむ父親に母乳を与える女性などがあります。

下方にもきれいに彩色されています。

泉のぞきみ、いやいや、みそぎの泉です。
ヤマトタケルノミコトが、山ろくの泉で「みそぎ」をされ宝登山に登ったと伝えられています。

小さな泉が端にありますが、今ではきれいな泉とは思えない。

鬱蒼と茂る木々の間を通って、神社の方に行ってみます。

稲荷神社
両端にきつね様

まだかき氷まで時間があるので、先に川下りに行こう。

１件目に行ったらすでにいっぱいで、申込できず。
まだ午前中なのに…。
線路を超えたところにも、舟下りをやっている会社があるというので行ってみた。
すごい。すごい人。すでにたくさんの人が並んでいる。

比較的近場で、自然があるところを選んできたがこの時期まさかこんなに来ていると思わなかった。
やっぱりみんな考えることは同じか。
乗れそうなので並んで待つことにした。

やっと順番が来てバスに乗って移動。次々詰め込まれる。
本当はＡコースとＢコースがあり、Aコースは少し急流みたいだ。
コースを選ぶこともできず、いわれた通り、船に乗り込む。

長瀞川くだり 乗り物

船頭さんがうまく操る。

最初は気持ちよく船は進み…。

まわりでは、カヌーをやっている人もいて、気持ちよさそう。

途中から、流れが速くなり、かなり急。キャー！揺れる。
波の間をするりと抜けて、おもしろい。

波が船にぶつかり、揺れる。スリル満点。
波しぶきもかかりそう。

速い、速い。

この辺りから静かになって、ゆっくり景色も楽しめた。

いやあ、実に楽しい。

約20分ぐらいだったが、かなり面白かった。時間が短い。あっという間だった。もう少し乗っていたかったな。
１人1800円は高い気がするが…。

この辺りは岩畳。

長瀞岩畳 自然・景勝地

川には、気持ちよさそうにカヌー。いいな、やってみたい。

奇岩が続いています。

ゴツゴツしている岩畳。

戻ってかき氷を食べに行きます。

素朴な感じの長瀞駅。

長瀞駅 駅

やました。今もまわりで待っている人がいます。

時間が過ぎてしまったけれど、名前を言って、すぐに入れました。

やました グルメ・レストラン

わらびもち　550円
黒みつかけて、つるんとしておいしい。

宇治金時　950円。

小豆と抹茶ソースは別盛。

小豆を氷の上にのせて、抹茶蜜をかけて、天然氷を頂きます。

これが評判のかき氷か…。
もっとふわふわだと思っていたけれど、そうでもないかも。
今、ふわふわかき氷のおいしいお店はたくさんあるので、話のネタということで…。

次はランチ。
くるみそばを食べたい。
ここでも並んでいる。今日は長瀞はどこに行ってもすごい人、人、人。
そして暑い。
待ちますか…。

さくらい 本店 グルメ・レストラン

やっと入れました。くるみそばを注文。990円
一口そばをすすると、くるみの濃厚な味が口に広がる。おいしい。

少し観光もしましょう。

宝登山の行く手前に旧新井家住宅があったので行ってみました。200円
もともと長瀞町役場の近所にありましたが、昭和50年3月にここに移築され、当初の姿に復元されました。

旧新井家住宅 名所・史跡

資料館もあり、昔の農具などが展示されています。

旧新井家住宅は今から270年前のものと考えられています。
屋根が板葺きで栗板が使われています。栗板は他の木に比べて、雨に強いようです。

台所
農産物の加工場、穀物の貯蔵所も兼ねている。

天井の梁もすごい。

長瀞駅まで戻り、秩父に向かいます。480円

車内には動物の絵。

秩父駅に来ました。物産展などもあるのでお土産を買って帰るにはいいです。

秩父駅 駅

秩父まつり会館に入ります。
52席の至福の送られてきた中に、無料招待券が入っていました。

人数制限があり、時間まで外で待たされます。暑い！

秩父まつり会館 美術館・博物館

中には2基の山車が飾ってある。

最初はここでプロジェクションマッピングが始まります。
目の前で映像が始まり、立ち見で、秩父夜祭りの様子が映し出されます。

笠鉾
蓬莱山（不老不死の仙人が住む神山）を表わしているそうです。

屋台
蓬莱山を目指す屋台船に見立てているそうです。

花びらが舞い降りてくるようなきれいな笠鉾です。

２階に上がると山車を上から眺めることができます。
上から見ると大きさが実感。

２階でもメガネをかけて3Dでお祭りの様子が見られます。
これはメガネなくてもいいような気がします。

夜祭に打ち上げられる花火の玉。
これが夜空に打ちあがり、きれいな花火になるんだ。
結構大きい。

次は秩父神社に来ました。

秩父神社 寺・神社・教会

秩父神社は秩父三社の１つで、由緒ある神社です。

朱塗りの門をくぐっていきます。

本殿は徳川家康が再建したもので、1970年に復元されています。

この辺りの神社は、極採食豊かで、美しい神社が多い。

子育ての虎、つなぎの龍などの彫刻が有名なようです。
とても精密な彫刻ですばらしい。

秩父今宮神社
ここは、知る人ぞと知るパワースポットの場所です。
茅の輪くぐりをやってみましょ。

秩父今宮神社 寺・神社・教会

かわいい。動物用もあります。

樹齢1000年のケヤキです。
幹周りは9ｍ。かなり太い。
この木の根元にハート型の洞があるそうです。見つけられると、恋愛成就するそうですよ。

龍神池の近くにご神木があり、観音様が鎮座しています。
絶大なるパワースポットです。

ちちぶ銘仙館

52席の至福の中に50円割引券が入っています。

ちちぶ銘仙館 美術館・博物館

ここは16時までなので終わりでした。

明治から昭和初期にかけて大流行した絹織物の展示や資料館です。
繭の乾燥から糸を取るまでの作業室や糸をつむぐ様子などが見られるようです。

西武秩父駅に到着。

西武秩父駅 駅

武甲山でしょうか。山のシルエットがきれいです。

52席の至福の列車をベンチに座ってまだかまだかと待っています。

入ってきました。52席の至福の車両。

まず車両から見てみよう。
車両は全部で4つ。それぞれに春夏秋冬の絵が描かれています。
乗車できる列車は、２号車と４号車のみ。１号車は多目的列車、３号車はキッチン車になっています。

1号車は、秩父の芝桜と長瀞の桜が描かれています。

52席の至福 乗り物

２号車は夏。水をイメージ。
長瀞をはじめ、多くの川を描いています。

３号車は秋。

秩父連峰の紅葉が描かれています。

私たちの乗る４号車は冬。

芦ヶ久保の氷柱が描かれています。

先頭には、52席至福のマーク。、

そして側面にも大きなマーク。

赤い絨毯でお出迎え。
いよいよ中に入ります。ワクワク！

迎え合わせの席には、アクリル板、通路側にもアクリル板があり感染対策がバッチリ。

席は２人用と4人用があります。こちらは４人用。

上を見上げると天井すごい。和の雰囲気を醸し出している。
西川材の格子の天井。席は26席。

3号車はキッチン車。

数人でお料理と作っているのが間近で見られる。

出発前から、一所懸命作っているよ。
何を作っているのかな。

2号車へ移動。
ここの天井は、柿渋和紙の天井。席は26席。

１号車は多目的車両。
ここの車両が残念。
何かもうちょっと展望室とか、工夫があればな。
ただの何もない車両。

車両と車両の間は暖簾で仕切ってある。

また、引き返して、キッチン車に来ると、お肉を焼いている。おいしそう。
楽しみ～。楽しみ～。

席に着きいます。
テーブルにセッティングされている。
52席の至福のロゴマーク。

今日のメニュー

初めに乾杯のスパークワインか配られます。お酒がダメな人にはぶどうジュースもあります。
もちろんスパークワイン。

かんぱ～い！

飲み物はフリードリンクがあります。
ぶどうジュース、オレンジジュース、コカ・コーラ、狭山茶、ペリエ、玄米茶、コーヒー、カフェラテ、アイスティーです。

アミューズが出てきました。

ハム、マスタード添え、
バケットの上にリコッタチーズとミニトマト、
ジャガイモ、椎茸、さやえんどうの串、
オリジナル味噌とオリーブ添え

ジャガイモ、椎茸、さやえんどうの串をオリジナル味噌につけて食べると最高。
お酒が進みます。しあわせ～。

それではスパークリングワインも飲み終わったので、
フリードリンクは、ぶどうジュースでまた乾杯。
結構、量が多いので、飲み物でお腹一杯になってきます。

前菜
フォアグラソテーと玉ねぎフラン。

茶碗蒸しのようなもので、枝豆や一口大のフォアグラがのっています。

外を見ると、少しづつ暗くなってきています。
美味しすぎて食事に夢中。外を見る間もない。

肉料理　南仏風イベリコ豚のトマト仕立て　ポレンタを添えて

小さいなあ。

イベリコ豚をトマトで煮込んでいる。
下にはとうもろこしのピューレ。お肉が柔らかい。

満足！満足！

一番搾りの小瓶を注文。500円。意外と安い。

リゾット　夏野菜と温泉卵、生ハムのリゾット

生ハムの塩気と、温泉卵のまろやかさが合わさって、うまい！
カリカリチーズがまたいい。
お野菜は小さく四角く切られたズッキーニがのっています。

ん～、最高～！

お飲み物　　よこぜの美味しい紅茶と秩父名産ちちぶまゆ

ちちぶまゆは、マシュマロの中にメープルシロップが入っている。

ちちぶまゆを紅茶の中に入れると美味しいらしい。
甘味があるので、お砂糖の代わりになる。
マシュマロはあまり好きではないが、紅茶に入れるとおいしいかった。

デザート　スイカの泡でドレッサした至福のパンナコッタ

泡を一口口にすると、ほのかなスイカの味。ブルーベリーとミルクの味が濃厚なパンナコッタ。

最後に注文したフリードリンクのカフェラテ。これ以上はお腹一杯で飲めなかった。

最後は車両の中でフルートの演奏。
ハナミズキ、アメージンググレイス、ピノキオ、星に願いをなど。
素敵な音楽を聴きながら、最高の時間です。

静かに演奏を聴きながら終わりが、近づいている。
至福に包まれた時間を過ごせました。
お食事、演奏、最高の列車旅でした。

その後おうちにお土産まで届きました。
これは後で返品となり、その代わりにゼリーが届きました。